JPS5855232Y2 - 着火炭 - Google Patents
着火炭Info
- Publication number
- JPS5855232Y2 JPS5855232Y2 JP8245080U JP8245080U JPS5855232Y2 JP S5855232 Y2 JPS5855232 Y2 JP S5855232Y2 JP 8245080 U JP8245080 U JP 8245080U JP 8245080 U JP8245080 U JP 8245080U JP S5855232 Y2 JPS5855232 Y2 JP S5855232Y2
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- JP
- Japan
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- charcoal
- parts
- mixed
- briquette
- hydrophobic
- Prior art date
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- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
Landscapes
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、練炭、豆炭、木炭等の固形燃料とともに用い
その着火を容易にするために用いる着火炭に関する。
その着火を容易にするために用いる着火炭に関する。
灯油等の石油系燃料の高騰とともに練炭、豆炭、木炭等
の固形燃料が注目されている。
の固形燃料が注目されている。
しかし、これら固形燃料は、それ自体での着火性が乏し
いために、より着火性の良い着火炭を初期燃料とし、そ
の燃焼熱により着火させることが行われている。
いために、より着火性の良い着火炭を初期燃料とし、そ
の燃焼熱により着火させることが行われている。
このような目的で用いらI”Lる着火炭としては、素灰
、無煙炭、石炭等の炭素源と、(過)塩素酸カリ、硝酸
カリ、二酸化マンガン等の混合物(特開昭55738号
公報)あるいは硝酸ストロンチウム(特公昭54−44
282号公報)等の酸化剤を粘結剤その他の成分ととも
に成形したものが用いられる。
、無煙炭、石炭等の炭素源と、(過)塩素酸カリ、硝酸
カリ、二酸化マンガン等の混合物(特開昭55738号
公報)あるいは硝酸ストロンチウム(特公昭54−44
282号公報)等の酸化剤を粘結剤その他の成分ととも
に成形したものが用いられる。
しがし、前述の塩素酸カリ等の混合酸化剤を用いる系に
おいては、発生する塩素が被加熱容器、燃焼器等を侵す
おそれがあるとともに、線香花火のように燃焼が散発的
で、着火率が低い欠点がある。
おいては、発生する塩素が被加熱容器、燃焼器等を侵す
おそれがあるとともに、線香花火のように燃焼が散発的
で、着火率が低い欠点がある。
他方、硝酸ストロンチウムを用いる系は着火性は優れる
ものの、用いる硝酸ストロンチウムが高価であるため経
済的に不利である。
ものの、用いる硝酸ストロンチウムが高価であるため経
済的に不利である。
本考案は、経済的に安価であり、且つ着火性に優れた着
火炭を提供することを目的とする。
火炭を提供することを目的とする。
本考案者らの研究によれば、このような目的は素灰およ
び粘結剤とともに酸化剤として硝酸カルシウムを含む混
合成形炭を疎水性樹脂膜により大気から遮断した構造を
有する本考案の着火炭により遠戚されることが見出され
た。
び粘結剤とともに酸化剤として硝酸カルシウムを含む混
合成形炭を疎水性樹脂膜により大気から遮断した構造を
有する本考案の着火炭により遠戚されることが見出され
た。
すなわち、硝酸カルシウムは硝酸ストロンチウムに比べ
て単価が6割以下であり、経済的にはるかに有利である
とともに、その着火補助効果は、はぼ硝酸ストロンチウ
ムと同等である。
て単価が6割以下であり、経済的にはるかに有利である
とともに、その着火補助効果は、はぼ硝酸ストロンチウ
ムと同等である。
但し、硝酸ストロンチウムを硝酸カルシウムと置換して
得た混合成形炭は硝酸カルシウムの吸湿性ゆえに経時的
に着火性が低下する欠点がある。
得た混合成形炭は硝酸カルシウムの吸湿性ゆえに経時的
に着火性が低下する欠点がある。
したがって本考案では、混合成形炭を疎水性樹脂膜によ
り大気から遮断した構造の着火炭を与え、経時変化によ
る着火性の低下を抑えて、硝酸カルシウムの酸化剤とし
ての使用を可能としたものである。
り大気から遮断した構造の着火炭を与え、経時変化によ
る着火性の低下を抑えて、硝酸カルシウムの酸化剤とし
ての使用を可能としたものである。
以下、図面を参照しつつ、本考案を実施例について更に
詳しく説明する。
詳しく説明する。
第1図は本考案の一実施例にかかる着火炭包装物の一部
切欠斜視図である。
切欠斜視図である。
この実施例において、着火炭包装物は、混合成形炭1を
疎水性樹脂からなる袋2中に封入してなる。
疎水性樹脂からなる袋2中に封入してなる。
混合成形炭1は、素灰、すなわち、木粉、木片、樹皮等
の木質材料の乾留物からなる木炭粉、100部(重量部
、以下同様とする)に対して、硝酸カルシウム50〜6
0部および粘結剤1〜3部を配合した混合成形物からな
る。
の木質材料の乾留物からなる木炭粉、100部(重量部
、以下同様とする)に対して、硝酸カルシウム50〜6
0部および粘結剤1〜3部を配合した混合成形物からな
る。
硝酸カルシウムが50部未満であると、燃焼性が低下す
る。
る。
また60部を超えると急激な燃焼となり、又コストアッ
プにつながる。
プにつながる。
粘結剤としては、でん粉および水酸化ナトリウムを含む
でん粉のり、CMC(カルボキシ・メチル・セルロース
)等が用いられる。
でん粉のり、CMC(カルボキシ・メチル・セルロース
)等が用いられる。
なかでもでん粉のりが好ましく用いられる。
これら粘結剤は素灰100部に対して1〜3部の割合で
用いられる。
用いられる。
1部未満では充分な強度の成形炭が得られず、3部を超
えると、発煙の原因となり且つコストアップになる。
えると、発煙の原因となり且つコストアップになる。
混合成形炭1は、上記各成分をたとえば5〜10部の水
等の粘結剤の溶剤とともに混練し、成形機で適当な形状
に圧縮成形し、成形物を乾燥することにより得られる。
等の粘結剤の溶剤とともに混練し、成形機で適当な形状
に圧縮成形し、成形物を乾燥することにより得られる。
成形炭の形状自体は、直方体、球、回転楕円体、円筒等
任意である。
任意である。
乾燥後、混合成形体を疎水性樹脂からなる袋2中に手早
く装入し、封入することにより第1図の着火炭包装物が
得られる。
く装入し、封入することにより第1図の着火炭包装物が
得られる。
疎水性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等
のポリオレフィン系樹脂、防湿セロファン、等が用いら
れる。
のポリオレフィン系樹脂、防湿セロファン、等が用いら
れる。
袋の厚さはたとえば50〜100μ程度であり、またこ
れら疎水性樹脂膜同士の、あるいはこれと紙等との積層
袋も好適に用いられる。
れら疎水性樹脂膜同士の、あるいはこれと紙等との積層
袋も好適に用いられる。
必要に応じて、袋中にシリカゲル、塩化カルシウム等の
乾燥剤を同時に封入してもよい。
乾燥剤を同時に封入してもよい。
また、第2図に示すように混合成形炭1は、その上に疎
水性可燃樹脂を直接塗膜2Aとして形成して大気から遮
断してもよい。
水性可燃樹脂を直接塗膜2Aとして形成して大気から遮
断してもよい。
このような塗膜に被覆した成形炭を第1図に示すように
、袋2中に封入すると一旦袋を開封した後も混合成形炭
1の着火性能が低下しない利点がある。
、袋2中に封入すると一旦袋を開封した後も混合成形炭
1の着火性能が低下しない利点がある。
このような塗膜2Aを形成する樹脂としては、上記した
袋2を構成する樹脂がそのまま用いられるほか、特に燃
焼性の優れた比較的硝化度が高い疎水性の硝酸セルロー
スが好ましく用いられる。
袋2を構成する樹脂がそのまま用いられるほか、特に燃
焼性の優れた比較的硝化度が高い疎水性の硝酸セルロー
スが好ましく用いられる。
この疎水性可燃樹脂は、成形炭100部に対し5〜10
部塗布するのが好ましい。
部塗布するのが好ましい。
また成形炭の着火性を改良するために、比較的硝化度の
低いニトロセルロース等の吸湿性可燃樹脂、あるいはゲ
ル燃料(たとえばダイケントップ社製ゲルネン)の被膜
を疎水性樹脂膜2Aの代りに用い、塗膜形成後に疎水性
樹脂袋2中にあらためることもできる。
低いニトロセルロース等の吸湿性可燃樹脂、あるいはゲ
ル燃料(たとえばダイケントップ社製ゲルネン)の被膜
を疎水性樹脂膜2Aの代りに用い、塗膜形成後に疎水性
樹脂袋2中にあらためることもできる。
もつとも疎水性樹脂膜2Aを用いた場合にも疎水性樹脂
袋中に封入することは、水分遮断効果を向上するために
好ましい。
袋中に封入することは、水分遮断効果を向上するために
好ましい。
上述したように、本考案によれば、素灰と、硝酸カルシ
ウムと粘結剤とから本質的になり、適当な防湿構造を有
することにより、経済的で且つ安定な着火性能を有する
着火炭が与えられる。
ウムと粘結剤とから本質的になり、適当な防湿構造を有
することにより、経済的で且つ安定な着火性能を有する
着火炭が与えられる。
以下、本考案の着火炭の製造例により、具体的に本考案
を説明する。
を説明する。
製造例
素灰100部に対し、硝酸カルシウム60部、10%で
ん粉のり10部を水5部とともに10分間攪拌混練して
100 kg/Cm2の圧力で形成し、150℃で2時
間乾燥して20″′m×15mm×80mmの混合成形
体を得た。
ん粉のり10部を水5部とともに10分間攪拌混練して
100 kg/Cm2の圧力で形成し、150℃で2時
間乾燥して20″′m×15mm×80mmの混合成形
体を得た。
この混合成形炭100 gを厚さ100μmのポリエチ
レン製袋に封入し、16℃60%RHの雰囲気間で1力
月間放置後、成形炭を取り出し着火性能を確認したとこ
ろ、マツチ1本で充分着火可能であることが確認された
。
レン製袋に封入し、16℃60%RHの雰囲気間で1力
月間放置後、成形炭を取り出し着火性能を確認したとこ
ろ、マツチ1本で充分着火可能であることが確認された
。
また上記成形炭にゲル燃料を10%塗布した着火炭も同
様な着火性能を示した。
様な着火性能を示した。
第1図は本考案の一実施例にかかる着火炭包装物の一部
切欠斜視図、第2図は他の実施例の断面図である。 1・・・・・・混合成形炭、2・・・・・・疎水性樹脂
袋、2A・・・・・・疎水性樹脂塗膜。
切欠斜視図、第2図は他の実施例の断面図である。 1・・・・・・混合成形炭、2・・・・・・疎水性樹脂
袋、2A・・・・・・疎水性樹脂塗膜。
Claims (1)
- 1.素灰100重量部に対し硝酸カルシウム50〜60
重量部および粘結剤1〜3重量部を含む混合成形炭を、
疎水性樹脂膜により大気から遮断した構造を有すること
を特徴とする、着火炭。 2、混合成形炭を疎水性樹脂の袋に封入してなる上記第
1項の着火炭。 3、混合成形炭の表面に疎水性可燃樹脂の塗膜を形成し
てなる上記第1項の着火炭。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8245080U JPS5855232Y2 (ja) | 1980-06-13 | 1980-06-13 | 着火炭 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8245080U JPS5855232Y2 (ja) | 1980-06-13 | 1980-06-13 | 着火炭 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS579845U JPS579845U (ja) | 1982-01-19 |
JPS5855232Y2 true JPS5855232Y2 (ja) | 1983-12-17 |
Family
ID=29444801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8245080U Expired JPS5855232Y2 (ja) | 1980-06-13 | 1980-06-13 | 着火炭 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5855232Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
HRP20220677T1 (hr) * | 2019-04-16 | 2022-08-05 | Siotuu Gmbh | Postupak proizvodnje drvenog ugljena |
-
1980
- 1980-06-13 JP JP8245080U patent/JPS5855232Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS579845U (ja) | 1982-01-19 |
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