JPS5858782B2 - 螢光灯

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【発明の詳細な説明】本発明は、高周波無電極放電を利用した螢光灯に関する
。

従来、管球の内面に螢光体を塗布するとともに内部に水
銀及び不活性ガスを封入し、かつ前記管球に内部へ突出
する筒状部を形威し、この筒状部内にコイルを挿入して
、このコイルに高周波電力を供給し管球内に高周波無電
極放電を生起せしめる螢光灯がある。

ところで、この種の螢光灯は螢光灯内本体から高周波雑
音が漏洩する欠点があり、実用に供することができなか
った。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その
目的は高周波雑音の輻射を防止することができると同時
に十分な光束が得られるような螢光灯を提供するもので
ある。

以下本発明を図面に示す一実施例を参照して説明する。

高周波電源を内蔵した箱１上にはコイルボビン２が固定
されている。

このボビン２には球状の管球３が固定されている。

管球３の内面には螢光体４が塗布されており、さらに内
部には水銀及び不活性ガスが封入されている。

管球３には、ボビン２を包囲するように突出した筒状部
５が形成されている。

ボビン２には、コイル６が巻装されている。

管球３の外面には、高周波雑音の漏洩を防ぐ透光性導電
膜７が被着されている。

導電膜７は次のようにして管球３へ被着される。

管球３の排気工程の前に、管球３を６００℃程度に加熱
し、その外面に例えば、５ｎＣ２２１００？、５ｂ
２Ｃ１ｓ１．２？、ＨＣ／！、１０ｒｎ１．
、Ｈ２Ｏ５０ｒｕｌからなる混合溶液を吹き付ける
。

すると管球３外面に導電膜７ができる。

その後、管球３の排気及び不活性ガスと水銀の封入を行
えば螢光灯が完成する。

尚、導電膜７のさらに外側に、テフロン、シリコンゴム
等の透光性保護膜８を被覆すれば、導電膜７の保護が可
能となる。

透光性導電膜７を、箱１が金属である場合には箱１に、
あるいは高周波電源回路の接地側へ直接もしくはコンデ
ンサを介して接続すれば高周波雑音のしゃへい効果が増
大する。

また接地線が配線されておれば、これに導電膜７を接続
しても同様な効果が得られる。

このような措置により導電膜７を設けないときと比べ、
高周波電界の漏洩を１／６程度に低減することができた
。

そして、全光束損失は約１２係であった。

尚、導電膜７の電気抵抗は約７０オーム／ｃｒＩｌであ
った。

導電膜７を形成する物質としてＩｎ２Ｏ５ｔＰｂ２０ｓ
等を用いても同様な効果が得られる。

以上詳述した本発明によれば、高周波雑音の輻射を防止
するとともに、十分な光束を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る螢光灯の一実施例を示す総断匍図で
ある。３・・・・・・管球、４・・・・・・螢光体、５・・・
・・・筒状部、６・・・・・・コイル、７・・・・・・
導電膜。

【特許請求の範囲】