JPS5849622Y2 - 電磁装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は放電灯用安定器等の電磁装置に関するもので
ある。

従来の放電灯安定器を第１図に示している。

図において、１は鉄心、２はコイル、３は端子、４はコ
イルカバー、４ａはその開口、５は取付板、６は取付板
５に設けられた取付孔、７は取付板５に設けられたワニ
ス吊り用孔、８は取付板５の両側部に折曲されたリブで
ある。

このように構成された放電灯安定器は、端子３にリード
線をはんだ付けする場合、よくみえるような姿勢で作業
するため、通常仮想線のような格好になる。

しかしながらこの場合、はんだごて９がコイルカバー４
に当るため、コイルカバー４が邪魔になりはんだ付作業
が非常にやりにくいという欠点があった。

１０はリード線である。これを防ぐために端子３を長く
することも可能だが、はんだ付作業時に可成り大きな力
が加わるために端子の強度上の限界がある。

また、コイルカバー４は端子導出用開口４ａがあるため
に機械的に十分な強度がなく、安定器からの振動により
騒音を発生する。

したがって、この考案の目的は、端子のはんだ付は作業
が容易である電磁装置を提供することである。

この考案の一実施例を第２図および第３図に示す。

すなわち、この電磁装置は、端子導出用開口１１を有す
るコイルカバー１２の上側部を傾斜部１３としている。

その他は第１図のものと同様である。第３図ははんだ付
は作業の状態を示している。

すなわち、傾斜部１３により、はんだごて９を傾斜部１
３の表面に沿って傾けられるから、はんだＡが見やすく
こて操作がし易い。

また、傾斜部１３をはんだごて９のガイドにすることも
できる。

また、傾斜部１３により、コイルカバー１２の固有振動
数が変化し、騒音低下の効果がある。

以上のように、この考案の電磁装置は、コイルカバーに
傾斜部を設けたため、端子のはんだ付は作業が容易にな
るという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の放電灯安定器の斜視図、第２図はこの考
案の一実施例の斜視図、第３図はそのはんだ作業状態を
示す斜視図である。 １・・・・・・鉄心、２・・・・・・コイル、３・・・
・・・端子、１１・・・・・・端子導出用開口、１２・
・・・・・コイルカバー、１３・・・・・・傾斜部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 取付板と、この取付板に取付けられて側部にコイル露出
   部をもつ電磁装置本体と、前記コイル露出部を被覆する
   とともに前記取付板側に端子導出用開口部をもつコイル
   カバーと、前記開口部より前記取付板に平行に突出した
   外部リード線接続用端子とを備え、前記コイルカバーの
   前記開口部の上側に上端部側が前記電磁装置本体に接近
   する傾斜部を形成したことを特徴とする電磁装置。