JPS5852665B2 - 紐付ゴム球及びその製造法 - Google Patents
紐付ゴム球及びその製造法Info
- Publication number
- JPS5852665B2 JPS5852665B2 JP12187780A JP12187780A JPS5852665B2 JP S5852665 B2 JPS5852665 B2 JP S5852665B2 JP 12187780 A JP12187780 A JP 12187780A JP 12187780 A JP12187780 A JP 12187780A JP S5852665 B2 JPS5852665 B2 JP S5852665B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- ball
- layer
- covered
- reinforcing layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は練習用ボール等に使用される組付ゴム球及び
その製造法に係るものである。
その製造法に係るものである。
組付練習用ボールを例にとって説明する。
種々の競技例えばバレーボールにおいてはアタックやレ
シーブの練習用として、またサッカーボールにおいては
キックやヘッディングの練習用として、更に種々の遊技
例えばぶら下がり、ジャンプの練習などに広く使用され
る。
シーブの練習用として、またサッカーボールにおいては
キックやヘッディングの練習用として、更に種々の遊技
例えばぶら下がり、ジャンプの練習などに広く使用され
る。
従来の組付き練習用ボールは、紐をボール本体に取付け
るための吊具部分の構造として、埋込式と吊輪式とがあ
る。
るための吊具部分の構造として、埋込式と吊輪式とがあ
る。
即ち、埋込式吊具部分19は第1図及び第2図に示す如
くボール本体20に埋込まれるため外観を悪くすること
はないが、製法において吊具部分19を予め製作加工す
る必要があるためそれだけコスト高となり、また紐を吊
具部分19を介してボール本体20に取付ける場合その
強度は紐の強さ、吊具部分の強さ、吊具部分19とボー
ル本体20との間の接着力等により左右されるため、そ
の取付強度を大きくするにはこれら種々の条件を考慮し
なければならずそれだけ製法上困難を伴った。
くボール本体20に埋込まれるため外観を悪くすること
はないが、製法において吊具部分19を予め製作加工す
る必要があるためそれだけコスト高となり、また紐を吊
具部分19を介してボール本体20に取付ける場合その
強度は紐の強さ、吊具部分の強さ、吊具部分19とボー
ル本体20との間の接着力等により左右されるため、そ
の取付強度を大きくするにはこれら種々の条件を考慮し
なければならずそれだけ製法上困難を伴った。
例えば糸巻構造の競技用練習ボールではインナーチュー
ブ1の外側にナイロンやポリエステルの補強層5、成形
品の吊具部分19が順に重ねられ、吊具部分19の上に
ゴム糊を糊引きした綿布などの補強材料21で押え、更
にゴム層22等により被覆する。
ブ1の外側にナイロンやポリエステルの補強層5、成形
品の吊具部分19が順に重ねられ、吊具部分19の上に
ゴム糊を糊引きした綿布などの補強材料21で押え、更
にゴム層22等により被覆する。
従って吊具部分19の強度が要求される場合は第2図の
如く吊具部分19が補強層5の下側に配置される。
如く吊具部分19が補強層5の下側に配置される。
なお、23は例えばH状、S字状の紐取付用金具である
。
。
しかしながら、いずれの場合も製造工程が複雑で多くの
工数を要し、また吊具部分19の強度を犬にする程ボー
ルの真球度が損われて変形ボールとなり易い。
工数を要し、また吊具部分19の強度を犬にする程ボー
ルの真球度が損われて変形ボールとなり易い。
更に埋込式吊具部分19はそれ自体相当に固いため練習
中手、足、頭などに当ると非常に痛く、怪我をする恐れ
があり、また重量が重いためボールに重量的アンバラン
スをもたらし、紐を取外して普通のボールとして使用す
ることは殆ど不可能であった。
中手、足、頭などに当ると非常に痛く、怪我をする恐れ
があり、また重量が重いためボールに重量的アンバラン
スをもたらし、紐を取外して普通のボールとして使用す
ることは殆ど不可能であった。
次に、吊輪式吊具部分24は第3図に示す如く皮製の縫
いボール27cに見られるように皮製の吊輪26やその
吊輪に金具を通したもの或は直接金具を取付けたものが
あり、また第4図に示す如く皮貼りボール27aに見ら
れるように皮製の吊輪26に耳状の突起物を取付けたも
のがあり、更に第5図に示す如く皮貼りボール27bに
見られるように織布や繊維などの補強材28の入った輪
状突起29を取付けたもの等がある。
いボール27cに見られるように皮製の吊輪26やその
吊輪に金具を通したもの或は直接金具を取付けたものが
あり、また第4図に示す如く皮貼りボール27aに見ら
れるように皮製の吊輪26に耳状の突起物を取付けたも
のがあり、更に第5図に示す如く皮貼りボール27bに
見られるように織布や繊維などの補強材28の入った輪
状突起29を取付けたもの等がある。
このように吊輪式吊具部分24は金具が付いていない場
合でもボールの他の部分よりも固く出来て突起物もある
ので、たとえ紐を取外しても普通のボールとして使用す
ることは殆ど不可能であった。
合でもボールの他の部分よりも固く出来て突起物もある
ので、たとえ紐を取外しても普通のボールとして使用す
ることは殆ど不可能であった。
この発明は上述の如き従来の組付き練習用ボールの欠点
を解消するためになされたものである。
を解消するためになされたものである。
第6図乃至第9図に基いて第1の発明の実施例を、練習
用ボールを例にとって、説明する。
用ボールを例にとって、説明する。
1はボール本体27の内圧空気を維持するためのインナ
ーチューブ、2はインナーチューブ1の外面に当接され
た保護具で、高分子材料により作られている。
ーチューブ、2はインナーチューブ1の外面に当接され
た保護具で、高分子材料により作られている。
インナーチューブ1及び保護具2により内体4が形成さ
れている。
れている。
5は補強層で、ナイロン、ポリエステルなどの強力な繊
維によって構成され、内体4の外面を略均−な厚さで被
覆し、保護具2に形成された長溝3に通じる2つの通孔
6を設けている。
維によって構成され、内体4の外面を略均−な厚さで被
覆し、保護具2に形成された長溝3に通じる2つの通孔
6を設けている。
Tは補強繊維で、2つの通孔6の間に位置する補強層5
の外側に赤道状に巻かれている。
の外側に赤道状に巻かれている。
補強層5及び補強繊維7により中間体8が形成される。
9はカバー用のゴム層で、中間体8の外側を被覆し前記
通孔6に通ずる開孔10を設けている。
通孔6に通ずる開孔10を設けている。
開孔10、通孔6、長溝3により組違用孔11が形成さ
れる。
れる。
第9図に示す如く組違用孔11にナイロン等よりできた
紐12が通されてリング状に結び付けられ、更に他のナ
イロン等よりできた紐13との間に捩れ防止具14やシ
ョックを柔らげるゴム紐15を連結して組付練習用ボー
ルが構成される。
紐12が通されてリング状に結び付けられ、更に他のナ
イロン等よりできた紐13との間に捩れ防止具14やシ
ョックを柔らげるゴム紐15を連結して組付練習用ボー
ルが構成される。
次に第2の発明即ち組付練習用ボールの製造法の実施例
を、練習用ボールを例にとって、説明する。
を、練習用ボールを例にとって、説明する。
第6図に示す如くインナーチューブ1の外面に高分子材
料製保護具2を当接して吊具部分の内体4を形成し、内
体4の外面を補強層5で被覆したのち該補強層5に第8
図に示すようなNU字形の金具16を挿入すると共に表
面が平らな保護具2にU字形金具16の底部を接触させ
、金具16の両脚部の間に位置する補強層5の外側に補
強繊維γを赤道状に巻付けて中間体8を形成する。
料製保護具2を当接して吊具部分の内体4を形成し、内
体4の外面を補強層5で被覆したのち該補強層5に第8
図に示すようなNU字形の金具16を挿入すると共に表
面が平らな保護具2にU字形金具16の底部を接触させ
、金具16の両脚部の間に位置する補強層5の外側に補
強繊維γを赤道状に巻付けて中間体8を形成する。
更に中間体8の外側をカバーゴム層9で被覆し且つ加熱
加硫処理が終った後に前記金具16を取り去ることによ
って長溝3、通孔6、開孔10が容易に形成される。
加硫処理が終った後に前記金具16を取り去ることによ
って長溝3、通孔6、開孔10が容易に形成される。
上述した如くこの発明によれば、吊具部分が従来と異な
り柔軟性に富み且つ重量が軽いので紐を取り外して普通
のボールとして使用することが可能となる。
り柔軟性に富み且つ重量が軽いので紐を取り外して普通
のボールとして使用することが可能となる。
また、吊具部分の強度は補強繊維7の繊維本数を増量す
ることにより容易に増大出来る。
ることにより容易に増大出来る。
例えばナイロン繊維140デニール相当の糸を200本
追加巻きすることにより吊具部分の破壊強度を200′
kg以上の値にすることが出来た。
追加巻きすることにより吊具部分の破壊強度を200′
kg以上の値にすることが出来た。
また、第7図に示す如くカバーゴム層9の上に接着剤層
17を介して天然皮革や合成皮革などの表皮層18を貼
り付ければ皮貼りボールとなる。
17を介して天然皮革や合成皮革などの表皮層18を貼
り付ければ皮貼りボールとなる。
なお、表皮層18を貼り付けた後に紐を通す孔をポンチ
などの丸形の刃物で切り抜くことができる。
などの丸形の刃物で切り抜くことができる。
また、吊具部分は1箇所のみでなく複数箇所に作ること
は容易である。
は容易である。
上述の2つの実施例はいずれも練習用ボールを例にとっ
て説明したが、組付練習用ボール以外の組付ゴム球にも
適用できること勿論である。
て説明したが、組付練習用ボール以外の組付ゴム球にも
適用できること勿論である。
第1図は、従来の組付練習用ボールの埋込式吊具部分の
垂直切断面図でN−Nより左側は皮貼りボールをN−N
より右側はゴムボールを示している。 第2図は、別な従来の組付練習用ボールの埋造式吊具部
分の垂直切断面図で、N−Nより左側は皮貼りボールを
、N−Nより右側はゴムボールを示している。 第3図は、従来の組付練習用皮製縫いボールの吊輪式吊
具部分の垂直切断面図である。 第4図は、従来の組付練習用皮製りボールの吊輪式吊具
部分の垂直切断面図である。 第5図は、従来の組付練習用ボールの吊輪式吊具部分の
垂直切断面図で、N−Nより左側は皮貼りボールを、N
−Nより右側はゴムボールを示している。 第6図乃至第9図はこの発明に係る組付ゴム球の一例で
ある組付練習用ボール及びその製造法の実施例を説明す
るためのもので、第6図はゴムボールにおける吊具部分
の垂直切断面図、第7図は皮貼りボールにおける吊具部
分の垂直切断面図、第8図は金具の斜視図、第9図はボ
ールに紐を取付けた状態を示す斜視図である。 1・・・・・・インナーチューブ、2・・・・・・保護
具、3・・・・・・長溝、4・・・・・・内体、5・・
・・・・補強層、6・・・・・・通孔、7・・・・・・
補強繊維、8・・・・・・中間体、9・・・・・・ゴム
層、10・・・・・・開孔、11・・・・・・総連用孔
、16・・・・・・金具。
垂直切断面図でN−Nより左側は皮貼りボールをN−N
より右側はゴムボールを示している。 第2図は、別な従来の組付練習用ボールの埋造式吊具部
分の垂直切断面図で、N−Nより左側は皮貼りボールを
、N−Nより右側はゴムボールを示している。 第3図は、従来の組付練習用皮製縫いボールの吊輪式吊
具部分の垂直切断面図である。 第4図は、従来の組付練習用皮製りボールの吊輪式吊具
部分の垂直切断面図である。 第5図は、従来の組付練習用ボールの吊輪式吊具部分の
垂直切断面図で、N−Nより左側は皮貼りボールを、N
−Nより右側はゴムボールを示している。 第6図乃至第9図はこの発明に係る組付ゴム球の一例で
ある組付練習用ボール及びその製造法の実施例を説明す
るためのもので、第6図はゴムボールにおける吊具部分
の垂直切断面図、第7図は皮貼りボールにおける吊具部
分の垂直切断面図、第8図は金具の斜視図、第9図はボ
ールに紐を取付けた状態を示す斜視図である。 1・・・・・・インナーチューブ、2・・・・・・保護
具、3・・・・・・長溝、4・・・・・・内体、5・・
・・・・補強層、6・・・・・・通孔、7・・・・・・
補強繊維、8・・・・・・中間体、9・・・・・・ゴム
層、10・・・・・・開孔、11・・・・・・総連用孔
、16・・・・・・金具。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 インナーチューブ1の外面に高分子材料製保護具2
を当接して内体4を形成し、内体4の外面を略均−な厚
さの補強層5で被覆すると共に該補強層5に保護具2に
形成された長溝3に通じる2つの通孔6を設け、且つ2
つの通孔6の間に位置する補強層5の外側に赤道状に巻
いた補強繊維7を設けることにより中間体8を形成し、
該中間体8の外側をゴム層9で被覆すると共に該ゴム層
9に前記通孔6に通ずる開孔10を設け、開孔10、通
孔6、長溝3により組違用孔11を形成してなる組付ゴ
ム球。 2 インナーチューブ1の外面に高分子材料製保護具2
を当接して内体4を形成し、内体4の外面を略均−な厚
さの補強層5で被覆すると共に該補強層5に保護具2に
形成された長溝3に通じる2つの通孔6を設け、且つ2
つの通孔6の間に位置する補強層5の外側に赤道状に巻
いた補強繊維7を設けることにより中間体8を形成し、
該中間体8の外側をゴム層9で被覆すると共に該ゴム層
9に前記通孔6に通ずる開孔10を設け、開孔10、通
孔6、長溝3により組違用孔11を形成してなる組付ゴ
ム球において、内体4の外面を補強層5で被覆したのち
該補強層5に略U字形の金具16を挿入すると共に表面
が平らな保護具2にU字形金具16の底部を接触させ、
金具16の両脚部の間に位置する補強層5の外側に補強
繊維7を赤道状に巻付けて中間体8を形成し、中間体8
の外側をゴム層9で被覆し且つ加熱加硫処理が終わった
後に金具16を取り去ることにより長溝8、通孔6、開
孔10を形成したことを特徴とする組付ゴム球の製造法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12187780A JPS5852665B2 (ja) | 1980-09-02 | 1980-09-02 | 紐付ゴム球及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12187780A JPS5852665B2 (ja) | 1980-09-02 | 1980-09-02 | 紐付ゴム球及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5745875A JPS5745875A (en) | 1982-03-16 |
JPS5852665B2 true JPS5852665B2 (ja) | 1983-11-24 |
Family
ID=14822127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12187780A Expired JPS5852665B2 (ja) | 1980-09-02 | 1980-09-02 | 紐付ゴム球及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5852665B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6083665U (ja) * | 1983-11-16 | 1985-06-10 | 喜多 茂 | 硬式練習用テニスボ−ル |
-
1980
- 1980-09-02 JP JP12187780A patent/JPS5852665B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5745875A (en) | 1982-03-16 |
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