JPS5848980B2 - 回路しや断器 - Google Patents
回路しや断器Info
- Publication number
- JPS5848980B2 JPS5848980B2 JP9762178A JP9762178A JPS5848980B2 JP S5848980 B2 JPS5848980 B2 JP S5848980B2 JP 9762178 A JP9762178 A JP 9762178A JP 9762178 A JP9762178 A JP 9762178A JP S5848980 B2 JPS5848980 B2 JP S5848980B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- fixed contact
- current
- circuit
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は先端にそれぞれ接点をもつ可動接触子と固定
接触子とを閉路状態で平行になるように配置し、これら
接触子に大電流が流れたときに両接触子間に生ずる電磁
反発力を利用して過電流引外し装置による可動接触子の
開離動作を待たずに固定接触子を可動接触子から開離さ
せる限流機構をもつ回路しゃ断器に関する。
接触子とを閉路状態で平行になるように配置し、これら
接触子に大電流が流れたときに両接触子間に生ずる電磁
反発力を利用して過電流引外し装置による可動接触子の
開離動作を待たずに固定接触子を可動接触子から開離さ
せる限流機構をもつ回路しゃ断器に関する。
一般に此の種の回路しゃ断器は、短絡電流のような大電
流のしゃ断には十分な性能を発揮する反面、回路電流が
漸増して過電流状態となった比較的小電流の領域におけ
るしゃ断に安定した性能が得られず、その結果該電流の
しゃ断時、接点が溶着を起すことになりこれを除くよう
に要求されていた。
流のしゃ断には十分な性能を発揮する反面、回路電流が
漸増して過電流状態となった比較的小電流の領域におけ
るしゃ断に安定した性能が得られず、その結果該電流の
しゃ断時、接点が溶着を起すことになりこれを除くよう
に要求されていた。
従来の回路しゃ断器の一例を第1図および第2図に示す
断面図を基に説明する。
断面図を基に説明する。
第1図は閉路状態であり開閉操作用のハンドル1には可
動接触子2の開閉動作を行なうためにトグル機構3が連
結されている。
動接触子2の開閉動作を行なうためにトグル機構3が連
結されている。
接触子が閉路状態で回路に異常電流が流れると、過電流
引外し装置4の作用により爪41と引外しレバー31と
の係合が外れ自動的にトグル機構3が反転し接点の自動
開路が行なわれる。
引外し装置4の作用により爪41と引外しレバー31と
の係合が外れ自動的にトグル機構3が反転し接点の自動
開路が行なわれる。
固定接触子5、電源側端子6、負荷側端子7および消弧
装置8などの構成部品は絶縁物製のカバー9およびケー
ス10内に組立てられている。
装置8などの構成部品は絶縁物製のカバー9およびケー
ス10内に組立てられている。
可動接触子2と固定接触子5とは、両者間に電磁反発力
を生じさせるべく、互いに平行する部分を有している。
を生じさせるべく、互いに平行する部分を有している。
第2図は、過電流引外し装置4の爪外し作用にともなう
トグル機構3の反転による可動接触子2の開極動作の前
に、電磁反発力によって固定接触子5が開離した状態を
示す。
トグル機構3の反転による可動接触子2の開極動作の前
に、電磁反発力によって固定接触子5が開離した状態を
示す。
配置上平行部分のある可動接触子2および固定接触子5
をとおして流れる電流■の大きさと、固定接触子5が受
ける電磁反発力Fとの間には、 F−k■2・・・・・(1)(但しkは定数)が成立つ
。
をとおして流れる電流■の大きさと、固定接触子5が受
ける電磁反発力Fとの間には、 F−k■2・・・・・(1)(但しkは定数)が成立つ
。
従ってある大きさ以下の電流に対しては固定接触子5の
開離が行なわれないように、引張りスプリング22にて
、固定接触子5に時計方向への回転力を与え、もって電
磁反発力により固定接触子5が軸11を中心として反時
計方向に回転するのをさまたげる。
開離が行なわれないように、引張りスプリング22にて
、固定接触子5に時計方向への回転力を与え、もって電
磁反発力により固定接触子5が軸11を中心として反時
計方向に回転するのをさまたげる。
このスプリングjCtモとすればF−f=kI2・・・
・・(2)即ち■ ・・・・・・(3)なる電流
以上になると固定接触子5は開離し始めるが、ちょうど
(3)式が成立する状態では接触距力はOとなりしかも
接点は開離しないままである。
・・(2)即ち■ ・・・・・・(3)なる電流
以上になると固定接触子5は開離し始めるが、ちょうど
(3)式が成立する状態では接触距力はOとなりしかも
接点は開離しないままである。
以上のようにこの回路しゃ断器は必ずこの接触圧力Oの
領域が存在しこの領域の電流の場合には接点が溶着を起
すという欠点があった。
領域が存在しこの領域の電流の場合には接点が溶着を起
すという欠点があった。
この発明は上記欠点に鑑み、限流開始電流値よりも小さ
な電流に対してはその増加にともなって電磁反発力によ
る接触出力が増大し、電流が前記値以上になると開離す
るような接触子を備えた回路しゃ断器を提供し、もって
開離時に接点が溶着を起こすことをなくすことを目的と
する。
な電流に対してはその増加にともなって電磁反発力によ
る接触出力が増大し、電流が前記値以上になると開離す
るような接触子を備えた回路しゃ断器を提供し、もって
開離時に接点が溶着を起こすことをなくすことを目的と
する。
この発明によれば上記目的は、冒記様式の回路しゃ断器
において、固定接触子はその略中央部にピンを有しこの
ピンが固定接触子に略垂直に形成されたガイド溝に遊嵌
されかつピンを挾んで適宜の間隔をおいて配された2本
のスプリングにより可動接触子に向けて押圧されている
とともに、固定接触子における接点と反対側の端部の下
方にストツパが設けられていることにより達成される。
において、固定接触子はその略中央部にピンを有しこの
ピンが固定接触子に略垂直に形成されたガイド溝に遊嵌
されかつピンを挾んで適宜の間隔をおいて配された2本
のスプリングにより可動接触子に向けて押圧されている
とともに、固定接触子における接点と反対側の端部の下
方にストツパが設けられていることにより達成される。
以下この発明の実施例を図面により説明する。
第3図および第4図は本発明にかかる回路しゃ断器の接
触子装置部の断面図、第5図から第8図まではその動作
原理図である。
触子装置部の断面図、第5図から第8図まではその動作
原理図である。
なお第3図および第4図において固定接触子12の他は
第1図および第2図に示す従来のものと同様である。
第1図および第2図に示す従来のものと同様である。
本発明の固定接触子12は、固定接触子導体13、接点
14およひピン17から構成されている。
14およひピン17から構成されている。
ピン17はガイド板15に略垂直に設けたガイド溝16
に挿入されている。
に挿入されている。
固定接触子導体13は閉路状態にて可動接触子2とほぼ
平行する状態に配置されている。
平行する状態に配置されている。
また、固定接触子導体13はピン17を挾んで間隔をお
いて配されたFモ縮スプリング18,19により押圧さ
れている。
いて配されたFモ縮スプリング18,19により押圧さ
れている。
以下本発明による接触子装置の動作原理を第5図から第
8図により説明する。
8図により説明する。
なお図中の部品番号は第3図および第4図に対応してい
る。
る。
第5図は通常の閉路状態を示す。
この状態において[E縮スプリング18およひ19の力
により、固定接触子12はそれに固着されたビン17が
ガイド溝16の最上部に突き当った状態で安定しており
、ストツパ20と、固定接触子12における接点14側
の反対側の端21との間には適当な隙間がある。
により、固定接触子12はそれに固着されたビン17が
ガイド溝16の最上部に突き当った状態で安定しており
、ストツパ20と、固定接触子12における接点14側
の反対側の端21との間には適当な隙間がある。
いま固定接触子12のピン17の中心から正縮スプリン
グ18の作用点までの距離をl1、距縮スプリング19
の作用点までの距離l2とし、可動接触子2と固定接触
子12との間に発生する電磁反発力のうち、l1部分で
受ける力をF1,l2部分で受ける力をF2とすればあ
る電流Im以下の電流■1 に対してF1−k1■1′
,F2=k2■1′であり、これらの電磁反発力により
固定接触子12が動かないように壓縮スプリング18の
力f1および康縮スプリング19の力f2が決定される
。
グ18の作用点までの距離をl1、距縮スプリング19
の作用点までの距離l2とし、可動接触子2と固定接触
子12との間に発生する電磁反発力のうち、l1部分で
受ける力をF1,l2部分で受ける力をF2とすればあ
る電流Im以下の電流■1 に対してF1−k1■1′
,F2=k2■1′であり、これらの電磁反発力により
固定接触子12が動かないように壓縮スプリング18の
力f1および康縮スプリング19の力f2が決定される
。
またピン17を中心とする固定接触子12のモーメント
はF,l1−f,l1<F2l2−f2l2となるよう
にl1と、l2の寸法が決定される。
はF,l1−f,l1<F2l2−f2l2となるよう
にl1と、l2の寸法が決定される。
かかる条件下においてIm以下の電流では固定接触子1
2は電磁反発力により第5図においてピン17を支点と
して時計方向への回転力を受ける。
2は電磁反発力により第5図においてピン17を支点と
して時計方向への回転力を受ける。
すなわち電磁反発力により接触圧力が増大し、その大き
さは電流の大きさの2乗に比例して増大する。
さは電流の大きさの2乗に比例して増大する。
回路電流の大きさがIm以上になると固定接触子12全
体にかかる電磁反発力Fは圧縮スプリング19の力f2
に打勝って接点14を支点として固定接触子12全体を
時計方向に回転させる大きさとなり、固定接触子12は
端21がストツパ20にぶつかる第6図に示す位置まで
移動する。
体にかかる電磁反発力Fは圧縮スプリング19の力f2
に打勝って接点14を支点として固定接触子12全体を
時計方向に回転させる大きさとなり、固定接触子12は
端21がストツパ20にぶつかる第6図に示す位置まで
移動する。
もしこの状態で回路電流が減少すれば固定接触子12は
圧縮スプリング19の力により第5図すなわち第3図の
状態に復帰する。
圧縮スプリング19の力により第5図すなわち第3図の
状態に復帰する。
次に回路電流がさらに増し限流開始電流I7に達すると
、固定接触子12は、その端21のストツパ20に当っ
た部分を支点として玉縮スプリング18および19の力
f1とf2に打勝って反時計方向に回転する。
、固定接触子12は、その端21のストツパ20に当っ
た部分を支点として玉縮スプリング18および19の力
f1とf2に打勝って反時計方向に回転する。
その際、ピン17がガイド溝16に沿って第7図に示す
位置まで速やかに移動する。
位置まで速やかに移動する。
この状態で開離した接点14により生じたアーク抵抗が
回路電流を限流し、こののち引続いて既に動作を開始し
ている過電流引外し装置4の爪外し(こより、トグル機
構3が反転し可動接触子2により開極が行なわれ、回路
のしゃ断が完了される。
回路電流を限流し、こののち引続いて既に動作を開始し
ている過電流引外し装置4の爪外し(こより、トグル機
構3が反転し可動接触子2により開極が行なわれ、回路
のしゃ断が完了される。
回路がしゃ断されると固定接触子12に作用する電磁反
発力はなくなり圧縮スプリング18およひ19の力によ
り固定接触子12は第7図から第8図の状態に自動的に
復帰する。
発力はなくなり圧縮スプリング18およひ19の力によ
り固定接触子12は第7図から第8図の状態に自動的に
復帰する。
上記のように本発明によれば、限流開始電流値よりも小
さな回路電流に対してはその増大とともに接触距力が増
大し、回路電流がその値以上になると速やかに開離する
ような接触子をもつ回路しゃ断器が得られる。
さな回路電流に対してはその増大とともに接触距力が増
大し、回路電流がその値以上になると速やかに開離する
ような接触子をもつ回路しゃ断器が得られる。
第1図および第2図はそれぞれ従来の回路しゃ断器の閉
路状態および開路状態を示す側断面図、第3図および第
4図はそれぞれ本発明にかかる回路しゃ断器における接
触子装置部の閉路状態および開路状態を示す側断面図、
第5図ないし第8図は本発明による回路しゃ断器の接触
子装置部の動作原理を説明するための構成図である。 2:可動接触子、12:固定接触子、13:固定接触子
導体、14:可動接触子、15:軸受、16:ガイド溝
、17:ピン、18,19:圧縮スプリング、20:ス
トツパ、21:固定接触子の端。
路状態および開路状態を示す側断面図、第3図および第
4図はそれぞれ本発明にかかる回路しゃ断器における接
触子装置部の閉路状態および開路状態を示す側断面図、
第5図ないし第8図は本発明による回路しゃ断器の接触
子装置部の動作原理を説明するための構成図である。 2:可動接触子、12:固定接触子、13:固定接触子
導体、14:可動接触子、15:軸受、16:ガイド溝
、17:ピン、18,19:圧縮スプリング、20:ス
トツパ、21:固定接触子の端。
Claims (1)
- 1 先端にそれぞれ接点をもつ可動接触子と固定接触子
とを閉路状態で平行になるように配置し、これら接触子
に大電流が流れたときに両接触子間に生ずる電磁反発力
を利用して過電流引外し装置による可動接触子の開離動
作を待たずに固定接触子を可動接触子から開離させる限
流機構をもつ回路しゃ断器において、固定接触子はその
略中央部にピンを有しこのピンが固定接触子に略垂直に
形成されたガイド溝に遊嵌されかつピンを挾んで適宣の
間隔をおいて配された2本のスプリングにより可動接触
子に向けて押圧されているとともに、固定接触子におけ
る接点と反対側の端部の下方にストツパが設けられてい
ることを特徴とする回路しゃ断器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9762178A JPS5848980B2 (ja) | 1978-08-10 | 1978-08-10 | 回路しや断器 |
IT24867/79A IT1122684B (it) | 1978-08-10 | 1979-08-02 | Interruttore elettrico automatico |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9762178A JPS5848980B2 (ja) | 1978-08-10 | 1978-08-10 | 回路しや断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5524375A JPS5524375A (en) | 1980-02-21 |
JPS5848980B2 true JPS5848980B2 (ja) | 1983-11-01 |
Family
ID=14197266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9762178A Expired JPS5848980B2 (ja) | 1978-08-10 | 1978-08-10 | 回路しや断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5848980B2 (ja) |
-
1978
- 1978-08-10 JP JP9762178A patent/JPS5848980B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5524375A (en) | 1980-02-21 |
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