JPS5856407Y2 - 高速応答油圧シリンダ - Google Patents
高速応答油圧シリンダInfo
- Publication number
- JPS5856407Y2 JPS5856407Y2 JP1976128144U JP12814476U JPS5856407Y2 JP S5856407 Y2 JPS5856407 Y2 JP S5856407Y2 JP 1976128144 U JP1976128144 U JP 1976128144U JP 12814476 U JP12814476 U JP 12814476U JP S5856407 Y2 JPS5856407 Y2 JP S5856407Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder
- oil
- chamber
- electric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は電気・油圧サーボ弁を用いた高速応答性能が
要求される油圧シリンダの改良構造に関するものである
。
要求される油圧シリンダの改良構造に関するものである
。
電気・油圧サーボ弁は電気入力信号で連続的に油圧回路
の流量または圧力を制御する切換弁であるが、この弁と
適当な電気制御系とを組合せることにより数百ヘルツの
応答速度をもって任意の制御が可能となる。
の流量または圧力を制御する切換弁であるが、この弁と
適当な電気制御系とを組合せることにより数百ヘルツの
応答速度をもって任意の制御が可能となる。
これを用いた油圧駆動用シリンダは、任意の電気入力信
号を与えることによりシリンダを介して負荷に出力を与
える。
号を与えることによりシリンダを介して負荷に出力を与
える。
即ち電気エネルギを流体のエネルギに変換してさらに機
械エネルギにするもので゛ある。
械エネルギにするもので゛ある。
この入力に対する出力の高速応答性能で油圧シリンダの
良否が決定する。
良否が決定する。
高性能且つ高周波数で高い力を得るには油の容積を小さ
く保ち、油が自由に、スムースにシリンダのピストン室
に流れ込みまた流れ出なければならない。
く保ち、油が自由に、スムースにシリンダのピストン室
に流れ込みまた流れ出なければならない。
高周波数では電気・油圧サーボ弁より流れる油は非常に
微量であるため油の圧縮に費す油を少なくしなければな
らない。
微量であるため油の圧縮に費す油を少なくしなければな
らない。
また連続高性能を維持するためには摺動部などの耐摩耗
性も高くなければならない。
性も高くなければならない。
このような点にすぐれていることが油圧シリンダの性能
を高める。
を高める。
従来のこの種の油圧シリンダではピストン及びピストン
ロッド部の摺動部のシールにはOリングなどのパツキン
が使用されている。
ロッド部の摺動部のシールにはOリングなどのパツキン
が使用されている。
電気・油圧サーボ弁よりシリンダのピストン室に入った
油はピストンを動かす他に、電気・油圧サーボ弁からピ
ストン室までの経路とピストン室内の油を圧縮しまたシ
ールを圧縮しなければならない。
油はピストンを動かす他に、電気・油圧サーボ弁からピ
ストン室までの経路とピストン室内の油を圧縮しまたシ
ールを圧縮しなければならない。
高い周波数で切換わる油の管路の抵抗や油の圧縮、シー
ルの圧縮に費やされる。
ルの圧縮に費やされる。
シールが圧力を受けると圧縮効果と大きな摩擦を与える
ので、肝心のピストンから外部に働かせる力が低下する
し、応答性が悪くなる。
ので、肝心のピストンから外部に働かせる力が低下する
し、応答性が悪くなる。
またシールの摩耗による性能の経年変化も発生する。
以上のような従来の欠点をなくすためにはピストンを動
かすには必要でない油または力(圧力)を最小限にする
ことが必要である。
かすには必要でない油または力(圧力)を最小限にする
ことが必要である。
この考案はこのような点に着目してなされたもので、以
下この考案の一実施例を図について説明する。
下この考案の一実施例を図について説明する。
図において、Pポート7より導かれた圧油は電気・油圧
サーボ弁1に入り、制御された圧油がシリンダポート9
の片側に入る。
サーボ弁1に入り、制御された圧油がシリンダポート9
の片側に入る。
今ピストンA室10側に圧油が入ると、ピストン3は矢
印12の方向へ移動する。
印12の方向へ移動する。
このときピストンB室11側の油は電気・油圧サーボ弁
1を通ってRポートよりタンクへ戻る。
1を通ってRポートよりタンクへ戻る。
電気・油圧サーボ弁1で制御されピストンA室10とピ
ストンB室11へ交互に圧油か送られ、ピストン3は左
右に交互に移動を行なう。
ストンB室11へ交互に圧油か送られ、ピストン3は左
右に交互に移動を行なう。
ピストンA室10に入った圧油はピストン3とピストン
ロッド4にシール用パツキンがないため、夫々シリンダ
2とロッドキャップ5とのすきまより圧油が漏れる。
ロッド4にシール用パツキンがないため、夫々シリンダ
2とロッドキャップ5とのすきまより圧油が漏れる。
ピストンロッド4とロッドキャップ5とのすきまより漏
れた油はドレイン室6を通ってRポート8に導かれてタ
ンクに戻るのである。
れた油はドレイン室6を通ってRポート8に導かれてタ
ンクに戻るのである。
なお、ドレイン室はRポートに接続され大気圧となって
おり、ドレイン室と外部とは同圧なので、ドレイン室か
ら外部への油の漏れは最小となる。
おり、ドレイン室と外部とは同圧なので、ドレイン室か
ら外部への油の漏れは最小となる。
このように摺動部分に定常漏れを許すことにより潤滑性
能が向上し低抵抗で動く。
能が向上し低抵抗で動く。
潤滑性能がよいことは、シリンダ2とピストン3、ピス
トンロッド4とロッドキャップ5との耐摩耗性が向上す
ることであり、またすきま量即ち漏れ量が変化せず長時
間性能を維持することに役立つ。
トンロッド4とロッドキャップ5との耐摩耗性が向上す
ることであり、またすきま量即ち漏れ量が変化せず長時
間性能を維持することに役立つ。
以上のような構造を有するものでは、電気・油圧サーボ
弁1がシリンダ2に直付けされているため制御された圧
油の容積は最小となりこのためピストン3を動かすに必
要でない油の容量を最少にできる。
弁1がシリンダ2に直付けされているため制御された圧
油の容積は最小となりこのためピストン3を動かすに必
要でない油の容量を最少にできる。
また油の圧縮量も最少となる。ピストン3とピストンロ
ッド4の摺動部にシールがないということは、シールを
変形させるに要する力や油量が不要となり、また抵抗に
要する力も不要となる。
ッド4の摺動部にシールがないということは、シールを
変形させるに要する力や油量が不要となり、また抵抗に
要する力も不要となる。
またドレイン室6を設けることによりピストンA室10
あるいはピストンB室11より漏れてきた圧油はRポー
ト8に接続されているため、ここで完全に圧力がなくな
り、高圧化されて外部に漏れ出ることはなくなる。
あるいはピストンB室11より漏れてきた圧油はRポー
ト8に接続されているため、ここで完全に圧力がなくな
り、高圧化されて外部に漏れ出ることはなくなる。
このように、電気・油圧サーボ弁1をシリンダ2に直付
けし、油の必要容積を少なくし、ピストン3とピストン
ロッド4の摺動部にシールを具備しない構造では、油の
圧縮量が少なく、シール部の圧縮に要する力及び時間、
抵抗がなくなり、高速応答性が向上し、スムースな動き
が得られる。
けし、油の必要容積を少なくし、ピストン3とピストン
ロッド4の摺動部にシールを具備しない構造では、油の
圧縮量が少なく、シール部の圧縮に要する力及び時間、
抵抗がなくなり、高速応答性が向上し、スムースな動き
が得られる。
またロッドキャップ5にドレイン室6が設けられている
ため外部への漏れが最少となり、摺動部の潤滑性向上と
なる。
ため外部への漏れが最少となり、摺動部の潤滑性向上と
なる。
なお、ドレイン室6をピストン3部に設けてドレイン室
6をタンクに接続しても上述したと同様な効果が得られ
る。
6をタンクに接続しても上述したと同様な効果が得られ
る。
この考案のものは応答特性がすぐれているので特に油圧
式加振機に用いて効果がある。
式加振機に用いて効果がある。
図はこの考案の一実施例を示す断面図である。
図中、1は電気・油圧サーボ弁、2はシリンダ、3はピ
ストン、4はピストンロッド、5はロッドキャップ、6
はドレイン室、7,8はポート、9はシリンダポート、
10.11はピストン室である。
ストン、4はピストンロッド、5はロッドキャップ、6
はドレイン室、7,8はポート、9はシリンダポート、
10.11はピストン室である。
Claims (1)
- 電気・油圧サーボ弁をシリンダ壁にじかに取付け、上記
シリンダ壁を通して圧油をシリンダに供給するようにす
ると共に、上記シ゛リンダ内に設けられるピストン及び
ピストンロッドにはその摺動部にシールを設けず、シリ
ンダ内の圧油がピストンあるいはピストンロッドの摺動
部から漏れるのを集めて貯溜するドレイン室を少なくと
も上記摺動部のいずれかに設けたことを特徴とする高速
応答油圧シリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976128144U JPS5856407Y2 (ja) | 1976-09-22 | 1976-09-22 | 高速応答油圧シリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976128144U JPS5856407Y2 (ja) | 1976-09-22 | 1976-09-22 | 高速応答油圧シリンダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5346491U JPS5346491U (ja) | 1978-04-20 |
JPS5856407Y2 true JPS5856407Y2 (ja) | 1983-12-26 |
Family
ID=28737429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976128144U Expired JPS5856407Y2 (ja) | 1976-09-22 | 1976-09-22 | 高速応答油圧シリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5856407Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6247215U (ja) * | 1985-09-12 | 1987-03-23 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS491920A (ja) * | 1972-03-15 | 1974-01-09 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5255593Y2 (ja) * | 1973-12-04 | 1977-12-15 | ||
JPS5180589U (ja) * | 1974-12-21 | 1976-06-26 |
-
1976
- 1976-09-22 JP JP1976128144U patent/JPS5856407Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS491920A (ja) * | 1972-03-15 | 1974-01-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5346491U (ja) | 1978-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3540348A (en) | Fluid operated continuously actuated reciprocating piston drive | |
US2907304A (en) | Fluid actuated mechanism | |
US5829393A (en) | Free-piston engine | |
GB1027184A (en) | Hydraulic forming press | |
US2508298A (en) | Fluid pressure intensifying device | |
DE69121424D1 (de) | Vorrichtung mit thermochemischen betrieb | |
US4620418A (en) | Stirling engine | |
JPS5856407Y2 (ja) | 高速応答油圧シリンダ | |
US4202251A (en) | Generator for flow rate of pressurized fluid | |
GB1346452A (en) | Double acting servomotor | |
US2864313A (en) | Hydraulic intensifier | |
CN105782164A (zh) | 多腔体液压缸及其控制系统和控制方法 | |
US3467140A (en) | Hermetical sealing mechanism | |
GB1361919A (en) | Hydraulic drive with special reference to electrical switchgear | |
US2869514A (en) | Air cylinder | |
GB1378363A (en) | Rams | |
SE9604287D0 (sv) | Fluid-operated actuator | |
RU19404U1 (ru) | Усилитель давления текучей среды | |
JPH09296805A (ja) | 加振機用液圧シリンダ | |
GB1284774A (en) | Linear hydraulic motor | |
FR2318369A1 (fr) | Mecanisme de commande a piston oscillant, notamment pour vannes rotatives | |
US3817035A (en) | Valve control means for changing working space volume in stirling cycle engine | |
RU2052782C1 (ru) | Устройство для контроля герметичности кольцевых уплотнителей гидроцилиндров | |
ES423944A1 (es) | Perfeccionamientos en los sistemas para invertir la marcha de un embolo de trabajo. | |
SU449184A1 (ru) | Гидротормоз двустороннего действи |