JPS5850079Y2 - 幕体の接続装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、広い面積のシートを接合する接続装置に関す
るものである。

広い面積のシートを製造する場合は原反が一般には幅が
１２００ ｍｍ、１８００ ｍｍ程度の帯状になってい
るため、溶着、接着、縫着又はボルト、ビス等で接合す
るが、前者は取外しできず、後者は強度及び耐久性に欠
ける。

本考案の目的は、前記の欠点を解消し、着脱が可能で強
度並びに耐久性に富んだ幕体の接続装置を提供すること
にある。

次に第１図及び第２図について本考案の一実施例を説明
する。

図において、１及び２は一対の接合部材で、その各々の
長手方向に沿う両端を内側に円弧状に彎曲させてシート
３．３’の端部にスチールパイプ４を巻込んで形成した
膨大部５の挟持部６，７を設け、又両接合部材１の内面
に断面矢印状の係止条片８を一体に設け、他方の接合部
材２の内面には前記係止突片８の押圧作用で係合する空
間９を有する係止条片１０を突設しである。

ゆえに第１図に示すように一方の接合部材１の挟持部６
をシート３の膨大部５に接触させた状態で、係止条片８
に他方の接合部材２の係止条片１０を押付けると第２図
に示すように係止条片１０の先端は一旦間いて矢印状の
空間に係止条片８が入り込み、結合される。

そして一方の接合部材を横方向に移動させると両接合部
材は取外しできる。

第３図乃至第６図は本考案の接続装置をシートシャッタ
ーに応用した例を示したもので、シート本体３は接合部
材１，２により接続されており、又−走間隔置に芯材１
１を配列し、左右に立設した案内レール１２に前記芯材
１１の両端に取付けたローラー１３を接触させ、レール
上方のケース１４内に装架したシャフト１５に固定しで
ある２個のドラム１６よりベルト或いはワイヤロープ１
７を吊下してこれをシート下端のボトム部１８に結着し
、ケース１３内の開閉機１９を作動させることにより案
内レール１２に沿って芯材は上昇し、第４図に示すよう
に吊れ下がっているシート本体を第５図のように折畳む
のである。

２０はカラー、２１はシャフト１５の軸受板を示す。

本考案によれば、シートは簡単かつ確実に接続され、又
結合している両接合部材をスライドさせることにより、
容易に取外しできる。

従ってシートの一部が破損しても交換ができて便利であ
る。

そして接合部材は量産に適し、加工精度をあげることが
できる。

特にシートは現場で接続できるので、分割搬入ができる
と共にシート材を痕付けることなく接続することが可能
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る幕体の接続装置の一実施例を示す
分解側面図、第２図は接続した側面図、第３図は本考案
の装置をシートシャッターに応用した例を示す正面図、
第４図は同じく縦断側面図、第５図はシートを折畳んだ
状態の縦断側面図、第６図は一部の横断平面図である。 １．２〜接合部材、３，３′〜シート、４〜スチールパ
イプ、５〜膨大部、６，７〜挟持部、８〜係止条片、９
〜空間、１０〜係止条片、１１〜芯材、１２〜案内レー
ル、１３〜ローラー、１４〜ケース、１５〜シヤフト、
１６〜ドラム、１７〜ワイヤロープ、１８〜ボトム部、
１９・・・開閉機、２０〜カラー、２１〜軸受板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 互いに接続するシートの先端に膨大部を形成し、両シー
   トを接続する一対の細長い接合部材を備え、該接合部材
   の長手方向に沿う両端は内側に屈曲して前記シートの膨
   大部を抱え込む挟持部を設け、かつ一方の接合部材の内
   側に断面矢印状の係止条片を突設し、他方の接合部材の
   内面に前記係止条片の押圧作用で入り込む空間をもつ係
   止条片を突設して、両接合部材の結合によりシートの膨
   大部を挟持部で個定することを特徴とする幕体の接続装
   置。