JPS5849473Y2 - ガスライタ−の発火石収容装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は発火石をヤスリ車で摩擦して火花を発生し、こ
の火花によって燃料ガスに着火する型式のガスライター
に関し、特に前記発火石及び予備の発火石の収容装置に
関するものである。

発火石を利用したガスライターとしては、ヤスノ車を支
承するブロック体の上面に案内孔を形成し、この案内孔
内に配した発火石を５押部材でヤスリ車方向へ付勢する
ものが知られているが、ブロック体の上面に案内孔が開
口しているため、案内孔内に異物がはいる慣れがあり、
一方、発火石がなくなった時のために予備の発火石を備
えたガスライターも知られているが、構造が複雑で実用
的でなかった。

本考案は上記の点に鑑み、ブロック体の上部に枢着した
被覆体によって、案内孔の開口端と予備発火石の収納室
とを隠蔽できるようにし、しかもその隠蔽作用と発火石
の押圧作用とを確実に行えるようにしたガスライターの
発火石収容装置を提供することを目的とする。

以下図面に基づき本考案の実施例を説明する。

上端に消火蓋１を軸支したケース２の内壁には突出壁３
が溶着固定してあり、この突出壁３を介して上方に配置
されたブロック体４と下方に配置された仕切体５とはネ
ジ６によって固定され、前記仕切体５の下方にはガス噴
出ノズル７を備えた燃料タンク８が配置しである。

前記ブロック体４の上部に支承されているのはヤスリ車
９であり、このヤスリ車９はブロック体４と前記仕切体
５間に回転可能に挟持された操作輪１０に連結されてい
る。

前記ブロック体４の上部には発火石充填部１１ ａを備
えた案内孔１１が形成してあり、またブロック体４の中
央部分で軸支された５押部材１２はバネ部材１３によっ
て時計回り方向に付勢されており、前記案内孔１１内に
充填された発火石１４は５押部材１２によって前記ヤス
リ車９方向に付勢されている。

前記消火蓋１の内壁に固定された垂下片１ａ下端には、
コイルばね１５によって上方に付勢された開閉部材１６
が当接しており、この開閉部材１６の掛合部１６ ａは
スプリング１７を介して前記ガス噴出ノズル７と係合し
ており、前記消火蓋１の開放作動に伴なって前記開閉部
材１６が上昇するとガス噴出ノズル７も上昇して燃料ガ
スを噴出するようになっている。

前記案内孔１１側方の前記ブロック体４上部に形威しで
あるのは有底の収納室１８であり、予備の発火石１９が
この収納室１８内に収納できるようになっており、また
ブロック体４上端の耳部４ａには前記案内孔１１と収納
室１８の開口端を共に隠蔽する被覆体２０が軸２１によ
って開閉自在に支承されており、この被覆体２０はブロ
ック体４上面の凹部４ｂ内に配した板状のばね２２によ
ってその開閉作動を助長される。

点火する場合は、消火蓋１を開放すると垂下片１ａによ
って押下されていた開閉部材１６が上昇し、これによっ
て掛合部１６ａも上昇するのでガス噴出ノズル７は開弁
じ先端より燃料ガスを噴出する。

そしてこの状態で操作輪１０を回転するとヤスリ車９と
発火石１４が摩擦して火花を発生し、先に噴出している
燃料ガスに着火する。

また、成型なる使用によって前記発火石１４がなくなり
予備の発火石１９を充填する場合は、被覆体２０を開放
して収納室１８から発火石１９を取出し、案内孔１１よ
り突出している５押部材１２に指を掛けてこれを後退し
、発火石充填部１１ ａより案内孔１１内に発火石１９
を充填すれば良い。

発火石１９を充填した後、被覆体２０を閉鎖すれば案内
孔１１と収納室１８は再び被覆体２０によって隠蔽され
、従って収納室１８は閉蓋され案内孔１１内に異物がは
いるのも防止できる。

本考案は上述の如くであり、特にブロック体に枢着した
被覆体によって案内孔と収納室の上開口端に通常おおい
隠しているため、案内孔内に異物が侵入するのを防止で
きると共にテ゛ザイン的にも優れたガスライターを提供
でき、また被覆体を開放することによって案内孔と収納
室を共に露出できるため、発火石の充填操作も容易であ
り、さらに５押部材にバネ部材が、また袋覆体にばか各
々別個に作用しており、案内孔と収納室の隠蔽作用と、
発火石の押圧作用とは確実に行え、簡単な構成で実用的
なガスライターの発火石収容装置を提供できるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るガスライターの縦断面図、第２図
は消火蓋と被覆体を省略した平面図、第３図は消火蓋と
被覆体を開放した状態の斜視図である。 １・・・・・・消火蓋、２・・・・・・ケース、４・・
・・・・ブロック体、４ｂ・・・・・・凹部、９・・・
・・・ヤスリ車、１１・・・・・・案内孔、１１ ａ・
・・・・・発火石充填部、１２・・・・・・５押部材、
１３・・・・・・バネ部材、１４・・・・・・発火石、
１８・・・・・・収納室、１９・・・・・・予備の発火
石、２０・・・・・・被覆体、２２・・・・・・ばね。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ヤスリ車９を支承するブロック体４の上面に、発火石充
   填部１１ ａを有する案内孔１１を形成し、発火石１４
   を前記ヤスリ車９方向に付勢するためバネ部材１３にて
   付勢されている５押部材１２を前記案内孔１１より突出
   し、前記ブロック体４の上部をケース２上端に軸支した
   消火蓋１にて被覆してなるガスライターにおいて、前記
   ブロック体４の上面に予備の発火石１９を収納可能な収
   納室１８を形成し、この収納室１８と前記案内孔１１を
   隠蔽する被覆体２０を前記ブロック体４に枢着し、この
   被覆体２０の開閉作動を助長するため被覆体２０に弾接
   するばね２２を、前記ブロック体４上面に形威した凹部
   ４ｂ内に収納してなるガスライターの発火石収容装置。