JPS585731Y2 - ブルド−ザ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来から、土木工事、建築現場などで使用されているシ
ョベルつきの大型ブルドーザ−はショベルの取付は位置
と反対側にショベルの作動によって加わる荷重に耐え得
る重量の重錘を設置し、バランスを取っていたが、この
重錘のためにブルドーザ−自体の重量が増大し、抵抗が
犬となり、作動燃料費及び走動燃料費が高価となり、軽
作業用には不適であった。

本考案は、堆肥、草、少量の土砂類など比較的軽量或い
は比較的小型の搬送物類を掬上げ、搬送する軽い農作業
やごく簡単な土木作業などに際して、ショベルを作動せ
しめても、ブルドーザ−のバランスが失なわれないよう
にしたもので、ショベルの作動により、重錘又は重量石
塊等のバランス保持用資材を着脱自在かつ重量調整自在
にブルドーザ−に配置できるような箱篭体をブルドーザ
−の前面部に前方に向って配設せしめ、バランスを取り
、安全に作業できるようにすると共に、ショベルの不用
時には作業用、その他の小道具類や小間物類等を収納し
得るようにしたことを特徴とする農作業に適したブルド
ーザ−を提供するにあり、以下実施の一例について説明
する。

ブルドーザ一本体Ａは台車３の後面部にショベル２を上
下移動自在になるように作動杆４を取付け、中央に操作
席５を備え、前面部にはエンジン６を装着せしめ、更に
このエンジン６より適宜間隔を３いて前方に向って支持
杆７を突出し、その支持杆７に箱篭体１を載置固定する
。

箱篭体１は鉄板又は鉄製鋼板等にて強靭に成型し、必要
に応じてショベル２との作動時に３けるバランスを考慮
して適量の重錘又は重量石塊等のバランス保持用資材を
投入、取入れ自在になるように前面板８を開閉自在にな
るように蝶着し、この前面板８又は後面板９を網目多孔
板にて形成し、空気の流通をよくし、後部に位置するエ
ンジン６を冷却させ得るようにし、支持杆７を前方に突
出せしめ、この支持杆７に載置固定せしめ、箱篭体１内
には必要に応じて適量の重錘、重量石塊等のバランス保
持用資材を投入し、ショベル２を作動させないときは、
前記バランス保持用資材を取り出し軽量にさせて、ブル
ドーザ一本体Ａの走行を軽快ならしめると共に空となっ
た箱篭体１内には適宜作業用、その他の小道具類、小間
物類を収納する。

ショベル２はブルドーザ一本体Ａの後部に作動杆４を取
付けて、ショベル２を上下動自在ならしめるか又はブル
ドーザ一本体Ａに腕杆（図示せず）を振動自在に取付け
、その腕杆端にショベル２を掘削、搬送し得るように取
付けることもできる。

本考案は以上のようにブルドーザ一本体の後面部にショ
ベルを装備すると共に、前面部にはバランス保持用資材
の出入れ可能な箱篭体を配設せしめたから、ショベルが
作動中に於いて、プルドーザ一本体が、ショベルの積荷
や荷重で傾斜したり、バランスを失って倒れたりする虞
れなく安全に作業できる。

そして、バランス保持用資材は、茹篭体内に出入れ可能
であるから、バランス保持のための重量調整を自由かつ
簡単に行ない得る利点があると共に、茹篭体内に収容し
たバランス保持用資材は、脱落や紛失などの惧れが解消
されるので、前記重錘等のほか、太きいものから小さい
ものまで、身近にある種々の物（たとえば、農器具類、
工具類など）を該資材として収容利用できる効果がある
。

筐た、ショベルを作動させないときは、茹篭体内のバラ
ンス保持用資材を取り出せば、ブルドーザ−は軽量にな
り、軽快走行でき、燃料の節約効果を発揮する。

さらに、バランス保持用資材を取り除いた後の茹篭体内
には、作業用の小道具類、工具類、小間物類などを収納
することができ、整理整頓用として役立つ効果がある。

よって、日常の軽いちょっとした農作業に適した使用に
便利なブルドーザ−を提供でき、所期の目的を遠戚でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案ブルドーザ−の側面図、第２図は要部を拡
大せる正面図、第３図は同底面図である。 図中、Ａ・・・・・・ブルドーザ一本体、１・・・・・
・箱篭体、２・・・・・・ショベル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ブルドーザ一本体の後面部にショベルを装備すると共に
   、前面部にはバランス保持用資材の出入れ可能な箱篭体
   を配設せしめたブルドーザ−６