JPS5853592Y2 - 鍵盤吹奏楽器 - Google Patents

鍵盤吹奏楽器

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Publication number
JPS5853592Y2
JPS5853592Y2 JP2237078U JP2237078U JPS5853592Y2 JP S5853592 Y2 JPS5853592 Y2 JP S5853592Y2 JP 2237078 U JP2237078 U JP 2237078U JP 2237078 U JP2237078 U JP 2237078U JP S5853592 Y2 JPS5853592 Y2 JP S5853592Y2
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JP
Japan
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chambers
sides
keyboard
compartments
flute
Prior art date
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Expired
Application number
JP2237078U
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English (en)
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JPS54126625U (ja
Inventor
孝夫 成沢
Original Assignee
株式会社河合楽器製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は鍵盤数が少なく形体がコンパクトでありなが
ら広い音域の演奏が可能であるようにした鍵盤吹奏楽器
に関する。
最近、鍵盤吹奏楽器は児童の音楽教育に広く利用される
ようになったが、従来のものは殆どが1鍵lリードの形
式をとっており、この形式で広い音域での演奏を可能と
するには少くとも白鍵、黒鍵合せて30数鍵の鍵盤が必
要であり、そのため、自然に器体が細長く大型となり、
児童が演奏するには負担がかかり取扱い難い欠点がある
そこで、取扱い易さを狙いとして低音域、中音域、高音
域と音域を分割した楽器もみられないではないが、それ
単独では教育的に不充分でまたそれら全部を別々に揃え
て演奏することはかえって不便であるなどの難点がある
この考案は上述のよ□うな実情に鑑み案内されたもので
、鍵盤数を少くして楽器本体を小型軽量化し、児童にと
って取扱い易くすると同時に従来と変りなく広い音域で
の演奏ができるようにした鍵盤吹奏楽器を提供するもの
である。
第1図はこの考案に係る鍵盤楽器の一例を外観的に示す
ものであり、楽器本体は発音部AとケースBと側蓋Cと
からなり、発音部には8個の白鍵に1と5個の黒鍵とで
13.個の鍵盤すなわちドから次のオクターブ分の鍵盤
を備えており、後方の側蓋Cには歌口aが設けられ、前
方の側蓋Cには下方に傾斜した把手すが設けられている
第2図、第3図および第4図は発音部Aの内部ならびに
裏面の構成を示すもので、1は左右二別の所要大きさの
箱枠1a、lbを中央に空所を設けて前後の部分におい
て連ねた状態の台枠であって、台枠1の一側上面には所
定数の起立片10が所要の間隔をおいて設けられ、それ
らの起立片10に鍵盤に1およびに2の基端がそれぞれ
回動自在に枢支され、各鍵盤K 1. K 2の基端張
出し部と台枠1の側部との間には復元用のスプリング1
1が張設されている。
一方の箱体la(歌口a側の)は第4図から明らかなよ
うに他方の箱枠1b(把手す側の)より一つの鍵盤幅だ
け短かく形成されていて、歌口a側の箱枠1aは前後に
連結部をおくようにして把手す側の箱枠1bに対応させ
られており、各箱枠1a。
1bには内部長手方向に仕切壁5 a 、5 bが設け
られて外側に笛室2 a 、2 b内側に放音室3 a
、3 bがそれぞれ形成されている。
また、それらの笛室2a、2bおよび放音室3a、3b
は鍵盤幅にほぼ等しい間隔で設けられた横仕切6 a
、6 bによって区画室2 a’、2 b’および3
a’、3 b’に仕切られており、一方の側の各区画室
2a′と3a’は、その母体である箱枠1aが上述のよ
うに他方の箱枠1bより1鍵分だけ短くしかも位置がず
らされて設けられているために、他方の各区画室2b’
と3b’に対し鍵盤幅のほぼ半分だけ位置か′ずらされ
ている。
そして、前記の台枠1上に並列する鍵盤に1.に2は、
手前のものが一方の把手す側の笛室2b、放音室3bの
区画室2 b’、3 b’を操作し、次のものは他方の
歌口a側の笛室2a、放音室3aの区画室2a’、3a
’を操作するというように交互に左右の区画室2a’、
3a’または2 b’、3 b’に関連させられている
上記の左右の各区画室のうち笛室に当る部分2a’、2
b’は第3図にみられるように更に複数の中仕切7 a
、7 b ニよって小室2a″およヒ2b″ニ細分さ
れている。
両側の笛室2 a 、2 bの底部には長手方向に沿っ
てリードプレー)8a、8bがそれぞれ定着されており
、それらのリードプレー)8a、8bには多数のリード
9a、9bがそれぞれ取付けられているか′、第3図、
第4図に、示すように笛室2a、2bの各一つの区画室
2 a’、2 b’を単位として高さは違うが同名の音
(例τえばド)の複数のリードが組となって配設される
図示の例では、各区画室2a’、2b’内の細分された
中央の小室2 a”、2 b”には基準音のリード9a
’、9b’が、その手前側の小□室2a″、2b″ニハ
基準音よりオクターブ下がった同音名のり−ド9a”、
9b”、奥側の小室2 a”、2 b”には基準音より
オフターフ上った同音名めリード9 a ”’、9 b
”’が゛それぞれ位置するように配設したものが示さ
れている。
両側の箱枠1a、lb内の仕切壁5 a 、5 bは笛
室2a、2bの各小室2a”、2b”に対応して窓孔1
2a、12bを備えており(第3図では片側の一部だけ
を示した)、また各仕切壁5 a 、5 bの裏面には
細長な摺動板13 a 、13 bが摺動自在に配設さ
れていて、これらの摺動板13 a 、13 bは笛室
2a、2bの区画室2 a’、2 b’の数に等しいだ
けの通孔14a、14bを長手方向に所定の間隔をおい
て具備している。
そして、両側の摺動板13 a 、13 bは台枠1の
前方において下向きの摘み13dを有する連結杆13C
によって相互に連結されていて、この連結板13Cと台
枠1の前部との間および連結板13Cと前方の側蓋Cと
の間にはスプリング15が配設され、通常では第3図の
ように両側の摺動板13 a 、13b上の通孔14
a 、14 bが笛室2a、2bの各区画室2a’、2
b’内の中央の小室2 a”、2 b”ノ窓孔12a、
12bと一致するようになされている。
更に、両側の放音室3 a 、3 bの底壁には各放音
室の区画室3 a’、3 b’毎に開口16a、16b
が設けられており、それら左右の開口16 a 、16
bには台枠1上の鍵盤に1.に2の相隣るものから垂
設されたバルブ17 a 、17 bが交互に左右に振
り分けられて開閉自在に当接され、前記のように隣接す
る鍵盤は交互に左側または右側の区画室2a’、3b’
および2 b’、3 b’を操作するようになされてい
る。
また、両側の笛室2 a 、2 bの下側には細長なみ
そ形のカバー183.18 bがそれぞれ施され、リー
ドプレー)8a、8bとの間に前後に通じる空気室4
a 、4 bが形成され、左右のカバー18 a 、1
8 bは第3図に示すように後端部において互いに連通
し合っており、その−側部に歌口aが連結されている。
なお、図示の例では笛室2a、2bの区画室2a’、2
b’において標準音のリード9a’、9b’(7)前方
にオクターブ下がった9 a”、9 b”を設け、後方
にオクターブ上がったリード9 a ”’、9 b ”
’を設けたものを示したが、これは逆に配置しても差支
えなく、また歌口aや把手すも左右の位置を入れ換えて
もあるいは中央に配置するようにしても差支えない。
上述のように構成されているので、図示の状態で歌口a
より空気を吹き込めば、その空気は両側の空気室4 a
、4 bに入り、そのとき、台枠1上の任意の鍵盤に
1またはに2を押下げれば、その鍵盤に取付けられたバ
ルブ17 aまたは17bが対応個所の放音室の区画室
3a’または3b’の開口16 aあるいは16bを開
くので、空気室4aまたは4b内の空気が当該個所の笛
室の区画室2a′あるいは2b’の中央の小室2a″ま
たは2b″内に急速に流入し、仕切壁5aまたは5bの
窓孔12aまたは12bおよびこれに一致する摺動板1
3aあるいは13 bの通孔14aまたは14bを経て
放音区画室3a′または3b’を通り抜けることになり
、その際標準音のり一部9a’あるいは9b’が強く振
動させられて所要の標準高さの楽音が発せられる。
その演奏途中において、前方の連結板13Cの下側に取
付けられた摘み13d(これはケースBの下面から突出
している)を後方すなわち歌口a側に押圧すれば、台枠
1と連結板13C間に配設されたスプリング15が圧縮
されて両側の摺動板13a。
13bが後方に移動し、その摺動板13 a 、13
b上の通孔14 a 、14 bが今度は両側仕切壁5
a、5bの後隣りの窓孔12 a 、12 bと重合す
ることになり、したがって、上述の小室2a″または2
b″の後隣りの小室2″または2b’<が放□音区画室
3 a’、3 b’と連通し合う状態となるので、当該
個所において前よりも1オクターブ上のリード9a”’
または9b″′が強く振動して基準音と同音名でlオク
ターブ上った楽音を発することになる。
そして、摘み13dの押圧を解けば、スプリング15の
復元力で摺動板13 a 、13 bが元の中立位置に
戻り、前と同じく基準の楽音の発生状態になる。
次に摘み13dを前方に、動かせば、両側の摺動板13
a 、13 bは前方に摺動し、その通孔14 a
、14 bは今度は仕切壁5 a 、5 b上の前隣り
窓孔12a。
12 bと重なり合い、笛室の基準音小室2a”、2b
”の前隣りの小室2 a”、2 b”が放音区画室3a
’、3b′連通し合う状態になるので、当該個所の前よ
りも1オクターブ下がったり一部9a”’または9b″
′が強く振動して基準音と同音名でオクターブ下がった
楽音を発することにある。
このような操作を各鍵ごとに行い且繰り返すことにより
広い音域に亙って演奏することができる。
以上のようにこの考案では、鍵盤数が1オクタ一ブ分程
度と少くしかも台枠の両側に笛室と放音室を2分する状
態に形威し、相隣る鍵盤が操作する笛室と放音室の区画
部分を左右に振り分けたので楽器本体は従来品に比較し
て著しく小型で軽量なものとなり、その取扱いが栗で児
童にとっても負担にならず長時間の演奏も可能であり、
また笛室の各区画部分には同音名でオクターブの関係に
ある複数のリードを組として配設すると共に各笛室と放
音室の間には所要数の通孔を有し摘みによって摺動され
る摺動板を配設したので、演奏中に摘みを前後に僅かに
動かすだけの簡単な操作で同音名でオクターブの関係に
ある楽音を随時得ることができ、鍵盤数が少いに拘らず
従来品に劣ることなく広い音域での演奏が可能であって
、児童の音楽教育に最も適したものである。
なお、鍵盤数は1オクタ一ブ分に限らず1.5オクタ一
ブ程度にしても楽器本体は大型にならず、音域を広げる
ことができて有利である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は外観的
斜視図。 第2図は第1図のX−X線に沿つた断面図。 第3図は発音部の内部状態を示す一部の斜視図。 第4図は゛空気室カバーを取外した状態の裏面図。 図中、1は台枠、la、F、bは箱枠、2 a 、2
b ハ笛室、2 a’、2 b’はその区画室、2 a
”、2 b”はその小室、3 a 、3 bは放音室、
3 a’、3 b’はその区画室、4a、4bは空気室
、5a、5bは仕切壁、6 a 、6 b ハ横仕切、
7 a 、7 bは中仕切、8 a 、8 bはリード
プレート、9 a 、9 bはリード、12 a 、1
2 bは窓孔、13a、13bは摺動板、13dは摘み
、14 a 、14 bは通孔、15はスプリング、1
6a、16bは開口、17 a 、17bはバルブ、1
8 a 、18 bはみぞ形カバー、K1.に2は鍵盤
、Bはケース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両側に箱枠1.a、lbを備えた台枠1上には1オクタ
    一ブ程度の鍵盤K t 、 K 2を配設し、両側の箱
    枠1a、lbの内部には長平方向の仕切壁5a、5bに
    よって笛室2a、2bと放音室3a、3bをそれぞれ形
    威し、それらの笛室2 a 、2 bと放・前室3a、
    3bには長手方向等間隔に設けた横仕切5a。 6bによって一連の区画室2a’、3a’および2b’
    、3b’を形威し、両側の笛室2a、2bの区画室2a
    ’および2b’は更に複数の小室2 a ”、2 b
    ”ニ区分すると共に各区画室2 a”、2 b”の底部
    には同音名でオクターブの関係にある複数のリード9a
    ’、9 a ”、9 a ”’および9 b’、9
    b”、9 b”’をそれぞれ組として設け、両側の仕切
    盤5 a 、5 bの裏面には前方の摘み13dによっ
    て前後に移動できる摺動板13 a 、13 bを配設
    し、上記の仕切盤5 a 、5 bは前記小室2 a”
    、2 b”に対応して窓孔12 a 、12bを設ける
    と共に摺動盤13 a 、13 bには前記の区画室2
    a’、2 bi、:対応する通孔14 a 、14
    bを穿設し、また両側の放音室3 a 、3 bの区画
    室3a’、3b′の底壁には開口16 a 、16 b
    をそれぞれ設け、台枠1上の鍵盤に1.に2の相隣るも
    のから垂設するバルブ17a、17bを交互に左右に振
    り分けて上記両側の開口16 a 、16 aに開閉自
    在に当接させてなる鍵盤吹奏楽器。
JP2237078U 1978-02-24 1978-02-24 鍵盤吹奏楽器 Expired JPS5853592Y2 (ja)

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JPS54126625U JPS54126625U (ja) 1979-09-04
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FR3017980B1 (fr) * 2014-02-24 2016-02-12 Gino Boccabella Instrument de musique a vent a anches libres et a touches

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JPS54126625U (ja) 1979-09-04

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