JPS586099B2 - ねじり変形を許容するベロ−ズ - Google Patents
ねじり変形を許容するベロ−ズInfo
- Publication number
- JPS586099B2 JPS586099B2 JP54073252A JP7325279A JPS586099B2 JP S586099 B2 JPS586099 B2 JP S586099B2 JP 54073252 A JP54073252 A JP 54073252A JP 7325279 A JP7325279 A JP 7325279A JP S586099 B2 JPS586099 B2 JP S586099B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bellows
- torsional deformation
- present
- segment
- view
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Diaphragms And Bellows (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、特にねじり変形を許容しうるように構成した
べローズに関するものである。
べローズに関するものである。
密封性を保つのに使われる部材であるベローズは、一般
に、軸方向の伸縮とある程度の曲げとを許すが、ねじり
に対しては非常に弱い性質がある。
に、軸方向の伸縮とある程度の曲げとを許すが、ねじり
に対しては非常に弱い性質がある。
それ故、従来の普通のべローズは、ねじり力を受けると
ころには使用できない。
ころには使用できない。
しかし、高温配管の熱膨張継手や特殊液体用のバルプ、
コックの軸封の如く、ねじりを許し、かつ密封性を保ち
たいという要請は多い。
コックの軸封の如く、ねじりを許し、かつ密封性を保ち
たいという要請は多い。
ねじりを許すベローズが実現されればこれらの要請を満
たすことができる。
たすことができる。
本発明は、これらの要請を満たすべく、先に、ねじりを
許すベローズについて提案した（特開昭５０−１４７８
４８，特開昭５２−７２０５２）。
許すベローズについて提案した（特開昭５０−１４７８
４８，特開昭５２−７２０５２）。
本発明は、このような既に提案したものとは全く異なる
原理に基づき、ねじりを許し、かつ密封性のある部材を
提供することを目的とする。
原理に基づき、ねじりを許し、かつ密封性のある部材を
提供することを目的とする。
要約すると本発明は、外力を加えたとき、ある特定の方
向に曲げを生じるように拘束した複数のべローズセグメ
ントの連結体であって、各ベローズセグメントは、その
接続面上にて順次曲げ方向をずらせて積み重ねられてな
るねじり変形を許容するベローズである。
向に曲げを生じるように拘束した複数のべローズセグメ
ントの連結体であって、各ベローズセグメントは、その
接続面上にて順次曲げ方向をずらせて積み重ねられてな
るねじり変形を許容するベローズである。
以下、図面に基づき本発明について更に詳しく説明する
。
。
本発明において用いられるベローズセグメントは、第１
図に示すように、外力を加えたときにある特定の方向に
曲げ変形が生じるように拘束されたセグメントである。
図に示すように、外力を加えたときにある特定の方向に
曲げ変形が生じるように拘束されたセグメントである。
拘束する具体的手段については後述する。
第１図のべローズセグメントは、単位セグメント４個で
構成したものであるが、１個でも、複数個でも構わない
。
構成したものであるが、１個でも、複数個でも構わない
。
このようなベローズセグメントの上に、同形のセグメン
トを、曲げ方向を角θだけずらせて積み重ねて接合する
。
トを、曲げ方向を角θだけずらせて積み重ねて接合する
。
その状態を第２図ａ，ｂに示す。なお、第２図ａ，ｂに
おいて、角度は９０°に設定されている。
おいて、角度は９０°に設定されている。
かかる操作を繰返してセグメントを順次接続していくと
、第３図のような形状のものとなり、これが本発明に係
るベローズの一例である。
、第３図のような形状のものとなり、これが本発明に係
るベローズの一例である。
本発明に依れば、このような形状を安定に保つことがで
きるから、より容易にねじりに耐えうるものとなる。
きるから、より容易にねじりに耐えうるものとなる。
というのは、そのような形状は、通常のべローズにねじ
り力を加えた際、一様にねじり変形が分布したときにで
きる理想的な形状だからである。
り力を加えた際、一様にねじり変形が分布したときにで
きる理想的な形状だからである。
さて、ベローズセグメントに特定の曲げ方向、曲げ量を
規定する具体的手法としては、第４図ａ，ｂ，ｃに示す
ように、セグメント両端面をその一部分でヒンジ状に結
合したものや、第５図ａ，ｂに示すように、断面形状の
対称性を減じ、軸方向に力を加えたとき容易に一方向に
曲げを生じるようにしてもよい。
規定する具体的手法としては、第４図ａ，ｂ，ｃに示す
ように、セグメント両端面をその一部分でヒンジ状に結
合したものや、第５図ａ，ｂに示すように、断面形状の
対称性を減じ、軸方向に力を加えたとき容易に一方向に
曲げを生じるようにしてもよい。
第５図ａ，ｂは、山と谷とが偏心した円の場合であるが
、このような構成ばかりでなく、一般に通常のべローズ
が有する下記の条件のうち一つでも除外すれば容易に対
称性を減じることができる。
、このような構成ばかりでなく、一般に通常のべローズ
が有する下記の条件のうち一つでも除外すれば容易に対
称性を減じることができる。
（イ）山と谷との断面が同心の円または対称軸を多く有
する形状であること、 （ロ）肉厚が全周均一であること、 （ハ）材質が全周均一であること、 （ニ）加工度が全周均一であること、 このような条件を一つでも除外することによっても、本
発明で用いうるようなベローズセグメントを得ることが
できるのである。
する形状であること、 （ロ）肉厚が全周均一であること、 （ハ）材質が全周均一であること、 （ニ）加工度が全周均一であること、 このような条件を一つでも除外することによっても、本
発明で用いうるようなベローズセグメントを得ることが
できるのである。
このようにして得られたべローズセグメントを曲げ方向
が螺旋状になるように連設してなるベローズは、軸方向
の伸縮変形に伴ってねじり変形を全長にわたり一様に、
かつ安定に生せしめることができる。
が螺旋状になるように連設してなるベローズは、軸方向
の伸縮変形に伴ってねじり変形を全長にわたり一様に、
かつ安定に生せしめることができる。
また、セグメント接続面の曲げ方向のずらし方、すなわ
ち角度θを適宜調節することにより、ねじり変形の分布
を変えることができるので、ベローズ端面近傍では曲げ
方向のずれの螺旋のピツチを密にしておけば、あまり無
理なく両端面を常に平行に保つことができる。
ち角度θを適宜調節することにより、ねじり変形の分布
を変えることができるので、ベローズ端面近傍では曲げ
方向のずれの螺旋のピツチを密にしておけば、あまり無
理なく両端面を常に平行に保つことができる。
更に、ねじりに伴うベローズの軸方向への伸縮が望まし
くない場合には、通常のべローズを直列に接続すること
により、これを補噴することができる。
くない場合には、通常のべローズを直列に接続すること
により、これを補噴することができる。
本発明は上記のように構成したべローズであるから、ね
じりを許し、かつ密封性を有するので、例えば高温配管
の熱膨張対策に使用する場合等、ベローズにねじりを与
えないだめの特別の支持構造を省略でき、各種機器の設
計が容易となるなど大きな利点がある。
じりを許し、かつ密封性を有するので、例えば高温配管
の熱膨張対策に使用する場合等、ベローズにねじりを与
えないだめの特別の支持構造を省略でき、各種機器の設
計が容易となるなど大きな利点がある。
第１図は本発明におけるベローズセグメントの斜視図、
第２図ａは第１図のべローズセグメントを２個連設した
状態を示す正面図、ｂはその側面図、第３図は本発明に
係るベローズの正面図、第４図ａは本発萌で用いられる
ベローズセグメント一例を示す斜視図、ｂはその正面図
、ＣはそのＡ−Ａ断面図、第５図ａは本発明で用いられ
るベローズセグメントの他の一例を示す正面図、ｂはそ
のＢ−Ｂ断面図である。
第２図ａは第１図のべローズセグメントを２個連設した
状態を示す正面図、ｂはその側面図、第３図は本発明に
係るベローズの正面図、第４図ａは本発萌で用いられる
ベローズセグメント一例を示す斜視図、ｂはその正面図
、ＣはそのＡ−Ａ断面図、第５図ａは本発明で用いられ
るベローズセグメントの他の一例を示す正面図、ｂはそ
のＢ−Ｂ断面図である。
Claims (1)
- １ 外力を加えたとき、ある特定の方向に曲げを生じる
ように拘束した複数のべローズセグメントの連結体であ
って、各ベローズセグメントは、その接続面上にて曲げ
方向を順次ずらせて積み重ねられてなるねじり変形を許
容するベローズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54073252A JPS586099B2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | ねじり変形を許容するベロ−ズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54073252A JPS586099B2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | ねじり変形を許容するベロ−ズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55166565A JPS55166565A (en) | 1980-12-25 |
| JPS586099B2 true JPS586099B2 (ja) | 1983-02-03 |
Family
ID=13512792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54073252A Expired JPS586099B2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | ねじり変形を許容するベロ−ズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS586099B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003097709A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Mirapuro:Kk | ねじれを吸収できる溶接ベローズ |
| DE102022130386A1 (de) | 2022-11-17 | 2024-05-23 | Gkn Driveline International Gmbh | Faltenbalg, Gelenkanordnung und Kraftfahrzeug |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5272052A (en) * | 1975-12-11 | 1977-06-16 | Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp | Bellows |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS516352U (ja) * | 1974-07-02 | 1976-01-17 |
-
1979
- 1979-06-11 JP JP54073252A patent/JPS586099B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5272052A (en) * | 1975-12-11 | 1977-06-16 | Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp | Bellows |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55166565A (en) | 1980-12-25 |
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