JPS5848034B2 - 電極構造体 - Google Patents

電極構造体

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JPS5848034B2
JPS5848034B2 JP14097577A JP14097577A JPS5848034B2 JP S5848034 B2 JPS5848034 B2 JP S5848034B2 JP 14097577 A JP14097577 A JP 14097577A JP 14097577 A JP14097577 A JP 14097577A JP S5848034 B2 JPS5848034 B2 JP S5848034B2
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JP
Japan
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anode
cathode
electrode structure
electrode
current
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Expired
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JP14097577A
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English (en)
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JPS5472775A (en
Inventor
健二 植田
喬 大須賀
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は各種電解液の電解用電極構造体の改良に係わ
り、とくに電解液が海水のようにアルカリ土類の塩類を
含む場合でも、支障を生ずることなく安定に作動できる
電極構造体に関する。
一般に海水のようなカルシウム塩、マグネシウム塩等を
多量に含有する電解液を電解するとき、陰極表面にカル
シウム、マグネシウムの炭酸塩や水酸化物が付着し、こ
れが陰陽極間の電解液流路を閉塞し、長期間の安定な電
解運転にとって障害となることがよく知られている。
このような極間閉塞を防止するため、極間の電解液の流
速を速くしたり、陰極板端部の寸法を陽極より長くとる
対策が知られていた。
しかしながら、陰陽極が平行に対向する電解槽にあって
は、構造的に電極の取替えが繁雑となる欠点があった。
そこで改善された対策として、第1図〜第3図に示され
るような、不溶性陽極とこれを適宜の間隔を保持して囲
繞する陰極とから構成された電極構成体が提案された。
すなわち、1はチタン等の丸棒に白金をメッキした耐食
性陽極で、この陽極1は、鉄またはステンレス等の丸棒
複数本2と、同じ材料の支持枠3,3lとからなる陰極
で囲まれており、支持枠3には取付けに便利なように鍔
が設けてある。
4は陽陰極を一定距離に保ちながら絶縁する絶縁体で、
ここでは一例として硬質塩化ビニル管を陽極1の上下に
接着し、合成樹脂で密封してある。
5の陰極リード線は支持枠3にターミナルで適宜に取付
けてあり、6の陽極リード線は、これを上方に引くこと
によって、陽極本体1,4を容易に取出せる構造になっ
ている。
ところで、電解の消費電力の低減はエネルギー節減の観
点からきわめて重要であるが、上述した電極構造体には
消費電力が大きい難点が指摘される。
つまり、消費電力の低減には極間の間隔を狭くとって、
■Rドロップを小さくすることが必要であるが、この工
夫も、前記電極構造体では構造的に自づと限界がある。
いま、第3図に示すように陽極1の半径をr(cIrL
)、陰陽極間隔をJt(cIrL)とすれば、極間抵抗
Rは次式で表わされる。
上式に明らかなように、電極の外径および長さ等の寸法
を大きくすることができない場合は、これ以上消費電力
を低減しようとしても、事実上不可能である。
一方(2)式において2πL−r項に着目すると、これ
は明らかに電極面積(a)と同じディメンションを有し
ている。
したがって2πL−rをSとして電極面積を調節するよ
うにすれば、抵抗Hの減少が可能となることが推測でき
る。
この発明はかかる観点に立って、電極の外径、長さ等の
寸法を大きくすることなく、シかも陰極表面における硬
度成分析出防止の特性を損なうことなく、電力損失の改
善をはかった電極構造体を提供する。
この発明の電極構造体は、一側が棒状通電端に接続され
、他側が該通電端を中心として放射状に延びる陽極と、
この陽極の間に上記棒状通電端を囲繞するように配設さ
れた陰極と、からなることを特徴とする。
以下、図面を参照しながら実施例に基づいてこの発明を
詳しく説明する。
第4図および第5図において、7は鋼またはステンレス
等の導電材料よりなる棒状の陰極、8は板状または網状
の陽極フィンで、この陽極フイン8の材料には、たとえ
ばタンタル、チタンの板またはエキスパンデッドメタル
等に白金等の貴金属を焼付けもしくはメンキしたものが
使用される。
9は複数個の陽極フイン8を取付けた陽極電流通電棒で
、これはたとえばチタン9lをクラツドした銅棒9“よ
りなり、電流密度が犬となるよう、直径を小さくして陽
極フイン8の面積を大きくしてある。
陽極電流通電棒9の上部は絶縁樹脂11でモルドされ、
この陽極部と陰極保持用ケーシング12との間には絶縁
スリーブ13とパッキン14が挿入され、ナット15の
締め付けにより水密が維持できるようになっている。
10は陰極の振れ止めを兼ねた間隔保持具、12は陰極
保持用ケーシング、16は陰極通電端を兼ねたボルト、
17は陽極の通電端を示す。
このような電極構成をとれば、陰極特性(電流密度、構
造)を損なうことなく陽極面積を大きくすることができ
、エネルギー節減に有効である。
第6図は前記電極構造体Eを複数個、電解槽21に取付
けた使用例を示しており、電解槽21は内面に合成ゴム
等のライニングが施され、電極構造体Eの挿入口22、
電解液出口19、ドレン出口20を備えており、18が
この電解槽21への電解液の入口を示している。
電極構造体Eの取付個数は、必要な処理容量に応じて適
宜に決定され、ボルト16によって電解槽21に固定さ
れる。
このような構成の電解設備は、各電極構成体Eが互に独
立しており、ボルト16を外すだけで取外しが可能であ
り、電解槽21内部も容易に点検でき、きわめて機能的
である。
さて、この発明は前記実施例に限定されず、発明の精神
を逸脱しない限りにおいて種々変形した実施例を採用で
きる。
まず、第5図の破線に示すように、陽極フイン8を籠型
に連結し、複数個の陰極7を完全に囲繞した構造にすれ
ば、個々の陰極7は陽極フイン8とそれぞれ別個に電解
反応に与かることとなって、これまで陰陽極で消費され
ていた液抵抗による電力消費を、数分の一に減少させる
ことが可能である。
すなわち複数個の陰極を有する円筒形電極構造体として
IRドロップに起因する電力損失を最小限に抑えること
ができ、工業上きわめて有益である。
また陰極自体の構造も丸棒以外に、陰極特性を損なわな
い限りにおいて種々に変形できる。
たとえば第5図において、陽極フイン8の間に楕円状断
面の陰極8、あるいは板状や網状の陰極8を挿入すれば
、消費電力の一層の節減が可能となり、高抵抗電解液の
電解に対して、たとえばカルシウムやマグネシウム等の
硬度成分の少ない塩水の電解に対し、理想的な電極構造
体を提供することができる。
以上で明らかなように、この発明の電極構造体は、外径
や長さ寸法を大きくすることなく、陰極上における硬度
或分析出防止の特性を損なうことなく、電力消費の節減
を達或できるものであり、工業的にきわめて有益である
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電極構造を一部を切欠して示す概略斜視
図、第2図はその陽極部を示す斜視図、第3図は前記電
極構造体における陰陽極の平面配置を示す説明図である
。 第4図はこの発明の一実施例の電極構造体の、一部を切
欠して示す正面図、第5図は第4図v一■線に沿う横断
面図、第6図は上記実施例の電極構造体の使用例を示す
電解槽の斜視図である。 1・・・・・・耐食性陽極、2・・・・・・陰極の丸棒
、3,3l・・・・・・支持枠、4・・・・・・絶縁体
、5・・・・・・陰極リード線、6・・・・・・陽極リ
ード線、7・・・・・・棒状陰極、8・・・・・・陽極
フィン、9・・・・・・陽極電流通電棒、11・・・・
・・絶縁樹脂、13・・・・・・絶縁性スリーブ、14
・・・・・・パッキン、16・・・・・・陰極通電端、
17・・・・・・陽極通電端、21・・・・・・電解槽
、E・・・・・・電極構造体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一側が棒状通電端に接続され、他側が該通電端を中
    心として放射状に延びる陽極と、この陽極の間に前記通
    電端を囲繞するように配設された陰極と、からなること
    を特徴とする電極構造体。
JP14097577A 1977-11-24 1977-11-24 電極構造体 Expired JPS5848034B2 (ja)

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JP14097577A JPS5848034B2 (ja) 1977-11-24 1977-11-24 電極構造体

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JP14097577A JPS5848034B2 (ja) 1977-11-24 1977-11-24 電極構造体

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JPS5472775A JPS5472775A (en) 1979-06-11
JPS5848034B2 true JPS5848034B2 (ja) 1983-10-26

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JPS6334102Y2 (ja) * 1982-10-26 1988-09-09

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ES1158584Y (es) * 2016-04-05 2016-09-09 Ramirez Alberto Andrés Santana Central eléctrica iónica

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