JPS5858310B2 - 耐火断熱ボ−ド - Google Patents
耐火断熱ボ−ドInfo
- Publication number
- JPS5858310B2 JPS5858310B2 JP55096885A JP9688580A JPS5858310B2 JP S5858310 B2 JPS5858310 B2 JP S5858310B2 JP 55096885 A JP55096885 A JP 55096885A JP 9688580 A JP9688580 A JP 9688580A JP S5858310 B2 JPS5858310 B2 JP S5858310B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- insulation board
- parts
- fireproof insulation
- fireproof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐火断熱ボード、特(こタンディツシュ等の内
張りに使用する耐火断熱ボードに関するものである。
張りに使用する耐火断熱ボードに関するものである。
従来タンディツシュ等の内張りに使用する耐火断熱ボー
ドの成分構成としては粒状又は粉末状耐火原料に有機及
び/または無機繊維物質、並ひ(こ結合剤としてフェノ
ール樹脂等の如き有機質結合剤より構成されていた。
ドの成分構成としては粒状又は粉末状耐火原料に有機及
び/または無機繊維物質、並ひ(こ結合剤としてフェノ
ール樹脂等の如き有機質結合剤より構成されていた。
しかし、この成分構成ではタンディツシュ等に使用され
た時、次の如き問題があった。
た時、次の如き問題があった。
(1)タンディツシュ等の内面に内ぼり後、受鋼前バー
ナ等による予熱工程で有機結合剤、有機繊維の熱分解揮
発のため悪臭の発生、黒鉛の発生等があり、作業環境上
問題があった。
ナ等による予熱工程で有機結合剤、有機繊維の熱分解揮
発のため悪臭の発生、黒鉛の発生等があり、作業環境上
問題があった。
(2)有機結合剤による結合が主体であるため構成成分
の結合力が小であり、溶鋼、スラグによる浸食が犬で多
連鋳使用に問題があった。
の結合力が小であり、溶鋼、スラグによる浸食が犬で多
連鋳使用に問題があった。
(3)熱間強度が小なため受鋼時溶調圧により耐火断熱
ボードが圧縮され、耐火断熱ボード気孔部が圧縮される
ため気孔率が低下し、著しく断熱効果を低下する。
ボードが圧縮され、耐火断熱ボード気孔部が圧縮される
ため気孔率が低下し、著しく断熱効果を低下する。
(4)使用後地金取りのための耐火断熱ボードの解体作
業時構成成分の結合強度が弱いため耐火断熱ボードが粉
化し多量の粉塵を発生し、作業環境上問題があった。
業時構成成分の結合強度が弱いため耐火断熱ボードが粉
化し多量の粉塵を発生し、作業環境上問題があった。
従来のタンディツシュライニングに使用される耐火断熱
ボード結合剤はフェノール樹脂の如き有機結合剤を使用
し製造されるので上記問題があったので上記問題点解決
0ためには結合剤として無機質結合剤の使用が好ましい
。
ボード結合剤はフェノール樹脂の如き有機結合剤を使用
し製造されるので上記問題があったので上記問題点解決
0ためには結合剤として無機質結合剤の使用が好ましい
。
しかしながらケイ酸アルカリ塩、リン酸塩、アルミナセ
メント等の耐火物に使用される無機質結合剤を耐火断熱
ボードの製造のための結合剤として使用することは困難
である。
メント等の耐火物に使用される無機質結合剤を耐火断熱
ボードの製造のための結合剤として使用することは困難
である。
すなわち、耐火断熱ボードは耐火れんが等の耐火物と異
なり、気孔部を多くする必要があり、耐火物粒子間の間
隙部、気孔部が多いため、耐火断熱ボードに所定の強度
を発現させるためにはこれら無機結合剤の添加量を大と
する必要があり、少くとも耐火原料に対して5%以上の
添加が必要であった。
なり、気孔部を多くする必要があり、耐火物粒子間の間
隙部、気孔部が多いため、耐火断熱ボードに所定の強度
を発現させるためにはこれら無機結合剤の添加量を大と
する必要があり、少くとも耐火原料に対して5%以上の
添加が必要であった。
これら無機質結合剤の添加量が犬なる耐火ボードは高温
使用時、耐火材としては好ましくない低融物の生成が大
となり溶鋼スラグ(こ対する耐食性の低下をまねき、多
連鋳化に耐用するには困難である。
使用時、耐火材としては好ましくない低融物の生成が大
となり溶鋼スラグ(こ対する耐食性の低下をまねき、多
連鋳化に耐用するには困難である。
本発明者等はこれら問題の無い耐火断熱ボードを得るべ
く研究実験を重ねた結果50重量部以上のマグネシアを
含む耐火原料粉末100重量部、有機繊維及び/または
無機繊維1〜15重量部に硫酸外として0.5〜10重
量部の硫酸水溶液を添加混練し所定型枠内(こ流し込み
成形乾燥することにより多連鋳化に耐用し得ると共に作
業環境上何等問題のない耐火断熱ボードを完成したもの
である。
く研究実験を重ねた結果50重量部以上のマグネシアを
含む耐火原料粉末100重量部、有機繊維及び/または
無機繊維1〜15重量部に硫酸外として0.5〜10重
量部の硫酸水溶液を添加混練し所定型枠内(こ流し込み
成形乾燥することにより多連鋳化に耐用し得ると共に作
業環境上何等問題のない耐火断熱ボードを完成したもの
である。
本発明に使用される硫酸水溶液は硫酸外として耐火原料
に対して0.5%程度にても著しく結合作用を発揮し容
易に高強度の耐火断熱ボードが得られるものである。
に対して0.5%程度にても著しく結合作用を発揮し容
易に高強度の耐火断熱ボードが得られるものである。
その作用機構は混練時硫酸水溶液とマグネシア粒間に接
触表面化学反応が進行し、マグネシア粒表面に硫酸マグ
ネシアが生成する。
触表面化学反応が進行し、マグネシア粒表面に硫酸マグ
ネシアが生成する。
次にこの坏土を成型後加熱乾燥時に水和反応が進行し耐
火骨材粒子間(こマグネシア水和物、硫酸マグネシア水
和物等の生成による強固な結合が発達し高強度を発揮す
るものと解される。
火骨材粒子間(こマグネシア水和物、硫酸マグネシア水
和物等の生成による強固な結合が発達し高強度を発揮す
るものと解される。
硫酸外が耐火原料に対して0.5重量部より低い時は耐
火断熱ボードの強度が充分でないため、堆扱作業時の破
損、使用時溶鋼圧(こよる圧縮変形等を生ずることがあ
る。
火断熱ボードの強度が充分でないため、堆扱作業時の破
損、使用時溶鋼圧(こよる圧縮変形等を生ずることがあ
る。
また、硫酸外として10重量部を越える時は著しく強度
が犬となり、断熱ボードの切断加工が困難となる。
が犬となり、断熱ボードの切断加工が困難となる。
硫酸は所定量を予め水にて希釈して通常の方法にて耐火
骨材有機繊維等の混合物に添加混練される。
骨材有機繊維等の混合物に添加混練される。
望ましくは硫酸濃度30重量%以下の水溶液として添加
した方がマグネシア粒との反応が円滑均一に進行するの
で好ましい。
した方がマグネシア粒との反応が円滑均一に進行するの
で好ましい。
また、その他無機結合剤として硫酸マグネシウム、塩化
マグネシウムリン酸塩、アルミナセメント等の併用も可
能である。
マグネシウムリン酸塩、アルミナセメント等の併用も可
能である。
本発明で使用される耐火原料マグネシアは電融マグネシ
ア、焼結マグネシア、燃焼マグネシア等で、化学組成は
M20含有量85重量%以上のものが使用される。
ア、焼結マグネシア、燃焼マグネシア等で、化学組成は
M20含有量85重量%以上のものが使用される。
耐火原料としてAt203.SiO2,SiC等を加え
ることができる。
ることができる。
マグネシアが50重量部以下の時は強度発現が充分でな
い場合があり、かつ溶鋼スラグ等による耐食性が劣化す
るので50重量部以上の使用が好ましい。
い場合があり、かつ溶鋼スラグ等による耐食性が劣化す
るので50重量部以上の使用が好ましい。
有機繊維、無機繊維は断熱ボードに強度を付与し、施工
時受鋼時め衝撃等による破損、亀裂発生破壊脱落防止の
ために使用されるが、有機繊維は木材パイル繊維、麻糸
、わら繊維等天然セルロース繊維質のもの或は炭素繊維
が使用される。
時受鋼時め衝撃等による破損、亀裂発生破壊脱落防止の
ために使用されるが、有機繊維は木材パイル繊維、麻糸
、わら繊維等天然セルロース繊維質のもの或は炭素繊維
が使用される。
これらの繊維を使用せる断熱ボードは予熱時或いは受鋼
時に悪臭ガス、黒煙の発生は認められずかつ昇温過程で
の分解ガスの発生速度は緩やかであるので亀裂発生等の
問題は認められない。
時に悪臭ガス、黒煙の発生は認められずかつ昇温過程で
の分解ガスの発生速度は緩やかであるので亀裂発生等の
問題は認められない。
無機繊維としてはスラグウール、石綿、セラミック繊維
、ガラス繊維等が必要により使用されるが、アルカリ分
含量の小なる繊維の使用が望ましい。
、ガラス繊維等が必要により使用されるが、アルカリ分
含量の小なる繊維の使用が望ましい。
これら有機繊維、無機繊維の使用量が耐火原料に対して
1重量部以下の時は強度発揮効果が低く15重量部を越
える時は耐火断熱ボードの気孔率が犬となりすぎるため
溶鋼スラグ等による耐食性を低下せしめる。
1重量部以下の時は強度発揮効果が低く15重量部を越
える時は耐火断熱ボードの気孔率が犬となりすぎるため
溶鋼スラグ等による耐食性を低下せしめる。
本発明の耐火断熱ボードはマグネシア50重量部以上含
有する耐火原料粉末と有機繊維、無機繊維、硫酸水溶液
を混合混練せる坏土を成型し、100℃以上にて乾燥す
ることにより容易に得られる。
有する耐火原料粉末と有機繊維、無機繊維、硫酸水溶液
を混合混練せる坏土を成型し、100℃以上にて乾燥す
ることにより容易に得られる。
坏土の成型性は添加水分の量により調節することができ
、通常のプレス成型、鋳込成型、抄造成型ロール成型時
通常の成型法にて成型され得る。
、通常のプレス成型、鋳込成型、抄造成型ロール成型時
通常の成型法にて成型され得る。
例えば鋳込法にて成型する時は鋳込みし得る適当な坏土
の流動性を維持するために適当な量の硫酸水溶液を加え
、通常のミクサーにて混練し型枠等に流し込み成型する
。
の流動性を維持するために適当な量の硫酸水溶液を加え
、通常のミクサーにて混練し型枠等に流し込み成型する
。
成型品は100℃〜150℃にて乾燥後脱枠し製品とす
る。
る。
以下実施例により説明する。
実施例
第1表に示した配合物(重量部)を混練後1000X
500X 2.5m/m型材に流し込み成型し、100
℃〜150℃にて15時間乾燥した。
500X 2.5m/m型材に流し込み成型し、100
℃〜150℃にて15時間乾燥した。
得られた耐火断熱ボードの品質及び実用試験結果は第2
表の如くである。
表の如くである。
尚、比較として従来の耐熱ボードを示した。
該発明品は予熱初期の発煙もなく、また解体時に粉塵発
生も少なく、耐用性にすぐれたものである。
生も少なく、耐用性にすぐれたものである。
Claims (1)
- i 50重量部以上のマグネシアを含む耐火骨材粉末
100重量部、有機繊維及び/又は無機繊維1〜15重
量部に硫酸外として0.5〜10重量部の硫酸水溶液を
添加混練し所定型枠内に流し込み成形乾燥してなること
を特徴とするタンディシュ用耐火断熱ボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55096885A JPS5858310B2 (ja) | 1980-07-17 | 1980-07-17 | 耐火断熱ボ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55096885A JPS5858310B2 (ja) | 1980-07-17 | 1980-07-17 | 耐火断熱ボ−ド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5722191A JPS5722191A (en) | 1982-02-05 |
JPS5858310B2 true JPS5858310B2 (ja) | 1983-12-24 |
Family
ID=14176847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55096885A Expired JPS5858310B2 (ja) | 1980-07-17 | 1980-07-17 | 耐火断熱ボ−ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5858310B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02212358A (ja) * | 1989-02-14 | 1990-08-23 | Asuku:Kk | 低膨張質耐火板 |
-
1980
- 1980-07-17 JP JP55096885A patent/JPS5858310B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5722191A (en) | 1982-02-05 |
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