JPS5850906B2 - ブレ−キ油圧制御式タンデムマスタ−シリンダ - Google Patents

ブレ−キ油圧制御式タンデムマスタ−シリンダ

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JPS5850906B2
JPS5850906B2 JP53037123A JP3712378A JPS5850906B2 JP S5850906 B2 JPS5850906 B2 JP S5850906B2 JP 53037123 A JP53037123 A JP 53037123A JP 3712378 A JP3712378 A JP 3712378A JP S5850906 B2 JPS5850906 B2 JP S5850906B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T11/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
    • B60T11/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
    • B60T11/16Master control, e.g. master cylinders
    • B60T11/20Tandem, side-by-side, or other multiple master cylinder units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/26Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels
    • B60T8/262Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels using valves with stepped characteristics
    • B60T8/265Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels using valves with stepped characteristics for hydraulic brake systems

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  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2系統配管する油圧ブレーキ装置に用いるのに
好適な新型式のタンデムマスターシリンダに関するもの
である。
自動車等の車両には、油圧ブレーキ系を2系統化して、
一方のブレーキ系が故障により失陥しても、他方のブレ
ーキ系の作用により制動をかけうるようにし、これによ
りブレーキ故障時の安全を確保しようとする油圧ブレー
キ装置が多用されている。
この種安全ブレーキ装置としてはタンデムマスターシリ
ンダの一方の油圧出口から出るマスターシリンダ油圧を
左右前輪のホイールシリンダに供給し、他方の油圧出口
から出るマスターシリンダ油圧を左右後輪のホイールシ
リンダに供給するよう、前後輪でブレーキ系を分割した
ものが知られている。
一方、制動時にノーズダイブ現象で後輪荷重が減少する
時、後輪ホイールシリンダへの油圧を制限して、後輪の
ロック又はスキッドを防止する機能を必要とする。
これがため、従来の2系統油圧ブレーキ装置では、後輪
ホイールシリンダに係る油圧系中に、後輪ブレーキ油圧
を前輪ブレーキ油圧に比し減少又は制限するブレーキ油
圧制御弁を挿入し、上記の問題に対処するのが普通であ
った。
従って、上記ブレーキ油圧制御弁が独立して必要になり
、これが高価であると共に、その設置、配管作業が面倒
であり、いずれにしても従来の2系統油圧ブレーキ装置
は高価になりがちであった。
又、上記ブレーキ油圧制御弁は、ブレーキペダルの踏力
に対し第2図に示す如くに変化するブレーキ油圧を後輪
ホイールシリンダに供給するよう機能し、以下に説明す
る欠陥を持っていた。
即ちマスターシリンダに直接接続された前輪ホイールシ
リンダには、ブレーキペダルの踏力に対し比例したブレ
ーキ油圧a −b −dが供給されるが、上記ブレーキ
油圧制御弁を介してマスターシリンダに接続された後輪
ホイールシリンダにはa −b −eの特性を持ってブ
レーキ油圧制御弁により変化された油圧が供給される。
換言すれば後輪ブレーキ油圧は、ブレーキペダルの踏力
F1、以上でb−eの如く、前輪ブレーキ油圧b−dよ
り上昇を制限される。
従って、前後輪ブレーキ油圧の和が表わされる車両の全
体制動力がa −g −hの如くに変化し、ブレーキペ
ダルの踏力に比例せず、踏力F1、以後ブレーキフィー
リングが悪くなるのを免れ得なかった。
本発明はタンデムマスターシリンダを特殊な構成とし、
これに上記ブレーキ油圧制御弁の機能をも受持たせ、更
に後輪ブレーキ油圧の上昇が減じられる特定のブレーキ
踏力以上で、この後輪ブレーキ油圧減少を補償するよう
前輪ブレーキ油圧の上昇割合を高める機能を果たすよう
にし、もって従来の2系統油圧ブレーキ装置に係わる上
記問題点を一挙に解決できるブレーキ油圧制御式のタン
デムマスターシリンダを提供しようとするものである。
以下、図示の実施例につき本発明を詳述する。
第1図は本発明タンデムマスターシリンダの全体を示し
、図中1は段付シリンダ本体で、その上部に作動軸2を
満たしたオイルカップ3を一体に有し、このオイルカッ
プの上部注油開口を着脱自在の蓋4で閉塞する。
段付シリンダ1内に段付ピストン5を嵌合し、この段付
ピストン5は段付シリンダ10大径部1a内に摺接する
大径部5aと、シリンダ1の小径部1b内を摺動する小
径部5bとを有し、これら摺接部に0!Jング6〜8を
設ける。
オイルカップ3内とシリンダ大径部1a及びシリンダ小
径部1b内とを夫々、シリンダ10周壁に設けたポート
9〜12により連通し、これらポートを経て作動油2を
シリンダ大径部1a及びシリンダ小径部1b内に補充で
きるものとする。
シリンダ大径部1aから遠いシリンダ小径部1bの端部
を閉塞すると共に、シリンダ1の外部に開口するシリン
ダ大径部1aの開口端にパワピストン13を摺動自在に
嵌合し、両者間の摺接部にOリング14.15を設け、
パワピストン13はブレーキペダル16の踏込み時段付
ピストン5に向は押込まれるものとする。
以上により、段付ピストン5とパワピストン13との間
には第1油室Aが、又段付ピストン犬径部5aとシリン
ダ10段部1cとの間には第2油圧室Bが、更に段付ピ
ストン小径部5bの端面とシリンダ小径部1bの閉塞底
壁との間には第3油室Cが夫々画成される。
なお、第2油室Bはシリンダ1に設けたポート17によ
り管路18を経て左右後輪のホイールシリンダ19に接
続し、第3油室Cはシリンダ1に設けたポート20によ
り管路21を経て左右前輪のホイールシリンダ22に接
続する。
23.24は夫々パワピストン13及び段付ピストン5
のリターンスプリングで、リターンスプリング23は第
1油室A内に配してビス1ヘン5゜13間に介挿し、リ
ターンスプリング24は第3油室C内に配してシリンダ
小径部1bの閉塞底壁と段付ピストン小径部5bとの間
に介挿する。
段付ピストン5にはその小径部5bの端面に開口させて
段付の盲孔25を設け、この盲孔に段付プランジャ26
を摺動自在に嵌合する。
段付プランジャ26は第3油室Cに開口する盲孔25の
大径部25aと摺接する大径部26aを有し、この摺接
部にOリング27を設ける。
段付プランジャ26の小径部26bは段付盲孔25の小
径部25bより小径とし、両者間に油路として作用する
空間28を設定すると共に、この空間を段付盲孔25の
底部と隔絶するシール29をプランジャ小径部26bに
嵌着する。
プランジャ26は、盲孔25の底部に着座させたばね3
0で図中左方に附勢され、プランジャ26の左動限位置
を、盲孔太径部25aの開口端に設けたストッパ31で
限定する。
プランジャ26かばね30に抗して右動する時、プラン
ジャ肩部26cは盲孔肩部25cに着座し、空間28を
塞ぐが、この閉塞を確実にするためプランジャ肩部26
cに弁シール32を設ける。
段付ピストン5には更に、第2油室Bと空間28との間
を連結する油路33を設けると共に、第1油室Aから延
在し、盲孔段部25cに開口する油路34を設ける。
かくて、プランジャ26は第1図tこ示す左動時油路3
3.34間を空間28を経て通じ、右動時弁シール32
が盲孔段部25cに着座することにより空間28を塞い
で、油路33.34間の連通を断つ弁作用をなす。
上述の構成とした本発明タンデムマスターシリンダの作
用を次に説明する。
第1図はブレーキペダル16を踏込んでいない非制動時
の状態を示す。
この状態からブレーキペダル16を踏込むと、パワピス
トン13がスプリング23に抗して、又段付ピストン5
がスプリング24に抗して夫々左動される。
そして、0リング14,8が注油ポート10.12を通
過し、その後者ブレーキのシュークリアランスがなくな
る時点で、各油室A、B、C内に夫々以下に示す油圧P
A、Pr、Pfが発生する。
即ち、ブレーキペダル16の踏力をF1段付ピストン5
の大径部5a及び小径部5bの受圧面積を夫々A1.A
2とすると、 PA=F/A1・・・・・・ (1) となる。
5.この時、プランジャ26が第1図示の位置にあり、
空間28を開いて油路33,34間を通じているため、
油室A内の上記(1)式で表わされる油圧PAは油路3
4、空間28及び油路33を経て油室Bに至り、この油
室内の油圧(後輪ブレーキ油圧)Rは Pr=PA=’/A−・・−(2) となる。
ここで、段付ピストン5が第1図の左方に押される力F
′を考察するに、この力は油室A内の油圧による同図左
向きの力と油室B内の油圧による同図右向きの力との差
で表わされ、 F’−PA−AI Pr(At A2 )となるが
、(2)式よりPr=PAだから上式は1=P −A
・・・・・・ (3)2 となる。
次に、油室C内の油圧(前輪ブレーキ油圧)Pfを求め
ると、 P=シA2 で表わされ、この式は(3)式の代入により、F−PA となる。
以上の理論説明から明らかなように、前後輪ブレーキ油
圧Pf、Prは、当初プランジャ26が空間28を開い
ている限り、油室A内の油圧と同じ値となり、 F Pf=Pr−PA /A ・・・・・・ (4)と
なる。
ブレーキペダル16の踏力Fを増してゆくと、次の如く
にしてプランジャ26は空間28を塞ぐ。
即ちプランジャ26が空間28を開いている間、プラン
ジャ26にかかる力の釣合式は、ばね30のばね力をF
8、プランジャ26の小径部26b及び大径部26aの
受圧面積を夫々A3.A4とすると、次式で表わされる
P f−A4=P r (A4 A3) + F s
”” (5)(4)式よりPf=Prだから、上
式は Pf−A4=Pf(A4−A3)十F8 F ・・ Pf−S/穴 又は F Pr S/A3 となる。
これらPf、Prがプランジャ26が空間28を開いて
いる限界値で、Pf、Prがこれら限界値となるブレー
キペダル16の踏力F。
以上でプランジャ26は空間28を閉じ、従って油路3
3,34間の連通、即ち油室A、B間の連通を断つ。
この時より、油室B内の油圧(後輪ブレーキ油圧)Pr
はプランジャ26に対する受圧面積を失い、(5)式の
Pr(A4−A3)項が零となる。
従って、一旦閉位置に動いたプランジャ26はPf−A
4くF3 とならない限り、閉位置を保つことになるが、今ブレー
キペダル16の踏力Fを上記F。
より増している状態であるため、Pfがブレーキペダル
16の踏力増加につれて増大しても、F8は、プランジ
ャ26が閉位置から単に第1図の右方に動いてばね30
を圧縮することがないため、一定である。
従って、Pf −A4〉F8の状態が継続し、Pf −
A4くF8になることはなく、プランジャ26は空間2
8を閉じたままに保つ。
ブレーキペダル16の踏力FをF。
以上に増してゆく過程では、プランジャ26が上述の如
く閉位置を保つため、油圧Pf及びPrが段付ピストン
5を第1図の右方に押す力と、油圧PAが段付ピストン
5を同図の左方に押す力とが釣合い、この時の力の釣合
式は次式で表わされる。
Pf−A2+Pr(A1−A2)−PA−・A1=F
・・−・(6)Pf 、Prの値はA2.(A1−A
2)、及び前後輪ブレーキ系の圧力剛性(油圧/体積)
により決定される。
即ち、段付ピストン5の移動量△Sによって前輪ブレー
キ系へは△5−A2の作動油がポート20から、又後輪
ブレーキ系へは△5(A1−A2)の作動油がポート1
7から夫々吐出され、前輪及び後輪ブレーキ系の圧力剛
性を夫々Qf、Qrとすると、上記△Sによる油圧Pf
、Prの圧力増加分となり、予めQf、Qrを測定して
おき、A11A2をQf、Qrに応じ適当に選定すれば
△P 乾P1<1 にすることができ、従来のブレーキ油圧制御弁と同様に
後輪のロック又はスキッドを防止することができる。
次に、踏力F。
以上では、Pfの上昇勾配が踏力F。
以下の場合より大きくなることを説明する。先ず、踏力
F。
以下の時のPfの上昇勾配は(4)式である。
次に、プランジャ26が空間28を塞ぐ瞬時における力
の釣合式は、即ち踏力F。
時における力の釣合式は、油室Aの油圧をPAo、油室
Bの油圧をPro、油室Cの油圧Pfoとすると、前述
の説明から明らかなように Pfo ”A=Pro ”A−PAO”ArPfo ”
Afl+′ro(k吠2)= F。
(9) となる。
ここで、ブレーキペダル16の踏力をΔFだけ増した時
のPf及びPrの増加分を△Pf、△Prとすると、(
6)式より (Pf♂△Pf)As+(P、、−haP、XAI−A
2)=Fo+ΔF・・・・・・ (10) が判る。
そして、(10) −(9)を求めると、上式は踏力F
以上の時のPfの上昇勾配を表わし、この勾配と(8)
式の勾配を比較すれば踏力28以上以下とでどのように
Pfの上昇勾配が違うか判る。
そのため、(12) −(8)を求めると、となる。
上式において、′Pし’li P(が前述の如△P く1より小さいことから(1−r/6Pf)の項が正で
、且つA1〉A2であるため(A、−A2)の頂も正声
なり一 である。
よって、踏力F。以上のPfの上昇勾配は踏力F。
以下Pfの上昇勾配より大きくなる。次に踏力F。
以上の時のPrの上昇勾配よって踏力F 以上のPrの
上昇勾配は踏力O F 以下のPrの上昇勾配より小さくなる。
又、前輪ブレーキ系又は後輪ブレーキ系の失陥時におけ
る作動は以下の如くなる。
即ち前輪ブレーキ系の失陥時油室Cに油圧が生じないた
め、プランジャ26は常に空間28を開いている。
これがため、ブレーキペダル16の踏込みにより生じた
油室A内の油圧PAが油室Cの空間をつぶした後、その
まま油路34、空間28、油路33及び油室Bを経て後
輪ホイールシリンダー9に供給され、後輪ブレーキ油圧
Prは(4)式の関係を保って生ずる。
後輪ブレーキ系の失陥時、パワピストン13がスプリン
グ23を介して段付ピストン5を押動し、この段付ピス
トンの押力、即ちブレーキペダル16の踏力に応じ、前
輪ブレーキ油圧Pfはタンデムマスターシリンダが正常
な時と同様に生じ、前輪ホイールシリンダ22に供給さ
れる。
以上の説明から明らかなように、本発明のマスターシリ
ンダによれば第3図の如く、ブレーキペダル16の踏力
が特定値F。
によなるまではポート17.20から出る後輪ブレーキ
油圧Pr及び前輪ブレーキ油圧Pfが等しく上記踏力に
対応した値となるが、踏力がF。
を越えると、後輪ブレーキ油圧Prは従来の油圧制御弁
によると同様に今迄の上昇勾配より小さくなり、後輪の
ロック又はスキッドは防止される。
一方、前輪ブレーキ油圧Pfは踏力F。
以上で、これまでの上昇勾配より大きくなり、後輪ブレ
ーキ油圧の上昇勾配低下分をほぼ補償し、第3図にPで
示す車両の制動力をブレーキペダルの踏力にほぼ比例さ
せることができる。
従って、本発明タンデムマスターシリンダを用いた2系
統油圧ブレーキ装置は、その後輪ブレーキ系に従来別個
に設けていた油圧制御弁が不要となり、安価になると共
に、配管作業の簡易化を図れる他、後輪のロック又はス
キッド防止中も良好なるブレーキフィーリングを得るこ
とができる。
しかも本発明においては、段付シリンダ本体1内に段付
ピストン5を嵌合して両者間に設定された第2油室Bを
後輪ホイールシリンダ19に接続し、段付ピストン5内
に、第3油室Cの油圧に応動して第1油室A及び第2油
室B間の連通を遮断するプランジャ26を内蔵し、この
遮断後の段付ピストン5の押込みストローク中第2油室
Bから上昇勾配の小さな油圧を後輪ホイールシリンダ1
9へ供給すると共に第3油室Cから上昇勾配の大きな油
圧を前輪ホイールシリンダ22に供給するようにして上
記の作用効果が得られるようにしたから、本発明タンデ
ムマスターシリンダは油圧制御式であると難も油圧制御
式でない一般的なりンデムマスターシリンダとほとんど
同じ大きさのまま、従って軸方向及び径方向にほとんど
長大化することなく前記作用効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明タンデムマスターシリンダの縦断側面図
、第2図は従来の2系統油圧ブレーキ装置の作用特性図
、第3図は本発明タンデムマスターシリンダを用いた2
系統油圧ブレーキ装置の作用特性図である。 1・・・・・・シリンダ本体、2・・・・・・作動油、
3・・・・・・オイルカップ、4・・・・・・蓋、5・
・・・・・段付ピストン、5a・・・・・・段付ピスト
ン大径部、5b・・・・・・段付ピストン小径部、6〜
8,14,15,27・・・・・・Oリンク、9〜12
・・・・・・注油ポート、13・・・・・・パワピスト
ン、16・・・・・・ブレーキペダル、17,20・・
・・・・ホイールシリンダ接続ポート、19・・・・・
・後輪ホイールシリンダ、22・・・・・・前輪ホイー
ルシリンダ、23.24・・・・・・リターンスプリン
グ、25・・・・・・段付盲孔、26・・・・・・段付
プランジャ、28・・・・・・空間、29・・・・・・
シール、30・・・・・・ばね、31・・・・・・スト
ッパ、32・・・・・・弁シール、33,34・・・・
・・油路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 段付シリンダ本体内に段付ピストンを嵌合すると共
    に、前記シリンダ本体の大径部にブレーキペダルで押動
    されるパワピストンを嵌合して、前記段付ピストン及び
    パワピストン間に第1油室を、又前記段付シリンダ本体
    及び段付ピストンの段部間に第2油室を、更に段付ピス
    トンの小径部端面が臨む第3油室を夫々画成し、前記段
    付ピストンの小径部端面に開口させて段付の盲孔を穿ち
    、この盲孔に段付プランジャを摺動自在に挿入し、この
    段付プランジャの小径部を前記盲孔の小径部に遊嵌する
    と共に、この遊嵌部の適当箇所にシールを設け、前記段
    付プランジャの段部により適宜閉塞される前記盲孔小径
    部の開口端と前記シールとの間における空所を前記第2
    油室に通ずる油路と、前記第1油室より前記段付盲孔の
    段部に至る油路とを夫々前記段付ピストンに形成し、前
    記盲孔小径部の開口端を開いて前記両油路間の遮断を解
    く位置に前記プランジャを附勢するばねを設け、前記第
    2油室を後輪ホイールシリンダに、前記第3油室を前輪
    ホイールシリンダに夫々接続して用いることを特徴とす
    るブレーキ油圧制御式タンデムマスターシリンダ。
JP53037123A 1978-03-30 1978-03-30 ブレ−キ油圧制御式タンデムマスタ−シリンダ Expired JPS5850906B2 (ja)

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