JPS585686B2 - 塵埃分離装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、商店、家庭などにおいて発生する塵埃、理髪
店や美容院などにおいて切り落されたゴミ頭髪、カーペ
ットやジュータンなどの洗浄後における洗濯泡を含む水
分の除去、その他工場、商店などにおける微粉末、粒体
などのいわゆる塵埃廃棄物をエヤーでもって吸引し、こ
れを遠心力を利用して集塵タンクヘ集納するようにした
塵埃分離装置に関するものである。

従来の掃除機においては頭髪、水、微粉末などの清掃は
、掃除機本体内に着脱可能に内装されている紙、布ある
いは網などからなるストレーナーの目がつまってしまう
ので不可能であった。

そこで本発明は、ストレーナーを使用しないでこれら頭
髪、水、微粉末の掃除ができる装置を提供したもので、
以下一実施例として示した図面について本発明を説明す
る。

１は集塵タンクであって、この集塵タンクはタンク主体
２とＦ部カバー３とよりなるものであって、該タンク主
体２と上部カバー３との間にはパッキング４が介在して
いて、適宜締付金具５によって開閉できるよう気密に締
付けられている。

６は集塵吸入パイプであって、タンク主体２内に挿入さ
れている該パイプ６の一方の目端部６ａは、タンク内に
おいて下向きに開口しており、他方の口端部６ｂは該タ
ンク主体の外部に突出していてその先端には、吸入清掃
する対象（例えばゴミ頭髪や微粉末、水分の吸引など）
に対応した吸引ノズルを備えたホースなどが取付けられ
る。

（図示省略）７は前記上部カバー３上に取付けられてい
ル高速で回転するモータであって、このモータ７の出力
軸８先端は上部カバー３上に集塵タンクと連通に装設し
たドラム力バー９内に回転自在に軸支されていて、その
端部に外周壁面に多数の小孔１１・・・がちけられた先
方が開口の断面コ字形をした多孔ドラム１０が取付けら
れている。

そしてこの多孔ドラム１０内の中心部には複数枚の変流
板１２．１３を外周面に取付けた上部の吸入パイプ１４
が多孔ドラム１０の側壁との間に少しの隙間が存するよ
うに挿入されており、そして該吸入パイプ１４の他端は
該パイプ１４を保持しているドラム力バー９の外部に突
出している。

１５は集塵タンク１内に開口している集塵吸入パイプ６
の口端部６ａに取付けられている吸入変流板である。

尚、ドラム力バー９の外に突出している吸入パイプ１４
先端はホース等を介して掃除機、ロータリーブロワ、ル
ーツブロワ等の吸入駆動装置（図示省略）と接続される
ものである。

本発明はこのような構成としたが、以下、作用効果を、
切り落されたゴミ頭髪の清掃について使用した場合を例
にとって説明する。

集塵吸入パイプ６の先端に切り落されたゴミ頭髪の吸引
に適した治具（ノズル）をもったパイプを取付け、吸入
パイプに接続の図示外の吸入駆動装置を駆動せしめると
その吸引力によって、集塵吸入パイプ６を経て切り落さ
れたゴミ頭髪の多くは、該パイプ６は下向きに開口して
いることと、吸入変流板１５が設けられていることによ
ってタンク主体２内の底部に落下するが、そのうちの一
部である極めて微細な頭髪や該ゴミ頭髪と一緒に吸い込
まれたゴミなどが第５図、第６図に矢印で示す如く、吸
入変流板１５とタンク主体２０周壁との間を通って上方
へあがって多孔ドラム１０内にはいり込む。

外周壁面に多数の小孔１１・・・が穿設されているこの
多孔ドラムはモータ７によって，高速回転しており、ま
たこの多孔ドラムの中心部には変流板をもった吸入パイ
プ１３が配されているから、上方にあがってきた塵埃は
該多孔ドラム１０と吸入パイプ１４に取付けた変流板１
２の間の狭部を通るとき前記多孔ドラム１４の遠心力に
よってドラムの外壁面方向へ押しやられ小孔１１・・・
から該ドラムの外へ飛び出し下方へ落下する。

尚ドラム１０は毎分３５００〜４０００回転する。

又前記の如く、多孔ドラム１０と変流板１２との間を通
った空気は更に１３の変流板との間で変流をおこし、残
った塵埃は該多孔ドラム１０の遠心力によって該ドラム
に穿設の小孔１１・・・からドラム外にはじき出されて
微細なゴミ頭髪やチリ等の塵埃は完全に分離除去され、
空気のみが吸入パイプ１４を経て集塵タンク外へ送気さ
れ、従来不可能であったゴミ頭髪の清掃を能率よく且つ
衛生的に行い得る。

上記はゴミ頭髪の清掃の場合について説明したが、その
他微粉末の集荷等にも目づまりなど起さずに使用できる
し、またカーペットやジュータンの洗浄に際して、この
装置を使用すれば、せっけん水などの洗浄液を含んだ洗
濯水もブロワなどの吸引力によって強力に吸引されるの
でカーペットの残量水分が非常に少なく乾燥が大変早く
なるなど利用範囲が極めて広い、優れた装置を提供した
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示したもので、第１図は一部
断面正面図、第２図は同右側面図、第３図は同左側面図
、第４図は一部断面平面図、第５図は第１図のＡ−Ａ線
断面図、第６図は一部省略正面断面図である。 １・・・・・・集塵タンク、２・・・・・・タンク主体
、３・・・・・・上部カバー、６・・・・・・集塵吸入
パイプ、７・・・・・・モータ、９・・・・・・ドラム
力バー、１０・・・・・・多孔ドラム、１１・・・・・
・多孔ドラムの小孔、１２，１３・・・・・・変流板、
１４・・・・・・吸入パイプ、１５・・・・・・吸入変
流板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 集塵タンクの上部カバー上に前記タンクと連通のド
   ラム力バー装設し、このドラム力バー内にモータによっ
   て駆動される断面コ字形の多孔ドラムを装設し、吸入駆
   動装置と接続可能の吸入パイプをドラム力バーに保持せ
   しめると共に該パイプの他端部に複数枚の変流板を取付
   けてこれを多孔ドラムの中心部に該多孔ドラムの内周壁
   面との間に少しの隙間を有する如く内装し、一端が集塵
   タンクの外に突出している集塵吸入パイプの他端開口部
   を該集塵タンク内へ下向きに内挿せしめると共にその日
   端部に吸入変流板を取付けてなるを特徴とする塵埃分離
   装置。