JPS5853533Y2 - 温度補償カメラシステム - Google Patents

温度補償カメラシステム

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Publication number
JPS5853533Y2
JPS5853533Y2 JP1977154247U JP15424777U JPS5853533Y2 JP S5853533 Y2 JPS5853533 Y2 JP S5853533Y2 JP 1977154247 U JP1977154247 U JP 1977154247U JP 15424777 U JP15424777 U JP 15424777U JP S5853533 Y2 JPS5853533 Y2 JP S5853533Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
camera
film
liquid crystal
color
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977154247U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5481730U (ja
Inventor
明 拝志
信之 木村
Original Assignee
富士写真フイルム株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 富士写真フイルム株式会社 filed Critical 富士写真フイルム株式会社
Priority to JP1977154247U priority Critical patent/JPS5853533Y2/ja
Publication of JPS5481730U publication Critical patent/JPS5481730U/ja
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、とくにインスタント写真において、撮影・現
像時における環境温度による影響を事前に察知するため
の温度補償カメラシステムに関するものである。
写したその場で写真が仕上るインスタント写真には、現
在、撮影・現像後、ポジプリントをネガ層からはがすビ
ールアパート方式のものと、撮影・現像後、それらをは
がす必要のないモノシート方式のものとが実用化されて
いる。
いづれの方式も高度な化学反応を利用して写真画像を形
成するものであり、撮影・現像時の環境温度の影響を受
は易く、ある方式のインスタント写真では、低温(たと
えば冬季の戸外)になると得られる写真画像が非常に薄
くなり、高温(たとえば夏季の戸外)になると非常に濃
くなり、安定した満足な写真が得られない。
また、別のある方式のインスタント写真では、利用する
技術が異なるため、上記の例とは逆に、低温では写真画
像が非常に濃くなり、高温では非常に薄くなり、同様に
安定した満足な写真が得られない。
このような環境温度によりインスタント写真フィルム自
体の温度が変り、得られる画像が濃くなりすぎたり薄く
なりすぎたりする性質を持っているため、実際には、上
記ビールアパート方式のインスタント写真では、そのフ
ィルム使用説明書に環境温度と現像時間の関係を示し、
環境温度に応じて現像時間を変えて写真画像の仕上りを
調節するよう指示している。
また上記モノシート方式のインスタント写真では、カメ
ラやフィルムの使用説明書に使用出来る温度範囲を示し
たり、環境温度の高低に応じて、カメラに装備されてい
る写真の濃淡コントロール装置(フラクショナルコント
ロール)を動かして、写真画像の仕上り濃度を調節する
よう指示している。
したがって、満足なインスタント写真を得るためには、
撮影する場所の温度を事前に把握して、現像時間を変え
たり、カメラの濃淡コントロール装置を適切に調節しな
くてはならないわけである。
しかし、現実には撮影する場所に必ず温度計があるわけ
ではないし、また、環境温度が何度の時濃淡コントロー
ル装置をどの程度調節するのが適切であるかがわからず
、試行錯誤の撮影を数回前なった後、満足出来る写真が
得られるのが実状である。
単価の高いインスタント写真フィルムを使用して、試行
錯誤で多、くの撮影を行なわなくてはならないのはまこ
とに不経済であり、試行錯誤の撮影を行なっても満足な
写真を得られるようになるまでには可成りの経験を要す
るのが実態である。
本考案は、かかる従来の不便を解消するためになされた
もので、環境温度を撮影直前に知り、その時の環境温度
に応じてカメラ側の濃淡コントロール装置を動かす度合
が経験を要することなく簡単にわかるようにし、よって
どんな環境温度下でも、経済的かつ容易に満足出来る品
質のインスタント写真が得られる事を目的としている。
本考案では、この目的を遠戚するために、カメラの背面
などにフィルムパックの一部が見える表示用窓をあけて
おき、その環境下でのフィルムパックの温度がわかるよ
うに、フィルムパックの、上記カメラの表示用窓に対応
する個所に、サーモテープ、サーモラベル、サーモペン
キなどの可逆性の温度変色材料やサーモトロピック液晶
を利用した液晶温度計を貼付、塗布または印刷しておき
、カメラの濃淡コントロール装置の指標に通常の濃淡の
表示の他に、併せて上記カメラの表示用窓より得られた
温度に対応する表示も設ける事で解決している。
なお、フィルムパックの温度を測定することになるので
、冷蔵庫から出して間もないフィルムでも使用できるわ
けである。
さらに詳しく述べれば、カメラの背面に例えば3X3c
m位の表示用窓をあけておき、この表示用窓に対応する
フィルムパックの背面に、例えば、2℃間隔で変色点が
あるように種々の変色材料を順次つなげたサーモテープ
または液晶温度計を例えば、3 X 3 cm位にまと
めて貼付する。
温度の表示は、温度を示す数字でも記号でも視覚的にわ
かり易い図案でも、また、変色した色そのものを利用し
ても良い。
カメラの濃淡コントロニル装置の指標に、フィルムパッ
クを貼付したサーモテープまたは液晶温度計の表示と同
一のデザインを表示しておく。
このようにしておく事により、種々の環境温度下におい
てもサーモテープまたは液晶温度計により、フィルム(
フィルムパック)自体の温度を知り、この情報を使用者
が迷う事なく即座にカメラの濃淡コントロール装置を調
節し、温度に起因する撮影の失敗、濃淡コントロール装
置の調節による試行錯誤などなくなり、確実に満足なイ
ンスタント写真を得る事が可能となる。
以下、図示の実施例について本考案を具体的に詳述する
第1図〜第4図は、本考案に基づくモノシート方式のイ
ンスタント写真での実施例を示している。
第1図において、1は四角筒状の鏡胴10に後続するカ
メラ本体11の背面にある裏ブタ部分12に設けた表示
用窓を示している。
この表示用窓1は、例えば、透明のアクリル板でカバー
されており、カメラにの内部にホコリやゴミなどが入ら
ず、フィルムパックPの背面を直接見る事が出来る。
なお、図中、16はシャッターボタン、13はファイン
ダー、14は加圧処理後のインスタント写真フィルムの
取出口を示す。
第2図において、2は未露光のインスタント写真フィル
ムを収納したプラスチック製のフィルムパックPの裏面
左下部分に貼られた液晶温度計シートを示している。
なお、15はインスタント写真フィルムの送出口を示す
また第2図において、3は液晶温度計の構成単位を示し
ている。
第3図はフィルムパックPに貼付した上記液晶温度計シ
ート2の部分を示している。
該液晶温度計シート2は計18個のサーモトロピック液
晶より構成され、それぞれ6,8,10,12,14,
16,18,20゜22.24.26.28 、30
、32 、34 、36 、38.40℃で、たとえば
緑色に変色する。
6.8,10.12℃で変色する液晶は、図に示すよう
に、Aと表示されるように液晶を塗ってあり、14゜1
6.18 、20℃で変色する液晶はBと表示されるよ
うに、22,24,26.28℃で変色する液晶はCと
表示されるように、30,32.34℃で変色する液晶
はDと表示されるように、36,38.40℃で変色す
る液晶はEと表示されるように塗っである。
第4図はカメラにのEE受文部に付随して設けられた濃
淡コントロール装置Fを示している。
図中、4はEE受光窓を示し、この外側に濃淡うントロ
ール用の可動のリング5がある。
該リング5上に、濃淡コントロールの程度を示す目盛表
示の他に、フィルムパックPの裏面に貼付した液晶温度
計シート2のA、B、C,D、E表示と同一表示をしで
ある。
6はリング5上の目盛に対応する指標を示している。
したがってカメラの濃淡コントロール装置Fは、本来の
写真の濃淡調整用の機能の他に、温度補償用としての機
能を明確に持つ事が出来るわけである。
第5図は、□濃淡コントロニル装置(フラクショナルコ
ントロール)Fをつけた電子シャッター採用の代表的な
EE開回路示す。
図中7はEE回路用の電源を示し、8は受光素子Cds
の前に設けた連続光学楔を、9はシャッター羽根保持用
のマグネットを、R1は露光レベル調整用の摺動抵抗を
、Trl、Tr2はシャッター制御用のトランジスタを
、R2は上記トランジスタTr、の負荷抵抗を、Cは時
定数用のコンデンサーを示す。
連続光学楔8は、連続的に透過率が変化するよう作られ
たNDフィルターであり、この楔8の中間位置で一定の
像面光量が得られるようあらかじめ摺動抵抗R1を調整
しである。
カメラにのEE受光窓のまわりに設けた濃淡コントロー
ルリング5と連続光学楔8とは係合してあり、濃淡コン
トロールリング5を動かす事により受光素子Cdsの前
の楔8が動いて受光素子Cdsに当る照度が変化する。
従って、たとえば温度が低くなると画像が薄くなり、温
度が高くなると画像が濃くなるインスタント写真フィル
ムであれば、濃淡コントロールリング5上の液晶温度表
示のA、B側(低温を示す)を指標6に合わせた場合、
楔8の透過率の高い吉例か受光素子Cdsを覆うように
しておく。
こうする事により受光素子Cdsに当る照度が増加し受
光素子CdSの内部抵抗が小さくなるのでシャッターの
開いている時間が短くなり、濃淡コントロールリング5
を調節しない場合(常温を示すC表示に合わせている場
合)とくらべて露光アンダーとなり、写真画像を濃くす
る事になる。
逆にり、E側(高温を示す)を指標6に合わせた場合は
楔8の透過率の低い方が受光素子Cdsを覆うようにな
り、受光素子Cdsに当る照度が低下して、受光素子C
dsの内部抵抗が大きくなるのでシャッターの開いてい
る時間が長くなり写真画像が薄くなる。
しかして、撮影者はまずカメラにの裏ブタ部分12の表
示用窓1を見てフィルムパックPの背面に貼付した液晶
温度計シート21のA、B、C,D、Eのうちどれか′
変色(たとえば゛緑色に変色)しているかを知り、カメ
ラの濃淡コントロール装置Fのリング5に表示されたA
、B、C,D、E目盛を指標6に合わせれば、露出は決
まって、満足な写真を容易に得る事が出来る。
即ち種々の環境温度の下でも撮影者はフィルムパックP
の背面の表示を見てカメラにの濃淡コントロール装置F
の目盛を合わせるだけで良いので、従来のような試行錯
誤と、これに伴う不経済、豊富な経験など不要となり、
簡単となるわけである。
上記実施例では、モノシート方式の場合の例について述
べたが、ビールアパート方式の場合でも適用できるのは
勿論である。
ビールアパート方式で現像時間を環境温度により変える
場合でも、周知のカメラ付属の現像タイマー表示部に温
度計シート2の表示テ゛ザインを設ければ良い。
また、上記実施例では、温度計シート3において、6,
8,10.12℃で変色するものをA、14 、16
、18 。
20℃で変色するものをB、22,24,26.28℃
で変色するものをC130,32,34℃で変色するも
のをD、36゜38.40℃で変色するものをEと、ブ
ロックごとにまとめて表示されるようにしであるが、こ
のシステムを利用するインスタント写真フィルムの環境
温度に対する濃淡変化度合の特性により、ブロックの構
成の内容や組合せを変えたり、使用する温度計シートの
測定レンジを変えたりする必要があるのは勿論である。
さらに、濃淡コントロール装置Fのどの目盛と温度計シ
ート2のどのブロックと対応させるかは、そのインスタ
ント写真フィルムの特性により決定すれば良い。
なお温度によって変化する温度表示素材をカメラ本体の
フィルムパックの近接した位置に設けることも考えられ
るが、該表示素材はフィルム自体の温度を測定する必要
があるため、カメラ内部のしかもフィルムを収納するカ
セットに設けるのが最も正確にフィルムの温度を表示す
ることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシステムを採用したカメラの背面斜視
図、第2図はフィルムパックの背面斜視図1.第3図は
液晶温度計シートの平面図、第4図はカメラの受光窓お
よび濃淡コントロール部分を示す平面図、第5図はEE
開回路ある。 K・・・・・・カメラ、P・・・・・・フィルムパック
、F・・・・・・濃淡コントロール装置、1・・・・・
・表示用の窓、2・・・・・・液晶温度計シート、3・
・・・・・液晶温度計の構成単位。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 温度により可逆的に色または濃度が変化する素材をカメ
    ラ外部から観察できるように貼付、塗布あるいは印刷し
    た、未露光のフィルムを収納したフィルムパックもしく
    はカメラと、該素材の色または濃度の変化による指示に
    よって手動で写真の出来上り濃度をコントロールするカ
    メラの装置とから戊る温度補償カメラシステム。
JP1977154247U 1977-11-16 1977-11-16 温度補償カメラシステム Expired JPS5853533Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977154247U JPS5853533Y2 (ja) 1977-11-16 1977-11-16 温度補償カメラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977154247U JPS5853533Y2 (ja) 1977-11-16 1977-11-16 温度補償カメラシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5481730U JPS5481730U (ja) 1979-06-09
JPS5853533Y2 true JPS5853533Y2 (ja) 1983-12-06

Family

ID=29142194

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JP1977154247U Expired JPS5853533Y2 (ja) 1977-11-16 1977-11-16 温度補償カメラシステム

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