JPS585590B2 - 電力制御回路 - Google Patents

電力制御回路

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JPS585590B2
JPS585590B2 JP52091085A JP9108577A JPS585590B2 JP S585590 B2 JPS585590 B2 JP S585590B2 JP 52091085 A JP52091085 A JP 52091085A JP 9108577 A JP9108577 A JP 9108577A JP S585590 B2 JPS585590 B2 JP S585590B2
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transformer
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亀谷一雄
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Toko Inc
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/33569Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having several active switching elements
    • H02M3/33571Half-bridge at primary side of an isolation transformer

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電力制御回路に関し、電源からの供給電力に対
し、出力端に取り出される制御された出力電力の比率、
すなわち電力変換効率が優れ、電源変動および負荷変動
に対しても安定した出力が得られ、制御応答も速《、し
かも軽量小型、高信頼性である新しい概念に基すいた電
力制御回路を提供することを目的としている。
また以下の説明から理解されるように、本発明は、例え
ば各種の電力増幅器、直流一交流電力変換器、交流一交
流電力変換器、直流安定化電源、交流安定化電源等やそ
の他種々の応用分野に非常に効果的に適用されうるもの
である。
すなわち本発明は、励磁巻線、1次巻線および2次巻線
を有するトランスを具備し、まず励磁巻線に電流を流し
てエネルギを蓄積した後、1次巻線に時間とともに増加
する電流を流し、2次巻線から前記1次巻線に流れる電
流により誘起される電流と、前記励磁巻線に蓄積された
エネルギにより生じた電流とを同時に重畳整流して出力
を得ることを特徴とする電力制御回路である。
以下図面を参照して本発明の基本的考え方を説明する。
本発明の基本回路を第1図に示す。図中、T1はトラン
スで、1次巻線L1、2次巻線L2,励磁巻線L3から
成る。
直流電源E1、トランジスタQ1、}ランスT1の1次
巻線Llおよび励磁コイルL4の直列回路、並びにトラ
ンスT1の励磁巻線L3,直流電源E2およびトランジ
スメQ2の直列回路を構成し、トランスTIの2次巻線
L2はダイオードD1を介し負荷RLに接続されている
第1図における回路各部の電流波形を第2図のaeb*
cに示し、以下に回路動作を説明する。
まず第2図のaに関して述べると、時刻tAにおいて、
トランジスタQ2のペース電流iB2を供給し、トラン
ジスタQ2を導通させ、トランスT1の励磁巻線L3に
励磁電流i3を供給する。
これによりトランスT1の2次巻線L2には誘起電圧を
生じるが、該誘坦電圧はダイオードD1に対し逆極性と
なるので、2次電流12は流れず、トランスT1の励磁
巻線L3は誘導性となり、前記励磁電流i3は零から時
間Lとともに増加する。
またトランスT1のコア内に生じる磁束Φも第1図に示
す矢印方向に増加する。
時刻t,において、トランジス^Q2のベース電流iB
2を遮断して、トランジスタQ2を非導通とすると同時
に、トランジスタQ1のベース電流iB1を供給し、ト
ランジスJQtを導通させる。
これにより、トランスT1の励磁巻線L3に流れる励磁
電流i3は遮断され零となるが、トランスT1の1次巻
線L1に1次電流11が流れる。
さらに励磁コイルL4は誘導性であるので、前記1次電
流11は零から時間Lとともに増加する。
したがって時間ta〜hbに励磁巻線L3に蓄積された
エネルギによって、時刻tBにおいて2次巻線しにフラ
イパック電圧を生じ、トランスT1のコア内に生じる磁
束φが連続となるように2次電流12を流す。
時刻も。
において、トランジスタQ1が非導通となると、1次電
流i1が遮断し、零となる。
すなわちトランスT1内のエネルギが零の状態を第2図
に示しているが、励磁コイルL4には1次電流11によ
りエネルギが蓄積されている。
時間tBNtcにおいて、前記2次電流12は第2図の
aのL3斜線部分で示すように、時間t,とともに減少
する。
また1次電流i1により2次巻線L2に生じる誘起電圧
は、ダイオードD1に対し同極性であるので、2次電流
12は第2図のaのL1斜線部分で示すように、零から
時間Lとともに増加する。
したがって時間LBNtcにおける2次電流12は第2
図のaのL3とL1斜線部分が重畳された平担な電流波
形とすることができる。
ここで説明のため、第2図のbにおいて再び最初の状態
、すなわちトランスT1並びに励磁コイルL4にエネル
ギが蓄積されていない状態とする。
時刻LA′においてトランジスタQ2を導通させると、
トランスT1の励磁巻線L3に励磁電流i3が流れ、該
励磁電流i3は再び零から時間Lとともに増加する。
時刻LB′において、トランジスタQ2を非導通とする
と同時に、トランジスタQ1を導通させる。
これにより励磁電流i3は遮断され零となるが、1次電
流11は第2図のaと同様に零から時間Lとともに増加
する。
さらに時間ta′〜LB′を第2図のaに示す時間ta
〜tBより長くすれば、時刻LB′において励磁巻線L
3には第2図のaの時刻LBにおける電流値よりも大き
な値の電流が流れ、トランスT1に蓄積されるエネルギ
も犬き<、しかもトランスT1のコア内に生じる磁束Φ
も増大する。
さらに前記磁束Φが連続となるように、2次巻線L2に
2次電流12を流す。
時刻tc/において、トランジスタQ1k非導通とする
と、1次電流11は零になる。
時間LB′〜tD′において、励磁電流i3によって誘
起された2次電流12は第2図のbのL3′斜線部分で
示すように、時間tとともに減少する。
時間tB′〜Lo′において、1次電流11によって生
じる2次電流12は、第2図のbのL1/斜線部分に示
すように時間Lとともに増加し、時刻L。
′において1次電流11によって生じる2次電流12は
第2図のbのL1/斜線部分のごとく零となるが、時間
tc′〜tD′において励磁巻線L3は蓄積されたエネ
ルギが残っているため、第2図のbのL3′斜線部分が
残り、励磁電流i3によって誘起された2次電流12は
時間tとともに減少して、零となる。
したがって時間tB′〜tc/における2次電流12は
第2図のbのL3′とL1′斜線部分が重畳された平担
な電流波形とすることができる。
しかも、時刻tBよりも時刻tB′における2次電流1
2の方が大きな電流値で立上る。
ここで上述の説明における時刻t。
′において、励磁巻線L3には蓄積されたエネルギが残
っている状態であり、トランジスタQtを非導通とする
と同時に、トランジスタQ2を再び導通させるようにす
れば、第2図のCの時間LB″〜tD″に示すような動
作電流波形を得ることができる。
時刻ta″において、トランスT1のコア内に生じる残
留磁束が連続となるように、励磁電流i3が零よりも大
きな値から立上り、時間tとともに増加する。
したがって時間ta″〜tB″は第2図のaの時間ta
〜tBと同等とし、時刻ta″においてトランジスタQ
2を非導通とすると同時に、トランジス−Q1を導通さ
せると、励磁電流i3は時刻LBにおける電流値よりも
大きな値に達した後、零となる。
時刻tB”において、励磁コイルL4にエネルギが残っ
ていると、1次電流11は零からでなく零より大きな値
から立上り、時間七とともに増加する。
したがって時間tB″〜tc″において、1次電流i1
によって生じる2次電流12も第2図のCのL1″斜線
部分に示すように零より大きな値から立上り、時間Lと
ともに増加する。
時刻tc″において、トランジスタQlを非導通とする
と、1次電流11は零となり、第2図のCのL1″斜線
部分も零となる。
さらに時間Lc″〜tD″において、励磁巻線L3には
蓄積されたエネルギが残っているため、2次電流12は
第2図のCのL3l斜線部分となり、時間Lとともに減
少し、零となる。
したがって時間tX′〜to″における2次電流12は
、第2図のCのL3″とL1″斜線部分が重畳された平
担な電流波形とすることができる。
しかも時刻tB″における2次電流12は第2図のbの
時刻tB′よりも大きな電流値で立上る。
以上の説明からも明らかなごとく、トランスT1の2次
巻線L2からダイオードD1を通して得られる2次電流
12は、励磁巻線L3に蓄積されたエネルギと、1次巻
線L1に流れる立上り電流を加算した電流値に比例する
したがって励磁巻線L3に蓄積されるエネルギと、励磁
コイルL4の残留エネルギを制御することにより、前記
2次電流12が制御できる。
すなわち本発明によれば、2次電流12は時間に対し平
担な電流波形が得られ、しかもその電流値を制御して取
り出すことができる。
トランスT,の励磁巻線Lsに蓄積するエネルギは、ト
ランスT1のコア内に生じる磁束Φを飽和磁束密度以下
になるようにしなければならないが、2次電流i2はl
次電流11の立上り電流が加算されるため、飽和磁束密
度寸前で得られる以上にエネルギを取り出すことができ
る。
しかも一般にトランスの1次巻線に電流を流入すると同
時に、2次巻線から電流を取り出す場合には、トランス
の1次巻線に有害な方向の励磁電流が流れるので、該励
磁電流を減少させるようにトランスの各巻線数を増して
インダクメンスを大きくしなければならないが、本発明
では励磁巻線L3に蓄積されたエネルギで打消すること
ができるため、有害な方向の励磁電流は全く流れず、し
たがって取り出す電圧値に対しトランスの各巻線数を少
なくすることができる,これにより本発明に使用するト
ランスは小型化でき、しかも製作が容易となる。
本発明の一実施例を第3図に示し、以下これについて詳
細に説明する。
図中、T11はトランスで、1次巻線Lll、2次巻線
L12、励磁巻線L13からなり、またT21は他のト
ランスで、1次巻線L21、2次巻線L22、励磁巻線
L23からなる。
馬は直流電源、Q11、Q21はトランジスJ、D1l
,D21はダイオード、RLは負荷である。
直流電源EB、トランスTllの励磁巻線L15、他の
トランスT21の1次巻線L21およびトランジスタQ
21からなる直列回路、並びに前記直流電源EB,他の
トランスT21の励磁巻線L23,トランスT11の1
次巻線LllおよびトランジスタQ11からなる直列回
路を構成し、さらにトランジスタQ11およびQ21を
交互に導通、非導通させることにより、トランスT11
の2次巻線L12並びに他のトランスT21の2次巻線
L22からダイオードD11およびD21を通して得ら
れる各整流出力が同極性となるように、前記両トランス
の2次巻線L12およびL22を並列接続している。
すなわち本実施例は、励磁巻線、1次巻線および2次巻
線を有するトランスを具備し、まず励磁巻線に電流を流
してエネルギを蓄積した後、1次巻線に時間とともに増
加する電流を流し、2次巻線から前記1次巻線に流れる
電流により誘起される電流と、前記励磁巻線に蓄積され
たエネルギにより生じた電流とを同時に重畳整流して出
力を得る回路を2つ組み合せで構成されている。
次に第3図に示す回路各部の動作電流波形を第4図に示
す。
図中、時刻toにおいて、トランジスタQ11のベース
t流iB11を供給して、トランジスタQ11を導通さ
せると同時に、トランジス−Q21のペース電流IB2
1を遮断して、トランジスJQ21を非導通とする。
他のトランスT21の励磁巻線L23に蓄積されたエネ
ルギが残っていたとすると、1次巻線i11は零より大
きな或る値で立上り、時間tとともに増加する。
さらに、トランスT11の励磁巻112に或る値のエネ
ルギが蓄積されていたとすると、励磁巻線L13並びに
1次巻線L11により生じる誘起電圧によって、トラン
スTllの2次巻線L12からダイオードD11を通し
て流れる2次電流i12は、第4図に示すごとく合成さ
れて平担な電流波形となる。
時刻t1においては、トランスT11の励磁巻線L13
にエネルギが残っている状態であり、トランジスタQ1
1のベース電流jB11を遮断し、トランジスタQll
を非導通とすると同時に、トランジス”Q21のペース
電流jB21を供給して、トランジスJQ21を導通さ
せると、1次電流i11は零となり、これにより2次電
流112も零となる。
ここで、トランスTllのコア内の磁束φが連続となる
ように、1次電流121は零より大きな或る値で立上り
、時間Lとともに増加する。
他のトランスT21の励磁巻線L23は1次電流itx
によりエネルギが蓄積されているので、励磁巻線L23
並びに1次巻線L21により生じる誘し電圧によって、
他のトランスT21の2次巻線L22からダイオードD
21を通して流れる2次電流122は、第4図に示すご
とく合成されて平担な電流波形となる。
したがって、前記2次電流112と122の合成電流1
2は負荷RLに連続した直流電流を供給できる,時刻t
2においては、励磁巻線L22にエネルギか残っている
状態であり、トランジスたQ21のベース電流IB21
を遮断し、トランジスタQ21を非導通とすると同時に
、トランジスタQ11のベース電流iB11を供給して
、再びトランジスJQ11を導通させると、1次電流i
21は零となり、これにより2次電流122も零となる
したがって時間foNl2を一周期Tとし、上述の動作
をくり返して、連続した直流電流18を負荷RLへ供給
でき、これにより平担な直流電圧10を得ることができ
る。
この場合、直流電源4から供給される電流1pは、第4
図に示すような鋸歯状波の脈流となって流れる。
以上の説明は、第3図における励磁巻線L13およびL
23並びに1次巻線LllおよびL21の巻線数が等し
く、しかも回路動作が定常状態である場合について述べ
たが、次に回路動作が過渡状態である場合について述べ
る。
第3図の回路各部の動作電流、電圧波形を第5図に示し
、以下に回路動作を説明する。
時刻ttoにおいて、トランスT11およびT12のエ
ネルギは零の状態であり、トランジスiQ11のペース
電流iB11を供給して、トランジス”Q11を導通さ
せると、1次電流111%すなわち直流電源EBから供
給される電流ipが零から増加するとともに、2次電流
i12、すなわち合成電流isも零から増加し、負荷R
Lの両端に生じる出力電圧20も零から増加する。
したがって励磁巻線L23にエネルギが次第に蓄積され
るが、1次巻線Litにも励磁電流が流れて負荷現に取
り出すことのできない逆方向のエネルギが蓄積される。
これは励磁巻線L13にエネルギが未だ蓄積されていな
いため、1次巻線L11に流れる励磁電流を打消すこと
ができないからであるが、1次巻線L11に蓄積される
エネルギは励磁巻線L23に蓄積されるエネルギよりも
極めて少ない。
なぜならば、出力電圧l。
が未だ非常に小さく、したがって1次巻線L11に印加
される電圧も未だ非常に小さく、直流電源EBの入力は
ほとんど励磁巻線L23に印加されるためである。
時刻t11において、トランジスJQ11のベース電流
iBrtを遮断して、トランジス−Q11を非導通とす
ると同時に、トランジスJQ21のベース電流iB21
を供給して、トランジスタQ21を導通させる。
励磁巻線L23に蓄積されたエネルギは、2次電流i2
2となって流れるが、1次巻線L11には負荷玩に取り
出すことのできない逆方向のエネルギが蓄積されている
ので、励磁巻線L13に逆方向の誘起電圧を生じ、1次
電流i21すなわち直流電源EBから供給される電流i
pがトランジスタQ21に流れるのを妨げる。
すなわち時刻t11において、トランジスJQ21は導
通できる状態となっているが、コレクタ電流は流れない
ここで第8図のごとき後述の手段により、1次巻線L2
1に逆方向電流を流し、該逆方向電流が直流電源EBに
回収することもできる。
したがって、1次巻線L21に逆方向電流を流せば励磁
巻線L23からの2次電流i22が打消され、その差が
合成電流18となる。
しかし前述のごと《、励磁巻線L23に蓄積されたエネ
ルギは1次巻線Lllに蓄積されたエネルギよりも充分
大きいので、1次巻線L11のエネルギはすぐ零となり
、これと同時にトランジス汐Q21にコレクタ電流が流
れ始め、1次巻線L21にも負荷RLに取り出すことの
できる1次電流i21、すなわち直流電源EBからの電
流ipが流れ始める。
さらに2次電流i22は励磁巻線L23および1次巻線
L21から電流が流れ、時間tとともに一層増加する。
時刻t12において、再びトランジスタQ11を導通す
ると同時に、トランジスタQ21を非導通とすると、励
磁巻線L13にはエネルギが蓄積されており、励磁巻線
L23にもエネルギが残っているので1次電流111す
なわち直流電源EBからの電流ipは大きな電流値で立
上り、出力電圧e0はさらに増加してゆく。
さらに時間t10Nt12を一周期Tとし、トランジス
タQ11およびQ21を交互に導通、非導通させ、しか
もトランスT11およびT21の各巻線がそれぞれ等し
<L23=Lll−L13=L21であるとすれば、す
なわち出力電圧eoは上式■からも明らかなように、周
期Tに関係なく指数関数的に連続して増加してゆく。
また直流電源EBからの電流1pの平均値は時間もとと
もに増加しながら一定値に次第に収斂する鋸歯状波の脈
流電流となるが、前記周期Tにより前記鋸歯状波の周期
は決定され、鋸歯状波部分の振幅は前記周期Tが短かい
ほど小さくなる。
第5図に示す動作波形において、トランジスタQllの
1次電流i11とトランジスタQ21の1次電流i21
とは電流振幅が異なっており、かつ鋸歯状波の周期とト
ランジスタQ11およびQ21が導通、非導通する周期
Tは一致しているが、これは励磁巻線L13およびL2
3の残留エネルギが不均一であるためで、トランジスタ
Q11およびQ21が導通、非導通する時期を調整すれ
ば、第4図に示す電流ip波形のごとく1次電流111
および121の振幅が等しくなり、これにより鋸歯状波
の周期はT/2とすることができる。
また上式のから明らかなように出力電圧e。
はEB/2r2に達し、定常状態すなわち定常値となる
が、該定常値の出力電圧e。
に対し過渡状態すなわち過渡値の出力電圧eQが低いほ
ど立上りが急峻となる。
時刻ttaにおいて、トランジスJQ11およびQ21
を同時に非導通すると、励磁巻線L13およびL23の
両方から蓄積されたエネルギが、2次電流112および
i22となって同等に流出し、この結果出力電圧e0は
e0=e0(0)・e−at・・・■となる。
ただし、上式■のe0(0)はトランジスタQ11およ
びQ21を同時に遮断したときの出力電圧e0の振幅で
示され、指数関数的に連続して減少してゆく。
また出力電圧e0は増加から減少に移る時にも連続とな
る。
すなわち第5図に示す動作波形のごとく、第3図の実施
例を動作させれば、直流電源EBの入力電圧を異なった
直流電圧に変換するDC−DCコンパータとして動作さ
せることができ、しかも回路定数を選択することにより
、出力電圧e0の立上りおよび立下りの時定数を任意に
決定できる。
さらに本発明は全て連続で、かつリツプルを含まない出
力電圧e0を得ることができる。
次に第3図の他の動作波形を第6図に示し、以下に図面
を参照し、出力電圧e0を制御する手段について説明す
る。
出力電圧e0が定常値に達する状態の少し手前の時刻な
t20とする。
時刻t20において、トランジスタQ11を導通すると
同時に、トランジスタQ21を非導通とすると、出力電
圧eoは定常値になるべく時間もとともに増加してゆく
時刻t21aにおいてトランジスタQ11およびQ21
を同時に非導通とすると、出力電圧e。
は減少を始める。時刻t20における出力電圧eoと同
じ電圧値になる時刻t21bにおいて、トランジスタQ
21を導通すると同時に、トランジスタQllを非導通
とすると、出力電圧e。
は再び増加してゆく。さらに時刻t21aにおける出力
電圧e0と同じ電圧値となる時刻t22aにおいて、ト
ランジスタQ11およびQ21を同時に非導通とすると
、再び出力電圧e0は減少し始める。
時刻t20における出力電圧e0と同じ電圧値となる時
刻t22bにおいて、再びトランジスタQ11を導通す
ると同時に、トランジスタQ21を非導通とすると、出
力電圧e0は再び増加してゆく。
したがって時間t20〜t22bを一周期Tとして、上
述の動作をくり返すことにより、出力電圧e0は三角状
の小さなリッグルをともない、しかも定常値より低い値
を保持することができる。
次に時刻t23において、トランジスタQ11およびQ
21をともに非導通とし、上述の時間t21a〜t2l
bより長い時間を保つように動作させれば、出力電圧e
0は時刻t20におげる電圧値よりも減少してゆく。
時刻t20’において、再びトランジスタQ11を導通
すると同時に、トランジス−Q12を非導通とすると、
出力電圧e0は増力Lてゆく出力電圧e0が少し増加し
た時刻t21’aにおいてトランジスタQ11およびQ
21をともに非導通とすると、出力電圧e0は減少し始
め、時刻t20’における出力電圧e0と同じ電圧値と
なる時刻t21’bにおいて、トランジスタQ21を導
通すると同時に、トランジスタQ11を非導通とすれば
、出力電圧e0は再び増加し始める。
さらに時刻t21′aにおける出力電圧e0と同じ電圧
値となるt22′aにおいて、トランジス’Qllおよ
びQ21をともに非導通とすると、出力電圧e0は減少
してゆくが、時刻t20’における出力電圧e0と同じ
電圧値となる時刻t22′bにおいて、トランジスタQ
11を導通すると同時に、トランジスlQ21を非導通
とすれば、再び出力電圧e0は増加してゆくしたがって
時間t20′〜t22′bを一周期Tとして、上述の動
作をくり返すことにより、出力電圧e0は三角状の小さ
なリップルをともない、前述の時間t20〜t23にお
ける出力電圧e0よりも低い値を保持することができる
直流電源EBからの電流ipは時刻t20において或る
値で立上り、時間tとともに増加し、時刻t21aにお
いて最大値に達した後、零となる。
時刻t2lbにおいて、電流ipは時刻t20における
電流値と同じ値で立上り、時間Lとともに増加し.時刻
t22aにおいて、時刻t21aにおける電流値と同じ
最大値に達した後、零となる。
時刻L22bにおいて、電流ipは時刻t20におげる
電流値と同じ値で立上り、時間tとともに増加する。
したがって直流電源EBからの電流ipは、上述の動作
をくり返し、時刻t23において、時刻t21aにおけ
る電流値と同じ最大値に達した後、零となる。
次に時刻t20’において、電流ipは時刻t20にお
ける電流値よりも低い値で立上り、時間Lとともに増加
し、時刻t21′aにおいて、時刻t21aにおける電
流値よりも低い最大値に達した後、零となる。
時刻t21′bにおいて、電流ipは時刻t20’Kお
ける電流値と同じ値で立上り、時間Lとともに増加し、
時刻t22′aにおいて、時刻t21’aにおける電流
値と同じ最大値に達した後、零となる。
時刻t22′bにおいて、電流ipは時刻t20’にお
ける電流値と同じ値で立上り、時間tとともに増加する
したがって、上述の動作をくり返して、第6図に示すよ
うな直流電源EBからの電流ip波形が得られる。
第6図において出力電圧e0の高い期間は、直流電源E
Bからの電流ipの立上り電流値が大きく、かつ前記電
流ipが流れている期間に対する前記電流ipが遮断さ
れている零の期間の比率は小さい。
また出力e0が低い期間は、出力電圧e0が高い期間に
比較して、直流電源EBからの電流ipの立上り電流値
も小さいし、かつ前記電流ipが流れている期間に対す
る前記電流ipが遮断されている零の期間の比率が大き
くなっている。
すなわち直流電源EBからの電流ipは不連続でも、出
力電圧e0は連続となる。
以上の説明のごとく、トランジスJQ11およびQ21
を交互に導通、非導通する期間の途中に、トランジス”
011およびQ21をともに非導通する期間を挿入し、
かつトランジス7Q11およびQ21のどちらか一方を
導通する期間と、トランジスタQ11およびQ21を同
時に非導通する期間の比率を変化させることにより、出
力電圧e0を定常値以下の任意な電圧値に保持すること
ができる。
出力電圧e0は連続的に変化させることも可能であり、
その制御応答を第T図に示す。
すなわち出力電圧e0は−さな振幅の三角状波形の連続
で近似でき、したがって本発明は第5図に示した立上り
、立下り速度よりも遅い出力電圧e0波形の場合も適用
できる。
本発明の他の実施例を第8図に示し、以下これについて
説明する。
ただし第8図は第3図と基本的に同じであるので、同部
品には同記号を付している。
また2a.2bは出力端子、3は差動増幅器、4はベー
ス電流制御回路、5は制御電圧VCを入力する差動増幅
器3の入力端子、6a,6bは直流電源EBの入力端子
、R1.R2は分圧抵抗、C1はコンデンサ、8は電力
制御回路を示す。
さらに、トランジスタQ11およびQ21に並列拙続さ
れたダイオードD13eD14は、第5図の説明でも述
べたように逆電流を流すものである。
すなわち、1次巻線L11に蓄積された励磁電流は励磁
巻線L13に逆方向の誘起電圧を生じさせ、また励磁巻
線L23に蓄積されたエネルギも1次巻線L21に逆方
向の誘起電圧を生じさせる。
しかも励磁巻線L13並びに1次巻線L21に生じる逆
方向の誘起電圧の和は、直流電源EBの電源電圧でクラ
ンプされるようになるため、1次巻線L21.励磁巻線
L13,直流電源EB,ダイオードDl4の閉回路によ
り逆方向電流が余剰エネルギとして無駄なく直流電源E
Bに回収される。
したがって各周期の初めにトランジスタQ11から必ず
導通開始するように回路条件を設定しておけば、第5図
に示す動作波形の一周期Tの長さを或る直収下にするこ
とにより、ダイオードD14のみで逆方向電流を処理す
ることができ、ダイオードD13は不要とすることもで
きる。
またダイオードD13およびDI4は出力電流の立上り
時に、各トランスの1次,2次巻線間、並びに励磁巻線
、2次巻線間のリーケージインダクタンスにより、1次
巻線と励磁巻線に誘起するスパイク電圧も直流電源EB
に回収することができる従来のスイッチング電源におい
て、フライパック電圧の立上り時に発生するスパイク電
圧を直流電源に回収させるためには、トランスにスパイ
ク吸収用の専用巻線を設けなげればならなかった。
しかし本発明によれば、トランスにスパイク吸収用の専
用巻線を設ける必要もなく、励磁巻線と1次巻線に発生
するスパイク電圧の和は、電源電圧でクランプされ、か
つ余剰エネルギとして直流電源に回収することができる
ので、回路構成が簡単で、しかも電力損失もなくトラン
ジスJQ11およびQ21を過電圧破壊から防止するこ
とができるすなわち本発明は第8図に示すごとく、第3
図の回路に帰還回路を付加したもので、差動増幅器3で
出力端子2a.2b間に得られる連続した三角波電圧と
、入力制御電圧VCを比較、増幅し、その差動出力に応
じてトランジス汐Q11およびQ21を導通、非導通さ
せる時期を制御して、前記入力制呻電圧VCに比例し、
かつ相似的に連続した三角波電圧を負荷RLの両端に得
ることを特徴とする電力制御回路である。
今、正の制御電圧vcが入力端子5に印加されると、差
動増幅器3で出力端子2a.2b間の出力電圧e。
と、正の制御電圧V。を比較、増幅して、その差動出力
はベース電流制御回路4に供給される。
さらにベース電流制御回路4は出力端子2ae2b間の
出力電圧e0が正の制御電圧VCに比例するように、ト
ランジスタQ21およびQllを交互に導通、非導通す
る時期、並びにトランジスメQ21およびQ11を同時
に非導通とする時期を制御している。
これにより出力電圧e0とじて正の制御電圧VCに比例
した電圧値が得られるが、出力電圧e0は分圧抵抗R1
およびR2によりR2/R1+R2・e0に減衰され、
差動増幅器3の他の人力端子に加えられ、負帰還がかけ
られる。
したかって出力電圧e0はe0=R1+R2/R2・v
c・・・■となり、制御電圧VCと相似の出力電圧e0
が得られる。
さらにコンデンサC1は三角波状の小さいリツプル、並
びにトランジスタQ11およびQ21のスイッチング時
に生じる小さなスパイクを除去する必要がある場合に挿
入するもので、あまり大きな容量値は必要としない。
第8図に示す実施例の最も一般的な用途は直流安定化電
源であり、制御電圧VCとして固定あるいは可変できる
基準電圧を使用すれば、出力電圧e0を固定あるいは可
変することもできる。
この直流安定化電源は従来のスイッチング電源とは異な
り、出力段に複雑な平滑回路部品を必要とせず、小さな
容量値のコンデンサC1を必要なときのみ挿入するだけ
でよいため、制御応答を非常に速《することができ、ト
ランジスタQ11およびQ21のスイッチング速度にも
よるが、シリーズドロツパ式のリニヤ回路電源と同等の
応答速度とすることができる。
さらに回路各部を流れる電流値は時間Lによって殆んど
変化せず、回路素子の選定も容易であるし、電力損失を
少なくすることができる。
また前述のごとくトランスの各巻線数も少なくて済み、
飽和磁束密度以上の出力が取り出せるので、コア損失も
相対的に小さく、これによりトランス全体の損失を小さ
くでき、しかもトランスを軽量小型とすることができる
さらに平滑回路を必要としないので、平滑チョークによ
る損失もないし、平滑コンデンサに大電流を流入、流出
させることによる損失もない。
すなわち本発明は損失が非席に小さく、したがって電力
効率の優れたスイッチング電源を提供することができる
さらに同電力を取り出す従来のスイッチング電源に比べ
、本発明は回路各部を流れる電流のピーク値が小さく、
しかもスパイク電流を効果的に直流電源に回収すること
ができるので、スパイクノイズを非常に少なくすること
ができる。
上述の数数の理由により、軽量小型、高性能、高信頼性
、しかも安価なスイッチング電源回路が得られる。
また直流電源EB側と出力回路を直流的に絶縁するため
には、差動増幅器3およびベース電流制御回路4の増幅
制御系の途中にフォトカプラ等の結合手段を用いれば容
易に入出力絶縁型のスイッチング電源回路を提供できる
次に制御電圧■Cが交流である場合にも適用できる実施
例を第9図に示し、以下これについて説明する。
図中、第3図および第8図における同じ機能を有する部
品には同じ記号を付している。
さらにQ13eQ14eQ15eQ16はトランジスタ
で、出力極性反転回路を構成し、また7は出力極性反転
制御回路、14は全波整流型ベース電流制御回路、18
は交流に応答する電力制御回路を示す。
第9図の各部の動作電圧、電流波形を第10図に示し、
以下回路動作を説明する。
今、第10図に示すV。
波形のような交流入力制御電圧V。
が入力端子5に印加されると、差動増幅器3で出力端子
2a.2b間の出力電圧e0と交流入力制御電圧VCを
比較、増幅し、その差動出力はベース電流制御回路14
に供給されている。
さらにベース電流制御回路14は交流入力制御電圧VC
を全波整流して脈流とし、該脈流によりトランジス3Q
11およびQ21を導通、非導通させることにより、2
次巻線L12およびL22からダイオードD11および
D12を通して得られる合成電流1Sを第10図に示す
ような脈流出力とし、該脈流出力をトランジスタQ13
1Q14eQ15eQ16からなる出力極性反転回路に
供給している。
これとともに差動増幅器3からの差動出力は、出力極性
反転制御回路7にも供給され、交流制御電圧V0が正の
時はトランジス−Q13およびQ16を導通すると同時
に、トランジスlQ14およびQ15を非導通するよう
に制御して、負荷RLに正方向の電流を供給し、また交
流制御電圧V。
が負の時はトランジスタQ13およびQ16を非導通す
ると同時に、トランジスJQ14およびQ15を導通す
るように制御して、負荷RLに負方向の電流を供給して
いる。
したがって前記合成電流18は第10図に示すような負
荷電流ILを負荷RLに供給し、負荷RLの両端には交
流入力制御電圧Wに比例した出力電圧e0が得られる。
しかも前記差動増幅器3にはR2/R1+R2・e0が
加わり、交流制御電圧vcと比較することによって、負
帰還をかげているので、出力電圧eoはe。
=R1+R2/R2・Vcとなり、交流制御電圧VCと
相似の出力電圧e0が得られている。
また第9図の電力制御回路18は直流から高い周波数の
交流まで応答することができる。
したがって本発明の用途は、一般の電力増幅器サーボア
ンプ、直流一交流電力変換器、交流一交流電か変換器、
交流定電圧電源、正から負まで連続して出力電圧を可変
できる直流安定化電源等、非常に広い分野に好適である
すなわち従来の電力増幅器はトランジスタ等の能動素子
をリニャ回路で使用しているため、前記能動素子に必ず
損失をともなっていたが、本発明によれば能動素子はス
イッチング動作させるのみなので、前記能動素子の損失
は非常に小さい。
しかも本発明は第8図で説明したごとく合理的に動作さ
せることができるので、その電力効率は従来の電力増幅
器と比較して非常に高くすることができる。
特に電力増幅器のために、わざわざ電源トランスを用い
た直流電源を用意しなくても、商用電源を直接整流して
直流電源としても、容易に信号の入出力端子を商用ライ
ンから絶縁できるので、安価で、しかも軽量小型の電力
増幅器を提供することができる。
したがって前述の各種用途に本発用な適用すれば、高効
率、高性能、軽量小型、高信頼性、しかも安価な装置が
得られる。
第9図の実施例における出力極性反転回路を改良した変
形実施例を第11図に示す。
図中、第9図と同じ機能を有する部品には同じ記号を付
している。
またダイオードD11′およびD21′はそれぞれダイ
オードD11およびD21と同じ性能を有しており、1
8′は交流に応答する電力制御回路を示す。
すなわち本発明の出力極性反転回路は、トランスT11
およびT21K設けた2次巻線L12およびL21から
同巻線数、同極性になるように中間タップを取り出し、
両中間タップを負荷現の一端2bに共通に接続し、前記
両中間クツブに対し正側の2次巻線端を整流ダイオード
DllおよびD21を介し、共通にNPN}ランジスタ
013のコレクタに接続し、そのNPN}ランジスJQ
13のエミツタをPNP}ランジスlQ14のエミツタ
に接続し、前記両中間汐ツプに対し負側の2次巻線端を
整流ダイオードD11′およびD21′を介し共通にP
NP}ランジスタQ14のコレククに接続V、NPN}
ランジスタQ13およびPNP}ランジスタQ14のエ
ミツタ接続点を負荷RLの他端2aに接続している。
以上の構成において、交流制御電圧VCが正のとき、出
力極性反転制御回路7はNPN}ランジスタQl3を導
通すると同時に、PNP}ランジスメQ14を非導通す
るように制御して、2次巻線L12′ダイオードD11
、NPN}ランジスタQ13および負荷RLの閉回路、
並びに2次巻線L22′ダイオードD21、NPN}ラ
ンジスメQ13および負荷RLの閉回路に流れる両電流
を合成して、負荷RLに正方向の電流を供給し、また交
流制御電圧vcが負のとき、出力極性反転制御回路7は
NPN}ランジスJQ13を非導通とすると同時にPN
P}ランジスタQ14を導通するように制御して、他の
2次巻線L12″、負荷RL、PNPトランジスJQ1
4およびダイオードD11′の閉回路、並びに他の2次
巻線L22”、負荷RL,PNP}ランジスクQ14お
よびダイオードD21′の閉回路に流れる両電流を合成
して、負荷税に負方向の電流を供給している。
したがって前記NPN}ランジスJQ13およびPNP
}ランジスタQ14を交流入力制御電圧V。
の極性に応じて交互に導通、非導通させることにより、
負荷税に交流入力制御電圧■Cに比例し、かつ相似的に
連続した交流出力電圧e。
が得られ、しかも該交流出力電圧eQはe。
−Rl+R2/R2・voとなる。
すなわち第11図の回路構成は第9図の実施例に比べ、
出力極性反転回路に使用するトランジスタを2個に減少
させることができ、電流通路に挿入されるトランジスタ
は正負両極にそれぞれ1個ずつ設ければよいので、各ト
ランジスタにおける損失を半減することができる。
さらに本発明によれば、各トランスの2次巻線に設けた
両中間タップをアース電位とすることもできるし、また
トランジスタQ13およびQ14の両エミツクをアース
電位とすることもできるため、トランジスタQ13およ
びQ14の駆動回路を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の基本的考え方を示す回路図、第2図:
第1図の動作波形を示す図、第3図:本発明の一実施例
を示す回路図、第4図:第3図の定常状態における動作
波形を示す図、第5図:第3図の過渡状態における動作
波形を示す図、第6図,第7図:第3図の応用動作の説
明に供する図、第8図:本発明の他の実施例を示す回路
図、第9図:本発明のさらに他の実施例を示す回路図、
第10図:第9図の動作波形を示す図、第11図:第9
図の変形実施例を示す回路図。 T1・・・・・・トランス(L1:1次巻線+L2:2
次巻線,L3:励磁巻線)、L4・・・・・・励磁コイ
ル、E1*E2・・・・・・直流電源、Ql−Q2・・
・・・・トランジスタ,D1・・・・・・ダイオード、
RL・・・・・・負荷、T111T21・・・・・・ト
ランス(L11eL21:1次巻線、L12eL22・
・・・・・2次巻線、L13*L23・・・・・・励磁
巻線)、EB・・・・・・直流電源、Q111Q21・
・・・・・トランジスタ、D11eD21・・・・・・
ダイオード。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 励磁巻線、1次巻線および2次巻線を有するトラン
    ジスタが具備されており、1次巻線と励磁巻線は夫々ト
    ランジスタを介して直流電源に接続されると共に2次巻
    線には整流回路が接続されており、1次巻線に流れる時
    間とともに増加する電流により誘起される電流とあらか
    じめ励磁巻線に蓄積されたエネルギにより生じた電流と
    を、2次巻線と該整流回路を用いることにより同時に重
    畳整流することにより出力が得られることを特徴とする
    電力制御回路。 2 励磁巻線、1次巻線および2次巻線を有するトラン
    ジスタが2つ具備されており、夫々の2次巻線には整流
    回路が接続されており、直流電源、第1のトランスの励
    磁巻線、第2のトランスの1次巻線および第2のトラン
    ジスタからなる直列回路、並びに前記直流電源、第2の
    トランスの励磁巻線、第1のトランスの1次、巻線およ
    び第1のトランジスタからなる直列回路が構成され、第
    1並びに第2のトランジスメを交互に導通、非導通させ
    ることにより、第1のトランス並びに第2のトランスの
    2次巻線に接続する整流回路から得られる各整流出力が
    同極性となるように、前記両トランスの2次巻線が並列
    接続されていることを特徴とする電力制御回路。 3 特許請求の範囲第2項記載の電力制御回路において
    、第1および第2のトランジスタを交互に導通、非導通
    する期間の途中に、前記両トランジスタを同時に非導通
    する期間を挿入し、かつ前記両トランジスタの一方を導
    通する期間と、前記両トランジスタを同時に非導通する
    期間の比率を変化させることにより、出力電圧を制御す
    ることを特徴とする電力制御回路。 4 特許請求の範囲第2項記載の電力制御回路において
    、第1のトランジスタと第2のトランジスタの少くとも
    片方のトランジスタには逆極性になるごとくダイオード
    を並列接続したことを特徴とする電力制御回路。 5 特許請求の範囲第2項記載の電力制御回路において
    、差動増幅器と、ベース電流制御回路とを具備させ、前
    記差動増幅器により出力端に得られる連続した三角波電
    圧と、入力制御電圧を比較し、その差動出力に応じて前
    記ベース電流制御回路を駆動し、第1および第2のトラ
    ンジスタを交互に導通、非導通させる時期、並びに前記
    両トランジスメを同時に非導通する時期を制御して、前
    記入力制御電圧に比例し、かつ相似的に連続した三角波
    電圧を出力として得ることを特徴とする電力制御回路。 6 励磁巻線、1次巻線および2次巻線を有するトラン
    スが2つ具備され、夫々の2次巻線には整流回路が接続
    されており、直流電源、第1のトランスの励磁巻線、第
    2のトランスの1次巻線および第2のトランジスタから
    なる直列回路、並びに前記直流電源、第2のトランスの
    励磁巻線、第1のトランスの1次巻線および第1のトラ
    ンジスタからなる直列回路が構成され、さらに第1のト
    ランジスタと第2のトランジスタの少くとも片方のトラ
    ンジスタには逆極性になるごとくダイオードが並列接続
    され、第1および第2のトランジスタを交互に導通、非
    導通並びに前記両トランジスタを同時に非導通させるこ
    とにより、第1のトランス並びに第2のトランスの2次
    巻線に接続する整流回路から得られる各整流出力が同極
    性となるように、前記両トランスの2次巻線が並列接続
    されており、差動増幅器により出力端に得られる交流出
    力電圧と交流入力制御電圧が比較され、その差動出力が
    全波整流型ベース電流制御回路により脈流にされ、該脈
    流により第1および第2のトランジスタを交互に導通、
    非導通並びに前記両トランジスメを同時に非導通させて
    得られる脈流出力が2つずつの異なる導電型のトランジ
    スメからなる出力極性反転回路に供給されると共に該出
    力極性反転回路は該差動出力が供給される出力極性反転
    制御回路により交流入力制御電圧の極性に応じて異る導
    電型の2つずつのトランジスタが交互に導通され、交流
    入力制御電圧に比例し、かつ相似的に連続した交流出力
    が負荷に得られることを特徴とする電力制御回路。 7 励磁巻線、1次巻線および2次巻線を有するトラン
    スが2つ具備され、直流電源、第1のトランスの励磁巻
    線、第2のトランスの1次巻線および第2のトランジス
    タからなる直列回路、並びに前記直流電源、第2のトラ
    ンスの励磁巻線、第1のトランスの1次巻線および第1
    のトランジスタからなる直列回路が構成され、さらに第
    1のトランジスタと第2のトランジスタの少くとも片方
    のトランジスタには逆極性になるごとくダイオードが並
    列接続され、第1および第2のトランスに設けた2次巻
    線から同巻線数、同極性になるように中間タップが取り
    出されて負荷の一端に共通に接続され、前記中間タップ
    に対し正側の2次巻線端が各整流ダイオードを介して共
    通に第1の導電型のトランジスタのコレクタに接続され
    、さらにその第1の導電型のトランジスタのエミツタに
    第2の導電型のトランジスタのエミツタが接続され、前
    記中間タップに対し負荷の2次巻線端が各整流ダイオー
    ドを介して第2の導電型のトランジスタのコレクメに共
    通に接続され、前記第1の導電型のトランジスタと第2
    の導電型のトランジスタのエミツタ接続点が負荷の他端
    に接続され、差動増幅器により出力端に得られる交流出
    力電圧と交流入力制御電圧が比較され、その差動出力が
    全波整流型ベース電流制御回路により脈流にされ、該脈
    流により第1および第2のトランジスタを交互に導通、
    非導通並びに同時に非導通させて得られる脈流出力が前
    記第1の導電型のトランジスタと第2の導電型のトラン
    ジスタからなる出力極性反転回路に供給されると共に該
    出力極性反転回路は該差動出力が供給される出力極性反
    転制御回路により交流入力制御電圧の極性に応じて第1
    の導電型のトランジスタと第2の導電型のトランジスタ
    を交互に導通して交流出力が負荷に得られることを特徴
    とする電力制御回路。
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