JPS5851121Y2 - ごみ箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、不用になったドラム缶を使用したごみ箱に
関するものである。

従来、ごみ箱には種々の構造のものが知られていたが、
この考案は、不用になったドラム缶を使用して簡単に形
成できるごみ箱を提案するものである。

即ちこの考案を実施例について説明すれば、ドラム缶（
オープン缶）の缶胴の上部１７３程度の所で３０度位に
斜切しこの斜切部を１８０度回紙回転位置で溶接した屈
曲胴本体１の下端部に、ドラム缶の底板で形成した脚２
，２付底板３の一側縁部を蝶番４を介して、回動自在に
連結すると共に、前記底板３の蝶番連結部と直径対称的
位置の縁部を、掛金具５により屈曲胴本体１の下縁掛止
杆に掛止し、屈曲胴本体１の上端部にはドラム缶の天板
で形成した投入口６付蓋板７を開閉可能に取付けてごみ
箱としたものである。

前記屈曲胴本体１の製造を更に詳しく説明すれば第４図
に示したように、ドラム缶の天板（図示していない。

）および底板８を缶胴９より外し、然る後、缶胴９の上
部約１／３の部分を斜（約３０度）に切断し、切断した
上部９ａを１８０度回紙回転、前記切断部を互に溶接固
着することによって形成する。

又脚付底板３は、缶胴９より外した底板８の外面に、円
筒状の脚２，２を４個外周縁内側に沿って等間隔に溶着
すれば良い。

一方前記投入口付蓋板７も、缶胴９より外した天板の所
定部に所望大きさの投入口６を開け、該投入口６の綾部
に環状縁ごむ１１を嵌着して形成する。

この投入口付蓋板７の屈曲胴本体１への取付けは、屈曲
胴本体１の上端縁にある巻曲部１２の上部に植設したガ
イド棒１３に、前記蓋板７の周縁巻曲部１４の一側に穿
設した孔１５を嵌挿する（第７図）と共に、前記孔１５
と反対側の周縁部に対称的に設けた摘み１６．１６の掛
旧杆１７，１７を夫々、屈曲胴本体１の上端縁内側に固
着したチャンネル１８゜１８に設けた弾性受具１９．１
９に嵌入揚土する（第８図）ことによって行なう。

上記実施例において、このごみ箱を使用するには通常投
入口６を通してごみを投げ込み、屈曲胴本体１に収容す
るのである。

収容したごみを排出するには、屈曲胴本体１の両側壁に
突設した突部１０．１０を介してこのごみ箱全体を持ち
上げ、前記掛金具５を外せば、底板３は第２図中鎖線図
示のように自重およびごみの重量により回動して、屈曲
胴本体１の下端を開口する。

実施例では蓋板７を着脱自在にしたので屈曲胴本体１内
を洗浄するのに便利であるが、必ずしも着脱自在とする
必要はなく、屈曲胴本体１の上端に固着しても良い。

この場合にはドラム缶の天板を取外すことなく、投入口
を設けて形成することができる。

又、蓋板７を屈曲胴本体１に対して、前記底板のように
回動自在に取付け、底板３を固着することもできる。

この場合には、収容したごみの排出は、ごみ箱全体を持
ち上げた後、ごみ箱を転倒させれば良く、転倒により蓋
板を自動的に開けることができる。

即ちこの考案によれば、不用になったドラム缶を利用し
て簡易な構造のごみ箱を構成したので、安価、堅牢で、
かつ比較的大容量のごみ箱を提供すると共に、資源を有
効利用し得るなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例の正面図、第２図は同じく側
面図、第３図は同じく底面図、第４図はこの考案の実施
例に使用するドラム缶の縮小斜視図；第５図は同じくド
ラム缶を斜切した状態の縮小斜視図、第６図は同じくド
ラム缶の斜切部を再溶着した状態の縮小斜視図、第７図
は第１図中人−Ａ線における拡大断面図、第８図は第１
図中Ｂ−Ｂ線における拡大断面図である。 １・・・・・・屈曲胴本体、２・・・・・・脚、３・・
・・・・底板、４・・・・・・蝶番、５・・・・・・掛
金具、６・・・・・・投入口、７・・・・・・蓋板、８
・・・・・・底板、９・・・・・・缶胴、９ａ・・・・
・・缶胴の上部、１０・・・・・・突部、１１・・・・
・・環状縁ごむ、１２・・・・・・巻曲部、１３・・・
・・・ガイド棒、１４・・・・・・周縁巻曲部、１５・
・・・・・孔、１６・・・・・・摘み、１７・・・・・
・掛止杆、１８・・・・・・チャンネル、１９・・・・
・・弾性受具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ドラム缶の胴上部を斜切し、当該切断部より上の部分を
   １８０度回紙回転接続して得た屈曲胴本体の下端部に、
   ドラム缶の底板で形成した脚付底板を開閉自在に取付け
   ると共に、前記本体の上端部に、ドラム缶の天板で形成
   した投入日付蓋板を着脱自在に取付けたごみ箱。