JPS5848137Y2

JPS5848137Y2 - 印刷装置

Info

Publication number: JPS5848137Y2
Application number: JP13056676U
Authority: JP
Inventors: 陽佐藤
Original assignee: 株式会社サト−研究所
Priority date: 1976-09-30
Filing date: 1976-09-30
Publication date: 1983-11-02
Also published as: JPS5349999U; NL7710624A; DE2742053A1; GB1582363A; CA1097535A; FR2366132A1

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、携帯式ラベル印刷貼付機等における印刷装置
の改良に関し、特に印字バンドの活字面が、ラベル等の
被印字部と常に平行な状態で打印が行なわれて、ラベル
等に濃淡差のない高精度の印刷が常時筒されるようにし
た印刷装置に関する。

携帯式ラベル印刷貼付機（以下、ハンドラベラーという
）等における印刷装置は、一般的な方式として、第１図
のように印字器３が、グリップ１とバンドレバー２との
把握操作によって下降するヨーク４に固定されているか
、又はハンドラベラー等の機枠３６．３６’に固定され
ているか、のいづれかの方式が採用されている。

そして、前者においては、ヨーク４と共に下降する印字
器３の下端に位置している活字５が、機枠３６．３６’
に固定されているプラテン６面上のラベルに当接して、
該ラベルに印刷を施し、また後者においては、バンドレ
バー２の操作に連動してプラテン６が上昇して、その上
面に載置されているラベルが、上記印字器３下端の活字
５面に当接して印字されるようになっている。

そして、印字器３の構造は、第２図及び第３図に示した
ように、選択つまみ７の操作によって回転する選択輪８
，８・・・・・・と共に回転させられる印字バンド９，
９・・・・・・の下方の端部が、弾性支持装置１０の作
用力を受けている位置決めコマ１１．１１・・・・・・
によって支持されて、印字バンド９，９・・・・・・の
活字５゜５・・・・・・が印字位置に位置決めされると
共に、ラベル面と平行な状態で打印が行なわれるように
、該活字５面の角度を一定に保持させるようになってい
る。

上記した印字バンドの位置決め支持機構の従来の方式を
、第６図を参照して更に詳しく説明すると、並列懸架さ
れた印字バンド１０９，１０９・・・・・・の数と同数
個の位置決めコマ１１１，１１１・・・・・・が、印字
器１０３のフレーム１２０，１２０間に横架されている
軸棒１１３に回転自在に取付けてあり、その上部には、
フレーム１２０，１２０間に架設固定されている架橋部
材１１４と、その架橋部材１１４に上端が固定されてい
るピン１１５．１１５・・・・・・と、このピン１１５
，１１５・・・・・・の外周に巻装されている押圧スプ
リング１１６，１１６・・・と、上記ピン１１５，１１
５が挿入される摺動孔１１７゜１１７・・・・・・を有
し、かつ上記押圧スプリング１１６゜１１６・・・・・
・によって常に位置決めコマ１ｌｌｊｌｌ・・・・・・
の方に付勢されている押圧部材１１８，１１８・・・・
・・と、から構成されている弾性支持装置１１０が設け
られている。

しかして、上記押圧部材１１８，１１８・・・・・・の
下面が押圧スプリング１１６．１１６・・・・・・の付
勢力によって、常に位置決めコマ１１１，１１１・・・
・・・の外辺面１１９゜１１９・・・・・・に押圧接触
しているため、位置決めコマ１１１ｊ１１・・・・・・
が、ひいては印字バンド１０９，１０９・・・・・・の
最下端の活字１０５，１０５が印刷位置に位置決めされ
ると共に、活字面の角度が一定に保たれるように構成さ
れている。

しかしながら、上記の装置においては、押圧部材１１８
が位置決めコマ１１１の回転の度毎に押し上げられて、
ピン１１５の外周を上下に摺動する構造であるため、該
ピン１１５の外周面、あるいは押圧部材１１８の摺動孔
１１７の内周面が摩耗したり、又は製作時の誤差等によ
り、押圧部材１１８がガタついて角度を保持できなくな
り、そのため活字１０５面とラベル面とが平行な状態で
打印が行なわれず、その結果、第７図すの孔く印刷の一
端と他端とにおいて濃淡差が生じて、非常に読みにくい
印刷になり易いという欠点があった。

一方、従来はこの種のハンドラベラーによって不鮮明に
印刷されたラベルであっても、ヒューマンリーダブ／ｌ
／（ＨｕｍａｎＲｅａｄａｂｌｅ）な価格表示ラベ
ルとしては、肉眼で勘を働らかせることによって、顧客
が商品を購入する際の判読と、レジスター係員が売上げ
を集計する際の判読とができれば、消極的には使用上差
し支えないとされていた。

しかし乍ら近年、前記レジスターの係員に代って、コン
ピューターに接続された光学読取機によって、ラベルに
印刷されたマシンリーダプル（ＭａｃｈｉｎｅＲｅａ
ｄａｂｌｅ）なバーコード、（第７図参照）またはＯＣ
Ｒ文字を機械的に読み取って、在庫、売上げ、商品別の
売筋追求、利益計算、等の経営資料をコンピューターに
記憶処理させる、ＰＯ５（販売時点情報管理）システム
が世界的に実施されて来たことによって、ラベルに印刷
される印刷精度は、常に高度であることが厳しく要望さ
れるようになって来た。

本考案は、上記のような事情に鑑みて案出されたもので
あって、その目的は、印字バンドの活字面を常に所定の
角度に保持させて、ラベルに濃淡差のない高精度の印刷
を施せるようにした印刷装置を提供するにある。

以下、本考案を図面に基いて詳細に説明する。

第１図は、印刷装置すなわち印字器３をハンドラベラー
に装着したものであって、ハンドラベラーの機枠３６
、３６’が後方（図において右側）に延長されて、グリ
ップ１が一体に形成されており、このグツツブ１の下方
にはバンドレバー２が枢軸３５を支点として回動可能に
設けである。

バンドレバー２の先端は、延長されて二叉状のヨーク４
，４となっており、該ヨーク４，４の先端部の間に印字
器３が取付けねし３４、３４によって固着されている
。

さて、印字器３の外郭は、第２図及び第３図に示した如
く、ヘッドケース１９と、こヘッドケース１９に固定さ
れた一対のフレーム２０．２０と、前カバー２１と、後
カバー２２と、前記両フレーム２０、２０と前カバー
２１とに配置された角度調整部２３と、ハンドラベラー
の一対のヨーク４，４に取付けられる側板１２，１２と
から構成されている。

前記前カバー２１は軸２１Ｈにより、また前記後カバ
ー２２は軸２２Ｈにより、それぞれ両側板１２．１２
に固定されている。

上記角度調整部２３は、調整ねじ２４によって印字バン
ド９の活字５面の角度を調整する機構であるが、本出願
とは別途に、特願昭５１年第８０４１２号として出願し
であるので、詳しい説明は省略する。

印字バンド９群は、前記ケース１９内に支持され、かつ
並列された選択軸８，８・・・・・・と、前記フレーム
２０．２０間に軸架された弾性支持装置１０．１０・・
・・・・を備えた位置決めコマ１１．１１・・・・・・
と、の間に懸架されている。

また各選択軸８には内歯２５，２５・・・・・・が設け
られ、該内歯２５には、選択つまみ７を備えた選択軸２
６に設けられた保合片２７が係合させられて、所望する
列の選択軸８を回転可能に構成している。

尚、エンドレスに形成された印字バンド９の半分には、
活字５，５・・・・・・が突設され、その残りの半分に
は、見出し文字２８．２８・・・・・・が形成されてい
る。

またこの見出し文字２８は、ケース１９の上方に設けら
れた窓２９から観察できるように構成されている。

次に、印字器３の下部に形成されている印字バンドの位
置決め支持機構を第５図を加えて説明すると、位置決め
コマ１１．１１・・・・・・は、フレーム２０．２０間
に横架されている軸棒１３に回転可能に並列して取付け
られていて、その正四辺形の各外辺面に、印字バンド９
の内側面に形成されている係合突起３０．３０・・・・
・・と係合しうる係合凹部３１がそれぞれ形成しである
。

この位置決めコマ１１の上部にある弾性支持装置１０は
、フレーム２０．２０間に架設固定されている架橋部材
１４と、その架橋部材１４に上端が固定されているピン
１５．１５・・・・・・と、このピン１５．１５・・・
・・・の外周に巻装されている押圧スプリング１６．１
６・・・・・・と、上記架橋部材１４が収容される摺動
凹部３２゜３２・・・・・・、及び上記ピン１５．１５
・・・・・・が挿入される摺動孔１７，１７・・・・・
・が連通して形成され、かつ上記押圧スプリング１６．
１６・・・・・・によって常に位置決めコマ１１．１１
・・・・・・の方に付勢されている押圧部材１８゜１８
・・・・・・とから構成されている。

上記押圧部材１８の下面は、位置決めコマ１１の回転が
スムースになされるように、湾曲面３３が形成されてい
る。

この位置決め支持機構の作用を説明すると、前記選択つ
まみ７により所望の印字バンド９を選択し、かつこれを
回転させると、印字バンド９の係合突起３０と位置決め
コマ１１の係合凹部３１との係合関係により、位置決め
コマ１１が回転させられる。

その際、位置決めコマ１１の角部３７が押圧部材１８の
湾曲面３３を押し上げるから、押圧部材１８は、押圧ス
プリング１６の作用力に抵して、ピン１５の外周面と、
架橋部材１４の側面３８．３８と、の両方とに摺動しな
がら所望の活字５が最下端の印刷位置に来るまでの開毛
下動をくり返す。

本考案においては、第６図に示した従来の構造に比べて
、架橋材１４が幅狭に形成されていると共に、押圧部材
１８が延長されてその内面がピン１５のみならず、架橋
部材１４の側面３８．３８とも摺動し得るように構成さ
れているのが特徴である。

このように押圧部材１８の摺動面積が大幅に増加し、か
つ摺動面が上下に長くなったから、それらの接触面の摩
耗や製作時の誤差による影響が著しく軽減される。

すなわち、各接触面の間に摩耗等により同一幅の隙間が
生じたとしても、第６図の従来の機構のものに比べて、
水平面に対する押圧部材１８の傾きが著しく減少するか
ら、この押圧部材１８によって常に押圧されている位置
決めコマ１１．並びに印刷位置にある印字バンド９の活
字５面がほとんど正常な状態に保持され、その結果、該
活字面がプラテン６上にあるラベル面と常に平行な状態
で打印が行なわれて、該ラベル面に第７図ａに示した如
く、濃淡差のない鮮明かつ高精度の印刷が施されるもの
７である。

なお、本考案は、第７図に例示したバーコードや、多段
配列の印字（図示せず）等のように、その縦方向に長い
活字幅の印刷を目的とする印刷装置において、特に効果
的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の印刷装置を装着したハンドラベラーの
機枠の一部を破断して示した側面図、第２図は印刷装置
のカバーの一部を破断して示した正面図、第３図は印刷
装置の側面断面図、第４図は同、主要部の拡大斜視断面
図、第５図は同、主要部の拡大断面図、第６図は従来の
印刷装置の第５図と同様の拡大断面図、第７図ａは正常
に印刷されたバーコードの一例を、第７図すは不鮮明に
印刷されたバーコードの一例を示す図である。図中３・・・・・・印字器、５・・・・・・活字、８
・・・・・・選択輪、９・・・・・・印字バンド、１０
・・・・・・弾性支持装置、１１・・・・・・位置決め
コマ、１４・・・・・・架橋部材、１５・・・・・・ピ
ン、１６・・・・・・押圧スプリング、１７・・・・・
・摺動孔、１８・・・・・・押圧部材、２０・・・・・
・フレーム、３２・・・・・・摺動凹部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】エンドレスに形成された複数の印字バンドを並列させ、
かつ回転可能な選択輪と位置決めコマとの間に懸架して
、所望の活字を印刷位置に選択配置し得るようにした印
刷装置において、両側のフレーム間に架設固定されている架橋部材と、上端をこの架橋部材に固定されているピンと、前記架橋
部材が収容される摺動凹部と、この凹部の底面に穿設さ
れている前記ピンの下部が挿入される摺動孔とを有し、
かつ下面が前記位置決めコマに当接している押圧部材と
、前記ピンに巻装され、かつ架橋部材と摺動凹部の底面と
の間に配装されて、押圧部材を常に位置決めコマに押圧
接触させている押圧スプリングと、からなる弾性支持装置を有することを特徴とする印刷装
置。