JPS585805Y2 - サイロ等の固定装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はサイロ等の重量を計測する場合に使用される
マグネセルを振動或は風圧等による横荷重を受けても転
倒することなく固定し得る簡単な装置を提供しようとす
るものである。

この考案の一実施例を図面について説明すれば、１は適
当に補強されたコンクリート等の架構２の中心部に形成
した凹陥部で、この凹陥部１内にはサイロ３等をその外
側下部に固定した複数個の両側に側片を起立させた支基
片４をマグネセル５を介して支承させる。

６は架構１上に樹立したスタッドで、その上端には夫々
支基片４を貫通しナツト７によって固定させる。

８は架構２と支基片４とを連結する水平状に配置された
ステーロッドで、必要に応じターンバックル等によって
その長さを調節される。

このステーロッド８は基端を架構２に固着され前記のよ
うにターンバックル等によって長さを調節可能とされて
いるものであって、サイロ３等をマグネセル５上に載置
する際は収縮しておき、サイロ３等をマグネセル５上に
載置した後にステーロッド８を伸長して支基片４の側片
を挾持させて支基片４と架構２とを連結する。

尚、ここで言う挟持とはサイロ３等の重量計測に悪影響
を与えない程度に支基片４０側片近傍にステーロッド８
を配置したことである。

この考案においてサイロ３等の重量物は、その外下部に
固定した複数個の支基片４をマグネセル５を介して架構
２の凹陥部１内に支承され、このマグネセル５によって
サイロ等の計量を自由に行い得るものであって、この場
合支基片４は架構２上に樹立したスタッド６を夫々貫通
しナツト７によって支基片４に固定されているから、例
えば地震等の強い振動衝撃或は風圧等の横荷重を受けて
も転倒するようなことはない。

更に、マグネセル５にサイロ３等の載置後にはサイロ３
等の支基片４の側辺をステーロッド８の先端で挾持する
から、重量計測に何ら悪い影響を与えることなく振動或
は風圧等による横荷重に有効に抵抗できサイロ３等が転
倒することは皆無である。

従って従来サイロ等の高さに匹敵する高さの架構を建設
しサイロ等との間に数本のステーロッドを横架してサイ
ロ等が転倒するのを防止していたのに比し建設費を著し
く低減し得ると共に構成の簡素化によりサイロ等の周辺
の障害物を除去し作業性を向上し得る等の特長がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は側面
図、第２図は一部の拡大側面図、第３図は同上正面図で
ある。 ２・・・・・・架構、１・・・・・・凹陥部、３・・・
・・・サイロ、４・・・・・・支基片、５・・・・・・
マグネセル、６・・・・・・スタッド、８・・・・・・
ステーロッド。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 架溝２の中心部に形成した凹陥部１内に、サイロ等をそ
   の外側下部に固定した複数個の支基片４をマグネセル５
   を介して支承し、この支基片４は架溝２上に樹立したス
   タッド６を貫通固定し、基端を架構２に固着し伸縮自在
   で水平状に配置されたステーロッド８の先端で支基片４
   の側片を挾持させて成るサイロ等の固定装置。