JPS5854092Y2 - レ−ザ光照射による歯牙処置用ハンドピ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はＱスイッチされた連続励起Ｎｄ：・ＹＡＧレー
ザ高速繰返しパルスをガラスファイバニビームガイドを
、通じて歯牙に照射するようになしたレーザ光線照射に
よ：る歯・科治療装置に用いる〉）ンドピースの構造に
関するもめでありてミ更に詳しくは本出願人の先行出願
である。

レーザ光照射□による歯牙う蝕予防装置′（以下特願昭
５３−１５０４０２′号という）、を更に前進させ実用
化するた・めに用いられる新規なバンドピース・を提供
す：る１ものである。

′ＱスイッチされたＮｄ：ＹＡＧレーザ高速繰返ｘ、シ
”％、、Ｓ：ルスを歯牙に照射することによ・つで歯牙
のう蝕（むし歯）の予防を有益に行ないうろことは本出
願・人により特願昭５３−１５０４０２’号に於いてす
では詳述し、その中でこのう蝕め予防処置を実用化する
ためレーザ光照射による歯牙う蝕予防装置をすｎ＝に提
案した。

この先行発明装置は、しかしながら、歯科医師が実際実
施する上で、なお実用上の具体性に到達していない面１
があった。

□ ＼、：□パ ・：１本考案はこのような事情に
鑑み、通常の歯科医師等であっても、、従来の歯科用削
袂ハン下ピースの操作と伺しような操作感覚で、レーザ
光の照射による歯科処置を行なうことを可能ならしめた
歯牙処置用ハンドビニ文を提供するも・のであって、そ
の究極の目的□とするところは、特願昭５３−１５０４
０２号に於いて詳述したレーザ光照射に・よ□る有益な
歯科処置の普及を図り・、□・歯科治療、上に新らたな
進歩向上をもたらす一役を担うことにあるン以下１．本
考案のレーザ光照射による。

歯牙処置用ハンドピース（以下に於いでば本考案ハンド
ピースという）につきξ添付図面を参照し乍ら詳細□に
説明する。

、 ■（、□ 胃 ″′□第１図はレニザ発振器１
０１に本考案ハンドピース１０を取付けた状態を模式的
に示す図である。

この図によればレニザ発振器１０１によりＱスイッチさ
れ発振された連続励起Ｎｄ：ＹＡＧレーザの高速繰返し
パルスビーム２０１は集光レンズ３０トで集束された後
、ガラスファイバー４内を（透過）伝達し、本考案バン
ドピース１０のテ゛イスタンススペーサス３で定められ
た照射ビーム領域〔有効照射断面積（ビームスポット）
〕をもって歯牙７に有効適切に照射される。

第３図及び゛第４図は本考案バンドピースのベス）へモ
ードの実施例を示すものて゛ある。

この図より明らかなように、本考案バンドピースは把持
部１と、該把持部１に連設された中空筒状のアプリケー
タ２と、該アプリケータ２の先端に接続されたテ゛イス
タンススペーサ３を具備しており、レーザ発振器１０１
より発振された高速繰返しレーザパルスビームを高効率
で伝達するガラスファイバー４を把持部１を通じて中空
筒状のアプリケータ２内に嵌挿し、該アプリケータ２内
でガラスファイバー４を固定装着する固定具４２の先端
部に設けられたレーザ照射Ｌ】４１よりレーザパルスビ
ームを施術部位７（歯牙）に照射するように構成された
ものであるが、レーザパルスビームを施術部位以外の部
位に照射することなく、シかも施術部位に有効かつ適切
に集約的に照射されるよう施術部位７からレーザ照射［
］４１までの距離を所定の一定距離に隔設させるためデ
ィスタンススペーサ３をその先端部に設けてなるもので
ある。

かかるテ゛イスタンススペーサ３は、レーザ照射口４１
の外径、レーザ照射［］４１から施術部位７までの距離
により定められるレーザビームスポットを所定の値に保
持し、施術部７に有効かつ適切なレーザ光照射を集約的
に行なうために設けられたもので、この存在のため通常
の歯科医師等でも該スペーサ３を施術部位７に当接し、
レーザ光照射を行なっただけで、従来の歯科用削袂バン
ドピースと同じような手軽さでレーザ光照射による歯牙
処置を安全かつ有効適切に行なうことが可能となる。

このようなディスタンススペーサの構成は第３図の示す
以外にも種々の態様を適宜採択されうろことが可能であ
り、例えば第２図イに示すようにアプリケータ２の先端
部に脚片８を直接設けたもの、第２図口に示すような円
筒を縦割りにした複数の脚片８・・・・・・の基部にリ
ング３０１を有するものをアプリケータ２の先端部に冠
着して設けたもの、第２図へに示すようなレーザビーム
の施術部位７以外への漏れ出しを防止するためシールド
キャップ９を設けたものをアプリケータ２の先端部に固
着又は着脱自在に取付けて構成したもの等の態様のもの
が適宜採択されうろことはいうまでもないが、これらテ
゛イスタントスペーサ３は歯科医師等の視野を妨害せず
施術部を確実に視認できるように脚片８・・・・・・相
互間に適当な空間部を持って設けられていることが望ま
しい。

第３図に示すベストモードにおいて中空筒状のアプリケ
ータ２は前歯部はもとより上下夫々の顎の臼歯部等円腔
内のあらゆる部位の歯牙に対しても施術かり能なように
緩やかな略Ｓ字状に曲成されている。

また、第３図のベストモードにおいては、施術部位７が
把持部１の長手方向の軸線上に位置し得るように、アプ
リケータ２は曲成されているが、このことにより、把持
部１を軸線のまわりに回転することにより、施術部位７
位置を変化させることなく、レーザ光の照射の方向のみ
を変化させることが可能となり、臨床上の便宜を向上さ
せるものである。

アブ」ケータ２の軸線方向に沿ってガラスファイバー４
の嵌挿通路５に連通して該アプリケータ２の管壁を貫く
開口溝６は、ガラスファイバー４の曲成された中空筒状
のアプリケータ２の嵌挿通路５内への嵌挿を可能かつ容
易にするために設けられたもので゛、アプリケータ２の
曲成の度合及びガラスファイバー４の外径の大きさに応
じてその溝径、溝長は適宜採択され、アプリケータ２が
曲成されず直線状に形成されている場合には必らずしも
必要ではない。

従って、アプリケータ２が曲成された場合は、このよう
な開１−１溝６を設けることにより、第３図の二点鎖線
で示されるように該開［］溝６の基端部よりガラスファ
イバー４を十分引き出した後、該開口溝６を通じてガラ
スファイバー４を嵌挿通路５内へ容易に納めることが可
能となる。

かくして、アプリケータ２の嵌挿通路５内に納められた
ガラスファイバー４は、その先端に設けられた固定具４
２をアプリケータ２の先端部内に固着することによりバ
ンドピース１０内よりはみ出ずことなく固定されるが、
アプリケータ２内で゛の固定を更に確実なものとするた
め第６図に示すような直径方向に溝６４を円錐台状の先
頭部６２に設けた筒状の固定具６１の嵌挿穴６３内にガ
ラスファイバー４を嵌挿し、把持部１内に設けられた円
錐状穴に前記円錐台状の先頭部６２を圧接し前記溝６４
の幅を小ならしめることによってガラスフアイバーを挟
圧し固定させる手段を採択すればきわめて有用である。

この手段を採択するにあたっては前記溝６４の巾は前記
嵌挿穴６３の直径よりいくらか小としておけばガラスフ
ァイバーの位置ずれがなく有益である。

・第５図は、ガラスファイバー４を□アブ：リゲータ
２内に固着するための固定具４２の詳細構成を示す図で
あり、該固定具４２の軸線上に設けられだ溝４３内にガ
ラスファイバー４の保護被膜５３及びクラッド５２を剥
離したコア５１（保護被膜の剥離された真のガラスファ
イバー）を嵌挿し、接着剤５４で固定装着して成るもの
でその先端部４１にはコア５１を露出して成るレーザ照
射口４１が形成されている。

従って、ガラスファイバー４の先端部を剥離し、そのコ
ア５１を該固定具４２に嵌挿固着した後、そのままその
先端部を研磨するだ（す、でコア５１の研磨を行なうこ
とができ、コア５１を研磨した後固着する場合に生じが
ちなコア５１の傷の防止を図ることはもちろんガラスフ
ァイバー４の固着をより簡略なものとする利点がある。

なお□、この研磨作業は第３図に２点鎖線で示されるよ
うにア”’？’＋＞ケータ２の開口溝６の基底部よりガ
ラスファイバー４を引き出した状態においても、またア
プリケータ等に装着することなく、ガラスファイバー４
に固定具４２のみを固着した状態においても為し得るこ
とは言うまでもない。

第７図はアプリケータ２の他の一実施例を示す分解構成
図であり、アプリケータ２の先端部に設けられた円筒片
状の当接部２１と、別途形成された半円筒状の当接片８
２の間にガラスファイバー４の固定具４２を挟圧するこ
とによってガラスファイバー４のアプリケータ２内への
固定装着を容易にするよう構成された態様を示すもので
あって、力゛ラスファイバー４のアプリケータ２内への
固定装着は、ガラスファイバー４の固定具４２をアプリ
ケータ２の当接部２１と当接片８２で挟圧した後、スペ
ーサ３を有するシールドキャップ９を冠着して挟圧固寅
、されるものである。

従って、この場合には接＊痢辱を用いぞ□゛ラスフアイ
バー４アプリケータ？に固着するものに較べ、ガラスフ
ァイバー４の取換交換操作より容易なものとすることが
できる利点がある。

以上、述べたように本考案バンドピースによれば、従来
の歯科用削挟バンドピースと同じような手軽な操作感覚
でレーザ光の照射による歯科処置を容易かつ安全にしか
も効率よく行なうことが可能となり、従ってレーザ光の
照射による歯科治療の新分野の開拓の一役を担う有益な
考案となりえるものである。

なお、レーザ光線を歯牙に照射することによって得られ
る効果は前記した歯牙のう蝕の防止の他に歯石、歯垢、
不存裂溝内容物などの歯牙沈着物の除去、歯質着色の除
去等にも有益なことも認められており、禾考案のバンド
ピースはこれらにも適用し得るものであるこというまで
もない。

【図面の簡単な説明】

第１図はレーザ発振器に本考案バンドピースを取付けた
状態を模式的に示す図、第２図イ〜ハは夫々本考案バン
ドピースのテ゛イスタンススペーサの種々の態様を示す
実施例図、第３図は本考案バンドピース要部のベストモ
ードの一実施例を示す＝部切り欠き斜視図、第４図は第
３図ＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図はアプリケータ内に装
着されたガラスファイバーの固定具の縦断面図、第６面
イ及びｒ：Ｊｌま夫々把持部内に装着されるガラスフア
バ−固定具の縦断面図及び正面図、第７図は本考案バン
ドピース要部の他の実施例を示す分解構成図である。 符号の説明 １・・・・・・把持部、２・・・・・・ア
プリケータ、３・・・・・・テ゛イスタンススペーサ、
４・・・・・・ガラスファイバー、５・・・・・□・嵌
挿通路、６・・・・・・開口溝、７・・・・・・施術部
（歯牙）、８・・・・・・脚片、９・・・・・・シール
ドキャップ、１０１・・・・・・レーザ発振器。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 把持部１と該把持部、１に連結された仲空筒状のアプリ
   ケータ２と、上記把持部↑並びにこのアプリケータ２内
   部に挿通され基幹側をレーザ光発信器１０１に接続さ・
   れ先端が前記アプリケータ先端に終止しているレーザ光
   伝達用′めガラスファイバー４と、上記アプリケータ２
   め先端Ｏこ接続されて、前記ガラスファイバ＝４の先端
   から照射されるレーザ光が施術部位７に有効適切に且つ
   非施術部位を損傷せぬように作用し得るよ：うに上記施
   術部位７から所定の一定距離を隔設すべきテ゛イスタン
   ススペーサー３′と、より成るレーザ光照射による・レ
   ニザ光照射ハンドピースにおいて、前記アブ・す□ケー
   タ２が軸線方向に関してほぼＳ字型に曲成され、前記フ
   ァイバー４の嵌挿通路５とにこの通・路５に連通して前
   記、アプリケータ２の管壁を貫く・開口溝６とを設け、
   ガラスファイバ−７−４を前記、：曲成されたアプリケ
   ータ２の嵌挿通路□５内へ：嵌挿１自在として成るレー
   ザ光照射による歯牙処置用゛ハンドピース。 ′ □ ・・； ：