JPS58501406A - エシエリヒア・コリ−における蛋白合成発現の高揚 - Google Patents

エシエリヒア・コリ−における蛋白合成発現の高揚

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JPS58501406A JP50272682A JP50272682A JPS58501406A JP S58501406 A JPS58501406 A JP S58501406A JP 50272682 A JP50272682 A JP 50272682A JP 50272682 A JP50272682 A JP 50272682A JP S58501406 A JPS58501406 A JP S58501406A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 エシェリヒア・コリー(ESQherihia Co11)における■白合成発 現の高揚 背 景 本発明は、一般には遺伝子工学に関連するものであり、特に、組換えDNA手法 を、選択された゛単細胞生物における蛋白合成の発現を確実にするために用いる ことに関連している。
長年にわたり、微生物は、抗生物質、酵素および他の生物学的に活性な蛋白、ア ルコールおよび類似のもののような商業的に有意な産物の源を供給して埋で)株 による。そのような商業的産物の細胞内および細胞外の収率な高めることを目標 とする集中的な研究努力の対象であった。発酵ならびに産物の収積過程の変数の 操作は、しばしば選ばれた株による産物の収率を劇的に増大させることがあり得 るが、培養あるいは単離条件をどのように修飾しても、産物の収率の増大によっ て証明されるような特定産物の生物による“発現0を高揚させる結果とならない のが通例である。
最近の遺伝子操作の焦点は、組換えDNAの方法論を、遺伝子物質の精製ならび に増幅に用いることであった。コーヘン(Cohen)等に対する米国レタース 特許第4.237.224号は、例えば、原核単細胞宿主生物の、外米性DNA 配列を含む“雑種0ビールスまたは環状プラスミドDNAによる形質転換に関す るものである。コーヘン(Cohen)等の特許の手法は、第1にビールスまた は環状プラスミドDNAが、直鎖状DNA鎖を形成するように酵素的に開裂する ことにより、形質転換用ベクターを調製することを含む。選ばれた異種D ’N  A鎖も同様の酵素の利用により直鎖状に調製される。直鎖のビールスあるいは プラスミドDNAは、異種DNAと復元過程をたどらせ得る結合酵素の存在下で 荷置されると、ビールスまたは環状DNAプラスミド中に“組み継がれた“選ば れた異種DNA断片を含む“雑種“が形成される。共存を許す宿主単細胞生物を 雑種ベクターで形質転換し、形質転換細胞を増殖させると、宿主細胞集団内に多 数コピーの異種DNAが形成されることになる。少数例では、望まれる結果は、 単に異種DNAの増幅であり、収穫される“産物“はDNAである。より多くの 場合、形質転換の目標は、例えば、異種DNAにコードされる商業的に有意な蛋 白およびポリペプチド断片の単離可能量の大規模合成という形になるよう、宿主 細胞に異種DNAを発現させることである。
コーヘン(Cohen)等により述べられたような手法の成功は大部分、非雑種 DNAベクターおよび例えば、興味のもたれる異種配列を含む真核細胞DNA鎖 の双方の部位特異的な開裂を容易にする制限エンドタクダアーゼ酵素が容易に入 手し得たことによって(・る。直鎖DNA鎖上に相補的な“末端“の形成をもた らすような開裂は、結合酵素処理によって形成される再構成ベクター中に異種D NAが機能的に取込まれる可能性を非常に増大された。雑種形成の確認は、例え ば、分子量を基準として、雑種プラスミドを非雑種から区別し得るようなりロマ トグラフ技法により容易に行なわれる。他の有用な確認技法は、放射性DNA雑 種形成を含む。
原核細胞の形質転換における成功に大きく寄与したもう一つの操作“道具“は、 選択可能な“標識“遺伝子配列の利用である。簡単に述べると、望みの異種DN Aに加えて、形質転換宿主細胞の非形質転換細胞からの区別を可能とする表現形 質の発現をコードする。工ないし、それ以上のDNA配列を含む雑種ベクターが 用℃・られる。典型的な標識遺伝子配列は、形質転換した原核細胞が、非形質転 換細胞を殺すか、その生育を強く阻害する、金属、抗生物質および類似の成分を 含む培地中で生残り、増殖することを許すようなものである。
外米の原核細胞または真核細胞遺伝子を取り込むように雑種化された。pBR3 22のような普及した環状DNAプラスミドで、エシェリヒア・1(Esche richia Co11)大腸菌のような宿主微生物を形質転換した成功例に関 する報文は数多し・。比較的多量の異種遺伝子にコードされる蛋白産物が、しば しば形質転換細胞あるし・は、その細胞が増殖した培地から単離され得る。
どちらかといえば予想されることであるが、標準の宿主/ベクタ一方法論を用い ての、異種遺伝子の指図する蛋白合成の望ましい発現を確かにする試みにおける 多くの非成功例について、文献は詳細をほとんど伝えない。少数例では、形質転 換の“失敗“は、単に不完全雑種から結果するものであるが、“非成功“ベクタ ーが、ほかの面では望みの蛋白産物の合成を指図するのに必要な異種遺伝子配列 の全域を含んでいると確認されている場合もそれに劣らず多いのである。同様に 、少数例における不成功は、宿主とベクターとの間にある、−膜化された共存不 能に帰国し得る。しかしながら、多くの列では、安定なベクターの取り込み(広 範な複製および標識遺伝子の表現型の発現を伴う)が行なわれるが、しかし、望 みの蛋白合成の発現は起らない。
異種DNA配列によりコードされる蛋白の発現が宿主微生物で失敗することは、 外来DNAが微生物の染色体中に直接取り込まれた場合を含む組換えDNA方法 論においても問題であろう。クロマトグラフおよび放射能によるDNA雑種形成 による検討で、全遺伝子(必要なプロモーターおよび導入配列を含む)の宿主へ の取り込みが確認されていても、その遺伝子によりコードされる蛋白の対応した 発現がないかもしれない。
外来遺伝子に指図された蛋白を、望みの収率でもたらす完全に機能する筈の形質 転換系がうま(ゆかないことを説明するために出された仮説の中には:上で示さ れたように、従って、この分野に於て、天然に存在するもの、および変異微生物 での内在遺伝子に指図される蛋白合成発現を、そして同様に、組換えDNAの方 法論により、外米のDNAで形質転換を受けた微生物における外米遺伝子に指図 される蛋白合成の発現を、高揚するのに役立つ方法および材料て対する一般的な 要求が存在するのである。
(Esche richia co±員細胞による内在および外来の遺伝子に指 図される蛋白合成の発現が、cap R(Ion)遺伝子の優性ムコイド変異対 立遺伝子、好ましくはcapR9対立遺伝子を1な(・し、多数コピー取り込む ように細胞を形質転換することにより高揚する。
変異capR9対立遺伝子は、DNAプラスミド、pBZ201M9(A、 T 、 C,C,プラスミド述40041 )の成分として、一般に入手可能であり 、このプラスミドは、本発明に従うイー・コリー(旦・二oli )細胞の形質 転逸ヲするのに現在のところ、より好ましいビークルとなる。
本発明の一面においては、天然に存在するあるいは変異をもつイー・コリー(E −coli )プラスミドにより、細胞を単純に形質転換することにより高揚す る。同じ方法が、蛋白合成を指図する外米の遺伝子が、染色体中に安定に取り込 まれている工:・−=−リー(E−coli )菌株における蛋白合成の発現の 高揚にも用い得る。
本発明の他の一面によれば、興味の対象である蛋白をコードする選ばれた外米D NA配列を含む第1のベクターで形質転換されたイー・コリー(E−col i )菌株が、それに加えてA、 T、 C,C,プラスミド近40041のような capR9対立遺伝子を供給するプラスミドにより形質転換される。さらに、c apR9対立遺伝子は、選ばれた外米DNA配列と同じ雑種ベクター上に取り込 まれてもよい。そして、両遺伝子(恐ら(は同一プロモーターの支配下にある) は、単一の指標遺伝子を検査することによる形質転換の確認を通じて乙二・コリ ー吐・工旦工)宿主中に同時に導入され得る。
本発明の他の側面ならびに利点は、以下の詳細な説明により明らかになろう。
詳細な説明 本文においては、述語“蛋白“は全機能蛋白のみでなく、ポリペプチドも含むも のとする。蛋白合成における“発現の高揚“は系から単離し得る選択された蛋白 の総量を増大せしめることと定義し、その増大が、系における細胞により合成さ れる蛋白の量の増大によるものでも、その系から収穫可能の形のまま保存されて ℃・る蛋白量の増大によるものでもよい。本文においては、述語“遺伝的に形質 転換すること”とは、乙:・コリー悟・colt )中に選択されたDNA配列 の安定な取り込みを行なわせることを意味し、それは、染色体中への挿入によっ ても、選択された配列を含むベクターの取り込みによってもよい。
本発明の起源は、部分的に、共同発明者であるマーコヴイツツ(Marko v itz)およびその共同研究者に239頁1964年および54巻1084頁1 965年参照。簡単に述べると、この研究は、莢膜多糖および莢膜多糖合成に含 まれる酵素の合成を支配するA:・コリー但・coli ) K −12株の制 御遺伝子″capR“(文献中では“Ion”遺伝子ともされて℃・る)の変異 株を扱ったものである。
capR遺伝子の成る種の優性変異型を含む細胞は、最小培地で生育した際、明 瞭な“ムコイド“表現型を示すことが注目された。ムコイドの外観は、グルコー ス、ガラクトース、フコース、グルクロン酸。
酢酸およびピルビン酸からなろ莢膜多糖の過剰生産からなることが決定された。
スザーランド(Sutherland) 、 Biochem、 J、 115 巻935−945頁1969年参照)。cap R変異株で観察される莢膜多糖 の過剰生産は、多糖莢膜の生産に関与する少なくとも4種の空間的に離れている オペロンに存在する10種の酵素の抑制解除に帰因するとされている。マーコヴ イツツ[(Markovitz) 5urfice〜462頁スザーランド(S utherland)編AcademicPress 、 New York  1977年参照〕cap R変異株の他の表現型は、以下のものを含む゛溶原性 ファージの溶原化不能〔タカノ(Takano) +P、 N、 A、 S、  68巻1469〜1973頁1971年〕;放射線に対する感受性増大〔ホワー ドーフランダーJ 、 Bacteriol、 87巻720〜726頁196 4乍);異常細胞分裂(Wa ] ke r ほかMd、 Gen、 Gene t、 108巻249〜257頁1970年およびゲイダ(Gayda)ほかJ 、Bacteria 127巻1208〜1216頁。
1976年)および、ある種の正常〔ゲイダ(cayaa)−往ノ1、Mo1.  Gen、 Genet、 175巻、325〜332頁、1979年〕および 異常蛋白〔ブカリ(Bakhari)ほかNature New Biol ( London)243巻、238〜241頁、1973年およびシャインバーブ (Shineberg)ほかJ、 Bacteriol、116巻1469〜1 471頁、1973年〕、同様にラムダ−ビールス蛋白〔ゴツテスマン(Got tesman)はが、Ce ] I +24巻、225〜233頁、’1981 年〕の分解の減少。
ムコイド表現型の研究により、莢膜多糖の過剰生産は、galETKオペロンの 抑制解除を含み、ムコイド表現型そハ自体は、他のcap R変異表現型の原因 とはならないことが示された。例えば、cap R変異株の旦すニ誘導株では、 残りのcap R変異表現型を引続き示す非ムコイド集落となる。〔マーコヴイ ツツ(Markovitz) 1977年、前出、およびゴツテスマン(Got tesman)ほかJ、 Bacteriol、133巻、844〜851頁、 1978年参照〕 cap R遺伝子のある特定の優性ムコイド対立遺伝子、capR9と呼ばれる 、は本発明にとって特に有意義である。半数体の状態では、cap R9株は全 ての標準的表現型(ムコイド外観、放射性感受性ほか)を示す。しかし、cap  R9対立遺伝子がプラスミド上に、cap R+対立遺伝子が染色体上にある 部分2倍体における研究では、変異株(ムコイド)表現体は、野生型(非ムコイ ド)表現型に対し、優性であった。cap R対立遺伝子(文献中ではC−9と されている)ならびに、他の優性変異ムコイド対立遺伝子(C−62およびC− 66とされている)に関する討論は、マーコヴイツツ(Markovitz)ほ か、P、 N、 A、 S、 4.5巻1084〜1091頁1965年参照。
この変異株−表現型の優性は、cap R十遺伝子がプラスミド上に、そしてc ap R9変異が染色体(11) 上にあるときは逆転する。これらの変異は、cap R(Jan)遺伝子産物が 、同一の豆粒子からなるオリゴマーとして機能することを示唆するものと解釈さ れている。この仮説によれば、cap R9遺伝子は、欠陥亜粒子をコードする ことになろ’)o capR9が多コピー状(F /プラスミドにつ(・ては多 分2〜3倍)に存在すると、欠陥亜粒子が、オリゴマー中で支配的となり、変異 表現型が発現されよう。この状態は、野性型が多コピーになると逆転するであろ う。capR9対立遺伝子は、その表現型がオーカー(ナンセンス)サプレッサ ーにより部分的に復帰することから、短縮したポリペプチド産物をコードすると 信じられている。〔マーコヴイツツ(Markovitz) &h IJ’、二 Bacterio1.94巻338〜395頁1967年およびマーコヴイツツ (Markovitz) 1977年前出]請求の範囲に記載のイー・コリー( E、coli )はイー・コリー(E、coli )の如何なる菌株であること もできる。好適には乙:・コリー(旦、姐1i)K−12である。特に下記のも のが好適である二イー−コリー(E 、 coli)K−12ATCCe 12 435ATCCe14948 ATCCe25252 ATCCe25257 ATCC27020 イー・コリー(E、 coli)K−12ATCC27161ATCC2732 5 実施例1 内在遺伝子に指図される蛋白合成の発現の高揚に至る本発明の方法の実施例は、 共同発明者であるツ工−ンバウアー(Zehnbauer)およびマーコヴイッ ッ(Markovitz)の、J、Bacteriol 143巻852〜86 3頁(1980年8月27日発行)に掲載された報文中に認められる。
簡単に要約すると、その中で述べられている方法は、紫外線照射によるDNAの 損傷に対し、修復不能ヲ示す乙二・コリー恒、二江)C3R603株の使用を含 んで(・た。その細胞が、DNA損傷における小さな標的を代表するプラスミド により形質転換され、その後に紫外線照射を受けると、その細胞は一般的K、プ ラスミドによりコードされる蛋白の発現は可能であるが、染色体によるものは発 現しな(・。
試験用の細胞が野性型cap R遺伝子を含むプラスミドpBZ201およびc ap R9変意を含むpB2201M9の両方で形質転換された。用いられた形 質転換法はアヴ二(Avni)ほか、J、Bacteriol 129巻、35 8〜366頁1977年に述べられたものである。(DNAプラスミドpB22 01M9は、出願人によりAmerican Type Cu1fure Co 11ection +1 2 3 0 1 Parklawn Drive 、 Rockville 。
Maryland 2. O852に寄託されており、プラスミドは、A、 T 、 C,C,プラスミドl’440041と指定されて℃・る)。プラスミドp BZ201で形質転換した細胞およびプラスミドpB2201M9で形質転換し た細胞とともに、非形質転換(対照)C8R603細胞を全て紫外線照射した。
U、 V、処理細胞を含む培養液に、放射性標識した35S−メチオニンを添加 し、細胞から収穫した蛋白は、その後電気泳動解析にかけられた。
対照のC3R603細胞は、標識蛋白を示さなかった。野性型プラスミドで形質 転換した細胞は、二種の明瞭な蛋白を示し、その中の一つは、そのプラスミドに コードされた野性型cap R遺伝子に特徴的なものであった。cap R9プ ラスミドで形質転換したC3R603細胞は、cap R9遺伝子に特徴的な標 識された蛋白だけでなく、対照のC3R603あるいは、pBZ201プラスミ ドで形質転換した細胞中には存在しない多数の未同定蛋白をも示した。
実施例2 外米遺伝子の高揚した発現を行なわせた本発明の実施例は、発明者との共同で、 シカゴ大学生化学部のドナルド エフ、スタイナ=(Donald F、 5t einer)およびシュ ジン チャン(Shu Jin Chan )により (14) なされた研究の以下の記述により与えられる。
+ r K m K 誘導体)を常法によりプラスミドPEX2を含むように形質転 換した。プラスミドPEX2は、ラット、プロインシュリン遺伝子を含むプラス ミドpRr−11より誘導される〔チャン(ChanMt 上、P、 N、 A 、、 3.76巻5036〜5040頁1979年〕プラスミドPEX2は、ラ ットプロインシュリン伝令RNAおよび蛋白の合成の発現が起るようにpRI」 11の適当な位置に挿入されたlacプロモーターDNAを含むように操作され たものである。ラットプロインシュリン産物に対するラジオイムノアッセイ〔ル ーヘンシュタイン(Rubenstein)はが、Diabetes19巻54 6〜553頁1970年〕法は、培養液1ノ中にわずか05ナノグラムの存在を 検出し得るにも拘らず、形質転換培養細胞には、プロインシュリン産物が検出さ れなかった。
その°“うまくゆかなかった“形質転換細胞は、その後さらにcap R9プラ スミド、pBZ201’M9(A、 T、 C,C,プラスミドM40041) で形質転換された。cap R9対立遺伝子で形質転換された細胞の産物は、」 二連のようにラジオイムノアッセイにかけられ、1ノあたり約60ナノグラムの プロインシ(15) ニリンの存在が明らかにされた。これは、細胞あたり約100分子に相当てる。
上記二つの実施例の最初のものは、プラスミドp B 2201 M 9 (A 、 T、 C,C,Nl 4. OO41)を取り込む形質転換により大腸菌株 における内在遺伝子に支配される蛋白合成の発現の高揚を目的とする本発明の方 法が実行可能であることを示しているのであるが、どのようなりNAプラスミド 、ある℃・は、同様なりNAベクター(例えば、細胞形質転換の関連ではしばし ばプラスミドDNAとなされて℃・るバクテリオファージDNA)も、cap  R9遺伝子あるいはcap Rの他の優性ムコイブ変異対立遺伝子を取り込むよ うに適当につくられること、そして、そのようにしてつくられた雑種が、本発明 の実際に用℃・られ得るのは明らがであろう。形質転換細胞中で、pBZ201 より、より多し・、あるいはより少ないコピーを与えるようなプラスミドも使用 されよう。
同様に、cap R9のような莢膜多糖、cap R1遺伝子の優性ムコイド変 異がイー・コリー(E 、 coli)における外米遺伝子による蛋白合成発現 の高揚に用いられる際には、外米遺伝子を取り込んだプラスミドによる第1の形 質転換および、cap R遺伝子を取り込んだベクターによる駆2の形質転換を 行なう笑(16) 施例2について多くの代替方法が存在する。変異遺伝子は直接染色体中に取り込 まれ得る。選択された外来遺伝子とcap R9遺伝子の両方による(二・ユリ −(E、coli)宿主の同時形質転換は、両遺伝子を取り込んでいる単一の雑 種ベクターを用いろことによりなされた。例えば、DNAプラスミドpB220 1 M9それ自体も興味の対象となる蛋白ビコードする選ばれた外来遺伝子を取 り込むように、さらに雑種化され得る。
上記の例は共に、蛋白のイー・コリー(E 、 coli)細胞からの直接単離 に関連したものであるが、形質転換したイー・コリー(E、coli)細胞の増 殖した培養液から興味の対象である蛋白産物を収穫することも企図されている。
同様に、二つの例は、<二・ユリ−(E、 cadi) K −12株を用いて (・るが、本発明は、他の株にも等しく応用し得る。
例えば、cap R9遺伝子の、内在および外来遺伝子より指図される蛋白合成 の発現高揚における機能様式の詳細は、現在完全には説明されていない。従って 、以下に述べられる機能に対して提示しである理論は、本発明に限界を与えるよ う意図されて(・ない。
本発明の一つの理論に従うと、優性ムコイド変異遺伝子によってコードされた蛋 白は、宿主中の核酸特表昭58−5014(IG(6) (特に伝令RNA )に結合し、分解を阻止することによって安定化する機能を もつ。その結果、蛋白の形成を高揚することにより発現の高揚をもたらす。
この理論は上述の実施例1で得られた結果を合理的に説明する。より詳細にいえ ば、照射を受けた試験細胞中で、有意な量の未同定標識蛋白が出現したことは、 照射(そして染色体の不活性化)以前に形成されたm RNAへのcap R蛋 白の結合によったものであり得る。そのように安定化され分解から保護されたr r+RNAは、標識メチオニンを取込む蛋白の合成に翻訳可能な鋳型として作動 することが出来る。
本発明の機能に関する代替理論は、変異対立遺伝子によってコードされる蛋白が 、野性型cap R蛋白のもつ、細胞内で“異物“と認められるような宿主によ って合成された蛋白を分解する活性を減少させる能力に、その基盤を有する。こ の理論は、実施例2で得られた著るしい結果に対する説明を与える。
野性型cap R遺伝子によりコードされる蛋白の活性に関する徹底的な分析の 過程で、遺伝子産物の活性が、ATP−加水分解−依存性プロテアーゼ活性(」 ユ、カゼインの存在下で示された)および、DNAにより促進される第二のAT Pアーゼ活性を(18) 46〜56頁1981年およびツエンハウエル(Zehnbauer)ほかP、  N、 A、 S、 78巻、2043〜2047頁1981住参照。しがしな がら、capR9の遺伝子産物は、ATP−依存プロテアーゼ活性を示さず、カ ゼイン存在下で失際上ATPアーゼ活性がなく、そして、DNA−依存ATPア ーゼ活性は大幅に減ってし・た。cap Rとcap R9蛋白の両方の混合物 を用(・た試験管内の実験では、野性型蛋白のプロテアーゼ活性の有意な減少が 示された。生体内で、変異蛋白が野性型蛋白と結合(そして活性を抑制)するに せよ、不活性と推定される変異蛋白が、単に野性株蛋白より、より効果的に結合 部位に対し競合するにせよ、全体の結果は、野性型cap R遺伝子のプロテア ーゼ産物による分解が減少するという形である種の蛋白の発現が高揚したように 見える。
このようにして、変異遺伝子の存在および、その産物が転写あるし・は翻訳段階 で作動する結果として蛋白合成を定量的に高揚させるにせよ、あるいは、合成さ れた蛋白の酵素的な分解を遮断する保護作用によるにせよ、全体の結果では、内 在および外米の遺伝子により指図される蛋白合成の単離可能な生産物の総量がよ り多いという意味にお℃・て、蛋白合成の発現が高揚したことになる。
本発明は、イー・コリー(E 、 eol i) 信王細胞中での、外米遺伝子 によってコードされる蛋白の生産を確実にするための前述の方法に加えて、改良 法をも含んでいる。この改良法は、莢膜多糖cap R(Ion)遺の優性ムコ イド変異対立遺伝子(特にcap R9対立遺伝子)をもつ乙:・コリー(J  、 i!1LLL)細胞の使用を含む方法がより好ましいが、劣性変異をも含む 他のcap R変異をもった細胞を使用するものも含まれる。この改良方法論の 実施例は、特にcap R(Ion)遺伝子中に劣性と推定される。染色体変異 が有るかドナルド エフ・スタイナー(Donald F、 5teiner) とシュ ジン チャン(Shu Jin Chan )が行った業績の以下の記 述により与えられる。
実施例3 平行した実験は、ラットプロインシュリン遺伝子を含むPEX2プラスミドを形 質転換ベクターとして用いる実施例2に従って行なわれた。第1の実験旦懲、匣 、 ptr−3)であった。−LすにA変異は、cap R遺伝子以外のプロテ アーゼを指図する遺伝子(20) の変異である〔チェング(Cheng)旦食、J 、 Bacterion14 0巻、125〜130頁1979年〕。第2の実験の宿主株は(二・コリー但、 μ辻囮に−12゜844〜851頁、1981年参照〕であった。ラットプロイ ンシュリンに対するラジオイムノアッセイは、実施例2で述べた方法によって行 なわれた。
第】の実験の宿主細胞中にはプロインシュリン生産は認められなかった。ラット プロインシュリンは、宿主株がcap R(Ion)遺伝子中に変異を含んで℃ ・る第2の実験の宿主細胞中に認められた。
本分野に習熟した人々は、上述の発明の実際において、多数の修飾ならびに変法 を思いつくことが期待される。従って、添付の請求の範囲中に示しであるような 制限のみを、その北につけるべきである。
H表明58−5(1140G (7)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外米性遺伝子を取込んだエシェリヒア・ニュー (Escherichia  coli)内での外米遺伝子に指図される蛋白合成の発現を高揚させる方法に おいて、細胞が莢膜多糖、cap R1遺伝子の優性ムコイド変異対立遺伝子を 取り込むように遺伝的に形質転換する段階からなることを特徴とする前記方法。 2、 当該優性ムコイド変異対立遺伝子が、c a pR9対立遺伝子である特 許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 当該の形質転換の段階が、DNAプラスミドp B Z 201 M 9  (A、 T、 C,C,プラスミド%40041)による形質転換を含む請求の 範囲第1項に記載の方法。 4、 エシェリヒア・コリー(Escherichia coliつ内にお(・ て、選択された外米遺伝子によりコードされる蛋白を生産する方法にお℃・で、 a)当該外米遺伝子を取り込むように細胞を遺伝的に形質転換する。 b)莢膜多糖、 cap R+遺伝子の優性変異対立遺伝子を取込むように細胞 を遺伝的に形質転換する。 c)(a)および(b)の段階に従って形質転換した細(22) 胞を増殖させる。そして、 d)当該外米遺伝子によりコードされ、(C)の段階に従って増殖した細胞によ り生産される蛋白を単離する ことからなることを特徴とする改良方法。 5 当該優性ムコイド変異対立遺伝子が、capR9対立遺伝子である請求の範 囲第4項の改良方法。 6、(b)の段階が、DNAプラスミドpBZ201M 9 (A、 T、 C ,C,プラスミドNQ4004]、)を用いて実施される請求の範囲第4項の改 良方法。 7、(alおよび(b)の段階が、選択された外米遺伝子および、当該優性ムコ イド変異対立遺伝子の両方を含む単一の形質転換ベクターを用℃・て実施される 請求の範囲第4項の改良方法。 8、当該優性ムコイド変異対立遺伝子が、capR9対立遺伝子である請求の範 囲第7項における改良方法。 9 当該単一形質転換ベクターが、当該の選択される外米遺伝子を含むように雑 種化されたDNAプラスミドp B 2201 M 9 (A、 T、 C,C ,プラスミドl’&40041)である請求の範囲第7項の改良方法。 10 請求の範囲第4項の改良された方法による工より合成され単離された蛋白 生成物。 11. エシェリヒア・コリー(Escherichia 匡山内での、内在遺 伝子に指図される蛋白合成の発現を高揚させる方法にお(・て、細胞が莢膜多糖 。 cap R、遺伝子の優性ムコイド変異対立遺伝子を含むプラスミドを取込むよ うに遺伝的に形質転換する段階からなることを特徴とする前記方法。 12 当該の優性ムコイド変異対立遺伝子が、cap R9対立遺伝子である請 求の範囲第11項に記載の方法。 13、当該の形質転換の段階が、DNAプラスミドp B Z 201 M 9  (A、 T、 C,C,プラスミド陥40041)による形質転換からなる請 求の範囲第11項に記載の方法。
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