JPS5851398Y2 - エアクリ−ナをフアンケ−スに納めた強制空冷エンジン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、強制空冷エンジンを小形にまとめられるよ
うにするもつである。

従来のエンジンでは、エアクリーナは機体から大きく突
出させた状態で配置され・ており、デザインが悪くなる
だけでなく、外観が失きくなっていた。

また、田植機のように浮遊塵埃の少ない作業環境で使用
される作業機に搭載されるエンジンにも同じようにエア
クリーナが配置されていた。

本考案はこの点に鑑み提案されたもので、強制空冷エン
ジンのファンケース内の空間にエアクリーナ室を形成し
て、エアクリーナが機体から大きく突出しないようにし
たことを特徴とするものであるＯ 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。

第１図は強制空冷エンジンの正面図、第２図は一部横断
平面図で示し、このエンジン１は前面に冷却ファン２を
装着し、該冷却ファン２をファンケース３でカバーし、
ファンケース３の前面に冷却風取入口４が開口しである
。

ファンケース３内の空間を区画壁５でファン室６とエア
クリーナ室７とに区画し、該区画壁５にエアクリーナ室
７の空気取入口８を多数開設しである。

エアクリーナ室Ｔにはスポンジ状のクリーナエレメント
９が充填してあり、エアクリーナ室７の一側壁を形成す
るファンケース３に清浄空気送出口１０を開口し、この
清浄空気送出口１０と気化器１１とを吸気管１２で連結
している。

なお、エアクリーナ室７はファンケース３内で冷却風下
手側に配置するのが望ましい。

第４図は本考案の別実施例を示し１、これはファンケー
ス３のエアクリーナ室７部分を開閉可能に形成したもの
であり、他の構成は前例と変わるところはない。

このように構成すると、クリーナエレメント９の清掃を
容易に行、うことができる。

なお、上述の各実施例ではガソリンエンジンに適用した
場合を述べたが、これをディーゼルエンジンに適用して
も床い。

その場合には、吸気管はエンジンの吸気ポートに直接連
結される。

以上詳述したよう□に、本考案はエアクリーナをファン
ケース内に収容しであるので、エアクリーナに吸い込ま
れる燃焼用空気は、ファンケースの空気取入口で除塵さ
れ、かつ、冷却ファンの遠心力でファンケース内に吸引
された塵埃を吹き飛ばした後の塵埃の少ない空気となり
、クリーナエレメントの目詰まりを大幅に少なくするこ
とができる。

そのうえエアクリーナがエンジン本体から突出すること
もないので、エンジン外観をコンバクにまとめることが
できるうえ、エアクリーナの部品外だけ安価に製造でき
る。

しかも、大気圧よりも高圧のファンケース内の空気がエ
アクリーナに供給されるから、空気充填効率が高まり、
エンジン出力を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は縦断強制空冷エ
ンジンの正面図、第２図は同一部横断平面図、第３図は
要部の断面図、第４図は別の実施例を示す第３図相当図
である。 １・・・・・・エンジン、２・・・・・・強制空冷用フ
ァン、３・・・・・・７アンケース、５・・・・・・区
画壁、６・・・・・・ファン室、Ｔ・・・・・・エアク
リーナ室、８・・・・・・７の空気取入口、９・・・・
・・クリーナエレメント、１２・・・・・・吸気管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. エンジン１の強制空冷用ファン２のファンケース３内に
   ファン室６とエアクリーナ室７とを区画壁５で区画し、
   区画壁５にエアクリーナ室７の空気取入口８を明け、エ
   アクリーナ室７にクリーナエレメント９を収容し、クリ
   ーナ室７の浮気側部分から吸気管１２を導出して燃焼室
   に連通させてなる、エアクリーナをファンケースに納め
   た強制空冷エンジン。