JPS5856166Y2 - 密封容器 - Google Patents

密封容器

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JPS5856166Y2
JPS5856166Y2 JP13964978U JP13964978U JPS5856166Y2 JP S5856166 Y2 JPS5856166 Y2 JP S5856166Y2 JP 13964978 U JP13964978 U JP 13964978U JP 13964978 U JP13964978 U JP 13964978U JP S5856166 Y2 JPS5856166 Y2 JP S5856166Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cap
container
mouth
bottle mouth
bottle
Prior art date
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Expired
Application number
JP13964978U
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English (en)
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JPS5556245U (ja
Inventor
栄樹 白沢
Original Assignee
日本クラウンコルク株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は密封容器に関するものであり、尚詳しくは、容
器内圧上昇による容器の破裂現象を防止する口部構造を
具えた密封容器に関するものである。
従来の密封容器、例えば炭酸飲料、ビール等のガス飲料
を充填した例えばガラス瓶においては、移送・保管作業
による充填物攪拌、夏季の温度上昇等によって内圧が相
当高騰した場合においても、容器内気体の逸出による気
抜は等による充填物の品質低下を防止する為に、強力な
密封を施すようにした。
即ち従来の多く場合における所謂瓶詰は、第1図に示す
如く、瓶口11の頂部12に平坦部13を設け、この平
坦部に所謂キャップ21の内側面に接着又は嵌着した所
謂バッキング材31を載置状に当接せしめる様に、キャ
ップ21を瓶口に螺入して前記バッキング材31と瓶口
頂部平坦部13との間に強力な圧着状態を生じせしめ、
キャップ21のスカート部24の雌ねし部26によって
キャップの耐圧強度を維持せしめた。
即ち、容器内圧によって、雌ねじ部26が変形してキャ
ップが緩むことのない様に所要強度を具えた素材たる金
属板を使用し、キャップの変形を防止して内圧に耐える
強度を与える。
そして、螺着後における経時的な内圧の低下を防止する
為には、瓶口の頂部平坦部13とキャップのバッキング
材31との接触中Wを広くシ、以て内圧を維持する様に
した。
上述の様に強力な金属板を素材とすることによって、キ
ャップ21.天板部22の変形を防止し、頂部平坦部1
3との瓶口上面における面対面密封を、バッキング材の
弾性の協力によって確実とする。
そして他方、強力な金属板を素材とすることによって、
スカート部24の雌ねじ部26の変形を防止して天板部
22周縁に対する下方への強力な張力を維持する構造を
従来は採ってきた。
然し乍ら、従来のキャップの天板部22と、瓶口頂部平
坦部13との如く、平坦な面相互の間における圧着によ
る確実な密封性を得る為に、例えば瓶口頂部平坦部13
の巾を広くすることが一見したところ効果的と思われる
が、反って単位面積当りの圧着力を低下せしめるから、
キャップ天板部22周縁下面にバッキング材31を嵌接
着している場合であっても密封性の増大にはつながらな
い。
そこで、同一素材を使用し乍ら瓶詰におけるキャップの
密封性を増大せしめる為に瓶口とキャップとの圧着部分
を、従来の様に瓶口頂部平坦部13とキャップ天板22
内側下面23との相互間のみに求めることなく、第2図
に示す如く、キャップ天板22 bの内側下面23 b
から、キャップスカート部の上部内側面27 bに及ぶ
ようにしたバッキング材31 bをもって、キャップの
天板内側下面に及びスカート部の上部内側面に嵌着又は
接着せしめてキャップを瓶口に螺着したとき、キャップ
天板内側下面に付したバッキング材部−分32 bが瓶
口頂部平坦部13bと圧着状態となるのみでなく、スカ
ート部上部内側面に付したバッキング材部分33bが瓶
口頂部外側部14bと圧着状態となるようにキャップの
スカート部上部25 bの寸法を規制する。
この様にすることによって、キャップ21と瓶口11と
の圧着部分を従来の一個所から、瓶口頂部平坦部13と
瓶口頂部外側部14との両個所とすることにより、従来
よりも密封性を充分に強大とし、以て瓶充填物の品質を
維持するようになった。
ところで、上述の如く、キャップの瓶口に対する密封性
を強大とすることは品質維持の点からは好ましいが、一
面キャップの密封力が瓶の耐圧力を越えることにより瓶
詰品の移送・保管作業による充填物攪拌、夏季の温度上
昇、又内容物が減圧充填されるとき、例えばジュースの
如き物の場合は、一度開栓後再びキャップを締めること
によるその後の醗酵等によって内圧が高騰したとき、キ
ャップが飛ばずして破瓶現象を生じ傷害を惹起すること
が多々あった。
そこで本考案は内圧上昇による容器の破瓶現象を防止し
、それによる危害を防止したものであること下記の通り
本考案に係る容器、主としてガラス容器は第3図A、B
及び第4図A、Bに示す如く、瓶口11の頂部平坦部1
3から口部外側雄ねじ部19に至る間の外側部14にお
いて、曲面部15の下端16と、口部肩部18との間に
、円周方向に適宜間隔をおき、中心方向へ凹んだ凹欠部
17を少なくとも二個以上設けた構造とする。
そして尚、上述の様な口部構造を具える密封容器に対し
、バッキング材を内側に有するキャップ21を被蓋した
とき、容器雄ねじ部19の底辺33とキャップ21の雌
ねじ26の頂面34との間に間隙35を生じる様に、第
4図Bに示す如く雄ねじの曲率半径R1よりも大きな曲
率半径R2を雌ねじの曲率半径とするような、容器口部
の雄ねじ19とキャップスカート部24の雌ねじ26と
の構造とするか、又は第5図に示す如くキャップ21の
雌ねじの山26が容器の雄ねじ19の底33に接する構
造であって、両ねじはピッチが等しいのみで両ねじ面間
に大きな間隙35を生じる構造とする。
尚キャップのスカート部には、第4図Aの如く雌ねじ2
6の下方にスリット28と閉鎖部材29とを順次具える
上述の様にキャップを螺着した構造の密封容器において
は、容器口部外側に凹欠部17が設けである故、キャッ
プスカート部24の上部25が容器口部外側部14に対
する把握強度が低下する。
そして上述の様にキャップを螺着した構造であって、口
部雄ねじ部19の曲率半径R1よりもキャップ雌ねじ部
26の曲率半径R2が大であること等により螺着したと
きの断面形状が第4図B及び第5図に示す如く雄ねじ1
9面と雌ねし26面とが整合することなく、単に円周方
向へ線接触するのみである故、キャップの容器口部に対
する把握強度は、両者の曲率半径が近似し、両ねじ面が
整合する場合に比較して相当低下したものである。
それ故、この容器のキャップ21が、瓶口頂部外側部1
4に対しても圧着状態であって、キャップ天板22と瓶
口頂部平坦部13との圧着状態のみの旧来のキャップよ
りも耐圧力が大であっても、何らかの理由で容器内圧が
異状に」−昇し、キャップに対して脱嵌方向へ異状な力
が加わったとき、天板部22の上方への弾性変形とキャ
ップの雌ねじ部26の弾性変形とによって、キャップス
カート部の上部25が瓶口頂部外側部14に沿って上方
へ偏位する。
そうすると第6図の図中矢印で示す如く、容器内圧は、
弾性変形した天板22と瓶口平坦部13との間隙36を
経て、次で瓶口頂部外側部14の外側に沿い凹欠部17
に至り、その後は瓶雄ねじ19とキャップ雌ねじ26と
の間隙を降下してスリット28から大気中に放出される
この様にして一部の気体が瞬時的に放出されて容器内圧
が平常に戻ると、それ以上の気体の放出を停止し、充填
物に対して所謂気抜けが生じることを防止する場合もあ
る。
斯くの如くして本考案に係る容器は、容器内圧の異状上
昇に際しても容器の破裂を防止するものである。
本考案は、上述の如くキャップを螺着する密封容器にお
ける瓶口11の頂部12から口部外側雄ねじ部19に至
る間において、口部外側部14の曲面部下端に円周方向
に適宜間隔をもった凹欠部17を少なくとも二個以上設
けると共に、キャップのスカート部上部によりバッキン
グ材31を該瓶口頂部の頂部平坦部13から瓶口頂部外
側部14に圧着した状態でキャップを瓶口に螺着した構
造を特徴とする密封容器である。
この様に本考案に係る密封容器は第7図に示す如く、瓶
口11の頂部平坦部13から口部外側雄ねじ部19に至
る間の外側部14において、円周方向に適宜間隔をおい
て中心方向に凹んだ凹欠部17を少なくとも二個以上設
けた構造を特徴とする容器であるから、容器内圧が異状
に上昇し天板部32が弾性変形をしてキャップのスカー
ト部24に弾性変形を及ぼそうとするとき該異状内圧が
瓶口平坦部13上側に入り瓶口頂部外側部14における
凹欠部17を経て容易に瓶内部の気体を大気中へ放出す
る。
このとき僅かのガス放出によって容器内圧は直ちに低下
する。
そうするとキャップのスカート部24に永久変形は生じ
ることがない。
それ数本考案に係る容器は、キャップとしては何らの変
形なく容器内圧を低下せしめ得る利点がある。
又本考案に係る密封容器は、口部外側部雄ねじ19面の
曲率半径R1よりもキャップスカート部24の雌ねじ2
6面の曲率半径R2を大とした構造で、両面即ち19と
33とが整合することなく、その間に相当な間隙がある
から、容器内圧が異状上昇したときねじ部の緩みによる
天板の変形を一層容易とし且つ容器内圧をねじ部を経て
放出し破瓶を防止する効果を有し、且つ容器内圧が正常
に戻った後は再び密封状態となる利点を有する。
尚上述したところは、ガラス瓶の場合であったが本考案
はガラス容器に限ることなく、合成樹脂容器においても
その内圧上昇による破損を防止する効果に変りはない。
【図面の簡単な説明】
第1憫は旧来の容器口部の要部断面、第2図は改良され
た容器口部の要部断面図にして、第3図は本考案に係る
容器口部を示す図、第4図乃至第6図は夫々本考案に係
る容器断面図及びその作動時断面図にして、第7図は他
の実施例要部断面図。 10一容器、11−瓶口、12=頂面、13−平坦部、
14頂部外側面、15一曲面部、16=15の下端、1
7=凹欠部、18−口部肩部、19−雄ねじ部、20=
キヤツプ空隙、21−キャップ、22=天板、23−天
板下側内面、24−スカート部、25 = 24の上部
、26=キヤツプ雌ねじ、28ニスリツト、29:閉鎖
部材、31=バツキング材、32 = 23部分に当接
するバッキング材、3225内側部分に当接するバッキ
ング材、33−雄ねしの底辺、34−雌ねじの頂面、3
5−ねじ部間隙。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)キャップを螺着する密封容器における瓶口の頂部
    から口部外側雄ねじに至る間の外側部において、円周方
    向に適宜間隔をもって凹欠部を少なくとも二個以上設け
    ると共に、キャップのスカート部上部によりバッキング
    材を該瓶口頂部の頂部平担部から瓶口頂部外側部に圧着
    した状態でキャップを瓶口に螺着した構造を特徴とする
    密封容器。
  2. (2)キャップを螺着したとき口部外側部雄ねじ面とキ
    ャップスカート部の雌ねじ面との間に相当な間隙が生じ
    る構造の第1項記載の密封容器。
JP13964978U 1978-10-13 1978-10-13 密封容器 Expired JPS5856166Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13964978U JPS5856166Y2 (ja) 1978-10-13 1978-10-13 密封容器

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JP13964978U JPS5856166Y2 (ja) 1978-10-13 1978-10-13 密封容器

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Publication Number Publication Date
JPS5556245U JPS5556245U (ja) 1980-04-16
JPS5856166Y2 true JPS5856166Y2 (ja) 1983-12-24

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ID=29113901

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