JPS58512Y2 - 表面加工消防用ホ−ス - Google Patents

表面加工消防用ホ−ス

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Publication number
JPS58512Y2
JPS58512Y2 JP2126679U JP2126679U JPS58512Y2 JP S58512 Y2 JPS58512 Y2 JP S58512Y2 JP 2126679 U JP2126679 U JP 2126679U JP 2126679 U JP2126679 U JP 2126679U JP S58512 Y2 JPS58512 Y2 JP S58512Y2
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JP
Japan
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hose
ethylene
polyethylene
layer
fire hose
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Expired
Application number
JP2126679U
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English (en)
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JPS55120928U (ja
Inventor
楠本浩二
Original Assignee
芦森工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 芦森工業株式会社 filed Critical 芦森工業株式会社
Priority to JP2126679U priority Critical patent/JPS58512Y2/ja
Publication of JPS55120928U publication Critical patent/JPS55120928U/ja
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Publication of JPS58512Y2 publication Critical patent/JPS58512Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、繊維製ジャケットの内面にゴム又は合成樹脂
のライニングを施した消防用ホースの改良に関するもの
であって、ジャケットの表面に表面加工を施した消防用
ホースに係るものである。
従来この種のホースの表面加工としては、ポリクロロプ
レンやクロロスルホン化ホリエチレンのような合成ゴム
系のものが知られている。
しかしながらこれらの合成ゴム系の表面加工にあっては
多くの配合剤を混合する必要があり、又加工時に加硫工
程を必要としていた。
しかも、一般にゴムは耐候性、耐オゾン性等が劣る。
前記ポリクロロプレンやクロロスルホン化ポリエチレン
uit候性に優れたゴムとして知られているが、それで
も長期間使用した後には劣化を生じ、亀裂を生じたシ粘
着性を生じることが多かったのである。
又、熱可塑性合成樹脂で表面加工を形成することも色々
と考慮されているが、い昔だ満足できるものが得られて
いない。
すなわち、消防用ホースの性能については、自治省令「
消防用ホースの技術上の規格を定める省令」及び「消防
用ホースの検定細則」により詳細に規定されており、折
り畳んだホースにIK9/ciの荷重を加え、700C
で96時間加熱した後に、表面加工が粘着しないことが
要求され、又各ホースには商標又は製造者名使用圧力、
サイズ、用途、検定番号、製造年等の各種事項を表示す
ることが要求されている。
しかるに一般に合成樹脂の表面加工においては、粘着性
を生じたり、商標等の表示の印刷が困難であったり、仮
に印刷し得ても使用中に剥れることもあり、又表面加工
の材質によってはホースが硬くなることも多かったので
ある。
本考案は、かかる実情に鑑み、前述のような表面加工に
替わる新規な優れた表面加工を得るべく研究を重ねた結
果完成したものである。
本考案をなすに当り、ホースの表面加工に要求される性
能として次の事項を考慮した。
■ ホースに粘着性が生じないこと。
■ 商標等のマーキングが容易に美しくでき、且つ剥れ
ないこと。
■ 表面加工によりホースが硬くならないこと。
■ ホースの重量増加ができるだけ少ないこと。
■ 表面加工がジャケットと強固に接着していること。
■ 耐魔耗性に優れていること。
■ 耐候性、耐オゾン性に優れていること。
■ 防黴性、防腐性を有すること。
■ ホースの外観が美くしいこと。
かかる見地に基いて本考案KL−いては、ジャケットの
表面に2層以上の表面加工を施し、各層にそれぞれ最も
適した素材を使用することにより、前記各要求を満足せ
しめたものである。
図面において、第1図は本考案の第1実施例であって、
繊維製ジャケット2の内面にライニング3を施したホー
ス1の表面に、内層4と外層5とよりなる表面加工6を
形成したものである。
而して内層4には、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主
成分とする合成樹脂が用いられる。
エチレン−酢酸ビニル共重合体は、ジャケットとの接着
性に優れてわり、しかも柔軟で、耐候性、耐オゾン性に
優れている。
次で外層5は、ポリエチレンとエチレン4酸ビニル共重
合体との混合物を主成分とするものである。
ポリエチレンは周知の如く、融点以下では全く粘着性を
示さないため、ホースが粘着することはなく、且つ、耐
摩耗性、耐候性耐オゾン性、防黴防腐性を有し、又耐薬
品性に優れており、外観が美くしい表面加工を形成する
のである。
又、内層にのみ所望の顔料を添加し、外層は無色透明と
することにより美<シ<耐久性のある着色された表面加
工とすることもできるのである。
又、外層に使用されるポリエチレンは若干硬いものであ
るが、柔軟なエチレン−酢酸ビニル共重合体と混合して
釦り内層にも柔軟なエチレン−酢酸ビニル共重合体を使
用し、その上に外層として形成しているものであるので
、ポリエチレンがジャケットの布目の間に侵入すること
がなく、ホースが硬くなることはない。
又、外層がポリエチレンのみであると、商標等をマーキ
ングする際にマークと表面加工とが接着しにくいが、本
考案においては、ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニル
共重合体との混合物を使用しているので、マークが容易
に付着し、且つ使用中に剥れることはない。
外層におけるポリエチレンとエチレン−酢酸ビニル共重
合体との混合割合は、ポリエチレンが多いとマーキング
が困難となり、逆にエチレン−酢酸ビニル共重合体が多
いとホースに粘着性が生じるので、ポリエチレン3〜5
に対し、エチレン−酢酸ビニル共重合体4〜7程度が適
当である。
第2図は、本考案の第2実施例を示すものであって、先
の第1実施例に訃ける内層4と外層5との間に中間層I
を形成したものである。
この中間層7id、ポリエチレンと、塩化ビニル−エチ
レン共重合体との混合物が使用される。
この中間層7を設けることにより、ホースは、より柔軟
になると共に、内層4と外層5との接着力がより向上す
るという効果を生ずるものである。
本考案のホースを製造するには、各種の方法が考えられ
るが、表面加工を薄く且つ美<シ<形成するには、各素
材のエマルジョンを、ホースに塗付するのがよい。
エマルジョンを塗布する方法であれば、溶液を塗付する
場合のような溶剤管理の問題もなく、分散媒の毒性や可
燃性の問題も生じない。
しかも、エマルジョンを塗付することにより、各層の厚
さの調節も容易であると共に、表面がサランとした感じ
に仕上り、粘着性も生じにくくなる。
又エマルジョンを塗布する方法としては浸漬法、スプレ
ー法、はけ塗り法などの各種の方法が採用されるが、い
ずれを用いても差支えない。
次に本考案の表面加工ホースを製造する方法の一例を示
す。
先ず、エチレン−酢酸ビニル共重合体の30%エマルジ
ョンに顔料を少量添加した液(粘度約10cps)にホ
ースを浸漬し、これを800Cの温度で7分間乾燥する
これにより、ホースの表面積IR当9約130gの樹脂
が付着し、内層4を形成する。
次でこのホースを、ポリエチレン20%、塩化ビニル−
エチレン共重合体10条の混合エマルジョン(粘度約7
cps)K浸漬し、先と同一条件で乾燥する。
これにより、■??Z2当り約90gの樹脂が付着し、
中間層Iを形成する。
さらにこの不−スヲ、ポリエチレン10%エチレン−酢
酸ビニル共重合体10%の混合エマルジョン(粘度約7
cps)に浸漬し、先と同じ条件の下で乾燥する。
これにより1rr?当り約30gの樹脂が付着して、表
面加工の外層5が形成される。
なお、ここにおいて各層4.7.5の付着量の比率は上
記数値に限定されるものではないが、ホースの剛直さや
重量増加を考慮すれば、全付着量はltr?当り500
g以下とするのが望筐しい。
本考案により得られたホースは、100° Cの温度に
おいても全く粘着性を示さす又通常の転写法により美<
シ<丈夫なマーキングができ、柔軟性は表面加工のない
ホースとほとんど変わらず、ホースと表面加工とは充分
に接着してカう、耐摩純性、耐候性、耐オゾン性、防黴
防腐性に優れた美くしいホースであった。
又、表面加工層の内層を形成するエチレン−酢酸ビニル
共重合体エマルジョンに各種の顔料を添加し、且つ全体
の表面加工層を1r/?当り20〜100g程度にする
ことにより、品種や消防署毎に色分けした美しいホース
を供給することもできる。
この場合、ホースの表面加工を形成する際に内層のエマ
ルジョンのみを変えることによって異る色の加工をする
ことができ、従来の同種の表面加工のように、多量の加
工液を全部交換する必要がなく、きわめて容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例、第2図は第2実施例を示
す断面図である。 1・・・・・・ホース、2・・・・・・ジャケット13
・・・・・・ライニング、4・・・・・・内層、5・・
・・・・外層、6・・・・・・表面加工、7・・・・・
・中間層。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)繊維を織成したジャケットの内面にゴム又は合成
    樹脂のライニングを施した消防用ホースにおいて、ジャ
    ケットの表面にエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジ
    ョンを塗付して形成した内層と、ポリエチレンとエチレ
    ン−heビニル共重合体との混合エマルジョンを塗付し
    て形成した外層とを有する表面加工層を設けたことを特
    徴とする表面加工消防用ホース。
  2. (2)内層と外層との間に、塩化ビニル−エチレン共重
    合体とポリエチレンとの混合エマルジョンを塗付して形
    成した中間層を設けたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項記載の表面加工消防用ホース。
JP2126679U 1979-02-20 1979-02-20 表面加工消防用ホ−ス Expired JPS58512Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2126679U JPS58512Y2 (ja) 1979-02-20 1979-02-20 表面加工消防用ホ−ス

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JP2126679U JPS58512Y2 (ja) 1979-02-20 1979-02-20 表面加工消防用ホ−ス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55120928U JPS55120928U (ja) 1980-08-27
JPS58512Y2 true JPS58512Y2 (ja) 1983-01-06

Family

ID=28853803

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