JPS5858788B2 - ブラシ - Google Patents
ブラシInfo
- Publication number
- JPS5858788B2 JPS5858788B2 JP14816979A JP14816979A JPS5858788B2 JP S5858788 B2 JPS5858788 B2 JP S5858788B2 JP 14816979 A JP14816979 A JP 14816979A JP 14816979 A JP14816979 A JP 14816979A JP S5858788 B2 JPS5858788 B2 JP S5858788B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- brush
- sponge iron
- iron powder
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電機用ブラシの改良に関するものである。
リード線をブラシ本体に接続する一方法として従来から
銅粉比が用いられている。
銅粉比が用いられている。
この銅粉正方法はブラシ本体頭部にリード線挿入孔を設
け、このリード線挿入孔にリード線を挿入し、さらにリ
ード線の周囲に銅粉を充填、加圧してリード線を接続す
る方法である。
け、このリード線挿入孔にリード線を挿入し、さらにリ
ード線の周囲に銅粉を充填、加圧してリード線を接続す
る方法である。
しかしこの方法ではブラシ温度が100℃以上になると
接続部の抵抗が徐々に大きくなり実用できないのが現状
である。
接続部の抵抗が徐々に大きくなり実用できないのが現状
である。
この原因はブラシの材質であるカーボンと銅粉の熱膨張
係数(カーボンの熱膨張係数4〜6×10−6/℃、銅
粉の熱膨張係数16.5X 10 ’/℃)が異なるた
め実用時のヒートサイクルにより膨張収縮をくり返し、
カーボンと銅粉との間に隙間ができ接触抵抗が増加する
ことにある。
係数(カーボンの熱膨張係数4〜6×10−6/℃、銅
粉の熱膨張係数16.5X 10 ’/℃)が異なるた
め実用時のヒートサイクルにより膨張収縮をくり返し、
カーボンと銅粉との間に隙間ができ接触抵抗が増加する
ことにある。
さらに銅粉は弾性が小さく、かつ熱によるなまじ効果に
より塑性変形しやすく、銅粉が加圧された状態ではほと
んど復元力は生ぜず従って一層隙間ができやすくなる。
より塑性変形しやすく、銅粉が加圧された状態ではほと
んど復元力は生ぜず従って一層隙間ができやすくなる。
又隙間に空気が入ると銅粉は酸化され、接触抵抗を一層
増加させることになる。
増加させることになる。
本発明はかかる上記の欠点のないブラシを提供すること
を目的とするものである。
を目的とするものである。
本発明はブラシ本体頭部に設けられたリード線挿入孔に
リード線を挿入し、リード線の周囲に海綿鉄粉を充填、
加圧してリード線を接続してなるブラシに関する。
リード線を挿入し、リード線の周囲に海綿鉄粉を充填、
加圧してリード線を接続してなるブラシに関する。
なお本発明において海綿鉄粉とはFe(鉄)を還元して
得られた多孔質粒子からなる粉末である。
得られた多孔質粒子からなる粉末である。
本発明はブラシ本体頭部に設けられたリード線挿入孔に
リード線を挿入し、さらにリード線の周囲に海綿鉄粉を
充填、加圧してリード線を接続してなるブラシに関する
。
リード線を挿入し、さらにリード線の周囲に海綿鉄粉を
充填、加圧してリード線を接続してなるブラシに関する
。
すなわち本発明は第1図に示す如くブラシ本体1の頭部
にリード線挿入孔を設け、かつリード線挿入孔にリード
線3を挿入した後、リード線3の周囲に海綿鉄粉を充填
し、次にそれを加圧することによって海綿鉄粉の酸化を
防止し、リード線3を強固に接続しようとするものであ
る。
にリード線挿入孔を設け、かつリード線挿入孔にリード
線3を挿入した後、リード線3の周囲に海綿鉄粉を充填
し、次にそれを加圧することによって海綿鉄粉の酸化を
防止し、リード線3を強固に接続しようとするものであ
る。
又本発明において必要に応じブラシのリード線が接続さ
れた上面にフェノール樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂
を塗布してもよい。
れた上面にフェノール樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂
を塗布してもよい。
リード線が接続された上面とは、ブラシの表面でリード
線が接続される面である。
線が接続される面である。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例 1
第1表に示す特性の海綿鉄粉(ヘガネスは製、*商品名
MH100,28)をリード線挿入孔に挿入したリード
線の周囲に充填し、次に加圧してリード線を接続した。
MH100,28)をリード線挿入孔に挿入したリード
線の周囲に充填し、次に加圧してリード線を接続した。
実施例 2
第2表に示す特性の海綿鉄粉(ヘガネスは製、商品名M
H40,24)をリード線挿入孔に挿入し**たリード
線の周囲に充填し、次に加圧してリード線を接続した。
H40,24)をリード線挿入孔に挿入し**たリード
線の周囲に充填し、次に加圧してリード線を接続した。
実施例 3
第2表に示す特性の海綿鉄粉(ヘガネスは製、商品名M
H40,24)をリード線挿入孔に挿入したリード線の
周囲に充填し、次にリード線を加圧してリード線を接続
し、さらにブラシのリード線が接続された上面にフェノ
ール樹脂(日立化成工業は製、商品名VP−11N)4
を塗布した。
H40,24)をリード線挿入孔に挿入したリード線の
周囲に充填し、次にリード線を加圧してリード線を接続
し、さらにブラシのリード線が接続された上面にフェノ
ール樹脂(日立化成工業は製、商品名VP−11N)4
を塗布した。
フェノール樹脂は海綿鉄粉の一層の酸化防止を目的に塗
布したものである。
布したものである。
次に実施例1,2および3の方法によって得られた本発
明になるブラシと銅粉のみで加圧した従来のブラシにつ
いて炭素協会規格JCAS−14−1971(電気機械
用ブラシのリード線取付強さ試験方法)に記載された試
験方法に従ってリード線引抜強度を、また炭素協会規格
JCAS−14−1968(電気機械用ブラシのリード
線取付抵抗試験方法)に記載された試験方法に従ってリ
ード線カシメ抵抗の比較試験を行なった。
明になるブラシと銅粉のみで加圧した従来のブラシにつ
いて炭素協会規格JCAS−14−1971(電気機械
用ブラシのリード線取付強さ試験方法)に記載された試
験方法に従ってリード線引抜強度を、また炭素協会規格
JCAS−14−1968(電気機械用ブラシのリード
線取付抵抗試験方法)に記載された試験方法に従ってリ
ード線カシメ抵抗の比較試験を行なった。
その試験結果を第3表に示す。
なお試験に使用したブラシの寸法、材質等は次の通りで
ある。
ある。
(1)ブラシの寸法・・・・・・10X4010X40
X50ブラシの材質・・・・・・電気黒鉛質(電気比抵
抗3500μΩ−CIrL) (3)リード線の種類・・・・・・軟銅撚線(4)
リード線の構成・・・・・・0.08X157X7(素
線径0.08mmの軟銅線を157本撚り合わせて束に
し、この束をさらに7本撚り合わせたもの)(5)リー
ド線の挿入孔の寸法・・・・・・孔径5.2−ψ、深さ
15m流 又ブラシに電流を流しブラシ中央部の温度が160℃に
なるようにして、200時間通電試験を行なった。
X50ブラシの材質・・・・・・電気黒鉛質(電気比抵
抗3500μΩ−CIrL) (3)リード線の種類・・・・・・軟銅撚線(4)
リード線の構成・・・・・・0.08X157X7(素
線径0.08mmの軟銅線を157本撚り合わせて束に
し、この束をさらに7本撚り合わせたもの)(5)リー
ド線の挿入孔の寸法・・・・・・孔径5.2−ψ、深さ
15m流 又ブラシに電流を流しブラシ中央部の温度が160℃に
なるようにして、200時間通電試験を行なった。
その結果を第2図に示す。本発明になるブラシは従来の
ブラシよりもリード線引抜強度が向上し、又リード線カ
シメ抵抗も小さくなり性能が向上した。
ブラシよりもリード線引抜強度が向上し、又リード線カ
シメ抵抗も小さくなり性能が向上した。
さらに200時間の通電試験において従来のブラシは通
電時間の経過に伴ってカシメ抵抗が増加したが、しかし
本発明になるブラシは長時間通電してもカシメ抵抗の変
化が見られなかった。
電時間の経過に伴ってカシメ抵抗が増加したが、しかし
本発明になるブラシは長時間通電してもカシメ抵抗の変
化が見られなかった。
海綿鉄粉は弾性が大きく且つ圧縮性が良好のため本発明
によれば膨張収縮をくりかえしてもカーボンと海綿鉄粉
との間に隙間が出来にくくなり、従って海綿鉄粉はほと
んど酸化しないので長時間使用していても接触抵抗の変
化のない性能の安定したブラシを得ることができる。
によれば膨張収縮をくりかえしてもカーボンと海綿鉄粉
との間に隙間が出来にくくなり、従って海綿鉄粉はほと
んど酸化しないので長時間使用していても接触抵抗の変
化のない性能の安定したブラシを得ることができる。
第1図は本発明になるブラシの概略図および第2図は通
電時間とカシメ抵抗の関係を示すグラフである。 符号の説明、1・・・・・・ブラシ本体、2・・・・・
・海綿鉄粉、3・・・・・・リード線、4・・・・・・
フェノール樹脂。
電時間とカシメ抵抗の関係を示すグラフである。 符号の説明、1・・・・・・ブラシ本体、2・・・・・
・海綿鉄粉、3・・・・・・リード線、4・・・・・・
フェノール樹脂。
Claims (1)
- 1 ブラシ本体頭部に設けられたリード線挿入孔にリー
ド線を挿入し、リード線の周囲に海綿鉄粉を充填、加圧
してリード線を接続してなるブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14816979A JPS5858788B2 (ja) | 1979-11-14 | 1979-11-14 | ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14816979A JPS5858788B2 (ja) | 1979-11-14 | 1979-11-14 | ブラシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5671284A JPS5671284A (en) | 1981-06-13 |
JPS5858788B2 true JPS5858788B2 (ja) | 1983-12-27 |
Family
ID=15446788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14816979A Expired JPS5858788B2 (ja) | 1979-11-14 | 1979-11-14 | ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5858788B2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-14 JP JP14816979A patent/JPS5858788B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5671284A (en) | 1981-06-13 |
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