JPS5850742Y2 - コ−ン状等の容器の内装ラベル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は物品を充填するコーン状等の容器の内装ラベ
ルに係り、更に詳述すれば氷菓子類具化の物品の懸賞付
き販売を行なうため、物品を充填する容器の内面にラベ
ル片を設けこれを取出して見ることによって内面側に表
現する当りマークの有無によって当否が即時に判明する
ようにした物品充填用のコーン状等の容器のラベルに関
するものである。

物品を包装あるいは収容する袋体あるいは箱体等の容器
としては、一般に薄板紙が使用され必要により合成樹脂
フィルムや合成樹脂を一面にコーティングしたものが使
用され、袋体や容器の一面に商品名其他宣伝用等の図柄
模様の印刷を行なうと共に袋体あるいは容器として形成
した際容易に外部より見知ることの出来ない他面側に当
りマーク外れマークを前記模様の印刷とは別に印刷ある
いは捺印し印刷あるいは捺印インキが袋体あるいは箱体
等の容器内に入れる物品に直接触れることは衛生上好し
くないので前記した当りマーク、外れマーク上に薄いフ
ィルムを貼着し、捺印インキと食品との接触を防止して
いた。

したがって、袋体あるいは箱体等の容器形成用の薄板紙
の裏面に印刷あるいは印刷と捺印を行ない、しかも当り
、外れマーク上に薄いフィルムを貼着すると云う手数が
かかり高価なものになってしまうと云う欠点があった。

この考案は上述した欠点を除去することを目的とするも
ので、その特徴とするところは透明または半透明のコー
ン状等の容器の内側に重なる重り部分の端縁に形成され
る重ね合せ部分よりも外側に端縁の一部を張り出させ、
この張り出し部分に当りマーク、外れマークを表面の図
柄模様の印刷と同時に印刷により構成したラベル片を設
けかつ前記マークの印刷部分が外部より露見しにくく更
に特別の手当てを行なわなくっても容器内に入れた物品
に直接触れず容易かつ安価に構成出来る物品を充填する
コーン状等の容器を提供するものである。

以下図に示す一実施例について詳述する。第１図はラベ
ル片の展開表面図で、純白クラフト紙あるいは模造紙等
の枚葉紙の必要により裏面にポリエチレン樹脂をコーテ
ィングし、表面に商品名其他宣伝用等の図柄模様の印刷
をしたあとカツチングしたもので、図中１はラベル片素
材、２は図形模様、３は前記素材の重ね合せ部、４は重
ね合せ部よりも外側で前記端縁の一部を外部に張り出し
た当り、外れマーク表記部、５は当り、外れマークであ
る。

第２図はラベルをコーン状にしたもので、第３図に示す
コーンＡの内部に収納する。

第４図はコーン状の容器として完成された状態を示すも
ので、重ね合せ部３より外部に張出した当り、外れマー
ク表記部４はその部分に印刷あるいは捺印された当り、
外れマーク５がコーン状の容器Ａの内側に対向するが、
この場合容器素材１Ａが透過性のものなので外側より模
様は見えるが前記マークの見知は出来ず、しかも当り、
外れマーク５を印刷あるいは捺印したインクが容器内に
充填する菓子等に直接触れず衛生的で当り、外れ表記部
４の当り、外れマーク表記面を他の部材と貼合せないの
でマークの確認が容易である。

この容器Ａは開口部より固形あるいは流動性の食品Ｂを
充填した後そのままの状態で販売するかこの開口部を封
止してから更に冷凍して内容物を氷らせて販売する。

購入者は内容物を飲んだり、食べたりしたあと開口部側
より容器内のラベル片を取出して重ね合せ部を見れば始
めて当り、外れ表記部４に印刷あるいは捺印された当り
、外れマーク５が確認でき、その結果当りの場合は賞品
あるいはもう１つ同じ商品をもらい受けることが出来る
など販売促進に効果大なるものである。

なお本案は円筒状、角筒状でも実施できる。

以上述べたように透明または半透明のコーン状等の容器
の内面にラベル片素材の一縁に構成された地縁接合用の
重ね合せ部よりも外側で前記重ね合せ部よりも小さい張
出し部を形威し、この張り出し部分にラベル片素体の表
面に印刷するマーク、模様と共に当り、外れマークを印
刷あるいは捺印したラベル片を設は容器形成時前記当り
、外れマークの表記部が容器内にあってしかも前記マー
ク印刷あるいは捺印面が容器の内側に対向し内容物収納
時内容物に触れに＜＜シたので、表面に印刷する図形、
模様等の印刷と合せて当り、外れマークの印刷も可能で
しかも同一面に印刷するのでこれらが１度に印刷でき印
刷工程が縮減でき、当り、外れマーク表示部分は他の部
分と糊付は等されないので当り、外れマークの確認が容
易で、しがも内容物に触れないようマーク印刷面が容器
内側面に対向しているので衛生的である等の効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

図はいずれもこの考案の一実施例を示すもので、第１図
はラベル片の展開平面図、第２図はラベル片をコーン状
にした斜視図、第３図はコーン斜視図、第４図はコーン
の内部にラベル片を入れた組立時の斜視図、第５図は第
２図に示すものの縦断面図、第６図は第３図に示すもの
の縦断面図、第７図は第４図に示すものの縦断面図であ
る。 １・・・・・・ラベル片、２・・・・・・図形模様、３
・・・・・・重ね合せ部、４・・・・・・当り、外れマ
ーク表記部、５・・・・・・当り、外れマーク、Ａ・・
・・・・容器の完成品。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 透明または半透明のコーン状の容器の内面に容器と略同
   様形状のラベル片を設は一縁に構成された他線重合用の
   重ね合せ部よりも外側で前記重ね合せ部よりも小さい張
   出し部を形成し、この張り出し部分にラベル片の表面に
   印刷するマーク、模様と共に当りマークを印刷あるいは
   捺印し、容器組立時前記当り、外れマークの表記部が容
   器内にあってしかも前記マーク印刷あるいは捺印面が容
   器の内側に対向し内容物収納時内容物に触れにくくした
   ことを特徴とするコーン状等の容器の内装ラベル。