JPS5855841B2 - 金属棒圧延方法とそのための圧延ロ−ル - Google Patents

金属棒圧延方法とそのための圧延ロ−ル

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JPS5855841B2
JPS5855841B2 JP53074053A JP7405378A JPS5855841B2 JP S5855841 B2 JPS5855841 B2 JP S5855841B2 JP 53074053 A JP53074053 A JP 53074053A JP 7405378 A JP7405378 A JP 7405378A JP S5855841 B2 JPS5855841 B2 JP S5855841B2
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rolls
arc
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ウラデイミール・グリゴリエヴイツチ・ドルミン
ウラデイミール・ニコラエヴイツチ・ヴイドリン
エフゲニー・ニコラエヴイツチ・ベルジン
オレグ・イワノヴイツチ・テイスチエンコ
グリゴリー・イワノヴイツチ・コヴアル
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CHERUYABINSUKII HORICHEFUNICHESUKII INST IMAANI RENINSUKOBO KOMUNMORA
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CHERUYABINSUKII HORICHEFUNICHESUKII INST IMAANI RENINSUKOBO KOMUNMORA
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属の塑性加工に関し、特に金属棒の圧延方法
とこの方法を実施するための圧延ロールに関する。
本発明は棒の熱間圧延に於て有利に用いることができ、
連続鋳造装置で得られるインゴットから四角い棒を圧延
するのに用いることができる。
金属棒の圧延には公知の方法がある(例えばFRG特許
第1,433,023号分類822d11/12参照)
この公知の方法は一対の成形圧延ロールによって加工片
をその軸線に沿って縮小させることを包含し、加工片の
最初の横断面からウェブにより相互連結される仕上げら
れた棒の種々の横断面へ漸進的に変わる可変横断面の転
移長さを加工片上で形成する。
この方法を実現するためには、加工片の横断面積が少く
とも仕上げられた棒の横断面積の合計に等しいかもしく
はそれよりも大きく、加工片の幅は圧延ロールの閉じた
通路の全幅よりも大きくないことが必要である。
この棒圧延方法を実施するための成形圧延ロールは先行
技術に於ても広く知られている。
各圧延ロールはその加工片接触表面上に可変横断面の数
個の溝を有し、これらの溝は、それと対をなす圧延ロー
ルの対応とともにいくつかの通路を形成し、これらの通
路内で棒が圧延されることになる。
先行技術の方法に於ては、成形圧延ロールは加工片(連
続的に鋳造されるインゴット)を唆んだ後、連続鋳造が
行われている間該加工片を縮小させる。
各圧延ロールは、もとの加工片から仕上げ棒への全転移
長さを通じて加工片と接触する。
というのは、加工片に関して縦方向の転移長さは、各与
えられた瞬間に各圧延ロールにより加工片に与えられる
変形帯域の長さに実質的に等しいからである。
この作業条件の下では、圧延ロールは厳しい操作荷重を
受け、このためロール寸法の増大を招き、チョック(C
hock)およびスタンドフレームの大型化を招き、従
ってその質量の増大化を伴うこととなる。
更に、公知の圧延ロールの通路すなわちパス(pass
)設計においては、ウェブにより交互連結される数個の
棒に加工片を分割するこによって加工片の縮小(変形)
が可能であり、次に棒が別のスタンド中で除去され、こ
の手順がこの方法を全体として複雑にする。
また、先行技術の棒圧延の実際上の遂行は、定常状態の
作業条件下で圧延ロールによりストックをつかむことに
関して、ウェブに於ける変形の程度が100%に達する
かも知れないという様な問題を包含することに留意すべ
きである。
この欠点を取除くには圧延ロールの直径の実質的な増大
を必要とし、これは非効率的な手段である。
先行技術の棒圧延に於ては、もとになる加工片は連続鋳
造装置から出てくるインゴットであり、各インゴットの
横断面積は仕上げられた棒の横断面積の少くとも合計に
等しく、インゴットの幅は圧延ロールの閉じられたパス
の全幅よりも大きくない。
インゴットを圧延する場合、その横断面の幅は閉じられ
たパスの幅の合計よりも小さく(インゴットはパスの中
心線に沿って挿入される)、両末端側パスから取出され
る金属の体積は中間パスへ入る金属の体積よりも小さい
何故ならば、両末端側パスの中で圧延される棒の個々の
縮小量(reduction)は中間パスでの縮小より
も小さいからである。
それ故、定常状態の圧延条件下に於ては、両末端側の棒
と中間の棒とはその長さが異なる。
ウェブにより相互連結される前記棒のその後の横剪断は
大量の端部切落し片を生ずる。
更に、先行技術に従う定常状態圧延の特質は、加工片が
受ける加工度が圧延ロールの出口上で平均してしまう傾
向があることであり、そしてこれは(金属の収縮が最大
であるところの)中間パスから(金属の収縮がより小さ
いところの)両末端側パスへ金属が溢流することによる
パスからパスへの加工片金属のこの流れは金属の変形の
ための動力消費を増大させる。
インゴットの幅がパスの全幅に等しい場合には、両末端
側最終パス内で圧延される棒の面上に巻込み(I ap
)が生じる。
というのは、両末端側の棒についての圧下量(draf
t) が中間パス内で圧延される棒より小さいからであ
る。
すなわち、これは、両末端側パス内でのストック金属の
流れと中間パス内での流れとが異なることによる。
両末端側パス内に於ては金属はロールカラーの間を流れ
ることによって拡がることができ、これが巻込みのに起
源を原因となる。
この次点に加えて、矩形断面の加工片は縁面上にカラー
マークを受ける。
これは、圧延ロールと接触している層が収縮の過程で横
に拡がり、次いで密集してカラーマークを形成すること
による。
それ故、本発明の目的は上述の欠点を除去することであ
る。
本発明は、圧延ロールに及ぼす荷重を低下させてロール
の寸法と質量を減少させ、連続鋳造装置と一貫生産の金
属棒圧延装置に必要とされる床面積を減少させ得る棒圧
延方法と圧延ロールを提供することをその目的とする。
横剪断中における棒切落し片の量を少なくし、仕上げら
れた棒の品質を改良し、加工片の変形のための動力消費
を減少させ、そして圧延ロールのパスの摩耗を最小にす
るところの棒圧延方法を提供することも亦本発明の目的
である。
本発明の他の目的は、加工片を縮小させて唯々一対のロ
ールで1つのパスで加工片を数個の棒に分割する様なパ
ス設・計の圧延ロールを開発することである。
本発明の目的は、一対の成形圧延ロールによって、加工
片をその軸線に沿ってウェブでもって相互連結された種
々の横断面の複数の棒に縮小する金属棒圧延方法であっ
て、前記加工片をその最初の横断面から縮小する際に、
その縮小過程で漸進的に変化する横断面の転移長さを前
記加工片に与え、このとき前記加工片の最初の横断面積
の縮小に際し、その横断面積が少くとも仕上げ棒の断面
積の合計に等しいかもしくはそれよりも大きくされ、そ
の横断面の幅がロールの閉じ−られたパスの幅の合計よ
り大きくないようにされている金属棒圧延方法に於て、
加工片2の縮小が送りステップaによるその軸線方向変
位に従い、相隣接する棒1は転移長さ4の端部に於て互
に反対方向にしかもウェブ5に対して直角に変位させら
れ、それによって前記棒1が分割されるようになってい
ることを特徴とする金属棒圧延方法によって達成される
なお、転移長さとは、ロールによって縮小されつつある
加工片の部分であって、その横断面が加工片の最初の厚
さから、ウェブによって連結された複数の仕上げ棒の種
々の横断面まで次第に変化する部分であり、また送りス
テップとは、ロール間のギャップが加工片の最初の厚さ
以上となったときに加工片が圧延方向に沿って移動させ
られる移動量である。
加工片の縮小とその軸線方向変位との交替は、先行技術
の場合よりも実質的に小さい圧延ロール操作荷重で棒の
圧延を遂行することを可能とする。
これは、転移長さの程度を相当に増加させることにより
、及び各与えられた瞬間に於て各圧延ロールにより加工
片中に引起される瞬間的変形帯域の程度を先行技術の圧
延に於ける変形帯域の程度に比較して相当に減少させる
ことにより、達成される。
転移長さの端部に於ける隣接する棒のウェブに対し垂直
な変位は、各縮小パスの終りに於て、仕上げられた棒を
互に確実に分離し、棒の圧延を単純化し、棒とその間に
あるウェブへのぼり(burrs)の付着を妨げ、それ
故棒の品質を実質的に改良することを可能とする。
原加工片は略々矩形として形成された横断面に予め作ら
れ、矩形の長辺は縁が凸面拡張部で特徴付けられ短辺が
丸味を付けられているのが好都合であり、前記加工片は
その凸面拡張部が圧延ロールの両末端側パス内で圧延さ
れるように圧延ロールのパスに供給される。
加工片の凸面拡張部の幅については、対応する末端側棒
の拡がりの値に応じてその末端側の幅よりも小さいく定
めることも亦有利である。
凸面拡張部を加工片に設けることは、後の圧延に於て、
すべてのパスに於けるストックの縦変形(圧下量)を平
均化してしまい、棒の横剪断における端部切落し片の量
を少なくすることを可能とする。
これは両末端側パス内で加工片金属を拡げることによっ
て達成され、それ故両末端側パスと中間パスとによって
取り出される金属の体積を平均化させることによって達
成される。
この結果、金属はもはやパスからパスへ溢流しなくなり
、これが加工片の変形のための動力消費とパスの摩耗の
両方を最小にする。
丸味の付いた縁をもつストックの圧延は両末端側の棒の
縁部に於けるバックフィン(backfin)を防ぎ、
即ち棒の品質を改良する。
本発明の目的は、また、金属棒圧延用の圧延ロールであ
って、加工片と接触するその各表面上には断面の異なっ
た複数の溝が設けられ、これら溝でもって複数の金属棒
用の圧延パスが形成される圧延ロールに於て、谷溝6の
輪郭が圧延ロール3の幾何学的回転軸線Oに対する横方
向の谷溝6の輪郭が加工片2の縮小の弧CDと、棒1を
分割するためのその共役弧DEとによって形成され、縮
小の弧CDの曲率中心01が圧延ロール3の幾何学的回
転軸線C)K関して次式により決定される偏心率e、で
配置され、 但し D−圧延ロール3の幾何学的回転軸線の間の距離ρ□=
縮小の弧CDの曲率半径 H二加工片2の厚さ δ−線縮小弧CDを限定し且つ圧延ロール3の幾何学的
回転軸線0から引かれた2つの半径RとR1のなす角度
、 分割の弧DEの曲率中心02は転移長さ4の端部に於け
る棒1の間のウェブ5の厚さhの少くとも2分のlに等
しい値の偏心率e2で前記軸線Oに関して配置され、前
記偏心率e2の方向が隣接する溝6に於て交互に変化す
ることを特徴とする圧延ロールによって達成される。
扇形タイプの圧延ロールの谷溝の輪郭はこのような2つ
の弧から成っているので、加工片を縮小させることが可
能であり、又単一スタンドで且つ単一パスで数個の仕上
り棒への最終分割を行なうことが可能であり、このこと
が棒圧延を全体として単純化してそのコストを低減させ
る。
圧延ロールの輪郭の縮小の弧の曲率中心の推奨される偏
心率は圧延ロールの中間に必要な隙間を保証し、その結
果働く扇形圧延ロールの各作動行程の前に1つの送りス
テップで加工片を軸方向に変位させ、その後の扇形圧延
ロールの揺動並進運動の間に加工片を縮小させる。
棒の分割の弧の偏心率と隣接パスに於ける偏心方向の交
替とは、隣接する棒の確実な分割とその品質の改良とを
可能とする。
添付図面中に示されている実施態様を参照して本発明を
更に詳細に説明する。
本発明による金属棒圧延方法は連続鋳造装置で得られる
インゴットの様な加工片からの正方形の棒の製造として
画かれている。
第1図ないし第4図を参照して、金属棒圧延方法につい
て述べると、一対の扇形圧延ロール3により、加工片2
はその軸線に沿って縮小される。
第1図に矢印で示すように、ロール3の軸線II□I+
は往復運動を行う。
この場合ロール3はその軸線+1Q++のまわりで揺動
運動を行うことになり、またロール30半径が変化して
いるためにロール3間のギャップが変化することとなる
ロール3が左方向に動いたときには、ロール3間のギャ
ップは増大し、その最左方位置において、該ギャップは
加工片2の厚さ”H”以上の大きさになる。
このとき加工片2は軸線方向にその横断面を縮小する向
きに(第2図の矢印A)送りステップIIaI+だけ移
動させられる。
次いで、ロール3の軸線If Q Ifの移動方向が変
えられて、ロール3間のギャップが次第に減少させられ
、これにより加工片2の縮小が行われ、その縮小部が転
移長さ部分4となる。
転移長さ部分4の横断面は、縮小過程中、加工片2の最
初の厚さIIHII (第1図)から、厚さ11hIf
のウェブによって連結された複数の仕上げ棒1の種々の
横断面まで次第に変化する。
転移長さ部分4の長さIILI+は、実際には、各与え
られた瞬間に於いて各圧延ロール3によって加工片2に
作り出される瞬間的変形帯域の長+1111よりも大き
い。
したがって、上述したようなステップ圧延過程において
はロール3が受ける機械的負荷は、通常の連続圧延によ
る場合よりも大巾に小さくなる。
本発明によれば、転移長さ部分4の端に於いてロール3
の軸線!I□Ifを右方に追加的に移動させてロール3
を回動させるために、隣接する棒1は互いに即して反対
方向に(第4図の垂直方向の矢印によって示す方向に沿
って)しかもウェブ5に対して直角方向に変位させられ
ることとなる。
本発明による金属棒圧延方法の他の利点はこの方法を実
施するための圧延ロール3の詳細を読めば明らかとなる
であろう。
ステップ圧延に於いては、圧延は加工片2と接触するそ
の表面上に可変横断面のいくつがの平行な溝6(第5図
乃至第8図)をもつ扇形圧延o −ル3で行なわれ、平
行な溝6は連係する圧延ロール3上の対応する溝6と組
合わせてい(つかのパス7を形成し、(第3図及び第4
図に示すように:パス7の中で棒1が圧延される。
パス7の数は加工片2が分割される棒の数に一致する。
各圧延ロール3は、横断面に於ては、圧延ロール3の幾
何学的回転軸線+IQI+ (第5図)に関して偏心し
て配置された扇形である。
本発明によれば、幾何学的軸線1+QI+に対する横断
面内に於げる圧延ロール3の谷溝6の輪郭は、加工片2
と連続的に接触する2つの円形セクターの弧によって形
成される。
この2つの弧は、加工片2の縮小の弧CDと、仕上り棒
1の分割の共役弧DEであり、共役弧DEは縮小の弧C
Dにより加工片が縮小されるにつれて加工片2上に形成
される転移長さ4の端部にある。
溝6の輪郭の縮小の弧II CD IIは圧延ロール3
の幾何学的回転軸線+IQI+に関して偏心率11e1
1fの位置にあるその曲率中心It Q 1!Iがら半
径II角I+で作図され、分割の弧” D E ”は圧
延ロールの幾何学的回転軸線II Q IIに関して異
なる偏心率+1e2++の位置にあるその曲率中心If
Q 2IIから半径11ρ211で作図される。
縮小の弧CDの曲率中心II Q II+の偏心率e、
は少くとも加工片2のもとの厚さIIHI+の半分に等
しくなげればならない。
その目的は、圧延ロール3の作動行程前に送りステップ
ItaI+により加工片2を軸線方向変位させ引き続い
て圧延ロールの揺動と並進の運動の過程に於て加工片2
を縮小させるために必要な隙間を扇形圧延ロール30間
に確保するためである。
弧CDの曲率中心IT□、Itの偏心率II 011+
は次式によってより正確に決定することができる。
但し、 D−圧延ロールの幾何学的回転軸線の間の距離ρに縮小
の弧II CD IIの曲率半径H−加工片2の厚さ δ=線縮小弧II C[) Ifを限定し且つ圧延ロー
ル3の幾何学的回転軸線!I Q Itから引かれた2
つの半径RとR1のなす角度 なお、上記式は次のような条件式がら得られたものであ
る。
この条件式によってロールのパラメータが決定され、ロ
ールを角度δだげ回動させることによりロール間のギャ
ップを加工片の最初の厚+1HI+以上になることを保
証し、また厚さ1!h0のウェブによって連結された棒
が得られるまで加工片を縮小することを保証する。
分割の弧” D E ”の曲率中心If02Itの偏心
率It02+1は加工片2の転移長さ4の端部に於げる
棒1の間にあるウェブ5の厚さIf hIfの少くとも
半分に等しくなげればならない。
例えば、加工片2の最初の厚さが35皿であるとすると
、D、ρ、elおよびe2の値は次のようになる。
圧延ロール3の回転の軸線II Q Itに関する偏心
e2の方向は隣接する溝6に於て交互に変化する。
即ち、分割の弧” D E ”は隣接する溝6に於て中
心II Q IIから異なる半径ρ2とR3(但し、ρ
=ρ+ h/2 )で互い違いに作図される。
これは棒1の間のウェブ5の厚さII hIIの2分の
1を通して隣接するパス7(第9図参照)の中心の交替
的相互的半径方向変位を保証し、それ故ウェブ5に対し
て垂直に反対方向に隣接する棒1を相互に変位させるこ
とを保証し、これによってウェブ5が切断されて棒1が
分割される。
金属棒1の圧延に於ては、一般に矩形断面の加工片2が
用いられ、その断面積は仕上げられた棒1の断面積の少
くとも合計に等しく、その幅II B II(第10図
)は圧延ロールの閉じられたパス7の合計幅II n−
bIfよりも大きくない。
ここに、If bIfは各閉じられたパス70幅であり
、II n11は加工片の断面上に習慣的に細線で示さ
れる(第10図)パス7の数である。
棒1が圧延された後の棒1の横断剪断から生ずる切落し
片を最少にし且つ棒の品質を改良するために、横断面の
長辺上に凸面拡張部8を有し短辺が丸められてこれ亦凸
面である加工片2が予め作られる。
各凸面拡張部80幅11τ11は両末端側パス7の幅1
1b+1よりも対応する棒1の拡がりの大きさ■1τ1
1だけ小さくなげればならない。
正方形の金属棒1は、本発明に従って、以下の方法で扇
形圧延ロール3内で圧延される。
中間部分の厚みが一定で広い方の面の練物の凸面拡張部
8と丸味を付けられた側縁部9とを有する広幅のインゴ
ットが連続鋳造装置内で作られる。
一度、鋳造装置から出てくると、インゴットは標準の長
さに切断され、結果として生ずる加工片2は二段振子圧
延ロール3へ保合されるか又は複数溝の正方形パス7を
もつ扇形圧延ロール3へ係合される。
各ストック2はその凸面拡張部8を両末端側パスT内で
加工するようにロールの中へ入れられる。
扇形圧延ロール3の作動行程前に、それらのパス7は最
大に開かれて加工片2がその間を通り得るのに十分な隙
間を圧延ロール30間に形成し、加工片2は−送りステ
ップで矢印A(第2図)に沿って軸線方向に動かされる
次に、圧延ロール3はその幾何学的回転軸線II Q
IIの周りの同時に起る揺動により加工片2の軸線に沿
って往復運動する。
扇形圧延ロール3の作動行程の間、その方向は第5図乃
至第7図に曲った矢印で示され、加工片2はその縮小の
弧CD上で圧延ロール30表面により先ず接触される。
縮小の過程に於て、転移長さ4(第1図及び第2図)が
加工片2上で形成され、その横断面積は加工片2のもと
の横断面の厚さl+HII (第5図)から大きさ2に
+hまで下方へその高さを通じて漸進的に変化する。
ここに、2には仕上げられた棒1の断面の(正方形の対
角線に沿う)高さであり、hは加工片2上の転移長さ4
の端部に於げるウェブ5の厚さである。
転移長さ4の端部に於て加工片2は分割の弧DEの長さ
の上で圧延ロール30表面により接触され、分割の弧D
Eが加工片2の横断面の高さを仕上げられた棒1の大き
さ2k(第9図)までもってくる。
これは隣接するパス7の中の隣接する棒1を変位させる
ことによって遠戚され、それらの中心は弧DEの長さ上
でウェブ5の厚さ”hjlの2分の1だけ相互に片寄る
加工片2がいくつかの仕上げられた棒1に最終分割され
た後、圧延ロール3は戻り空運転を遂げ、その間に加工
片2は一ステップIIa”で軸線方向に動かされる。
加工片2の縮小とその棒1への分割の後、これらの作業
と加工片2の軸線方向送りとの交替が上述のように繰返
される。
提案されている棒圧延方法とそのための扇形圧延ロール
とは、圧延ロールに及ぼす荷重を低下させ、ただ1対の
圧延ロールをもつ単一の圧延スタンドで加工片を縮小し
てこれを棒へ最終的に分割し、このようにして棒圧延作
業を全体として単純化してそのコストを低減させること
を可能とする。
前記の方法に於て加工片として用いられるのは縁部に凸
面拡張部8を有し丸められた側面9を有するインゴット
であり、これがパス7の各々に於て圧延される加工片2
の金属の体積の品質を保証し、加工片2が圧延された後
に棒1の横剪断に於て生ずる端部切落し片の量を2の係
数よりも多く減少させ、両末端側パス内で圧延される棒
の品質を改良する。
加うるに、パスからパスへ金属が流れないので、加工片
を変形するためのエネルギの消費とパスノ摩耗を減少さ
せる。
インゴットの横断面の寸法の増大とパスのより少い摩耗
とは、その中でインゴットが鋳造される連続鋳造装置の
生産性を著しく高める。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による金属棒圧延方法の概要図である(
中間位置に於ける加工片の転移長さ上に配置された圧延
ロール)。 第2図は第1図と同じであるが、然し圧延ロールは転移
長さの終り近くを慣例的に示しである。 第3図は第1図の■−■線に沿う拡大断面図である。 第4図は第2図の■−IV線に沿う拡大断面図である。 第5図は本発明による扇形ロール又は圧延ロールの形成
部分の概要図である(単一溝に於ける横断面とこれに隣
接する溝の部分断面)。 第6図はストックを縮小させる場合の位置に於ける圧延
ロールを示す。 第1図は第6図と同じであるが、然し圧延ロールハ棒を
分離する位置にある場合を示す。 第8図は第6図の■−■線に沿う拡大横断面図である。 第9図は第7図のIX−IX線に沿う拡大横断面図であ
る。 第10図は本発明による加工片の一般的横断面図である
。 1・・・バー 2・・・ストック、3・・・圧延ロール
、4・・・転移長さ、5・・・ウェブ、6・・・圧延ロ
ール上の溝、7・・・パス、8・・・加工片横断面の大
きい方の側の凸面拡張部、9・・・加工片横断面の小さ
い方の側、b・・・パスの幅、τ・・・凸面拡張部の幅
、τ1・・・末端側の棒の拡がり、O・・・圧延ロール
の幾何学的回転軸心、01・・・弧CDの曲率中心、0
2・・・弧DEの曲率中心、CD・・・縮小の弧、DE
・・・分離の弧、e。 ・・・弧CDの偏心量、e2・・・弧DEの偏心量、D
・・・圧延ロールの幾何学的回転軸心の間の距離、ρ。 ・・・弧CDの曲率半径、R2・・・弧DEの曲率半径
、H・・・加工片の厚さ、δ・・・角度、R2R1・・
・半径、h・・・ウェブの厚さ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対の成形圧延ロールによって、加工片をその軸線
    に沿ってウェブでもって相互連結された種々の横断面の
    複数の棒に縮小する金属棒圧延方法であって、前記加工
    片をその最初の横断面から縮小する際に、その縮小過程
    で漸進的に変化する横断面の転移長さを前記加工片に与
    え、このとき前記加工片の最初の横断面積の縮小に際し
    、その横断面積が少くとも仕上げ棒の断面積の合計に等
    しいかもしくはそれよりも大きくされ、その横断面の幅
    がロールの閉じられたパスの幅の合計より大きくないよ
    うにされている金属棒圧延方法に於て、加工片2の縮小
    が送りステップaによるその軸線方向変位に従い、相隣
    接する棒1は転移長さ4の端部に於て互に反対方向にし
    かもウェブ5に対して直角に変位させられ、それによっ
    て前記棒1が分割されるようになっていることを特徴と
    する金属棒圧延方法。 2 前記第1項に記載の金属棒圧延方法に於いて、加工
    片2が実質的に矩形の横断面形状に予め作られ、該横断
    面形状の長い方の両側が凸状拡張部8となっており、そ
    の短い方の側が丸味を付けられ、前記凸状拡張部8が圧
    延ロール30両末端側パス7内で圧延されるように前記
    加工片2が圧延ロール3のパス7内へ前進させられるこ
    とを特徴とする金属棒圧延方法。 3 前記第2項に記載の金属棒圧延方法に於いて、各凸
    状拡張部8の幅τが該当末端側パス70幅すよりも仕上
    げ棒1についての拡がりτ1の大きさだけ小さく選択さ
    れることを特徴とする金属棒圧延方法。 4 金属棒圧延用の圧延ロールであって、加工片と接触
    するその各表面上には断面の異なった複数の溝が設けら
    れ、これら溝でもって複数の金属棒用の圧延パスが形成
    される圧延ロールに於て、谷溝6の輪郭が圧延ロール3
    の幾何学的回転軸線Oに対する横方向の谷溝6の輪郭が
    加工片2の縮小の弧CDと、棒1を分割するためのその
    共役弧DEとによって形成され、縮小の弧CDの曲率中
    心01が圧延ロール3の幾何学的回転軸線Oに関して次
    式により決定される偏心率e1で配置され、但し D−圧延ロール3の幾何学的回転軸線の間の距離ρ、二
    線縮小弧CDの曲率半径 H−加工片2の厚さ δ=線縮小弧CDを限定し且つ圧延ロール3の幾何学的
    回転軸線Oかも引かれた2つの半径RとR1のなす角度
    、 分割の弧DEの曲率中心02は転移長さ4の端部に於げ
    る棒1の間のウェブ5の厚さhの少くとも2分の1に等
    しい値の偏心率e2で前記軸線Oに関して配置され、前
    記偏心率e2の方向が隣接する溝6に於て交互に変化す
    ることを特徴とする圧延ロール。
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