JPS5857369B2 - 硝酸アンモニウムの固結防止法 - Google Patents

硝酸アンモニウムの固結防止法

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JPS5857369B2
JPS5857369B2 JP8780677A JP8780677A JPS5857369B2 JP S5857369 B2 JPS5857369 B2 JP S5857369B2 JP 8780677 A JP8780677 A JP 8780677A JP 8780677 A JP8780677 A JP 8780677A JP S5857369 B2 JPS5857369 B2 JP S5857369B2
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JP
Japan
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ammonium nitrate
carbon atoms
fatty acid
caking
granular
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Expired
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JP8780677A
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JPS5421999A (en
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健二 才田
治 小国
絃次 斉藤
博章 池ノ上
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粉状または粒状硝酸アンモニウム(以下硝安と
略示する。
)の固結を防止する方法に関するものである。
硝安は吸湿性、温度による溶解度差、さらには結晶転移
等により固結し易く、取り扱い上大きな障害になってい
る。
このため硝安の固結防止法として従来から乾燥剤の添加
、ベントナイトまたは硫酸アルミニウム等の無機質粉末
の添加、結晶癖改変剤による処理、界面活性剤の添加等
数多くの処理方法が提案されている。
しかし、これらの処理方法においては淀加混入量が多い
ため硝安自体の品質およびこれを原料とする各種製品に
好ましくない影響を与えたり、固結防止剤が硝安粒子と
反応し、アンモニアガスを発生する等の不都合を生ずる
ことがあった。
本発明者らはこれら従来法の欠点を改良すべく鋭意研究
した結果、炭素数30以上の脂肪酸のモノエステルおよ
びジエステルは硝安の固結防止効果が非常に悪いが、ト
リエステル類がすぐれた効果を示すという新しい事実を
見出し、本発明に到達した。
本発明は粉状または粒状硝安に炭素数30以、上の脂肪
酸トリエステル化合物、もしくは炭素数30以上の脂肪
酸トリエステル化合物と炭素数12以上の飽和脂肪酸を
硝安に対して0.05〜0.3軍量係、好ましくは0.
08〜0.12重量饅、混入共存させることからなる硝
安の固結防止方法である。
本発明において対象となる粉状または粒状の硝安は通常
の方法、例えば希硝酸とアンモニア水との反応で生成し
た硝安水溶液を濃縮乾燥して得られた粉状硝安または硝
安の濃厚水溶液を造粒塔から降らせて生成した粒状硝安
等である。
本発明に用いられる脂肪酸トリエステル類は炭素数が3
0以上のものであり、好ましくは炭素数30〜63のも
ので、このような化合物としてはたとえば12−ヒドロ
キシステアリン酸グリセライド、ステアリン酸グリセラ
イド、/タルミチン酸グリセライド等があげられる。
また脂肪酸トリエステル類と併用される飽和脂肪酸は炭
素数12以上のものであり、好ましくは炭素数12〜2
2のもので、たとえばラウリン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘニン酸等があげられる。
炭素数30未満のトリエステル類は水に対する親和力が
増大し、硝安の固結防止能力が悪くなる。
またこれらのトリエステル類は融点が低下するため、硝
安粒子に均一に付着させたとしても高温状態では溶融し
、その付着状態が不均一になる。
また飽和脂肪酸の炭素数か12未満の場合にも固結防止
能が悪くなる。
炭素数30以上の脂肪酸トリエステル化合物または炭素
数30以上の脂肪酸トリエステル化合物および炭素数1
2以上の飽和脂肪酸の併用物としての混入量は硝安に対
して0.05〜0.3重量%、好ましくは0.08〜0
.12重重量%ある。
添加混入量が0.05重量修以下に少ない場合には固結
性を改良するうえで効果が低く、また添加混入量が0.
3重量%以上に大量に用いることは不経済であるばかり
でなく、硝安自体の品質上および安全上からも望ましく
ない。
脂肪酸トリエステル類と飽和脂肪酸との麗人割合は特に
限定するものではないが、一般にトリエステル類:飽和
脂肪酸が重量比で100〜20:0〜80の範囲、好ま
しくは100〜60:0〜40の範囲が特に有効な範囲
として用いられる。
これら固結防止剤は熔融状態または水溶液で添加するこ
とができるが、通常は熔融状態で添加する方が好ましい
また、脂肪酸トリエステル類と飽和脂肪酸は夫々別個に
混入しても良く混合物または混合溶融物として用いるこ
ともできる。
固結防止剤の硝安への添加方法は特に限定されるもので
はないが、粒状硝安に添加する場合は添加剤の歩留りを
考えて造粒塔底の造粒直後の硝安に添加するよりも乾燥
冷却した後の硝安粒子に添加する方が好ましい。
この場合、固結防止剤の添加は回転ドラム等を用いて転
動させながら添加処理するのが好ましい。
以上量したごとく本発明において、硝安の固結防止剤と
して炭素数30以上の脂肪酸トリエステル類またはこれ
と炭素数12以上の飽和脂肪酸とを用いることにより粉
状または粒状硝安の固結が防止できるので、製品の堆積
中に起こるトラブル等が回避でき、工業的に非常に有用
である。
以下に実施例をあげて本発明を更に具体的に説明するが
、本発明はこれらの実施例によって限定されるものでは
ない。
なお本実施例に示した固結強度は次の方法で行なった。
直径5に771のステンレス製容器に試料を100g充
填し、これに0.1 kg/cr71Gの条件下に1臼
1サイクルの割合で8時間かけて20℃から45℃の温
度変化を与え、2日間放置後試料を取り出し、これの破
壊に要する圧力を測定した。
また、実施例中に示した斜および部は特記しない限りそ
れぞれ重量φおよび重量部である。
実施例 1 一8〜+10メツシュ 40咎 10〜+14/150% 14〜+20//10% 上記の粒度分布(JIS篩)を有し、水分0.1%、見
掛比重0765の粒状硝安に90℃の12−ヒドロキシ
ステアリン酸グリセライド溶融物を0.1係噴霧添加し
、ついでこれを防湿加工した袋に1に9充填包装した。
これを3段積み重ねた上に60kgの荷重をかけ調温室
に入れ、1日1回8時間かけて28°Cから44℃まで
室温を上下させながら14日間放湿した後、取り出した
ところ固結が認められなかった○ 実施例 2 一8〜+10メツシュ 40φ 10〜+14/750% 14〜+20/710% 上記の粒度分布(JIS篩)を有し、水分0.1%、見
掛比重0765の粒状硝安に90°Cの12−ヒドロキ
システアリン酸グリセライド80部とステアリン酸20
部との混合溶融物をo、i%噴霧添加し、ついでこれを
防湿加工した袋に1kg充填した。
これを3段積み重ねた上に60kgの荷重をかけ調温室
に入れ、1日1回28°Cから44°Cまで室温を上下
させながら21日間放置した後取り出したところ固結が
認められなかった。
実施例 3 一8〜+10メツシュ 38% 一10〜+14/152% 14〜+20//10% 上記の粒度分布(JIS篩)を有し、水分O,OS優、
見掛比重0.764の粒状ホーラス硝安に90℃のパル
ミチン酸グリセライド60部とステアリン酸40部との
混合溶融物をo、i%噴霧添加し、ついで防湿加工した
袋に1kg充填した。
これを3段積み重ねた上に60kgの荷重をかけ調温室
に入れ、1日1回8時間かけて27℃から40°Cまで
室温を上下させながら20日間放置した後取り出したと
ころ、固結は認められなかった。
実施例 4 実施例3と同種の粒状ポーラス硝安に85℃のラウリン
酸クリセライト70部とパルミチン酸30部との混合溶
融物を0.1%噴霧添加し、ついで防湿加工した袋に1
kg充填した。
これを3段積み重ねた上に60−の荷重をかけ調温室に
入れ、1日1回8時間かけて27℃から40℃まで室温
を上下させながら20日間放置した後、取り出したとこ
ろ固結は認められなかった。
実施例5〜8および比較例1〜6 実施例1と同様の粒状硝安を用いて第1表に示した固結
防止剤を回転ドラムを用いて添加した。
得られた試料の固結強度を第1表に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粉状または粒状硝酸アンモニウムに炭素数30以上
    の脂肪酸トリエステル化合物を共存配合することを特徴
    とする硝酸アンモニウムの固結防止方法。 2 炭素数30以上の脂肪酸トリエステル化合物が12
    −ヒドロキシステアリン酸グリセライドである特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 3 粉状または粒状硝酸アンモニウムに炭素数30以上
    の脂肪酸トリエステル化合物および炭素数12以上の飽
    和脂肪酸を共存配合することを特徴とする硝酸アンモニ
    ウムの固結防止方法。
JP8780677A 1977-07-20 1977-07-20 硝酸アンモニウムの固結防止法 Expired JPS5857369B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5421999A JPS5421999A (en) 1979-02-19
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