JPS5854086Y2 - 脈拍測定器用センサ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は被検者の脈拍数を計測するために使用される
脈拍測定器用センサーに関する。

近年、体力健康に関する認識の高まりとともに、体力健
康の維持や増強のために、ランニングなどの運動が盛ん
になって来ている。

これとともに今後の高年社会において、一般社会活動に
おける健康管理が重要な問題となって来ている。

しかしながら、体力作りの運動等において、適切なる助
言者を欠く場合、やみくもに運動することによる健康阻
害の恐れもある。

このような状態を避けるために、自己の健康状態に合せ
て、どの程度の運動をしたらよいのか、あるいは一般社
会活動において、自分がどの程度の健康状態にあるのか
など、簡単に判別する方法の出現が要望されて来ている
。

このために、脈拍数を管理することによりランニングな
どの運動においても自己の健康状態をある程度判別でき
るが、現在の脈拍測定器においてはこの判別は即座にで
きない欠点がある。

特に現在の脈拍測定器に使用される脈拍検出センサーは
大型でかつ携帯には不向きであった。

この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、小型で
、かつ携帯性に富み、しかも装着が容易でかつ最も理想
的な状態で指先に取付けることができる脈拍測定器用セ
ンサーを提供することを目的とする。

以下図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。

第１図乃至第５図において、１はセンサ一本体で、この
センサ一本体１は指貫のように形成された可撓部材から
なる環体部２とこの環体部２に装着された受光５発光素
子（後述する）から形成される。

この環体部２には指の挿入方向にテーパ状の空間部３が
形成され、この空間部３により指の先端部か環体部２へ
容易に嵌装される。

４，５はフォトトランジスタからなる受光素子および発
光ダイオードからなる発光素子で、画素子４，５は所定
の間隔を隔て、指の腹部が当接される部位の環体部２に
装着される。

６ａ、６ｂは膨大部で、この膨大部６ａ、６ｂは前記環
体部２の空間部３に沿って形成される。

この膨大部６ａ、６ｂは指先を環体部２に嵌装した際、
指の背部（爪側）が膨大部に当接して指の腹部を環体部
２の内壁に押し付け、すなわち、受光および発光素子４
，５に当接され易くするためのものである。

このように、指の腹部が受光９発光素子４，５に当接さ
れるため、発光素子５からの光線が指の腹部に照射され
、その光線が毛細血管の面、液の流れによって変化して
反射され確実に受光素子に入射されるようになるからで
ある。

すなわち、汁界の不要な光線が受光素子に入射されなく
なるために脈拍測定が正確になる。

なお、受光および発光素子４，５は図示しない脈拍測定
器にコード７を介して接続される。

８は前記受光９発光素ｆ４，５が取り付けられる基板、
９は空間部３が広がるのを防ぐストッパ体である。

１０は指先の型に合せて形成された曲線部である。

以上述べたようにこの考案によれば、可撓部材で環体部
を形成し、この環体部の所定部位に受光および発光素子
を設けるとともに空間部を形成し、さらに環体部の両端
に膨大部を形威し、かつ指腹当接部に曲線部を形成した
ので、これらの各構成が相俟って、指先に装着した際、
指先に最も理想的な圧接状態で装着できて、しかも発汗
作用で生じた汚はスムーズに大気中に発散できるもので
、なおかつ小型でかつ携帯に便利であり、しかも脈拍数
の検出が確実にできる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図はこの考案の一実施例を示すもので、
第１図は正面図、第２図は平面図、第３図は左側面図、
第４図は右側面図および第５図は第３図のＡ−Ａ’線の
断面図である。 １・・・・・・センサ一本体、２・・・・・・環体部、
３・・・・・・空間部、４．５・・・・・・受光および
発光素子、６ ａ 、６ ｂ・・・・・・膨大部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 可撓性部材で環体部２を形成するとともに、指先に装着
   した際その背部に位置しかつ先細状の空間部３を形成し
   て、その先端位置において、上記環体部２の両端部をス
   トッパ体９により一体的に連結形威し、さらに環体部２
   の両端部内側に膨大部６ ａ 、６ ｂを形成してなり
   、かつ環体部２の指腹部当接面に指先の型に合せた曲線
   部１０を形成し、環体部２の指腹部か鵠接される部位に
   所定の間隔を隔て受光１発光素子４，５を配設し、この
   画素子を環体部２に支持させた基板８に取付けてなる脈
   拍測定器用センサー。