JPS5820873Y2 - ロ−タリ−キルン - Google Patents

ロ−タリ−キルン

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Publication number
JPS5820873Y2
JPS5820873Y2 JP1979084468U JP8446879U JPS5820873Y2 JP S5820873 Y2 JPS5820873 Y2 JP S5820873Y2 JP 1979084468 U JP1979084468 U JP 1979084468U JP 8446879 U JP8446879 U JP 8446879U JP S5820873 Y2 JPS5820873 Y2 JP S5820873Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kiln
rotary kiln
divided
divided chambers
raw material
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979084468U
Other languages
English (en)
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JPS563398U (ja
Inventor
勝弘 川上
Original Assignee
株式会社 芦野製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 芦野製作所 filed Critical 株式会社 芦野製作所
Priority to JP1979084468U priority Critical patent/JPS5820873Y2/ja
Publication of JPS563398U publication Critical patent/JPS563398U/ja
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  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ロータリーキルンに関する。
さらに詳しくは、たとえばパルプ工場の苛性化装置から
発生する石灰泥等の湿原料を乾燥、予熱、焼成するため
のロータリーキルンであって、特にその乾燥、予熱帯を
改良したロータリーキルンに関する。
上記の如き湿原料を乾燥、予熱、焼成するロータリーキ
ルンにおいては、投入された湿原料の耐着が厳しいため
複雑な構造の熱交換器をキルン内に設けることができな
い。
従って、従来のロータリーキルンの乾燥、予熱帯はスパ
イラルリフター、平行ノツターおよびチェーンの組合せ
による簡単な構造となっており、その結果熱交換率が悪
く、たとえば熱交換後のキルン排ガスの温度は350〜
400℃という高温であった。
さらに、熱交換率が悪いのでキルン内の乾燥、予熱帯の
長さを長くしなければならず、その分だけ焼成帯が短く
なるのでキルン焼成能力にも大きく影響をきたしていた
本考案の目的は、上記事情に鑑み、簡単な構造でしかも
熱交換率の高い乾燥予熱帯を備え、よって省エネルギー
化を図ると共に既設設備においては乾燥予熱帯の長さを
短くシ、その分だけ焼成帯の長さを長くして焼成能力や
焼成率を高め、軟焼石灰等をも焼成することができるロ
ータリーキルンを提供することにあり、その要旨は、ロ
ータリーキルン内にキルン軸方向の隔壁を設けて形成し
た複数個の分割室を有する複数分割室部を備え、上記各
分割室内部にリフターとチェーンを設けると共に各分割
室の原料排出側端部にせきを設けて戊り、キルン内に投
入された原料が上記各分割室に振り分けられ、各分割室
内を通過しながら乾燥予熱される様に構成したことを特
徴とするロータリーキルンにある。
以下、図面に示す実施例を参照しながら本考案を詳細に
説明する。
第1図は本考案に係るロータリーキルンを使用した湿原
料の乾燥予熱焼成装置を示す概念図であり、第2図は第
1図に示したロータリーキルンの断面概念図、第3図a
、l)、cは第2図のA−A線。
B−B線、C−C線断面概念図である。
図において、1はベルトコンベアであり、フィルター(
図示せず)により脱水された石灰泥等の湿原料はこのベ
ルトコンベア1からバッグミルコンベア2を介してロー
タリーキルン3の一端部に供給され、該キルン3内で以
下に詳述する様に乾燥、予熱、焼成されてキルン3の他
端部から排出される。
4はキルン3の他端部に設けたバーナー、5はキルン3
の一端部に設けた原料フッド部であり、キルン内の含塵
排ガスは該原料フッド部5から乾式集塵装置たとえば乾
式サイクロン6に導かれ、該サイクロン6で排ガス中の
ダストを分離補集する。
ここで分離補集されたダストはダストタンク7、エアロ
ツクフィダー8を経てバッグミルコンベア2に供給され
、該コンベア2内で湿原料と十分攪拌、混合され、ダス
トが有する熱で湿原料を昇温させる。
なお、ダストを分離された排ガスはサイクロン6から排
風機9、集塵装置10を通って大気中に排出される。
次に、ロータリーキルン3内での湿原料の乾燥。
予熱、焼成について述べる。
ロータリーキルン3は、第2図および゛第3図a、l)
、cに示す様に、キルンの前方から後方に即ち湿原料供
給端部から排出端部に向かって乾燥予熱帯11と焼成帯
12を有し、該乾燥予熱帯11は、スパイラルリフタ一
部13、複数分割室部14.混合攪拌部15.複数分割
室部14およびチェーンカーテン部16とで構成されて
いる。
上記スパイラルリフタ一部13には、キルン内面に所定
高さのスパイラル羽根13aを設け、該羽根13 aの
間には丸環チェーン13bを取付けである。
上記複数分割室部14には、キルン軸方向の隔壁14
aを設けて複数個の分割室14bを形成しである。
即ち、複数分割室部14はキルン軸方向に対して直角な
断面において第3図aに示す如くキルン内部を複数区分
に分割しである。
本実施例においては、キルン中央部に軸方向に円筒14
Cを配設し、該円筒14 Cの表面からほぼ放射状に
4枚の隔壁14 aを設けて4つの分割室14bを形成
しである。
また、この複数分割室部14には、キルン内面および隔
壁14 aにキルン軸方向に平行なリフター14dと該
リフター14dに附属して同じくキルン軸方向に取付け
た平行チェーン14 eを設け、さらに複数分割室部1
4の排出側後端部にはリング状のせき14 fを設けで
ある。
上記混合攪拌部15には、第3図すに示す様に、キルン
内面にキルン軸方向に平行なりフタ−158と該リフタ
ー153に附属して同じくキルン軸方向に平行に取り付
けた丸環平行チェーン15bを設けである。
上記チェーンカーテン部16には、第3図Cに示す様に
、丸環チェーン16aを設けである。
上記の如く構成されたロータリーキルンにおいて、バッ
グミルコンベア2によって運ばれた湿原料はまずスパイ
ラルリフタ一部13に供給され、スパイラル羽根13a
によって強制的に次の複数分割室部14に送られる。
なお、チェーン13bは湿原料がキルン内面およびスパ
イラル羽根13 aに耐着するのを防止する。
スパイラルリフタ一部13から送られてきた湿原料は複
数の分割室14bに振り分けられ、各分割室14b内で
乾燥予熱されながら次の混合攪拌部15に送られる。
この場合、湿原料は各分割室14bに振り分けられるこ
とによりその表面積が増加するので乾燥予熱を充分に行
うことができる。
各分割室内のりフタ−14dは湿原料を攪拌し、チェー
ン14 eは湿原料の耐着防止。
解砕および加熱の作用をなす。
なお、各隔壁14aには熱応力が作用するが、本実施例
の様に円筒14Cを設け、該円筒14 Cに隔壁14a
を接続しておけば上記熱応力による隔壁14aの変形等
の問題を解消でき、また排出側端部に設けたせき14
fにより各分割室14b内の湿原料占有率を高め、乾燥
予熱をより効率良く行うことができる。
この様にして各分割室14b内で乾燥予熱されたそれぞ
れの湿原料は次の混合攪拌部15で全部集められ、ここ
で混合攪拌して均一化を図り、さらに次の複数分割室部
14で前記と同様に乾燥予熱され、続いてチェーンカー
テン部16でさらに予熱されて焼成帯12で焼成され、
ロータリーキルン3から排出される。
従来の湿原料等を乾燥、予熱、焼成するロータリーキル
ンの乾燥予熱帯は、前述した様にキルン内面に設けたキ
ルン軸方向のりフタ−とチェーンとで構成されている。
即ち、本実施例における混合攪拌部15の如く構成され
ている。
これに対し、本考案に係るロータリーキルンの乾燥予熱
帯はキルン軸方向の隔壁を設けることによりキルン内に
複数個の分割室を形成した複数分割室部を備えて戊る。
従って、キルン内に投入された湿原料はこの各分割室に
振り分けられ、よって複数の分割室を有しない場合に比
べ湿原料の表面積が著るしく大きくなり、高温ガスと充
分接触し、優れた熱交換率を得ることができる。
従って、省エネルギー化を図ると共に既設設備において
は乾燥予熱帯の長さを短くでき、その分だけ焼成帯の長
さを長くすることができるので焼成能力や焼成率を高め
、軟焼石灰等をも焼成することができる。
また、本考案に係る複数分割室部の構造は単に隔壁を設
けるだけの単純な構造であるので本ロータリーキルンの
ための特別な湿原料耐着防止手段を必要とせず、キルン
の用途に応じて実施例に示した如〈従来と同様の耐着防
止、解砕手段たとえばチェーンや、攪拌手段としてのリ
フターを並用することができ、また、実施例に示した如
くせきを設けることもできる。
この様にすることによりさらに優れた熱交換率を得るこ
とができ、湿原料の耐着等に対しても好ましい結果が得
られる。
さらに、本実施例の様にキルン軸方向に複数分割室部を
複数部設け、各複数分割室部の間に混合攪拌部を設けれ
ば、各分割室内の湿原料の乾燥予熱程度が異なっても、
途中で集めて混合攪拌し、均一化し、さらに各分割室に
振り分けて乾燥予熱するので充分に乾燥予熱でき、しか
も均一な乾燥予熱が行なわれる。
たとえば、本実施例に示した構造のロータリーキルンを
用いて湿原料の焼成を行なうと、熱交換後の排ガス温度
は約200℃であった。
この事実は本考案に係るロータリーキルンの熱交換率が
従来のものに比べて著るしく改善されていることを示し
ている。
なお、本考案に係る複数分割室部あるいは混合攪拌部等
の構造は、本考案の要旨を越えない範囲で種々変形でき
、実施例に示されたものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロータリーキルンを使用した湿原
料の乾燥予熱焼成装置を示す概念図、第2図は第1図の
ロータリーキルンを示す断面概念図、第3図a、l)、
cはそれぞれ第2図のA−A線。 B−B線、C−C線断面概念図である。 3・・・・・・ロータリーキルン、14・・・・・・複
数分割室部、14 a・・・・・・隔壁、14b・・・
・・・分割室、15・・・・・・混合攪拌部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) ロータリーキルン内にキルン軸方向の隔壁を
    設けて形成した複数個の分割室を有する複数分割室部を
    備え、上記各分割室内部にリフターとチェーンを設ける
    と共に各分割室の原料排出側端部にせきを設けて戊り、
    キルン内に投入された原料が上記各分割室に振り分けら
    れ、各分割室内を通過しなから乾燃予熱される様に構成
    したことを特徴とするロータリーキルン。
  2. (2)上記複数分割室部をキルン軸方向に複数部備える
    と共に各複数分割室部の間に混合攪拌部を備え、各分割
    室で乾燥予熱されたそれぞれの原料を混合攪拌部で混合
    攪拌し、さらに次の各分割室に振り分ける様に構成した
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    したロータリ−キルン。
JP1979084468U 1979-06-20 1979-06-20 ロ−タリ−キルン Expired JPS5820873Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979084468U JPS5820873Y2 (ja) 1979-06-20 1979-06-20 ロ−タリ−キルン

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JP1979084468U JPS5820873Y2 (ja) 1979-06-20 1979-06-20 ロ−タリ−キルン

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JPS563398U JPS563398U (ja) 1981-01-13
JPS5820873Y2 true JPS5820873Y2 (ja) 1983-05-02

Family

ID=29317668

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979084468U Expired JPS5820873Y2 (ja) 1979-06-20 1979-06-20 ロ−タリ−キルン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012017870A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Tdk Corp 焼成炉
JP2018054212A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 太平洋セメント株式会社 フライアッシュ加熱装置、及び、それを用いたフライアッシュの改質方法

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JPS5436119Y2 (ja) * 1975-12-12 1979-11-01

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