JPS5849120B2 - ブラシレス回転電機の速応励磁方法 - Google Patents

ブラシレス回転電機の速応励磁方法

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JPS5849120B2
JPS5849120B2 JP50158644A JP15864475A JPS5849120B2 JP S5849120 B2 JPS5849120 B2 JP S5849120B2 JP 50158644 A JP50158644 A JP 50158644A JP 15864475 A JP15864475 A JP 15864475A JP S5849120 B2 JPS5849120 B2 JP S5849120B2
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exciter
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長徳 鬼塚
正直 南波
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えばブラシレス同期発電機において、特にそ
の界磁を急速に過励磁できるようにしたブラシレス回転
電機の速応励磁方法に関する。
電力系統に同期発電機を接続しているとき、系統に突発
的異常が発生して安定度を失う危険がある場合には同期
発電機の界磁を急激に変化させ、系統の安定に寄与する
ことが必要である。
そのため、同期発電機においては速応励磁方式が各種考
えられ採用されており、またこれとは別に保守点検の低
減のため、ブラシレス化が普及し、ブラシレス同期発電
機も数を増しつつある。
ところで、従来ブラシレス同期発電機の速応励磁方式は
、第1図に示す如くなっている。
すなわち、第1図において、1は電機子巻線1aおよび
界磁巻線1bを備えた同期発電機(以下主機という)、
2は電機子巻線2aおよび界磁巻線2bを備えた回転電
機子形同期発電機(以下励磁機という)、3は励磁機2
の交流出力を受けこれを直流に変換して主機1の界磁巻
線1bに与える回転整流器、4は励磁機2の界磁巻線2
bを直流励磁する励磁機界磁制御直流電源である。
上記で主機1の界磁巻線1b、励磁機2の電機子巻線2
aおよび回転整流器3は回転部分5を構或している。
従って、このようなブラシレス同期発電機の速応励磁方
式において、直流電源4により励磁機2の界磁巻線2b
が励磁されてその電機子巻線2aより交流出力が得られ
ると、この出力は電機子巻線2aと同軸上にある主とし
て整流素子より或る回転整流器3により直流に変換され
、主機1の界磁巻線1bに直流励磁電流が供給される。
しかしこの励磁方式では励磁機2の界磁時定数が大きく
励磁機界磁電圧を急激に増加しても励磁機発生電圧は遅
れて上昇し、また主機1の界磁時定数があるので主機1
の界磁電流の増加速度は各各の時定数が加算され更に遅
れることになる。
し?がって急速励磁するためには、励磁機本体の構造に
考慮が払われ、励磁機2の界磁時定数を小さくする工夫
が行なわれている。
また急速励磁を行なうためのもう1つの励磁方式は、第
1図と同一部分には同一記号を付して示す第2図に示す
ように、回転整流器3の整流素子をサイリスクに置き換
え、その制御角を回転変圧器電源6に回転変圧器7を介
して接続されたサイリスクゲート制回路8により制御す
ることにより、急速励磁するようにしたものである。
この場合、励磁機2の発生電圧を常に高くしておき、サ
イリスク整流回路で制御遅れ角を90°に近い値〔しぼ
った状態)で主機界磁巻線1bに直流電流を供給してお
き、また急速励磁するときは制御遅れ角を急速に小さく
することにより、主機界磁巻線1bに印加されるべき直
流電圧は急速に大きくなり、主機界磁電流はその時定数
で決まる遅れのみで増加する。
しかし乍ら、これら第1図および第2図に示すブラシレ
ス同期発電機の急速励磁方式では次のような欠点がある
すなわち、励磁機の界磁を直流励磁を採用する励磁機で
は励磁機本体の時定数の減少に眼度がある。
また第2図に示すようにサイリスク素子を用いる場合、
サイリスクのゲート信号をブラシレスで与えるため、図
示する如く多くの回転変圧器を要し、また回転部分のゲ
ート制御回路等回転する部品が多くなり、信頼性の点で
劣る。
さらに主機界磁巻線には鋸歯状(サイリスク制御に伴う
)過電圧が印加されることになり、主機界磁巻線の絶縁
を強固にしておく必要がある。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的はブラシレス化の励磁機として従来とは異なった
方式による励磁機を採用してその応答を早め、回転子側
には整流素子による回転整流器を用い回転体の信頼性を
向上させることにより、信頼性が高くしかも速応励磁に
適するブラシレス回転電機の速応励磁方法を提供するに
ある。
以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第3図において、11は電機子巻線11aおよび界磁巻
線11bを備えた同期発電機、12は1次巻線(固定子
巻線)12aおよひ2次巻線(回転子巻線)12bを備
えた多相交流分布巻き構造の励磁機で、この励磁機は従
来の巻線形誘導機と同じである。
また13は誘導形励磁機12の2次巻線12bから得ら
れる交流出力を受けこれを直流に変換して同期発電機1
1の界磁巻線11bを直流励磁する整流素子を主体とす
る回転整流器、14は誘導形励磁機12の1次巻線を励
磁する少なくとも周波数を急激に叶変し得るインバータ
の如き電源である。
上記で、同期発電機11の界磁巻線11b、誘導形励磁
機12の2次巻線12bおよび回転整流器13は回転部
分15を構成している。
次に上記のように構或されたブラシレス同期発電機の励
磁装置の作用について述べる。
定常状態では励磁機12の1次巻線12aはインバータ
電源14により励磁され、その時の周波数をf1とする
ここで、励磁機12の極数をPEとするとその回転磁界
回転数はN, = 1 2 0 f17PEとなり、回
転軸が静止しているときは励磁機12は誘導機における
すベリS=1の状態であるため、その2次〔回転子)巻
線12bに誘起される電圧の周波数f2はf,に一致す
る。
しかし回転軸の回転方向が1次巻線12aにより発生す
る回転磁界方向と逆の場合はすべりS>1となり、2次
巻線12bに誘起する電圧の周波数f2はf1より犬と
なる。
その時の回転数をNとすると、f2= ( N+N,
) x PE/1 2 0 ・・・・・・・・・(1
)が或立し、また1次巻線励磁相電圧■,、1次巻線l
相直列巻回数n,、巻線係数Kwとすると、1 磁束数は、 (但しK ,”” 44 4 X n + ×KW 1
)が成立する。
同じ磁束数が2次側巻線と交鎖すると仮定すれば、2次
側に誘起する相電圧■2は次の(3)式となる。
但し、2次1相直列巻回数02、巻線係数KW 2とす
る。
上記式でK2,K,は定数であり、さらに軸回転数Nお
よび1次電圧■1を一定として周波数f1のみ変化させ
減少させると、(4)式より2次電圧■2は増加する。
もちろん(1)式より周波数f2は減少するが、第3図
のように、2次巻線12bの負荷は回転整流器13を介
して同期発電機界磁巻線1lbに直流を供給するので、
周波数は問題でなく、2次巻線12bに誘起される電圧
のみが問題となる。
ここで上記(1) , (4)式について具体的に説明
する。
今、励磁機11の極数PE=2、1次側周波数f1=5
0■Zとすると、N1二1 2 0X5 0/2=30
0Orpmとなる。
また軸回転数N=300Clrl)111(但し回転方
向が励磁機磁界回転方向と逆の場合、即ちすべりS=2
)とすると:(1)式よりf2=lOOHZとなる。
(4)式で(K2/Kl)二l(ほぼ1次、2次の巻線
直列巻回数が等しい時)とし、V,=50Vとすると、 となる。
次にN,V1を不変の状態でf1のみ20Hzまで減少
したとする(即ち、もとの2/5にしたとする)。
この時N,=i20x20/2=120Orpmとなり
、(1)式よりf2=(3000+1.200)X2/
120=70Hzとなる。
また電圧■2は(4)式より?る。
この具体例より分るように励磁機12の1次巻線12a
を励磁するインバータ電源14の制により、その出力電
圧(励磁機12の1次電圧)を一定に保持した状態でそ
の出力周波数のみ低くすると、励磁機12の2次電圧、
即ち同期発電機11の端子電圧は増加することが分る。
次に速応性について述べる。
励磁機12内における磁束は、時間的に極性までかわる
交流磁束であるため、常に磁束は変化しており、この点
が従来の励磁機の直流磁束と異なるところである。
またインバータ電源14は電子回路によりその出力周波
数を制御しているので、出力周波数を急変することは容
易で、ほとんど時間遅れがない。
従って、上記のような性能を有するインバータ電源14
と交流励磁の励磁機12とを組合せ、フ?レス励磁方式
を用いると、従来の励磁方式より格段に早い速応性が発
揮される。
実験によると、本速応励磁方式における同期発電機の立
上り時間Tfは急変後の1次励磁周波数f′,に関係し
、その値はおよそl/2f’秒である。
前述の具体例で、周波数f1を50Hzより20Hzに
急変した場合、Tf中1/2 X 2 0=0.0 2
5secとなり、これは従来の励磁機の場合(Tdo
=1〜1.5sec)に比較し、格段に改善されている
ことが判明した。
即ち、同期発電機11の界磁を急激に増磁する必要があ
る場合、本装置によるブラシレス励磁が有効であること
が実験的にも確認できた。
このような制御による急速励磁の場合、上記(2)式で
分るように、磁束のが増加するため、励磁機としては増
磁状態でも磁気回路があまり飽和しないようにする必要
があるため、定常時は比較的低い磁束密度で運転される
このような特性は増磁を要する従来の励磁機でも同じで
あり、本励磁方式における欠点とはならない。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例にのみ限定
されず、その要旨を変更しない範囲内で種々変形して実
施できるものである。
以上述べたように本発明によれば、定常運転時は軸回転
方向と誘導励磁機固定子の回転磁界の方向が逆になるよ
うにインバークの如き電源により励磁され、同期発電機
の界磁を急速に増磁しようとする際、上記電源の出力電
圧を少なくとも減少させることなく、その出力周波数が
零でない低い周波数に急速に変化させる方向に制するよ
うにしたので、従来の励磁方式よりより高い速応性が得
られ、また、回転部分にサイリスクあるいはその他それ
に付随するゲート制(財)用の各部品を要さず、信頼性
が向上し、特にタービン発電機の如き高速回転発電機の
速応励磁方式に有効であり、さらに、各機器で励磁機は
従来の巻線形誘導電動機と構造的に同じであり、回転機
としての実積が多く、その電源となるインバークも従来
インバークとほとんど変わるところがなく、システムと
して特に開発を要する機器としなくともよい実用性の高
いブラシレス回転電機の速応励磁方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のブラシレス同期発電機の速
応励磁方式のそれぞれ異なる例を示す回略図、第3図は
本発明によるブラシレス回転電機の速応励磁方式の一実
症例を示す回路図である。 11・・・・・・同期発電機、12・・・・・・誘導形
励磁機、13・・・・・・回転整流器、14・・・・・
・インバータ電源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 固定子および回転子巻線とも多相交流分布巻き構造
    をもつ励磁機と、この励磁機の固定子巻線を励磁する周
    波数が町変の多相インバータの如き電源と、前記励磁機
    の回転子巻線より得られる交流出力を直流に変換してブ
    ラシレス回転電機の界磁巻線に供給する回転整流器とを
    備えた励磁装置を用いて、定常運転時は前記励磁機の固
    定子巻線を軸回転方向と励磁機固定子の回転磁界の方向
    が逆になるように前記インバークの如き電源により励磁
    し、また前記ブラシレス回転電機の界磁を急速に増磁し
    ようとするときは、前記インバータの如き電源の出力電
    圧を一定としてその出力周波数を零でない低い周波数に
    急速に低下させ、さらに前記ブラシレス回転電機の界磁
    を急速に減磁しようとするときは前記インバータの如き
    電源の出力電圧を一定としてその出力周波数を急速に上
    昇させることを特徴とするブラシレス回転電機の速応励
    磁方法。
JP50158644A 1975-12-26 1975-12-26 ブラシレス回転電機の速応励磁方法 Expired JPS5849120B2 (ja)

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JPS5280413A JPS5280413A (en) 1977-07-06
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JPS5421115U (ja) * 1977-07-15 1979-02-10
JPS5420317A (en) * 1977-07-15 1979-02-15 Taiyo Electric Mfg Exciter for brushless ac generator

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