JPS5857384B2 - 石こうの焼成方法並びに装置 - Google Patents

石こうの焼成方法並びに装置

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JPS5857384B2
JPS5857384B2 JP4002778A JP4002778A JPS5857384B2 JP S5857384 B2 JPS5857384 B2 JP S5857384B2 JP 4002778 A JP4002778 A JP 4002778A JP 4002778 A JP4002778 A JP 4002778A JP S5857384 B2 JPS5857384 B2 JP S5857384B2
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JP
Japan
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tank
gypsum
powder
outlet
firing
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JP4002778A
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JPS54131620A (en
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進 船橋
孝 馬場
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は三水石こう粉体を連続的に焼成する方法並びに
装置に関するものである。
三水石こうは焼成によって半水石こう、無水石こうとさ
れ、これらの半水石こう、無水石こうが石こうボード等
の建材原料として使用される。
上記において、焼成によって生成される焼石こうは焼成
条件によって性質を異にし、一般に、大気中で焼成する
とβ型となり、水熱気加圧下で焼成するとα型になる。
α型とβ型では結晶状態が異なり、α型は混水量少なく
強度が大であるが、β型は混水量多く強度が小である。
工業的な焼成装置においては、α型のみの焼石こうを得
ることは困難であり、β型石こうの混存が避けられず、
強度の犬なる焼石こうを得るには、α/βの比率を向上
安定させることが要求される。
従来、二水石こうの焼成方法としては乾式法と湿式法と
が知られており、前者においてはα/β比が小で、後者
においてはα/β比が犬である。
乾式法は所謂、バッチ方式であり、この乾式法には第1
図に示すような焼成装置が用いられる。
第1図において、1′はバーナ加熱炉、2′は円筒型の
平窯であり、攪拌機3′を備えている。
4′。4′・・・は平窯2′を貫通せる伝熱煙道である
三水石こう原料は平窯2′内において攪拌機3′で攪拌
されると共に、平窯2′の底面、側壁面、伝熱煙道4’
、 4’・・・より加熱される。
この加熱により三水石こうは脱水し始め、その発生蒸気
によって窯2′内が沸騰状態となる。
この沸騰中、時間の経過に従って蒸気圧の変動がある。
この場合、α型結晶を得るための理想的な状態は、第2
図に示すように、温度120〜130℃の一次沸騰期と
温度180〜190℃の二次沸騰期とを経過させて、二
次沸騰期の終了によって脱水を完結させることである。
この乾式焼成処理において、平窯底部の水蒸気分圧は大
であり、平窯底部においては、上記の理想状態かはゾ達
成され、α型石こうの生成が期待できる。
このため、α/β比を大きくするには、平窯の高さ:径
比を大きくすることが有効であると考えられる。
しかし、この比を大きくするには、装置上の制約があり
、実際には、たかだかα型の在車を75%位になし得る
に過ぎない。
上記のように、乾式法ではα/β比の向上に、限度があ
るといった基本的な欠点がある。
また、脱水の進行と共に脱水石こうの窓底部への沈静が
進行し、攪拌シャフトの回転抵抗が犬となり、処理粉体
の取出しも次第1こ困難となるため、処理粉体を早期に
取出す必要があり、相当量の未反応二水石こうの混存が
実際上避けられず、処理粉体の品質の低下、不安定化が
余儀なくされるといった難点がある。
更に、バッチ式であるために、装置、付帯装置が犬とな
る、熟の回収が困難である、非連続式であるがために、
能率に劣るといった難点もある。
上記乾式法に対し、湿式法は、二水石こう5料をオート
クレーブに入れて飽和水蒸気で加熱する方法であり、α
/β比の犬なる処理粉体を得ることができる。
しかし、この方法も、装置が大規模である、非連続式で
あるために、能率に劣るといった難点がある。
本発明は、比較的小規模の装置で、しかも連続方式によ
り、α/β比の高い焼石こうを得ることのできる方法並
びに装置を提供するものである。
すなわち、本願第1発明に係る石こうの焼成方法は、外
部加熱式の槽内に下方向から上方向に加熱気体を流動さ
せ、槽上端の投入口より槽内に二水石こう粉体を投入し
、上記流動加熱気体により石こう粉体を浮遊させ、この
浮遊粉体を上記粉体膜大量に応じ槽内の下廻り迂回通路
を径で槽上方の粉体取出口に向けて移流させることを特
徴とする方法である。
本願第2発明に係る石こうの焼成装置は、外部加熱式槽
の下端に加熱気体の吹込口が、上端に加熱気体流出口が
それぞれ設けられ、同槽内には、槽内を左右の二基に区
分する下端開放の隔壁が設けられ、上記二基の一方の室
に向けて二水石こう粉体を連続的に投入するための投入
口が槽上端に設けられ、他方の室の槽壁の上部には、槽
内浮遊石こう粉体に対する取出口が設けられていること
を特徴とする構成である。
以下、固在により本発明を説明する。
第3図は本発明において使用する焼成装置を示している
第3図において、1は燃焼炉であり、バーナ11を備え
ている。
2は長円筒型の槽であり、槽内部は隔壁3により左右の
二基2a 、2bに区分され、隔壁3の下端並びに上端
は何れも開放されている。
この槽2の高さと径の比は3倍以上とされている。
41は槽下端に設けられた加熱ガス吹込口であり、過熱
水蒸気送入管5が連結されている。
42は槽上端に設けられた加熱ガス吹出口である。
61は槽)、端に設けられた原料投入口であり、この投
入口61から、三水石こう粉体が室2aに向けて連続的
に投入される。
62は焼石こう粉体を取出すために、室2bの槽壁上部
に設けられた焼石こう取出口であり、槽2内において浮
遊状態で脱水された石こう粉体がこの取出口62より連
続的に流出される。
本発明により二水石こうを焼成するには、二水石こう原
料を粉砕したのち、耐着水分を除去するために乾燥する
この場合、三水石こうには排脱石こう(15〜16%水
分、粒子径約80μφ)を使用することができ、乾燥に
は気流乾燥を使用できる。
この気流乾燥は、15m/sec前後の気流速度で行な
われ、気流温度は、原料の結晶水の一部を除去して焼成
工程での熱負荷を軽減するように、相当に高温とされる
例えば、約100℃の加熱空気が使用される。
上記のようにして二水石こう原料を乾燥したのちは、上
記焼成装置のガス吹込口41から温度約230℃の過熱
水蒸気を槽2内に吹込み、原料投入口61から2水石こ
う粉体を槽内に投入する。
槽2内に投入された2水石こう粉体は加熱炉からの熱と
過熱水蒸気の熱とによって水蒸気を放出し、この水蒸気
と過熱水蒸気とによって石こう粉体が浮遊状態とされる
槽2内の水蒸気は蒸気吹出口42から流出され、槽内に
は下方から上方に向う気流が発生している。
この気流の流速が原料投入口61からの原料連続投入量
と浮遊石こう取出口62からの焼石こう連続取出量と平
衡して、石こう浮遊層の上面が取出口62のレベルに保
持されるように、吹込水蒸気量、原料投入量並びに槽の
形状が設定されている。
上記原料の連続投入量に対応した量だけ、槽2内の浮遊
石こう粉体が取出口62から連続的に取出される結果、
槽2内の浮遊石こうは、室2aから隔壁下端の下廻り迂
回通路を径で室2bの上方向へと移流していく。
この移流中に浮遊石こうの脱水反応が進行し、取出口6
2近傍において脱水が完了する。
浮遊石こうの移流中における加熱進行状態の予想は、第
2図に示す通りであり、石こう粉体温度が約120〜1
30℃の一次沸騰期と石こう粉体温度が約180〜19
0℃の二次沸騰期を径で、脱水が完了する。
第4図は本発明において使用する焼成装置の別例を示し
、槽が第1槽21と第2槽22とに分けられ、第1槽2
1で上記の一次沸騰を行なわせ、第2槽22で上記の二
次沸騰を行なわせるべく、第1槽21の内部温度は12
0〜130宅に、第2槽22の内部温度は180〜19
0℃にするように、各種21,22の過熱水蒸気吹込量
並びに種形状が設定されている。
本発明においては、上述した通り、二水石こう粉体を下
廻り迂回通路を径で一様に移送させ、この移送中に石こ
う粉体を加熱しているから、取出口から流出される石こ
う粉体は一様な加熱処理を受けており、均質な焼石こう
を得ることができる。
更に、槽内の高温水蒸気圧を、二水石こうから分離され
る水蒸気のみに頼らず、過熱水蒸気吹込によっても高く
し、しかも槽の高さを高くすることによって、槽底部の
粉体自重に抗する水蒸気分圧を高くしているから、α型
結晶の生成を促進できる。
従って、本発明によれば、α型結晶に富んだ高品質の焼
石こうを得ることができる。
更に、連続的に焼成処理ができるから、処理能率に秀れ
、従来の平窯による乾式法、オートクレイプによる湿式
法に較べて装置を小型化できる利点がある。
その他、平窯使用における、焼石こう排出タイミング上
避けられない、焼石こう沈静による不利、すなわち攪拌
シャフトの過負荷、焼石こう排出の困難性、または焼石
こうの品質の低下、不安定化等の不利がない、攪拌機等
の駆動部が無いために、機械的な事故が少ない、操作、
保守が容易であるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の平窯焼成装置を示す説明図、第2図はα
型石こうの生成過程を示す説明図、第3図並びに第4図
は本発明に係る石こうの、焼成装置の各種実施例を示す
説明図である。 図において、2は外部加熱式槽、3は隔壁、41は加熱
−ガス吹込口、42は吹出口、61は原料投入口、62
は焼石こう取出口である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外部加熱式の槽内に下方向から上方向に加熱気体を
    流動させ、槽上端の投入口より槽内lこ二水石こう粉体
    を投入し、上記流動加熱気体により石こう粉体を浮遊さ
    せ、この浮遊粉体を上記粉体膜大量に応じ槽内の下廻り
    迂回通路を径で槽土方の粉体取出口に向けて移流させる
    ことを特徴とする石こうの焼成方法。 2 外部加熱式槽の下端に加熱気体吹込口が、上端には
    加熱気体流出口がそれぞれ設けられ、同槽内には、槽内
    を左右の二重に区分する下端開放の隔壁が設けられ、上
    記二重の一方の室に向けて三水石こう粉体を連続的に投
    入するための投入口が槽上端に設けられ、他方の室の槽
    壁の上部には、槽内浮遊石こう粉体に対する取出口が設
    けられていることを特徴とする石こうの焼成装置。
JP4002778A 1978-04-04 1978-04-04 石こうの焼成方法並びに装置 Expired JPS5857384B2 (ja)

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JPS54131620A JPS54131620A (en) 1979-10-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56145116A (en) * 1980-04-14 1981-11-11 Idemitsu Kosan Co Ltd Continuous preparation of light gypsum

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JPS54131620A (en) 1979-10-12

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