JPS58500648A - 圧力表示ロツドをそなえたスポイト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は比較的高い流体抵抗に抗して流体を精密に分配するためのスポイトに関 し、特に分配される流体に加えられる圧力を表示するための手段を有する上記型 式のスポイトに関する。

背景技術 関連する出願はここに挙げた発明者のうちの２人の名儀で１９７９年７月３０日 に出願され「スポイト」と題する係属中の米国特許願５ｅｒｉａｌ　Ａ　０６１ ．６４２およびここに挙げた発明者の名儀でこれと同時に出願され「スポイト」 と題する係属中の米国特許願３ｅｒｉａｌ　Ａである。

スポイトは医学界では周知であり普通静脈または身体空洞または動脈塞栓除去手 術用カテーテルあるいは導管バルーン等の装置に流体を供給するのに用いられる 。かかる適用例のあるものにおいては、スポイトにより流体に加えられている圧 力を知りうろことが望ましい。

かかるスポイトは通常一端に開口またはノズルをそ力えた中空円筒または胴と該 円筒の他端から延びる手動係合可能なロッドまたはシャフトにより円筒内を摺動 往復可能なピストンまたはプランジャとを含む。ピストンは該ピストンがノズル に向けて動かされるにつれて流体がノズルから噴射しうるように円筒の内壁と流 体密係合をなしている。ノズルは針、カテーテルまたは他の装置に連結されうる 。

前記係属中の米国特許願５ｅｒｉａｌ　Ａ　Ｏ６１，６４２はピストンとその作 動器が手動で往復せしめられるようにした従来のスポイトの諸問題を解決するス ポイトを記載している。このスポイトは流体が送られる開口を有する一端に壁を そなえた中空円筒から成る。中空円筒の他端は開口しており、他端にきざみ付ノ ブを有するねじ山付ロッドの一端上に回転可能に装着されたピストンを受容する 。このロッドはその上のねじ山と螺合するねじ山付部分を有するカラーを担持し ている。円筒の他端は１対の突起を有し、この突起は円筒が送られるべき流体で 部分的に満たされピストンが円筒内にきた後に、カラーが前記突起に係合して円 筒の軸方向でのカラーの更なる運動を防止するまでカラーがロッド上で回転しう るようにカラーの一部分と相互嵌合する。しかる後にロッドをノブにより回転さ せると、ピストンは円筒の軸方向に移動してその端壁の開口を介して流体を分配 する。以下本発明を前記米国特許願に開示された型式のスポイトに適用するもの として説明する。

発明の開示 本発明の１つの目的はスポイト開口を介して加圧流体の送り出しを許すと共にス ポイトのピストンにより流体に加えられる圧力を表示する手段を含む自己完備型 スポイトを提供することにある。

本発明の他の目的はスポイト開口を介して送られるべき流体で迅速且つ容易に満 だされうるスポイトを提供することにある。

捷だ本発明の目的シよ殺菌したパッケージに入れて分配し使用後に処分すること ができるような簡単な構成で且つ経済的な製造のスポイトを提供することにある 。

本発明の好ましい実施例によれば、スポイトは流体が通過する開口を有する一端 に壁をそなえた中空円筒から成る。中空円筒の他端は開口しており軸方向孔をそ なえたねじ山付ロッドの一端上に回転可能に装着され他端にきざみ付ノブを有す るピストンを受容する。後述する理由から、このロッド上のねじ山は時として「 多段」ねし山と呼ばれる少なくとも２つの平行離隔したねし山であり、ロッドの ピストンにより近い部分においては、ねじ山はかかる部分におけるねじ山がピス トンとロッドの残余部分との間で作用する挿し込み渦巻ばねを形成するようにそ の小径において連結されていない。前記米国特許願５ｅｒｉａｌ　Ａ　Ｏ６１， ６４２におけると同様に、ロッドは該ロッド上のねじ山と螺合するねじ山付部分 を有するカラーを担持している。円筒の他端は１対の突起を有し、この突起は円 筒がそれから追出されるべき液体で部分的に満だでれピストンが円筒内に挿入さ れた後に、カラーが突起に係合するまで回転しうるようにカラーの一部分と相互 嵌合し、この時円筒の軸方向でのカラーの更なる移動が防止これる。しかる後ノ ブによりロッドを回転させると、ピストンが円筒の軸方向に移動して流体をその 端壁の開口を介して追出す。

本発明の好ましい実施例はまた一端においてノブの外方に延びしるしを付けられ た、ねじ山付ロッドの前記孔内を摺動可能な表示ロッドを含む。この表示ロッド の他端は、ノブの外方に延びる表示ロッドの長でか円筒内でのピストンの位置お よびねじばねの圧縮、従って円筒内の流体に加えられる圧力に依存するようにピ ストンと一体運動可能に固着されている。

本発明の他の目的ならびに利点は添付図面と合わせて考慮されるべき本発明の好 ましい実施例についての以下の詳細な説明から明らかとなるであろう。

図面の簡単な説明 第１図は本発明の好ましい実施例の一部断面した側面図、 第２図は第１図に示した好ましい実施例の一部をなすねじ山付ロッドおよび表示 ロッドの断片的側面図、第３図は第２図に示した部分の断面図であり、第２図に 示した３−３線に沿って見た図、 第４図は第１図に示した好ましい実施例の断面図であり、第１図に示した４−４ 線に沿って見た図である。

図面に示したスポイトは内部の内容物の肉眼による観察を許す透明または半透明 のプラスチック材料で作られた円筒１から成る。円筒１の外面にはピストン３の 運動の測定、従って開口５を有し且つカテーテル、弁または他の装置等の他の装 置をスポイトに取付けるための雌ねじ山を有するスリーブ６によって包囲された ノズル４を介して送られる流体の体積９測定を許すために目盛り２が設けられて いる。ピストン３は円筒１の孔に滑合してその内壁との流体密係合を与え、そし てネオプレンゴム等の弾性材料で作られている。ピストン３は表示ロッド８の延 長部の拡大部分子上に固締するように内部に形成されている。

表示ロッド８はピストン３と一体移動し、他端において手動回転可能なねじ山付 ロッド１０の一端に固着妊れたばね手段９の一端９ａに固定関係に固着されてい る。

好ましくは、ばね手段９はロッド１０の軸方向に互いに関して自由に移動する渦 巻弾性ばねターンを与えるようにロッド１０上のねじ山の延長部である。かかる ターンはねじ山およびその中間の−Ｊ−径部における材料を省略または除去する ことにより与えることができる。ターンの小径はロッド８がターンに関して軸方 向に移動しうるようにロッド８の外径より僅かに太きい。ばね手段９内の表示ロ ッド８の部分およびロッド８は断面が方形、円形または他の任意の形状であって よい。

ロッド１０は円筒１の、ノズル４および開口５を有する端とは反対側の端から延 びており、そしてロッド１０の、ピストン３を担持する端とは反対側の端にきざ み付ノブ１１を有する。ノブ１１はロッド１０と一体的であってもよく、あるい はピン１２等によりロッド１０に固着ぜしめてもよい。好ましくは、ロッド１０ 、ノブ１１、表示ロッド８およびばね手段９はアセタール重合体等のプラスチッ ク材料から成形されたものである。

ロッド１０はカラー１３を担持しており、該カラーはロフト１０と同じ材料で作 ってよくぞしてねじ山付孔を有し、該孔のねじ山：まロッド１０上のねじ山と螺 合している。好ましくは、とのねじ山上の嵌合はカラー１３が円筒１」二の突起 １４および１５から離脱した時にカラー１３が旋回してロッド１０の軸方向にお けるカラー１３の急速な調節を許すようになっている。

円筒１上の突起１４および１５とカラー１３のスロット１６および１７はカラー １３を円筒１に解除自在に固着せしめるための互いに協力し係合し合う手段を形 成している。突起１４および１５の直径は好ましくはスロット１６および１７の 内径よりも僅かに大きく、あるいはスロット１６および１７の軸方向寸法は好ま しくは突起１４および１５の軸方向寸法より僅かに小でいか、あるいはその双方 であり、突起１４および１５がスロット１６および１７内にある時には両者間の 摩擦がロッド１０の回転と一体的なカラー１３の回転を防止するようになってい る。加えて、スロット１６および１７の端はカラーまたはピンの材料により例え ば１８および１９（第４図）において岨市をれうるかまたは部分的に阻止されう るので、スロット１６および１１内でのカラー１３の回転は一方向に制限される 。しかしカラー１３と突起１４および１５は図面に示したような形状であり、そ してスロット１６．１７および突起１４．１５の寸法はカラー１３を円筒１に関 して手動で４分の１回転させることによりカラー１３を円筒１から離脱ζせうる ような寸法である。そのように解除でれると、ロッド１０およびピストン３は円 筒１の軸方向にロッド１０を移動きせることによりそしてロッド１０を回転をせ ることなく円筒１内に挿入したりそれから除去したりすることができる。

ロッド１０はその一端から他端へ延びる軸方向孔を有し、この孔の大きさは表示 ロッド８がロッド１０の軸方向に自由に移動しうるような大きさである。ロッド ８の長では、ばね手段９が圧縮きれていない時ロッド８の一部分８ａがノブ１１ から外方に延びてその上の目盛りマーク１８が見えるような長きである。ばね手 段９が圧縮されると、後述のごとく、ロッド８は第１図で見て左方へ移動してロ ッド８のより多くをノブ１１の外方に露出でせる。

突起１４および１５がスロット１６および１７内にありロッド１０をノブ１１に より回転させると、ピストン３は円筒１の軸方向に移動する。ノズル４を介して 追出されている流体の背圧が増大するにつれてばね手段９が圧縮てれてロッド８ を第１図で見てロッド１０に対して左方へ移動せしめ、ロッド８が適当に目盛り 定めきれた時に、スポイト内の流体に加えられる圧力を目盛りマーク１８の読取 りにより決定することができる。

ばね手段９がロッド１０のねじ山の延長である場合には、もしかかるねじ山、従 ってばね手段９のターンが単段ねじ山またはターンであれば、ロッド１０を回転 させることにより該ターンが圧縮きれる時にロッド１０は弓状に曲がって円筒１ の内壁に対して粘着を生せしめると共にロッド８の部分８ａで読取られる際に流 体圧力の不し山、従ってばね手段９のターンが２つまたはそれ以上の段、例えば 段１９および２０から成る場合には流体圧力に正常に遭遇してかかる粘着は解消 されるかあるいは実質的に解消されることも判明した。

ばね手段９およびピストン３がロッドにより担持されるように且つばね手段９の ターンがカラー１３のねじ山と係合してピストン３を推進させることにより円筒 １の長σを最小に、ピストン３の行程を最大に保ちうるようにばね手段９はロッ ド１０上のねじ山の延長であることが好ましいが、ばね手段９はロッド１０とピ ストン３の間に挿入でれた非腐食性材料の別個のばねであってもよいことは明ら かで、この場合この別個のばねは好ましくは一端においてロッド１０に、他端に おいて表示ロッド８またはピストン３に固着きれる。後者の場合、別個のばねと ロッド１０との連結捷たは別個のばねとロッド８またはピストン３との連結、ま たはこれら両連結は、好ましくは、別個のばねを回転させることなくあるいはピ ストν３を回転きせることなくロッド１ｏを回転きせうるようになされる。

本発明のスポイトを用いる方法は前記米国特許願５ｅｒｉａｌ　Ａ　０６　Ｌ　 ６４２に述べられている通りでありまたここに述べた通りである。即ち、ロッド １ｏおよびそれに固着きれた部品、即ち、ばね手段９、表示ロッド８およびピス トン３は、突起１４および１５がスロット１６および１７から出るまでカラー１ ３を回転させることにより円筒１内でノズル４から引抜くことができ、この時ロ ッド１０および前記部品を円筒１内で引戻して開口５を介して円筒１内に流体を 引込めばよい。次いで、突起１４および１５がスロット１６および１７内に受容 されるまでカラー１３をロッド１ｏに沿って回転させる。しかる後、ノブ１１に よりロッド１ｏを回転させてピストン３を第１図で見て右方へ移動せしめ、円筒 １内の流体に加えられる圧力がノブ１１の外方に延びるロッド８の長袋８ａによ り表示される。

本発明は流体に圧力を加えるために自身のねし山を流体収容円筒に対して固定関 係にあるねじ山と係合させたねじ山付ロッドを用いる上記型式のスポイトに特に 有用である、何故なら圧力が比較的高い値に達することができ圧力が精密に制御 されうるがらである。しかし本発明の原理はピストンが円筒に沿って他の仕方で 押きれて流体に圧力を加えるようにした他の型式のスポイトにも適用可能である 。例えば、ロッド１０およびカラー１３上のねじ山シま省略してもよく、ロッド １０は流体に加えられる圧力をロッド８により表示して円筒１内に単に手動で押 込んでもよい。

表示ロッド８上の目盛りがより容易に見うるから表示ロッド８はノブ１１から外 方に延びて圧力の表示を与えることが好ましいが、表示ロッド８上の目盛りが他 の仕方で見られることができロッド１０に関連ぜしうる場合、例えば、ノブ１１ および／またはロッド１０が透明でそれを介してロッド８上の目盛りが見えるよ うにした場合には、ロッド８が上記のように延びることは不必要である。

以上本発明の好ましい実施例を図示説明したが、本発明の原理から離れることな く種々の変形例が可能であることは当業者には明らかであろう。

「０ 国際調査報告 へ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　内壁と、一端てお（／ｊる流体送り開口と、他端におけるピストン受容開口 とをそなえた中空本体と、該本体内にあって前記内壁と流体密係合をなし前記送 り開口へ接近する方向およびそれから離れる方向に摺動可能なピストンと、 一端において前記ピストン受容開口から延び前記本体内を摺動可能であって軸方 向孔を有する手動操作可能な作動ロッドと、 前記ピストンと前記作動ロッドの、該ピストンに最も近い端とを相互連結する圧 縮可能なばね手段と、一端において前記ピストンにそれと一体移動可能に連結で れ一部分が前記本体の外部から見えるように前記作動ロッドの前記孔内に摺動可 能に装着された表示ロッドとから成り、これにより前記表示ロッドの前記一部分 の位置が前記ピストンの位置および前記圧縮可能なばね手段の圧縮に依存し前記 本体内の流体にピストンにより加えられる圧力を表示するようにした 手動作動可能なスポイト。 ２　請求の範囲第１項において、前記作動ロッドはねし山付ロッドであり、更に 、 該ねじ山付ロッド上に装着されたカラーを含んで成り、該カラーは前記ねし山付 ロッド上のねじ山と螺合するねし山付部分を有し、前記カラーおよび前記ねじ山 付ロッドは互いに対して相対回転可能で前記カラーおよび前記ねじ山付ロッドを 該ロッドの縦方向に相対移動せしめ、また前記本体および前記カラー上にあって 該カラーを該本体に解除自在に固着せしめこれにより該本体の一端から他端へ延 びる方向での該ガラ−の移動を防止するための互いに協力し且つ相互係合する手 段を含んで成り、と記方向に移動せしめるスポイト。 ３　請求の範囲第２項において、前記ばね手段は前記ねじ山付ロッドと一体的で あり、該ねじ山付ロッド上のねじ山゛の延長である弾性ばねターンから成り、該 ターンは前記ねじ山付ロッドの軸方向に互いに関して自由に格上のねじ山は多段 ねじ出であり、前記ばね手段のターンは該ねじ山付ロッド上のねじ山の各々の延 長であるスポイト。 ５　請求の範囲第１項または第２項において、前記表示ロッドの、前記ピストン に連結きれた端とは反対側の端は前記作動ロッドから外方に延びその上に目盛り マークを有するスポイト。 ６　請求の範囲第１項、第２項または第３項において、前記ピストンは可撓性の 弾性材料で作られており該ピストンを回転することなく前記ロッドの回転を許す べく前記ばね手段に回転可能に固着されているスポイト。 ７　請求の範囲第２項において、前記互いに協力し且つ相互係合する手段は前記 他端に隣接して前記本体上にあって該本体から半径方向外方に延び該本体の周方 向に互いに離隔した１対の離隔した突起から成り、該突起は前記本体の周の半分 よりも小ζな周方向長さを有し、前記カラーは該突起を受容するためのスロット を有し、該突起は前記カラーが前記他端に隣接して部分的な回転だけ回転せしめ られた時に前記スロットの壁と係合し、前記カラー上には該カラーの回転を制限 するために前記突起の少なくとも１つと保合可能な止め手段が設けられているス ポイト。 ８　請求の範囲第７項において、前記止め手段は前記スロットの少なくとも１つ の一端内に突出する手段から成るスポイト。