JPS5850730Y2 - 梱包装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ダンボール紙等にて形成された箱体の外蓋と
内蓋との間に置かれ、かつ内蓋の差し込み溝にて保持さ
れる保証書を備えている梱包装置の改良に係る。

従来の、差し込み溝は、ハの字状に一対設けられていた
が、保証書の両角部を差し込むのは差し込み溝を手指等
でこし開けなければならなかった。

本考案は、差し込み溝を手指等でこじ開けなくとも容易
に保証書を差し込んで保持させることができるものを提
供せんとするものである。

すなわち、本考案は、内蓋に鉤形状の一対の差し込み溝
を角部が内側にして設けたもので、差し込み溝の角部の
手前を軽く押すことにより、差し込み溝の口が開かれ、
保証書の角部を簡単に差し込むことができるのである。

以下本考案の一実施例を図面に沿って説明する。

図面において、ダンボール紙等で形成した箱体１には、
上開口部に開閉自在なる内蓋２，２′および外蓋３，３
′が設けられている。

外蓋３，３′は、内蓋２，２′を閉成した後、内蓋２，
２′の表面に重合させるように閉成する。

外蓋３，３′の先端側には保合用耳部４，４′が、内蓋
２．２′には保合溝５，５′がそれぞれ設けられており
、保合用耳部４，４′を係合溝５，５′に挿入係合する
ことにより、外蓋３，３′と内蓋２，２′は閉成状態が
保持されるのである。

保証書６は内蓋２，２′と外蓋３との間に挾持されて外
蓋３の裏面に隠れた状態に置かれる。

内蓋２，２′は保証書６用の差し込み溝７，７′が設け
られている。

この差し込み溝７，７′は鉤形状をなしている。

そして、この一対の溝７，７′は、これの角部が互いに
内側になるように配置されている。

保証書６は、図示のように差し込み溝７，７′に保持さ
れるのであるが、差し込み溝７，７′への保証書６の差
し込みは、保証書６を差し込み溝７，７′の差し込み口
に合わせ、保証書６の上から差し込み溝７．７′の角部
手前を押すことにより、差し込み口が容易に開き、保証
書６を楽に差し込むことができるのである。

差し込み溝７，７′に保持された保証書６は、外蓋３を
閉じることにより、この外蓋３と内蓋２，２′とで挾持
されるので、箱体１を移送する際に外れることは生じな
いのである。

以上述べたように、本考案は、鉤形状をなす一対の差し
込み溝を角部が内側に位置するようにして内蓋に形成し
たので、指等で少し押すだけで差し込み溝の差し込み口
が開かれ、容易に保証書を差し込むことができるのであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、箱体の斜視図で
ある。 １・・・・・・箱体、２，２′・・・・・・内蓋、３．
３′・・・・・・外蓋、６・・・・・・保証書、７，７
′・・・・・・差し込み溝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 開閉自在なる内蓋の表面に、重合せる開閉自在なる外蓋
   を有する箱体と、前記外蓋と内蓋との間に置かれ、かつ
   内蓋に形成された差し込み溝にて保持されている保証書
   とからなるものにおいて、鉤形状の一対の差し込み溝を
   角部が内側にして設けたことを特徴とする梱包装置。