JPS5851692B2 - メカニカル・フィルタ - Google Patents

メカニカル・フィルタ

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JPS5851692B2
JPS5851692B2 JP52120893A JP12089377A JPS5851692B2 JP S5851692 B2 JPS5851692 B2 JP S5851692B2 JP 52120893 A JP52120893 A JP 52120893A JP 12089377 A JP12089377 A JP 12089377A JP S5851692 B2 JPS5851692 B2 JP S5851692B2
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正 近野
澄夫 菅原
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/46Filters
    • H03H9/48Coupling means therefor
    • H03H9/50Mechanical coupling means

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はメカニカル・フィルタ、特に捩り共振子形のメ
カニカル・フィルタに関する。
メカニカル・フィルタは超音波を媒体とした、電気信号
のBand −Pa5s −Fi Iter であり、
特に電気素子(L、C)によるフィルタに比して極めて
Q(尖鋭度)を高くとることができ、しかも安定度が高
く且つ小形化し得る利点を備えることから、例えば通話
路変換装置におけるSSB用フィルタとして利用される
然しなから、このメカニカル・フィルタが電気素子によ
るフィルタに比して、前述の優れた利点を有する反面、
メカニカル・フィルタに固有のスプリアスレスポンスに
よりその応用範囲が狭められてしまうという不都合があ
る。
このスプリアスレスポンスとは、不要モードの共振によ
るレスポンスを意味し、ある周波数帯域において複数個
所で不要な共振が発生する。
この結果、前述の通話路変換装置の如く、近接する多数
の周波数を取り扱う場合漏話、S/Nの悪化、信号の誤
動作等正常な機能を確保することが困難となる。
従って本発明は不要モードのスプリアスレスポンスを除
去あるいは抑圧可能なメカニカル・フィルタを提供する
ことを目的とするものである。
上記目的に従い本発明は、1)一対の捩り共振子を具備
するメカニカル・フィルタにおいて該一対の捩り共振子
に連接する、基本モードの変位伝達用の結合子および機
械的支持用の支持線のうち、該支持線の前記一対の捩り
共振子に対する連接を差動結合形式で行なうことにより
第2次モードのスプリアスレスポンスを抑圧することを
特徴とす。
るものであり、また2)一対のa形波り振動変換子を具
備するメカニカル・フィルタにおいて、前述と同様の差
動結合形式の支持線を設けることにより第2次モードの
スプリアスレスポンスを抑圧することを特徴とするもの
であり、さらに3)一対のb形波り振動変換子を具備す
るメカニカル・フィルタにおいて、前述と同様の差動結
合形式の支持線を設けることにより第2次モードのスプ
リアスレスポンスを抑圧することを特徴とするものであ
り、さらにまた4)一対のb形波り振動変換子を具備す
るメカニカル・フィルタにおいてその圧電素子の位置を
各す形捩り振動変換子の全長に対し略−の位置に配置す
ることにより第3次モードのスプリアスレスポンスを抑
圧し且つ前述の差動結合形式の支持線との組み合わせに
より第2次および第3次モードのスプリアスレスポンス
を共に抑圧するようにしたことを特徴とするものである
以下図面に従って本発明を説明する。
第1図Aおよび第1図Bは、それぞれ一般的なメカニカ
ル・フィルタの構成を2つの形態について示すブロック
図である。
第1図Aは一般的なメカニカル・フィルタの構成の第1
の形態を示し、入力端子11.に印加される、フィルタ
すべき入力電気信号を第1変換器12において電気−機
械変換し、その機械信号を機械共振回路21においてフ
ィルタし、さらにそのフィルタされた機械信号を第2の
変換器19において機械−電気変換して、所望のフィル
タ特性が付与された電気信号を出力端子11ou1に得
る。
ここに第1変換器12および第2変換器19は捩り振動
変換子からなり、機械共振回路21は前記変換器12お
よび19と共振子14および17とこれらを連接し機械
変位の伝達を行なう結合子13,15,16および18
と前記変換子や共振子の機械的支持を行なう支持線20
からなる。
第1図Bは一般的なメカニカル・フィルタの構成の第2
の形態を示しており第1図Aと同一の参照番号は同一の
構成物を表わす。
本第2の形態は、第1の形態から共振子14.17およ
び結合子15.16.18(第1図A)を除去したもの
であり、フィルタ機能は変換器12,19および結合子
13により得られる。
本発明は、第1図Aおよび第1図Bのいずれに対しても
あるいは所望のいかなる連接個所に対しても適用し得る
ものであり、以下各々の場合について本発明の詳細な説
明する。
第1実施例 第1図Aの機械共振回路21に含まれる一対の捩り共振
子に本発明を適用するのが第1実症例である。
一対の捩り共振子は通常並列に配置して形成され該共振
子間は結合子および支持線で連接する。
第2図Aは、一般的な、一対の捩り共振子系を示す平面
図であり、第2図Bはその正面図である。
第2図Aにおいて、一対の捩り共振子2l−1(入力側
)および21−2 (出力側)は略平行に配置され、機
械的変位を伝達する結合子22およびこれら共振子を機
械的に支持する支持線23が図示する如く連接される。
図示する一対の捩り共振子は基本モードで使用されるわ
けであるが、この基本モードの捩れの様子は第2図Aの
点線■として図解的に示される。
これに対し第2次モードの捩れの様子は一点鎖線■とし
て図解的に示される。
結合子22は基本モードの捩れの変位(I>を共振子2
1−1から共振子21−2に伝達するものであり、通常
図示する位置に固定される。
一方、支持線23は単に支持手段として機能するもので
あるから、図示する如く、基本モードの捩れについてそ
の変位(I)が零となる節点に固定される。
これにより、基本モードの捩れの伝達と機械的支持がな
されることになる。
ところが、支持線23についてみると、基本モードの捩
れに関しては変位零なる節点に位置するものの、第2次
モードの捩れに関してはその変位が最大となる点に固定
されている。
この結果、共振子21−2に対し、第2次モードの捩り
振動が支持線23を介して与えられることになり第2次
モードによるスプリアスレスポンスが生じる。
この様な第2次モードのスプリアスレスポンスは、前述
した通話路変換装置等に使用されるメカニカル・フィル
タにおいて当然に抑圧されなければならない。
そこで本発明では第2図Aおよび第2図Bに示した構成
を、第3図Aおよび第3図Bの如き構成とする。
つまり、支持線23(第2図B)について、これを一対
の共振子21−1および21−2の間でi:+1Ast
;yにする。
このたすきがけにより、共振子21−1における時計方
向の第2次モードの捩れIf−1(第3図B)が、共振
子21−2では反時計方向の第2次モードの捩れll−
2(第3図B)として該共振子21−2に伝達されるこ
とになる。
従って、第2図Aの場合水平軸Hに沿う変位の第2次モ
ードの伝達が、結合子22の変位PIおよび支持線23
の変位P■の同位相の合成によりなされ不要なスプリア
スモードとして現われていたものが、本発明に基づく第
3図Aの場合、水平軸Hに沿う変位の第2次モードの伝
達は結合子22の変位PIおよび支持線23′の変位P
■の逆位相の合成によりなされその合成量が零となるよ
うに結合子22および支持線23′を決定することによ
り第2次モードによるスプリアスレスポンスが抑圧され
る。
従って、結合子22は、共振子に対し、第2次モードの
捩れについてその変位が零となる節点から外れた位置に
固定される。
すなわち、本発明により配置された支持線23′は、基
本モードに対しては従来どおり本来の支持線として機能
し、一方、不要な第2次モードに対しては差動結合子と
して機能することになる。
第4図は、第3図Aに示したメカニカル・フィルタの捩
り第2次モードにおける等価回路図であり、本図におい
てLlおよびC1はそれぞれ共振子21−1のインダク
タンスおよびキャパシタンスを示し、同じくL2および
C2は共振子21−2のインダクタンスおよびキャパシ
タンスを示す。
一方、これら共振子21−1および21−2間に連接さ
れる結合子22および支持線23’はそれぞれ変成比n
22:l(1:n22)の理想変成器t22および変成
比n231:1 (1: −n23/)の理想変成器t
23’として作用する。
ここで注意すべきことは、理想変成器t 23’の出力
側における変成比が1ニー n23/となっていること
であり、差動であることを示している。
なお、C2□およびC23dま結合子22および支持線
23′の各キャパシタンスを示す。
上述の第1実施例は、第1図Aの機械共振回路21に含
まれる一対の共振子に本発明を適用したものである。
そして本発明は第1図Bに示す第1変換器12、第2変
換器19、結合子13および支持線20に対しても同様
に適用される。
この場合、第1変換器12および第2変換器19は共に
、a形波り振動変換子またはb形波り振動変換子をもっ
て構成される。
a形波り振動変換子とは、金属棒からなる共振子の一端
に圧電磁器等の圧電素子を固着したものであり、またb
形波り振動変換子とは、一対の金属棒からなる共振子の
中間に、圧電磁器等の圧電素子をランジュバン形に挟ん
で固着したものである。
第5図は、前記a形波り振動変換子の周波数スペクトラ
ムを示すグラフであり、横軸(こ周波数f〔kH2]を
、縦軸にレスポンス をとって示す。
なおf Tl t f T2 ? f T3 t f
T4はそれぞれ基本モードのレスポンスがあった周波数
、第2次、第3次および第4次の各モードにおけるレス
ポンスがあった周波数を示す。
このような周波数スペクトラムを有するa形波り振動変
換子を、第6図Aおよび第6図Bに示す如く配置しメカ
ニカル・フィルタを形成したとすると、そのスプリアス
特性は第7図に示す如くなる。
第6図Aおよび第6図Bにおいて、61−1および61
−2は一対のa形波り振動変換子、64−1および64
−2はその圧電素子であり、62および63はそれぞれ
結合子および支持線である。
本図に示す一般的な構成では、やはり第7図に示すとお
り、所望の基本モードのレスポンスR1の他に、不要な
第2次。
第3次モードのレスポンスR2,R3が出現する。
なお第7図のグラフの横軸は周波数fCkH2〕、縦軸
は減衰量ACdB〕を示す。
第2実施例 第6図Aおよび第6図Bに示した、一対のa形波り振動
変換子からなるメカニカル・フィルタでは、第7図に示
すとおり、不要な第2次モード以上のスプリアスレスポ
ンスが出現するので、このうち第2次モードのスプリア
スレスポンスを抑圧するのが第2実施例である。
基本的な考え方は第1実施例の場合と同様であり、第1
次モードに対しては通常の支持線の機能を果し第2次モ
ードに対しては差動結合子として機能する支持線を設け
る。
第8図Aおよび第8図Bは第2実施例の平面図および正
面図であり、第6図Aおよび第6図Bに使用した参照番
号と同一の参照番号が付されたものは同一の構成物を示
す。
第8図Aおよび第8図Bにおいて、63′が本発明に基
づく支持線であり一対のa形波り振動変換子61−1,
61−2に対し差動結合形式で連接される。
本第2実施例によれば、第7図に示したスプリアス特性
は、第9図に示す如く改善され、不要な第2次モードの
レスポンスR/、が第7図の第2次モードのレスポンス
R2に比して十分抑圧される。
上述の説明は基本モードに対する第2次モードのスプリ
アスレスポンスを抑圧することについて述べたが、第3
次モードのスプリアスレスポンスを抑圧することも必要
であり、さらに第2次モードおよび第3次モードのスプ
リアスレスポンスを同時に抑圧することも必要である。
第3次モード以上のスプリアスレスポンスを抑圧するこ
とが要求される場合、前記のb形波り振動変換子を用い
ることが有効である。
第10図Aおよび第10図Bは、このb形波り振動変換
子を用いたメカニカル・フィルタの平面図および正面図
であり、これらの図においてi o i−iおよび10
1−2は一対のb形波り振動変換子、104−1および
104−2はその圧電素子であり、102および103
はそれぞれ結合子および支持線である。
このような一般的な、b形波り振動変換子によるメカニ
カル・フィルタにおいて第3次モードのスプリアスレス
ポンスを抑圧するには、第1および第2実施例の場合と
異なり、支持線103について細工を施しても無効であ
る。
b形波り振動変換子は、一般に高次モードのスプリアス
レスポンスを抑圧する場合に有効であることが知られて
いる。
然し、第3次モードのスプリアスレスポンスを積極的且
つ十分に抑圧する手法は提案されていない。
第3実症例 第3実施例は、上述した第3次モードのスプリアスレス
ポンスに対しこれを積極的且つ十分に抑圧するものであ
る。
先ず、b形波り振動変換子(101−LIOI−2)単
体についてその特性を調査すると、この第3次モードの
スプリアスレスポンスに限り、圧電素子(104−1,
104−2)を特定の位置においてこれを十分に抑圧酊
能であることが判明した。
すなわち、その特定の位置において、第5図の周波数ス
ペクトラムと異なる周波数スペクトラムが見出される。
これを示したのが第11図であり、周波数fT1および
fT2にそれぞれ基本モードのレスポンスおよび第2次
モードのレスポンスがあり、さらに周波数fT4におい
て第4次モードのレスポンスが僅かに存在する他は、第
3次モードのレスポンスはほぼ零となっている(第5図
における場合のfT3参照)。
この第11図に示す周波数スペクトラムから、第3次モ
ードのスプリアスレスポンスが、前記特定の位置におい
て、はぼ完全に抑圧されることは明らかである。
この特定の位置とは、第10図Aにおいて各す形捩り振
動変換子における圧電素子の全長Lに対し、略iの位置
に置かれることを意味する。
すなわち一般に細長い一様な円柱の捩り振動を考えると
、円柱の長さ方向に対する捩り角変位θは次式で表わす
ことができる。
θ−ACO3(nWe ) −・・(1)ここ
でnは振動の次数を表わし、Lは円柱の長さを表わす。
またAは定数である。なおXは円柱の任意の端面から長
さ方向にとった距離を表わす。
次に上記ねじり角変位θ に対するひずみSxはねじり
角変位θ をXで微分することにより得られ次式で表わ
すことができる。
S =AISin(”L ) ・・・・” (
2)ここでA′は定数でありさらに(1)式における定
数Aとは正負の符号が反対となる。
以上の式、(1)。(2)を第1次モード、第2次モー
ドおよび第3次モードについて図示したのがそれぞれ第
12図A。
第12図Bおよび第12図Cである。
各図において実線(12L123,125)はねじり角
変位θ を表わし、破線(122,124,126)は
捩りひずみS を表わす。
また各図における横軸は円柱端面からの距離Xを示し縦
軸はねじり角変位θ あるいはひずみSxを示す。
いま第3次モードに注目してひずみが零となる点を求め
ると、第12図CのPおよびQの二点が存在し該Pおよ
びQの位置は(2)式において5x−Oとおくことlこ
より得られそれぞれX−Li2.x−2L/3となる。
このPあるいはQの位置に圧電素子を置きb形波り振動
変換子を構成する場合を考えるにあたり圧電素子をPの
位置に置いた場合とQの位置に置いた場合とは捩り振動
変換子の振動の分布は同一であるからPの位置に圧電素
子を置いた場合で代表させることができる。
Pの位置に圧電素子を置いた場合Pの位置ではひずみが
零であることから第3次の捩りモードの抑圧が可能とな
る。
ただしPの位置における第1次モードおよび第2次モー
ドのひずみはそれぞれ第12図AのR1および第12図
BのSで示される如く零にならないから上記捩り振動変
換子は第1次モードおよび第2次モードが発生する。
ところで圧電素子の厚さの中心をPの位置、すなわちx
= L / 3 gこ置いた場合、圧電素子と該圧電
素子を挟む一対の共振子の密度および捩り波の伝播速度
が一般に異なる理由によりひずみが零となる位置Pはx
= L / 3から多少変化しその変化量は上記密度
および捩り波の伝播速度の関数として表わされる。
そこで圧電素子の厚さの中心をx = L / 3より
多少ずれた位置で捩りによるひずみが零になる位置に一
致させることによりb形波り振動変換子の第3次モード
の振動を抑圧することができる。
従って、本第3実症例は、第10図Aおよび第10図B
に示す、b形波り振動変換子による一般的なメカニカル
・フィルタにおいて、各圧電素子(104−1,104
−2)を捩り振動変換子の全長に対しその端面から路上
の位置に固定したものである。
第13図は第3実施例のスプリアス特性(座標の意味は
第7図に同じ)を示すものであり、本グラフより明白な
ように、抑圧すべき第3次モードのレスポンスR/3は
ほとんど見られない。
R1およびR2は第1次毛−ドおよび第2次モードのレ
スポンスである。
かくして、第3次モードC1スプリアスレスポンスが抑
圧されることになったが、このとき第2次モードのスプ
リアスレスポンスもまた同時に抑圧されれば好ましいこ
とは言うまでもない。
第4実施例 本実施例は基本モードに対し第2次モードおよび第3次
モードのスプリアスレスポンスを同時に抑圧するもので
ある。
第3次モードのスプリアスレスポンスについては上述し
た第3実施例の考え方で抑圧でき、第2次モードのスプ
リアスレスポンスについては既に述べた第1および第2
実施例の考え方(支持線の差動結合)で抑圧できること
から、これらを合成したものが本第4実施例となる。
第14図Aおよび第14図Bはそれぞれ第4実施例の平
面図および正面図であり、第10図Aおよび第10図B
において使用した参照番号と同一の参照番号が付された
ものは同一の構成物を示す。
ここに103′は本発明に基づく差動結合形式の支持線
を示しており、また圧電素子104−1および104−
2は、前述のとおり全長りに対し略りの位置に固定され
る。
この結果得られるスプリアス特性は第15図に示すとお
りであり、本グラフに示す如く基本モードのレスポンス
R1の他、第2次モードおよび第3次モードのレスポン
スR2およびR3については殆んど完全に抑圧される。
なお、第15図の座標の意味は第7図と同じである。
上述した、第1〜第4実施例は一対の捩り振動変換子ま
たは一対の共振子のみを取り出して示したが、勿論、こ
れらを組み合わせた場合においても本発明による効果は
十分発揮される。
例えば第16図は一対のa形振り振動変換子161−1
,161−2および一対の共振子162−1,162−
2が組み合わさった場合の斜視図であり、本図において
163−1.163−2゜163−3は結合子、164
−1,16j4−2゜164−3は支持線であって任意
の1つの支持網164−3が差動結合である場合を示す
第17図は一対のb形波り振動変換子171−1,17
1−2および一対の共振子162−1 、162−2が
組み合わさった場合の斜視図であり、163−1.16
3−2,163−3は前述の結合子、164−1.16
4−2.164−3もまた前述の支持線であって、任意
の1の支持線164−3が差動結合である場合を示す。
以上説明したように本発明によれば、従来構成のメカニ
カル・フィルタに新たな部材を付加したり大幅な設計変
更を加えたりすることなく、基本モードに対し不要な第
2次および/または第3次モードのスプリアスレスポン
スを十分に抑圧可能なメカニカル・フィルタが得られる
【図面の簡単な説明】
第1図Aは一般的なメカニカル・フィルタの第1の形態
を示すブロック図、第1図Bは一般的なメカニカル・フ
ィルタの第2の形態を示すブロック図、第2図Aは一般
的な一対の捩り共振子からなるメカニカル・フィルタを
示す平面図、第2図Bはその正面図、第3図Aは本発明
の第1実施例に基づくメカニカル・フィルタの平面図、
第3図Bはその正面図、第4図は第3図Aに示したメカ
ニカル・フィルタの捩り第2次モードにおける等価回路
図、第5図はa形振り振動変換子の周波数スペクトラム
を示すグラフ、第6図Aは一般的な。 a形振り振動変換子の対からなるメカニカル・フィルタ
の平面図、第6図Bはその正面図、第7図は第6図に示
したメカニカル・フィルタのスプリアス特性を示すグラ
フ、第8図Aは本発明の第2実施例に基づくメカニカル
・フィルタの平面図、第8図Bはその正面図、第9図は
第8図に示したメカニカル・フィルタのスプリアス特性
を示すグラフ、第10図Aはb形波り振動変換子の対か
らなるメカニカル・フィルタを示す平面図、第10図B
はその正面図、第11図は本発明に基づくb形波り振動
変換子の周波数スペクトラムを示すグラフ、第12図A
は細長い円柱の捩り振動における第1次モードの捩り角
変位とひずみの分布図、第12図Bは第2次モードの分
布図、第12図Cは第3次モードの分布図、第13図は
第3実施例のスプリアス特性を示すグラフ、第14図A
は本発明の第4実施例に基づくメカニカル・フィルタの
平面図、第14図Bはその正面図、第15図は第4実施
例のスプリアス特性を示すグラフ、第16図は一対のa
形振り振動変換子と一対の共振子を組み合わせてなるメ
カニカル・フィルタを示す斜視図、第17図は一対のb
形波り振動変換子と一対の共振子を組み合わせてなるメ
カニカル・フィルタを示す斜視図である。 図において、21−1および21−2は一対の共振子、
22は結合子、23は支持線、23′は差動結合形式の
支持線、61−1および61−2は一対のa形振り振動
変換子、62は結合子、63は支持線、63′は差動結
合形式の支持線、64−1.64−2は圧電素子、10
1−1および101−2は一対のb形波り振動変換子、
102は結合子、103は支持線、103′は差動結合
形式の支持線、104−1,104−2は圧電素子であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 略平行lこ配置される少なくとも一対の機械振動子
    と、該一対の機械振動子に連接される結合子および支持
    線を具備してなり且つ捩り振動の第2次モードの励振を
    抑圧可能なメカニカル・フィルタにおいて、 前記支持線は、前記一対の機械振動子に対しその中央部
    分tこ位置すると共に差動結合形式で該一対の機械振動
    子に連接され、前記結合子は、該一対の機械振動子fこ
    対し、その捩り振動の第2次モードの捩れの節点から外
    れた部分において連接することを特徴とするメカニカル
    ・フィルタ。 2 前記一対の機械振動子が共に、捩り共振子である特
    許請求の範囲第1項記載のメカニカル・フィルタ。 3 前記一対の機械振動子か共に、捩り共振子と該捩り
    共振子の一端に固着される圧電素子とからなるa形波り
    振動変換子である特許請求の範囲第1項記載のメカニカ
    ル・フィルタ。 4 前記一対の機械振動子が共に、一対の捩り共振子と
    該一対の捩り共振子に挟まれた圧電素子とからなるb形
    波り振動変換子である特許請求の範囲第1項記載のメカ
    ニカル・フィルタ。 5 前記一対の機械振動子の一方が捩り共振子であり、
    他方が一端に圧電素子を固着してなる捩り共振子からな
    るa形波り振動変換子である特許請求の範囲第1項記載
    のメカニカル・フィルタ。 6 前記一対の機械振動子の一方が捩り共振子であり、
    他方が2つの捩り共振子とこれらに挟まれた圧電素子か
    らなるb形波り振動変換子である特許請求の範囲第1項
    記載のメカニカル・フィルタ。 7 略平行に配置される少なくとも一対の機械振動子と
    、該一対の機械振動子に連接される結合子および支持線
    を具備してなり且つ捩り振動の第2次モードおよび第3
    次モードの励振を抑圧可能なメカニカル・フィルタにお
    いて、 前記一対の機械振動子の少なくとも一方は、一対の捩り
    共振子および該一対の捩り共振子に挟まれた圧電素子か
    らなるb形波り振動変換子であって且つ該圧電素子は該
    す形捩り振動変換子の全長りに対しその端面から略L/
    3の位置に配置され、前記支持線は、前記一対の機械振
    動子に対しその中央部分に位置すると共に差動結合形式
    で該一対の機械振動子に連接され、前記結合子は、該一
    対の機械振動子に対し、その捩り振動の第2次モードの
    捩れの節点から外れた部分において連接されることを特
    徴とするメカニカル・フィルタ。 8 前記一対の機械振動子の一方が、前記の略L/3の
    位置に前記圧電素子を有するb形波り振動変換子であり
    、他方が捩り共振子である特許請求の範囲第7項記載の
    メカニカル・フィルタ。 9 前記一対の機械振動子が共に、前記の略L/3の位
    置に前記圧電素子を有するb形波り振動変換子である特
    許請求の範囲第7項記載のメカニカル・フィルタ。
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JPS4999249A (ja) * 1973-01-26 1974-09-19
JPS529344A (en) * 1975-07-14 1977-01-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Mechanical filter

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