JPS5853250B2

JPS5853250B2 - 空気調和機

Info

Publication number: JPS5853250B2
Application number: JP51076940A
Authority: JP
Inventors: 光男村野
Original assignee: Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1976-06-29
Filing date: 1976-06-29
Publication date: 1983-11-28
Also published as: JPS532932A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は空気調和機に係り、特にケーシング部の改良に
関する。

一般に、空気調和機においては、底板に本体部品を組込
むため、側板やアングル等を順次底板に装着し、その側
板やアングル等を介して各熱交換器等の内蔵部品を装着
し、さらに断熱材を貼付したキャビネットを被せる等の
ことが行なわれている。

また、ケーシングの内部を室内側と室外側に仕切る仕切
板もその形状が複雑な場合には、それぞれ別個の多数の
部品を溶接等によって一体化し目的の形状を構成し、さ
らに固定用アングル等を利用してケーシングに固着して
いる。

このため、おのずから部品点数が多く、組立に多くの時
間を要するとともに、製品重量が犬となる等の不都合が
あった。

本発明はこのような点に鑑み、部品点数を減少せしめ、
組立工数を少なくシ、シかも製品重量を軽減できるよう
にした空気調和機を提供することを目的とする。

以下、添付図面を参照して本発明の一実施例について説
明する。

第１図において、符号１は空気調和機のケーシングであ
って、そのケーシング１は仕切板２によって室内側区画
室３および室外側区画室４に区画されており、その室内
側区画室３内にはその下方部に室内ファン５が、また上
方部には室内側熱交換器６がそれぞれ配設されている。

また、室外側区画室４内には室外ファン７、両ファン５
，７の駆動用モータ８、コンプレッサ９および室外側熱
交換器１０等が配設されている。

しかして、ケーシングの前面に装着された前面パネル１
１に設けられた空気吸入口１２を経て、前記室内ファン
５によって吸入された室内空気は、室内側熱交換器６に
よって冷却或は加熱されて、吹出口１３から冷風または
温風として室内に送給される。

一方、室外側熱交換器１０では室外ファン７によって吸
引された外気と熱交換し、冷媒の凝縮或は膨張が行なわ
れる。

前記ケーシング１は、主として例えば発泡スチロール等
の断熱板により形成された側板１４゜１４、上板カバー
１５および底板１６からなり、その外周には化粧の目的
で後述するキャビネット１７が被せられている。

上記両側板１４．１４の内面には、第２図に示すように
、上板カバ−１５掛合用段部ａ１室内側熱交換器装着用
凹部ｂ、ドレンタンク係合用凹部Ｃ１仕切板保合用溝ｄ
１空外側熱交換器装着用凹部ｅ１そのドレンタンク係合
用凹部ｆ、室外吸込板１９係合用溝ｇおよび室外ファン
ケーシング係合用の縦溝りがそれぞれ形成されている。

また、両側板１４．１４の外面には適宜高さ位置に手掛
用の凹部ｉが形成されている。

一方、上板カバー１５の下面には、室内側熱交換器６お
よび室外側熱交換器１０の頂縁部を嵌合せしめ得る凹部
１５ａ、１５ｂと前記仕切板２の頂端縁係合用溝１５ｃ
とが形成され、さらに底板１６にも前記仕切板２の下端
縁係合突起１６ａが設けられている。

また、仕切板２は側板１４と同様に発泡スチロール等の
断熱材から構成されており、その仕切板２の下部前面部
には、上記断熱材からなる室内ファン用のファンケーシ
ング５ａが一体的に形成されている（第３図）。

しかして、同熱熱交換器６，１０はその両端部をそれぞ
れ側板１４の凹部す、ｅに嵌合するとともに、各頂端部
を上板カバー１５に形成された凹部１５ａ、１５ｂに嵌
合することによって所定位置に保持せしめられる。

また、ドレンタンク１８゜１９の両端部も側板１４の凹
部ｃ、ｆにそれぞれ嵌合保持される。

さらに、側板１４の構ｄには仕切板２の両側線が差込み
係合せしめられ、その下端縁は底板１６の突起１６ａに
係合され、上端縁は上板カバー１５の溝１５ｃに係合保
持せしめられている。

室内ファン５の前面には室内吸込板２０が配設されてお
り、その頂端縁は前記ドレンタンク１８の下面に形成さ
れた凹条溝１８ａに係合せしめられ、上記ドレンタンク
１８を支持するようにしである。

また、室外側熱交換器１０の下方部には、室外吸込板２
１が植設され、その両側縁が側板１４の溝ｇに係合され
その室外吸込板２１の頂端縁はドレンタンク１９の下面
に形成された凹条溝１９ａに嵌合せしめられる。

一方、上記室外吸込板２１の後方位置には室外ファン７
を装着した室外ファンケーシング２２が配設されている
。

上記ファンケーシング２２は発泡スチロール等の断熱材
によって形成されており、その裏面には、第４図に示す
ように、遮音板を形成する金属板２３がファンケーシン
グの発泡成型と同時に接合されている。

また、上記室外ファンケーシング２２の両側縁には縦方
向に延びる凸条２２ａが形成されており、この凸条２２
ａが側板１４の縦溝りに係合せしめられる。

他方、前記キャビネット１７は、第５図に示すように、
一体形成或は２個の板体を互いに溶接等によって連設形
成した２個のＬ字状のキャビネット部材１７ａ、１７ｂ
によって構成されており、一方のキャビネット部材１７
ａの一辺を底板本体とし、この底板本体上に第２図に示
すように各側板や熱交換器等の内蔵部品を順次上方或は
開放側部から組込み、最後に他方のキャビネット部材１
７ｂを開放側部から被せ、両キャビネット部材１γａ、
１７ｂの接合縁をビス等により連結固定する。

なお、両キャビネット部材の両側壁構成部には、前記側
板１４の外面に形成した手掛用凹部ｉと一致する位置に
、長穴２４が穿設されており（第６図、第７図）、組立
完成品を運搬するような場合には、上記長穴２４を経て
指を手掛用凹部に掛けることによって自由に持ち上げ運
搬することができる。

しかして、この場合、従来のようにキャビネット側面に
長穴をあけて別ピースの把手を差込み固定する必要がな
く、その分コストダウンを画ることができ、その把手の
逃げ用に断熱材に設けた開口部および把手の取付部の隙
間等から吸排気が発生し、異常音が発生したり冷房能力
の低下をきたすようなこともない。

本発明は、以上説明したように、断熱材からなる側板等
に仕切板や熱交換器等の内蔵部品等係合用の凹部或は凸
部を形成し、その凹部等に上記内蔵部品等を係合保持さ
せるようにしたから、内蔵部品等を組込むための特別の
枠組等を設ける必要がなく、部品点数を減少することが
でき、また各部品ははめ込み式であるため、各仕切り部
の空気シールを完全にすることができ、冷房能力等のロ
スをなくし性能アップを画ることができ、しかも組立を
簡単に行なうことができる。

また、本発明においてはキャビネットを２個のＬ字状の
キャビネット部材によって構成したので、そのキャビネ
ットの一部を底板本体とし、垂直立上り部を内蔵部品を
組込む際の保持部材をも兼ねさせることができ、それだ
け余分の構成部品を減らすことができ、ひいては製品重
量の軽減を画ることもできる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の空気調和機の縦断面図、第２図は上記
空気調和機の組立分解斜視図、第３図は仕切板の斜視図
、第４図は室外ファンケーシングの斜視図、第５図はキ
ャビネットの分解斜視図、第６図は組立完了後の空気調
和機の斜視図、第７図は第６図のＡ−Ａ線断面図である
。１・・・・・・ケーシング、２・・・・・・仕切板、５
ａ・・・・・・室内ファンケーシング、６・・・・・・
室内側熱交換器、１０・・・・・・室外側熱交換器、１
４・・・・・・側板、１５・・・・・・上板カバー１
６・・・・・・底板、１７・・・・・・キャビネット、
１７ａ、１７ｂ・・・・・・キャビネット部材、ａ〜ｈ
・・・・・・熱交換器や仕切板等の係合用凹部または溝
。

Claims

【特許請求の範囲】１キャビネットの内面に配設された断熱板に、室内側
熱交換器、室外側熱交換器或は室内外仕切板等の各内蔵
部品装着用の溝または突起を形成し、上記溝または突起
に前記内蔵部品を係合保持せしめたことを特徴とする、
空気調和機。２キャビネットの周壁を断面り字形の２個のキャビネ
ット部材によって構成したことを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の空気調和機。