JPS586247A - ロ−ラミル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明、は鉄鉱石、石灰石、石炭など鉱物資源の粉砕や
中間調＆の粉砕に使用されるローラミルに関するもので
ある。

一般にローラミルは、ボールミルに比して電力消費量が
少なく、騒音が小で作業環境が良、原料の滞留時間率で
負荷変動に対応速いなどの特徴を有し、特に微粉炭焚火
力発電所の石炭微粉砕用として早くから使用されている
が、最近の省エネルギー指向を反影して、ローラミルが
各種工業で見直されている。

ローラミルの最大の欠点は被粉砕物によるローラの摩耗
でミルの処理能力を維持するためには所定限度以１の摩
耗ローラは新しいローラに交換する必要かあるが、ミル
の構造から、このローラの交換には、かなりの熟練技術
が必要であり。

かつ交換作業も手間がかかつていた。（ボールミルの場
合、ポールの補充のみでよいのに比較して）。

従来のこの種ローラミルを第１図に基づいて説明すれば
１図において、１はバウルで２はバウルｌを支え回転を
与える軸、３はバウル１を回転させる駆動モータ（図示
されていない）の回転動力を伝えるギヤ、４はローラで
５はローラを支える軸受、ローラ４は、被粉砕物を介し
てバウル１により回転が与えられる。６はローラ４をバ
ウル１に押しつける作用をする油圧シリンダでアーム７
を介してｐ−ラ４をバウル１に押しつけでいる。８は粉
砕されたものを所定の程度で分級し、微粉は製品として
取り出し。

粗粉は再びバウル上に戻す作用をする分級器で９は粉砕
物の入口、１０が製品として取り出される微粉の出口、
１１がバウル１に戻される粗粉口である。

また１１は原料供給管１２から供給される原料投入口で
もある。

このローラミルの粉砕作用について説明スると、粉砕原
料は供給管１２より供給され１分級器粗粉出口１１より
粗粉と一諸になってバウル１上に供給される。

原料及び粗粉はローラ４とバウルｌの間で粉砕されなが
らバウル１の外周の方に移動する、他方粉砕物の分級に
必要な空気は、図示していないブロワ−より空気導入管
１３よりミルに供給され、バウル１の°外周とミルケー
シング１４で形成されるジェットリング１５より５０〜
６０ｍ　／　ｓの風速で粉砕室１６に供給される。粉砕
物はジェットリング１５から葛の高速気流１７により吹
き上げられ入口９より分級器８に供給される。分級１で
は１重力並びに慣性力を利用して、微粉と粗粉に分離さ
れ、粗粉は再ひバウル１上にもどされる。微粉は微粉出
口１０より製品として取り出され、バグフィルタ（図示
していない）等により捕集される。このような粉砕作用
を行なうローラミルにおいて、ｐ−ラ４並びにバウル１
の摩耗は避は難いものであるが、例えば石炭の如く、比
較的やわらかいものでも早く摩耗゛シ、性能劣化がおこ
る場合が多い。この原因としては粉砕原料に含まれてい
る硬度の高い石英質が原因である。

しかも１石実質は粉砕されにくし′と同時に比重が比較
的大である。

石炭と比較すると、石炭の比重が約１．２程度に対して
石英は２．７であり、これらを考え合わせると１分級器
８で粉砕物を分級する場合５同一粒度でも石炭より石英
の方が粗粉に混入される割り一 台は高くなる。従ってバウル上の粉砕物中には多量の石
英が存在することとなる。実際の操業データによれば、
約１％の石英を含む石炭の粉砕の場合、バウノｉの粉砕
物中の石英は５〜１０％という高い割合となっている。

また、・・−ドの粉砕物のハードグローブ数は３０〜３
５程度である。（ハードグローブ数か小さい程硬質であ
る）一般にｐ−ラの摩耗は、摩耗に対して主役的働きを
する高硬度物質の量に比例するものであり、上記した従
来のものではローラ４等の摩耗の促進を防止する何らの
手段を講じておらず、自すと上記したようにｐ−ラ４の
交換作業の頻度は高く、かつその作業に多大の時間を費
する等の欠点があった。

本発明は上記した従来の欠点に鑑みてなされたもので、
バウル上に臨んで同バウル上に堆積する堆積物を外部に
排出する吸引ノズルを設けてなるｐ−ラミ川に係り、本
発明によれは、バウル上に臨んで吸引ノズルを設けると
いう簡単な構成により、ローラ及びバウルの摩耗の主原
因となる高硬度物質をバウル上より簡単に除去するので
、該ローラ及びバウルの摩耗の促進は抑制され、ひいて
は粉砕能力の低下を未然に防止でき、かつローラ等の交
換作業も極めて少なくなる等の秀れた効果を奏しうるも
のである。

以下本発明の実施例を第２図〜第４図に基づいて説明す
る。

図において１８はバウル、１９は同バウル１８を支え回
転を与える回転軸、２０はバウル１８を回転させる駆動
モータ（図示せず）に接続するギヤである。

２１はローラ、２′２は同ローラ２１を支える軸受で。

該ローラ２１は被粉砕物を介して上記バウル１８により
回転が与えらねるう ２３はローラ２１をバウル１８に押し付ける油圧シリン
ダで、同油圧シリンダ２３の押し付は力はアーム囚を介
してローラ２；ｋＫ伝えられる。

５は粉砕されたものを所定の程度で分級し、微粉は製品
として取り出し、粗粉は再びバウル上に戻す作用をする
分級器で、？２６は粉砕物の入口。

２７が製品として取り出される微粉の出口、２８がバウ
ル１８に戻される粗粉出口で、同粗粉出口２８は原料供
給管２７から供給される原料投入口でもある。

３０は粉砕物の分級に必要な空気を導入する空気導入管
で、同空気導入管３０は図示しないブロワ−に接続して
いる。

３２ハバウル１８の外周とミルケーシング３１で形成す
れたジェットリングで、３３は粉砕室で、３４の矢印は
該ジェットリングで発生した高速気流を示している。

そして３５はバウル１８上に臨んで設けられた吸引ノズ
ルで、同ノズル３５は吸引空気（又はガス）の導管３６
に連接し、又・くウル１８の対向面には複数の吸引孔３
９が設けられている。

３７は流導管３６をガイドする外筒で、３８は同外筒３
７と流導管とのすき間をシールするシール部材で、法外
筒３７は上記原料供給管２９の中に位置している。

４０は粉砕室３３の側壁の数箇所に設けられた冷却水ス
プレーノズルである。

このように構成された本実施例によればて通常の運転中
は吸引ノズル３５は第２図の破線で示す位置Ａｊこ上っ
ており、また冷却水スプレーノズル３９も閉じたままの
状態で、粉砕原料は原料供給管２９より供給され、分級
型粗粉出口２８より粗粉と一緒になってバウル１８上に
供給される。

原料及び粗粉はｐ−ラ２１とバウル正の間で粉砕されな
がらバウル１８の外周の方に移動する。

他方粉砕物の分級に必要な空気は、図示していないブロ
ワ−より空気導入管３０よりミルに供給サレ、バウル１
８の外周とミルケーシング３１で形成されるジェットリ
ング３２より５０〜６０ｍ／ｓの風速で粉砕室３３に供
給される。

粉砕物はジェットリング３２からの高速気流調により吹
き上けられ粉砕物入口２６より分級器５に供給される。

分級器２５では１重力並びに慣性力を利用して、微粉と
粗粉に分離され、粗粉は再びバウル１８上にもとされる
、微粉は出口２７より製品として取り出され、バグフィ
ルタ（図示していない）等により捕集される。

所定の運転時間が経過し、バウル１８上に石英等のロー
ラおよびバウルの摩耗の主要因となる高硬度の不純物が
蓄積されたときに、原料の供給を停止し、吸引ノスル３
５を徐々に下降させバウル１８上の堆積物を図示してし
ない吸引ブロワにより吸引孔３９から吸引排出する。こ
の際１原料の供給を停止させたことによりミル内および
ミル排出ガスの温度が上昇するので、冷却水スプレーノ
ズル３９により水をスプレーしミル内およびミル排出ガ
スの温度を所定の温度以下にコント、ロールする。

なお、排出時間のｍ１隔は、原料中の石英等の高硬度物
質の含有量によって適宜変更しうるものである。

このように、短時間に簡単な操作で、ミル内およびミル
排出ガスの温度上昇をきたすことなくバウル１８上に堆
積した摩耗促進物質をミル外に排出することができ、ロ
ーラ２１およびバウル１８の摩耗を抑制し、ひいてはミ
ルの粉砕能力を長期間維持することができる。

しかも、ローラ２１等の交換作業は極めて少なくなる等
の秀れた効果を奏しうるものである。

以下本発明の実施例について説明したが、勿論本発明は
このような実施例にだけ局限されるものではなく１本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種々の設計の改変を施し
うるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のもの一ローラミルを示す要部説明図、第
２図は本発明の実施例を示す要部説明図、第３図は第２
図のバウル平面図、第４図は第２図の吸引ノズル要部拡
大図である。 １８：バウル、３５：吸引ノズル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. バウル上に臨んで同バウル上に堆積する堆積物を外部に
   排出する吸引ノズルを設けてなることを特徴とするロー
   ラミル