JPS5850232Y2 - 冷蔵ショ−ケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、冷気循環式のショーケース内に設けた照明
灯の照度低下が全くないようにしたショーケースに関す
る。

冷蔵ショーケース内には一般に照明灯を取りつけである
が、この照明灯は、ケースの構造や照明効果を高めるた
めに、ケース内の前位部に設けである。

また、冷気吹出口は通常ケース内上部の前位へ下向きに
開口させてあり、したがって照明灯には吹出口からの冷
却空気が直接吹き付けられている。

ところで照明灯は、温度によって照度が影響を受け、冷
却されると照明度が低下する。

しかして従来のショーケースでは、前述したように、照
明灯は直接冷気が吹きつけられるので、照度が著しく低
下し、照明効果が上がらないばかりか、電力消費も多い
。

本考案は前述のごとき欠点が除去された冷蔵ショーケー
スを提供できるようにしたもので、以下実施例図に基い
て本考案を説明する。

１はケース内部を照明する螢光灯で、ケース本体２の前
面のガラスドア３のフレームにて隠される位置に取り付
けたソケット５，５を介して縦に取り付けられている。

６は冷気吹出口たるハニカムで、これから吹き出される
冷却空気は、吸込ロアで吸入され、風路４の冷却器で冷
却されて、再び吹出口６から吹き出される。

しかして本考案においては、前記ハニカム吹出口６の上
面に照明灯１へ冷却空気が直接吹き付けられないよう遮
風板８を設けたものとしである。

本考案は上述した構造のもので、冷却器１０で冷却され
た空気が冷気循環系路４を経てハニカム６から吹き出さ
れるが、この冷却空気は照明灯には直接吹きつけられる
ことがない。

したがって、冷風が直接吹きつけられる従来のばあいに
比し、照明灯の照度低下ははるかに少なく、定格に近い
照明をすることができ、また、照度低下がないというこ
とは、結果として電力の節約となり、長時間点灯したま
まを常とするこの種のショーケースにおいては、その経
済的効果も極めて大である。

また、本考案においては、ハニカム吹出口の上面に遮風
板を設けるだけでよいので、従来のハニカム吹出口をそ
のまま利用することか゛できて、改良が容易であり、複
雑な遮風構造とする必要はない等の利点か゛ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示したもので、第１図は一部
破断正面図、第２図はＩＩ −ＩＩ線線断断面図第３図
はハニカム吹出口の一部平面図、第４図は要部の斜視図
である。 図中、１・・・・・・照明灯、２・・・・・・ケース本
体、３・・・・・・ガラスドア、４・・・・・・冷気循
環路、５，５・・・・・・ソケット、６・・・・・・冷
気吹出口、７・・・・・・吸込口、８・・・・・・遮風
板、９・・・・・・ファン、１０・・・・・・冷却器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケース内の上部にハニカム吹出口を、下部に吸込口を備
   えていて、ハニカム吹出口からの冷却空気が吸込口に吸
   入された後冷却器を備える風路を経て再びハニカム吹出
   口から吹き出され、かつハニカム吹出口の下方に照明灯
   を備えるショーケースにおいて、前記ハニカム吹出口の
   上面における照明灯の直上に相当する部位に遮風板を設
   けてなる冷蔵ショーケース。