JPS58501473A - 起動停止損失を減少し、火力発電所の利用される出力を高め及び制御能力を改善するための方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 起動停止損失を減少し、火力発電所 の利用される出力を高め及び制御能 力を改善するだめの方法及び装置 本発明は、起動停止損失を減少し、火力発電所の利用される出力を高め及び制御 能力を改善するための方法及び装置に関する。

一般的に操業される火力発電所において、起動停止時間中に大量の蒸気量がター ビングループを迂回して復水器を介して運転されなげねばならない。このばあい 復水器冷却水及び冷却塔を介して莫大な熱量が使用されずに外気内へ放出される 。

とりわけ大きな発電所ユニットにおいて起動停止時間は、設備状態に関連して１ 時間以」二塘でになる。さらに、多数の一般的な発電所ユニットは、週末及び夜 間には規則正しくスイッチオフされなければならず、従ってこの起動停止時間中 に使用されずに放出される熱量は全体的に変換される熱エネルギの重要な部分を 成す。

発電所ブロックがその出力制限とりわけ許容される火力熱出力において、出力制 御運転のために出力変動の補償のためのある程度の出力−制御貯蔵が行なわれる ので制御されて運転されることができるということも不満足として感じられる。

発電所ブロックの電気的な出力の出力目標値からの制御偏差の補償は、蒸気発生 及び蒸気発生器の制限された貯蔵能力の状態によってのみ行なわれ、前記蒸気発 生器は発電所ブロックの制御能力を決定的に規定す本発明の課題は、発電所の経 済性を、起動停止損失の減少によって並びに発電所に利用される出力を高めるこ とによって改善することにある。本発明の別の目的は、発電所の制御能力を改善 することである。

このような課題は本発明により、発電所の水−蒸気循環回路に単数あるいは複数 の圧力蓄熱器を備え、該圧力蓄熱器を、発電所内で生ぜしめられる余剰熱の供給 によってチャージし、かつ熱需用が高まるさいに蓄熱器熱の放出によって水−蒸 気循環回路内へ再びディスチャージすることによって解決される。

圧力蓄熱器は、起動停止過程中に発電所の起動蒸気もしくは停止蒸気をチャージ される。

高負荷時間中あるい（ま電気的なエネルギ発生において高められた出力要求の時 間中には、圧力蓄熱器がそのチャー、ジエネルギを発電所の水−蒸気循環回路内 へ戻す。

従って本発明による方法によって、従来では発電所ブロックの起動停止時に使用 されずに外気内へ放出されるエネルギの大部分を貯蔵しかつこのエネルギを高め られた出力要求の時間に使用することが達成される。

出力制限をさらに高めるために、圧力蓄熱器を、電気的なエネルギ発生の低負荷 又は部分負荷時間中に、中圧−蒸気網及び／又は適当な中圧及び／又は低圧ター ビン抽気部からの抽出蒸気によって高温の復水を有する中圧／低圧予熱器を介し てチャージすることがさらに有利である。

本発明による方法の別の実施例では、電気的な出力の発電所ブロックの出力目標 値からの制御偏差が、圧力蓄熱器のチャージ又はディスチャージ流の変化（でよ って少なくとも部分的に補償される。

このことによってさらに、圧力蓄熱器の制御出力を減少しかつブロック定格出力 を相応して高めるための本発明のだめの以下の説明は、図面に概略的に示された 実施例に基づいている。図面において実施例として示された発電所ブロックにお いて、蒸気が高圧タービン３１、中間過熱器３４、中圧タービン３２並びに二重 流れ式の低圧タービン３３を順次に貫流する。復水器１において生ぜしめられた 復水は復水ポンプ２及び低圧−中圧予熱器４ａ〜４ｎを介して給水タンク６へ導 びかれかつそこから給水ポンプ７を介して再び蒸気発生器に達せられる。符号３ によって補助−復水貯蔵器が示されている。

圧力蓄熱器２１は水側で導管２３．２６及びポンプ２２を介して分岐回路を成し て復水系と接続されている。図示の実施例において、圧力導管はデイスチャー） 、１′！′ンゾ２２の後方で、最後の中圧−低圧予熱器４ｎと給水タンク６の前 方との間で復水導管３０に開口する。しかも圧力導管は直接給水タンク６に通じ ることもできる。

蒸気側では、圧力蓄熱器２１が、捷ず導管２７を介して、発電所ブロックの中圧 もしくは中間過熱器−網と、及び／又は圧力蓄熱器２１内に生じるより高い蒸気 圧を有する経済的に適する別の蒸気網及び蒸気系、たとえば給水タンク６にも蒸 気を供給する抽気部２８と接続されている。起動停止時に圧力蓄熱器２１にチャ ージするために、中圧−中間過熱器−網からの蒸気が導管２７を介して、ばあい によっては減少個所を介して、冷却復水を充たされた圧力蓄熱器２１に導入され かつ復水光てん部が加熱される。

別の起動停止切換え時には、起動又は停止蒸気が直接的に、あるいは蒸気減少個 所を介して、復水流を制御しであるいは制御せずに沸騰水又は加熱水流に加熱し 、該沸騰水又は加熱水流によって圧力蓄熱器２１がチャージされる。

出力運転において、圧力蓄熱器２１は、低あるいは部分負荷時間には低圧／中圧 −予熱器４ａ〜４ｎを介して高温の復水によってチャージされ、かつ給水タンク ６にも蒸気を供給する同じ抽気部２８からの加熱復水流は、図示されない混合予 熱段及び排気段において圧力蓄熱器２１の直前フ再び加熱される。

ディスチャージのために、圧力蓄熱器２１からの高温の復水が導管２６、緩和容 器２４及びディスチャージポンゾ２２を介して給水タンク６への導管３０内へ流 れる復水に混合される。

圧力蓄熱器２１が一時的に給水タンク６に比べて高められた圧力によって運転さ 九ると、緩和容器２４内の高温の貯蔵室−ディスチャージ流が給水タンク６にお ける圧力に緩和されることができ、かっ復水導管３０内に導入される。

緩和蒸気流は導管３５を介して直接給水タンク６に、もしくは給水タンクに通じ る蒸気導管２５に案内される。

このことによって、ディスチャージ流と給水タンク内容物との等しい熱力学的な 状態が達成される。

簡単な回路において、緩和容器２４及び導管３５を省略することができ、かつデ ィスチャージ流は圧力蓄熱器内容物のエンタルピーによって直接復水導管３゜に 案内されることができる。このことによってもちろん、圧力蓄熱器２１内の圧力 が給水タンク６内より大きくなるばあいに、低い負荷範囲におけるディチャージ 流の制限が行なわれている。それ故にこのような簡単な熱技術的な回路において 制御安全回路が必要であり、該制御安全回路は復水導管３０内の、及び給水タン ク入口における蒸発を阻止する。

圧力蓄熱器２１のチャージ流及びディスチャージ流国際調査報告

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．起動停止損失を減少し、火力発電所の利用でれる出力を高め及び制御能力を 改善するための方法において、発電所の水−蒸気循環回路に単数あるいは複数の 圧力蓄熱器を備え、該圧力蓄熱器を、発電所内で生ぜしめられる余剰熱の供給に よってチャージし、かつ熱需用が高まるさいに蓄熱器熱の放出によって水−蒸気 循環回路内へ再びディスチャージすることを特徴とする起動停止損失を減少し、 火力発電所の利用される出力を高め及び制御能力を改善するだめの方法。 ２、圧力蓄熱器を、起動停止過程中に発電所の起動もしくは停止蒸気によってチ ャージすることを特徴とする請求の範囲第１項記載の方法。 ３、圧力蓄熱器を、冷態復水及び起動もしくは停止蒸気の同時の導入によってチ ャージすることを特徴とする請求の範囲第２項記載の方法。 ４、圧力蓄熱器を、起動もしくは停止蒸気によって冷却−復水光てん部を加熱す ることによってチャージすることを特徴とする請求の範囲第２項記載の方法、５ 、圧力蓄熱器を、電気的なエネルギ発生の低負荷及び／又は部分負荷時間におけ る出力運転時に、及び／又は一時的に出力減少するさいに、中圧／低圧タービン 抽気部に接続されている中圧／低圧−予熱器からの高温の復水によって、及び中 圧−タービン抽気部かもの抽出蒸気によってチャージすることを特徴とする請求 の範囲第１項゛記載の方法。 ６、　出力運転時に、圧力蓄熱器を、高負荷時間及び／又は電気的エネルギ発生 の高くされた出力要求の時間において、及び／又は一時的に出力が高まるさいに 、水−蒸気循環回路内へ給水タンクの手前へあるいは給水タンクへ直接ディスチ ャージすることを特徴とする請求の範囲第１項乃至第５項のいずれか１項記載の 方法。 ７、　水−蒸気循環回路に補助−復水貯蔵器を設け、かつ水−蒸気循環回路にわ たって圧力蓄熱器と補助−復水貯蔵器との切換において質量交換を行なうことを 特徴とする請求の範囲第１項乃至第６項のいずれか１項記載の方法。 ８、圧力蓄熱器からのディスチャージ流の熱力学的な状態を、給水タンク−内容 物の熱力学的な状態に釣り合わせることを特徴とする請求の範囲第６項及び／又 は第７項記載の方法。 ９、電気的な出力の出力目標値からの制御偏差を、圧力蓄熱器のチャージもしく はディスチャージ流の変化によって補償することを特徴とする請求の範囲第１項 乃至第８項のいずれか１項記載の方法。 １０、単数又は複数の圧力蓄熱器（２１）が水側で、導管（２３）、（２６）及 びポンプ（２２）を介して分岐回路を成して復水系統と接続されていて、かつ蒸 気側で、水−蒸気循環回路の中圧又は中間過熱器−網と及び／又は発電所の中圧 −及び／又は低圧タービン抽気部と接続されていることを特徴とする請求の範囲 第１項乃至第９項記載の方法を実施する装置０ １１　圧力蓄熱器（２１）が水側で、導管（２３）、（２６）及びボ／ゾ（２２ ）を介して分岐回路を成して、最後の中圧−低圧予熱器（４ｎ）の後方及び給水 タンク（６）の前方で復水導管（３０）と接続されていることを特徴とする請求 の範囲第１０項記載の装置。 １２、圧力蓄熱器（２１）が水側で、導管（２３）、（２６）及びポンプ（２２ ）を介して分岐回路を成して給水タンク（６）と接続されていることを特徴とす る請求の範囲第１０項記載の装置。 １３　圧力蓄熱器（２１）と給水タンク（６）との間に緩和容器（２４）が接続 さｆており、該緩和容器（２４）が蒸気側で給水夕／り（６）の蒸気室と、ある いは給水タンク（６）への蒸気接続導管（２５）と、あるいは低い蒸気圧の蒸気 網と接続されていることを特徴とする請求の範囲第１０項乃至第１２項のいずれ か１項記載の装置。