JPS5852196Y2 - 包装用袋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は包装用袋に・関し、さらに詳しくは包装する内
容物を袋内全域に均等に分散して保持可能である袋に係
り、表フィルムと裏フィルムの二重構造とすると共に該
裏フィルムは少なくとも背側のライナーと袋内面を形成
し且つ開口縁に各山辺が平行する方向性を持つ略波形状
フィルムとの二層構造にしたことを特徴とし、製作上の
便益大なるものを提供せんとするにある。

以下図面に基づいて本考案の実施の一例を詳細に説明す
る。

装本体Ａはプラスチックフィルム製の表フィルム１と裏
フィルム２とで構成し、該裏フィルム２は背側のライナ
ー２ａと、袋内面を形成する略波形状フィルム２ｂと、
袋外面を形成してライナ−２ａ背面に沿接する補強フィ
ルム２Ｃとによる三層構造にする。

表フィルム１と裏フィルム２とは包装時にシールする上
辺の開口ａを残すと共にその開口縁に波形状フィルム２
ｂの山辺方向を平行（図面上で横方向）に一致させてお
いて左右および下辺の三辺をシールして袋状に成形する
。

又、裏フィルム２のライナー２ａおよび波形状フィルム
２ｂは例えば無延伸ポリプロピレン製で、波形状フィル
ム２ｂはライナー２ａよりも若干肉薄く且つその波形は
各種断面形の連続状或いは間欠連続状形態であり、各山
辺、谷辺は横方向に方向性をもって平行して、各谷辺は
ライナ−２ａ面にシールされて一体化しており各山辺は
密封された内蔵空気によりその膨張形態を維持して、包
装する内容物Ｂの移動防止面すを形成している。

又、補強フィルム２Ｃは延伸ポリプロピレン製で、ライ
ナー２ａよりも肉厚く、袋自体の保形性を強めている。

次に内容物Ｂの包装状態について説明すれば、袋内に内
容物Ｂを収納したる後、開口ａをシールして密閉包装し
且つ同シール部に吊り陳列用等の（Ｌ３を開口する。

尚、上記実施例において、裏フィルム２はライナー２ａ
と波形状フィルム２ｂとの二層構造とする態様があり、
この場合ライナー２ａは補強を兼ねるよう肉厚く形成す
る。

本考案は以上のようにして、表フィルムと裏フィルムを
、既存のシール装置によって、開口を残して三方シール
することにより袋状に容易に製作することができる。

そして製作された袋内面が、波形状フィルムの各山板お
よび各谷辺により凹凸面形態を呈すると共に、その辺方
向が開口縁と平行した方向性を具有しているため、包装
後の収納した内容物を凹凸歯で保持して袋内全域に均等
に分散せしめることができ、特に密閉された開口側を上
位として吊り陳列する場合で内容物が切り烏賊等のバラ
物である時、内容物が下部に滑り落ちて集まるのを阻止
して、内容物すなわち販売商品を見ばえよく形態保持し
て商品価値を高め得る有用性がある。

又、表裏のフィルム面は平滑状で適宜所望の表示を印刷
自在で゛ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案袋の一実施例を示す正面図で一部切欠す
る。 第２図はＩＩ −ＩＩ線に沿える縦断側面図である。 図中 １は表フィルム、２は裏フィルム、２ａはライナ
ー、２ｂは波形状フィルム、ａは開口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. プラスチックフィルム製の表フィルムと裏フィルムとが
   包装時にシールする一辺の開口を残して三辺をシールさ
   れる包装用袋において、上記裏フィルムは少なくとも背
   側のライナーと、袋内面を形成して且つ開口縁に各山辺
   が平行する方向性を持つ略波形状フィルムとの二層構造
   にしたことを特徴とする包装用袋。