JPS5854020B2 - 模様のある起毛シ−トの製造方法 - Google Patents

模様のある起毛シ−トの製造方法

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JPS5854020B2
JPS5854020B2 JP54047127A JP4712779A JPS5854020B2 JP S5854020 B2 JPS5854020 B2 JP S5854020B2 JP 54047127 A JP54047127 A JP 54047127A JP 4712779 A JP4712779 A JP 4712779A JP S5854020 B2 JPS5854020 B2 JP S5854020B2
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JP
Japan
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base material
rotating body
raised
sheet
roll
Prior art date
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Expired
Application number
JP54047127A
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English (en)
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JPS55137933A (en
Inventor
良史 中原
三樹郎 福村
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Plastics Co Ltd filed Critical Sekisui Plastics Co Ltd
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Expired legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、模様のある起毛シートの製造方法に関する
ものである。
起毛シートは既に知られている。
起毛シートとは、例えば本綿布の一面上に、ポリエチレ
ンから成る短い繊維が立った状態で一様に固定され、ビ
ロードのような状態を呈しているシートである。
起毛シートの製造方法も既に知られている。
その製造方法は、特公昭45−10240号公報、特開
昭48−23869号公報等に記載されている。
この方法は、加熱された回転体の表面に熱可塑性樹脂の
層と、通気性を持った基材の層とを設け、基材を回転体
に押圧しつつ回転体に沿って進行させたのち、基材を回
転体表面から引き剥がし、回転体表面と基材との間で軟
化した熱可塑性樹脂に糸ひき現象を起させ、基材上に起
毛を生成させ、この起毛を冷却して起毛シートとする方
法である。
上述の方法において、回転体としてはロールやエンドレ
スベルトが用い得るとされた。
熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、飽和ポリエステル、
ポリアミド、等各種の樹脂が用い得るとされた。
それらの樹脂は、単独又は混合して用いられシート又は
フィルムの形で用いることが好ましいとされて来た。
基材としては、上記熱可塑性樹脂の溶融温度において軟
化しないで原形を保持するシートが使用され、上記熱可
塑性樹脂と融着または接着性を持ったものが好ましいと
され、回転体からの引き剥がしを容易にするために、成
る程度の柔軟性と通気性とを持ったものが望ましいとさ
れた。
具体的には、基材として布帛がとくに好適であるとされ
、織物、編物、不織布が好んで用いられた。
しかし、従来は、基材上に熱可塑性樹脂を一様に付着さ
せることばかりを考えていたので、基材としては表面に
凹凸のない平滑なものだけが好んで用いられた。
上述の熱可塑性樹脂は、フィルム又はシートの形で回転
体上で溶融され、回転体表面と基材表面との間で粘着し
、糸ひき現象により糸とされ、これが起毛とされるから
、起毛そのものに変化をつげることは困難であった。
従って、起毛シートは起毛状態の相違により模様を表わ
すことが困難であった。
この発明者は、基材として表面にしぼ付げを行ない、規
則的な凹凸をあえて設けた不織布を用い、この上に上述
の方法によって熱可塑性樹脂の起毛を生成させた。
その結果、不織布の凹部の一部に起毛のない部分が現れ
、これによって起毛に規則的な変化が現れ、結果として
起毛シートに模様が現れるに至ることを確認した。
この発明は、このような確認に基づいてなされたもので
ある。
この発明は、加熱された回転体の表面に熱可塑性樹脂の
層と、通気性を持った基材の層とをこの順序に当接し、
基材を回転体に押圧しつつ回転体に沿って進行させたの
ち、基材を回転体から引き剥がし、回転体表面と基材と
の間で溶融した樹脂に糸ひき現象を起させ、基材上に起
毛を生成させる方法において、しぼ付げを行なって表面
に凹凸を形成した布帛を基材として用い、基材を回転体
に押圧する際に、その間に挾まれた樹脂が、基材の凸部
に溶着するが凹部に溶着しない状態とし、その後基材を
引き剥がして、凸部と凹部との間に起毛状態の差を生じ
させることを特徴とする、模様のある起毛シートの製造
方法に関するものである。
この発明方法を実施の−flJについて図面に基づき説
明すると、つぎのとおりである。
第1図は、この発明方法の一実施態様を示した斜視図で
ある。
第1図において、1は加熱されたロール、2は熱可塑性
樹脂のフィルム、訓工基材、4は空気噴出具、5は加温
ロール、6はテンションロール、7及び8は引取ロール
、9は巻取ロール、10は補助ロールであり、11は起
毛シートである。
基材3の表面にはしぼ付げが行なわれ、凹部12が形成
されている、13は起毛である。
第1図に示すように、加熱ロール1上に熱可塑性樹脂の
フィルム2と基材3とをこの順序に当接し、基材3をロ
ール1に押圧しつつ回転体に沿って進行させる。
その間、基材3はロール1の温度で溶融されることなく
原形を保っている。
他方、フィルム2は、ロール1により溶融されてロール
1の表面と基材3の表面とに溶着する。
基材3としては、その表面にしぼ付げを行ない、規則的
にところどころ凹部12を形成し、その余の部分を凸部
として残したものを使用する。
すると、ロール1上で、基材3の凸部はフィルム2に溶
着するが、凹部12はフィルム2と接触しないか、また
は接触して溶着したとしても僅かに溶着するに過ぎない
この状態を確実にするために、基材3を暫らくロール1
に沿って進行させたのち、基材3をロール1から引き剥
がし、空気噴出具4に沿って進行させる。
このとき、フィルム2を構成している樹脂は、ロール1
と基材3との間で糸ひき現象を起して、基材3上に溶着
した樹脂は糸状の起毛13となり、基材3上にほぼ直立
する。
基材3は通気性を持ち、空気噴出具4からは空気が噴出
されているから、空気は基材3を吹き抜け、直立する起
毛13に沿って進行する。
このため、起毛13は、空気により直立した状態に維持
され、冷却される。
こうして作られた起毛シート11は、加温ロール5に沿
って進行し、ここでアニーリングされ、テンションロー
ル6によす適当な張力を与えられ、引取ロール7及び8
により引取られ、その後、巻取ロール9により巻取られ
る。
上述のようにして得られた起毛シート11は、規則的に
ところどころ起毛13の状態を異にし、そのため起毛面
全体は規則的な模様を有するものとなっている。
その点を説明すると、次のとおりである。
基材3は、既に説明したように、ところどころ凹部12
をもっており、凹部12は、ロール1上でフィルム2に
接触しないか、又は接触して溶着したとしても僅かに弱
く溶着するに過ぎない。
だから、凹部12ではフィルム2による起毛13がなく
なるか、又は起毛13が形成されたとしても、その起毛
はまばらか又は短くなる。
従って、凹部12における起毛13の状態は、凸部にお
ける起毛13の状態とは異なっている。
しかも、凹部12は、基材3上に規則的に位置している
従って、起毛面は、凹部12の分布に伴なって、規則的
に起毛13の状態を異にすることになり、ここに模様の
あるシートが得られる。
ここで基材3と凹部12との関係を説明すると、次のと
おりである。
第2図は、この発明において用いられる基材の一部切欠
拡大斜視図である。
図において、3は基材であり、12は凹部である。
凹部12の深さをDとし、長さをLとし、幅をWとする
と、これらり、L、Wの値が、成る範囲内になげればな
らないことは見当がつくが、それらが具体的にどのよう
な範囲内の値を取らなければならないかは、明確に定め
ることが困難である。
なぜならば、それらの値は基材3の物性値に関係するば
かりでなく、熱可塑性樹脂フィルム2の物性によっても
異なってくるからである。
要するに、基材3の上に熱可塑性樹脂シート2を乗せて
、加熱ロール1上に押圧したとき、シート2が凹部12
の側壁及び底に、一部でも接触しない個所があるように
すればよいから、この範囲内でこれら(7)値り、L、
Wを定めるようにする。
上述のり、L、Wの値は、布帛に設けたしぼの大きさの
値であるから、細かい数字を用いて厳密に表現すること
は本来困難なものである。
しかし、上でいう凹凸がおよそどの位の大きさのもので
あるかを説明するために、この発明方法で用いた基材の
→りを次に述べる。
基材としては、ポリエステル繊維の不織布にエンボスし
たものを用いた。
ポリエステル繊維は、3デニールのものを凹凸を設げる
際の凹部の熱圧によって固めて、目付50t/−で厚み
0.3mmの不織布とした。
凹凸としてば、この不織布に長さ約3飢幅約0.5 r
ImL1深さ約0.2rranのスリット状の窪みを多
数千鳥状に設けた。
隣接する窪みの間の間隔は、スリットの長手方向に約3
wILの間隔をおき、スリットの幅方向に約1.5mm
の間隔をおいた。
この不織布に対して低密度ポリエチレンのフィルム厚さ
0.06mmのものを当接して起毛させたところ、スリ
ットの分布に応じて起毛状態の異なるシートが得られた
基材としては、上述の不織布が望ましいが、そのほかに
、一般の編織布等も使用できる。
不織布の素材としてはレイヨン、ポリエステル、ナイロ
ン等が使用できる。
これらの基材に凹凸部を形成するため、しぼ加工を行な
う際には、凹部及び凸部の境界を明確にするために、樹
脂加工のように、従来から布帛に施されている各種の加
工処理を施すことが望ましい。
また、凹凸部を形成したときには、凹部と凸部との間で
空気透過度の差異を設けることが望ましい。
この発明方法において用いられる熱可塑性樹脂は、従来
と同様に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニル等各種の樹脂を使用することができる。
そのほか、この発明方法に用いられる加熱した回転体、
アニーリング、空気の噴出、引取り等の諸装置および諸
条件は、すべて公知の装置および条件をそのまま使用で
きる。
この発明方法によれば、基材に付したしぼの形状及び分
布に応じて、起毛状態に差異のある起毛シートが得られ
る。
この起毛シートは、装飾の面から特異な外観を呈するも
のであるから、室内装飾材、特に壁材、天井材として、
また包装用材料として広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明方法の一実施態様を示した斜視図で
ある。 第2図は、この発明方法で用いられる基材の一部切欠拡
大図である。 図において、1は加熱ロール、2は熱可塑性樹脂フィル
ム、3は基材、4は空気噴出具、 は加温ロール、6は
テンションロール、7及び8は引取ロール、9は巻取ロ
ール、10は補助ロール、11は起毛シート、12は基
材3の凹部、13は起毛である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 加熱された回転体の表面に熱可塑性樹脂の層と、通
    気性を持った基材の層とをこの順序に当接し、基材を回
    転体に押圧しつつ回転体に沿って進行させたのち、基材
    を回転体表面から引き剥がし、回転体表面と基材との間
    で溶融した樹脂に糸ひき現象を起させ、基材上に起毛を
    生成させる方法において、しぼ付げを行なって表面に凹
    凸を形成した布帛を基材として用い、基材を回転体に押
    圧する際に、その間に挾まれた樹脂が上記基材の凸部に
    溶着するが、凹部に溶着しない状態とし、その後基材を
    引き剥がして、凸部と凹部との間に起毛状態の差を生じ
    させることを特徴とする、模様のある起毛シートの製造
    方法。
JP54047127A 1979-04-16 1979-04-16 模様のある起毛シ−トの製造方法 Expired JPS5854020B2 (ja)

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JPS55137933A JPS55137933A (en) 1980-10-28
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JPS59101796U (ja) * 1982-09-18 1984-07-09 石山 寛 バネつき巻紙格納器
US5612081A (en) * 1994-11-25 1997-03-18 Netlon Limited Applying grit particles to a continuous web
DE102006007800B3 (de) * 2006-02-20 2007-10-04 MAX-PLANCK-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V. Strukturierungsverfahren und Bauteil mit einer strukturierten Oberfläche
WO2023106061A1 (ja) * 2021-12-06 2023-06-15 デンカ株式会社 毛状体を有する樹脂シート及びその加工品

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