JPS5848030B2 - Fe−Cr−Al系発熱体の表面処理方法 - Google Patents

Fe−Cr−Al系発熱体の表面処理方法

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JPS5848030B2
JPS5848030B2 JP2464176A JP2464176A JPS5848030B2 JP S5848030 B2 JPS5848030 B2 JP S5848030B2 JP 2464176 A JP2464176 A JP 2464176A JP 2464176 A JP2464176 A JP 2464176A JP S5848030 B2 JPS5848030 B2 JP S5848030B2
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JP
Japan
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heating element
heating
temperature
film
surface treatment
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JP2464176A
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明夫 井上
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Riken Corp
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Riken Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C22/00Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
    • C23C22/70Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using melts
    • C23C22/72Treatment of iron or alloys based thereon

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はFe−Cr−Al系発熱体(以下、単に発熱体
という)に絶縁皮膜を形威させる表面処理方法に係る。
F e −C r −A l系合金は電気抵抗発熱体と
して広く用いられており、発熱体を螺旋状や渦巻状に巻
いて使用する場合がある。
発熱体のピッチが充分にとれない場合、隣り合った発熱
体同志が接触して短絡を起し、断線の原因となることが
多い。
このような短絡による断線事故を防ぐ為に、発熱体の表
面に電気的絶縁性を有する皮膜を形威させて発熱体同志
が接触しても短絡が起らないように?る方法が採られて
いる。
発熱体表面に絶縁皮膜を形或さる方法として、従来から
発熱体を酸化性雰囲気中で高温に加熱して表面でアルミ
ニウムを選択的に酸化させて酸化アルミニウムを主体と
する皮膜を形或させる方法が採られている。
この方法によるときは、充分な絶縁性を有する皮膜を形
成させる為には酸素気流中で1 000℃以上に1時間
以上の加熱を必要とする。
このように高温で長時間Fe−Cr−A7系合金を加熱
すると、再結晶温度を超えて長時間保持する為に結晶粒
が粗大化して著しく脆くなる。
材料の脆化を防ぐには、加熱温度を下げるか、保持時間
を短かくせねばならないが、かかる方法では充分な絶縁
性を有する皮膜が得られず、充分な絶縁性を有する皮膜
を得ようとすると加熱温度も高く、保持時間も長くなっ
て材料の脆化は避けられない。
本発明は上述のような従来法の欠点を解消した発熱体の
絶縁皮膜形或処理方法を提供することを目的としており
、材料の脆化をもたらすことなく発熱体の表面に密着性
が良好で絶縁性の優れた皮膜を形成させる方法に係り、
発熱体を溶融アルカリに浸漬して表面に数μの水酸化鉄
を主体とする皮膜を形威させ、次いで強酸化性雰囲気中
で高温に短時間加熱して水酸化鉄を主体とする皮膜を密
着性が良好で絶縁性の優れた酸化アルニウムを主体とす
る皮膜に変化させることを特徴とするものである。
先ず第1工程として表面に水酸化鉄を主体とする皮膜を
形威させるが、これは被処理材を溶融アルカリ浴中に短
時間浸漬することによって達或される。
このアルカリ処理に先立って予め脱脂、酸洗によって表
面を清浄にしておくことは当然必要である。
又、表面洗浄後更に飽和塩化アンモン水溶液に浸漬して
取出し、乾燥して表面を塩化アンモンで被覆して表面の
酸化を防止すること)又、アルカリ浴(例えば苛性ソー
ダ浴)に酸化剤として硝酸ソーダ及び重クロム酸ソーダ
の1種又は2種を5〜20%添加することは形或される
皮膜の均一性を良好にするのに有効である。
アルカリ処理条件としてはアルカリ浴の温度は450〜
650℃、浸漬時間は5〜120秒が適当であるが、被
処理材の組成によってこの範囲で適当な処理条件を選択
することが望ましい。
例えばFe−20%C r − 3%Al発熱体ではア
ルカリ浴温度550〜650℃、浸漬時間80〜120
秒、Fe−27%Cr−7,%Al発熱体ではアルカリ
浴温度450〜550℃、浸漬時間5〜30秒が好適で
ある。
アルカリ処理を完了した被処理材は冷却後充分に水洗し
て付着したアルカリを洗い落した後乾燥する。
次に第2工程として強酸化性雰囲気中で1000℃以上
に加熱保時して表面の水酸化鉄を主体とする皮膜を酸化
アルミニウムを主体とする皮膜に変化させる。
保持時間は従来法のそれに較べて極めて短時間であり、
被処理材を脆化させることはなく、処理前後の被処理材
の機械的性質は殆んど変化しない。
処理温度はアルミ.ニウム含有量が高い程低温で済むが
iooo℃以上の温度は必要である。
例えばF e − 2 5%C r − 5%Al発熱
体の場合、1100℃の酸素気流中で5〜10分間加熱
すれば極めて絶縁性の優れた皮膜が得られる。
加熱中発熱体表面に形威されていた水酸化鉄皮膜は母材
から拡散、供給されるアルミニウムと反応して次式で示
すように酸化アルミニウムに変化スるものと考えられる
Fe(OH)3+2Al−)Al203+Fe+3H生
じた水素は雰囲気中の酸素と反応してH20になり、皮
膜から逸脱して酸化アルミニウムを還元することはない
なお、溶融アルカリ浴の温度は450℃よりも低いと均
一な水酸化鉄の皮膜が得られ難く、これが650℃より
も高いとアルカリ浴を収容する容器(一般に鉄製鍋が使
用される。
)の寿命が著しく短かくなるので、450〜650℃の
範囲とするのが良い。
また、酸化性雰囲気中での加熱温度は1000℃よりも
低温では加熱時間を長くせねばならず、母材の結晶粒の
粗大化が起って発熱体が脆化するようになる。
次に実施例に就いて説明する。
実施例 l ?ロム21%、アルミニウム42%、残部は実質的に鉄
よりなる線径0. 6 7nr/L,長さ12mの電熱
線を外径5mmに密着螺旋巻きして発熱体とした。
螺旋部分の長さは280m7ILであった。
これをトリクレンで脱脂し、硝酸1容、塩酸2容、水3
容の混酸中で酸洗後水洗し、表面の酸化を防止するため
に、塩化アンモン飽和水溶液に浸漬後水洗、乾燥し、表
面を塩化アンモンで被覆した。
次いでこれを580℃に保持した溶融苛性ソーダ浴に9
0秒間浸漬後引上げ水洗、乾燥して表面に褐色を呈する
水酸化鉄を主体とする皮膜を形或させた。
次いで酸素気流中でi ioo℃に8分間加熱保持して
冷却した。
この処理によって上記水酸化鉄を主体とする皮膜が酸化
アルニウムを主体とする皮膜に変化したことが認められ
た。
これと比較材として同一被処理材に酸素気流中でiio
o℃に90分間加熱保持の従来の処理方法を旋したもの
各々50個の試料に就いて、IOOVの電圧を印加して
表面温度を950℃に3時間加熱保持した所、比較材は
4個が短絡を起したが本発明の処理を施した試料では短
絡を起したものは皆無であった。
次に螺旋巻き加工前の素線に同一の処理を施して、引張
試験を行なった結果、本発明の処理を施した試料は引張
強さ68kg/ma,伸び27%であった。
これに対して比較材は引張強さ4 6 kg/my?t
,伸び4%であった。
実施例 2 クロム25%、アルミニウム5%、残部は実質的に鉄よ
りなる線径0. 4 5 mm1長さ9mの電熱線を外
径4mrILに密着螺旋巻きして発熱体とした。
螺旋部分の長さは370mmであった。
これを実施例1と同様の脱脂、酸洗、水洗の前処理を施
した後、550℃に保持した硝酸ソーダ10%、苛性ソ
ーダ90%の浴に60秒間浸漬後水洗、乾燥し、次いで
酸素気流中で1100℃に5分間加熱保持して冷却した
これと、実施例1に於けると同様の比較材各々50個の
試料に就いて、200vの電圧を印加して表面温度を9
00℃に10時間加熱保持した所、比較材は5個が短絡
を起したが、本発明の処理を施した試料では短絡は皆無
であった。
実施例1に於けると同様の引張試験を行なった結果、本
発明の処理を施した試料は引張強さ64kg/m4伸び
29%、これに対して比較材は引張強さ43kg/yn
41伸び4%であった。
以上の結果から、本発明の表面処理を施した発熱体は密
着巻きの場合ですら、短絡の危惧がなく又、処理による
機械的性質の劣化の虞れがなく、従来の処理法に比較し
て格段に改善されていることが判る。
更に、従来の高温長時間加熱の処理方法では材料が甚し
く脆化する為、表面処理後に電熱線に螺旋状或は渦巻状
の巻加工を施すことは不可能であり、又、巻加工品を組
付ける際、しばしば折損を起している。
これに対して本発明の表面処理方法によるときは、被処
理材の脆化が起らないから表面処理を施した後巻加工を
行なうことも可能であり、又、組付け中に折損する危惧
もなく、工業上の利用価値は高い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 iFe−Cr−Al系発熱体を450−650℃に保持
    した溶融アルカリ浴中に浸漬して該発熱体の表面に水酸
    化鉄を主体とする皮膜を形或させる第1工程と、次いで
    強酸化性雰囲気中で1000℃以上に加熱して水酸化鉄
    を主体とする皮膜を酸化アルミニウムを主体とする皮膜
    に変化させる第2工程とからなるF e −C r −
    A 11系発熱体の表面処理方法。 2 溶融アルカリ浴が硝酸ソーダ及び重クロム酸ソーダ
    の1種又は2種を5〜20%含む溶融アルカリ浴である
    特許請求の範囲第1項記載のFeCr−Al系発熱体の
    表面処理方法。
JP2464176A 1976-03-09 1976-03-09 Fe−Cr−Al系発熱体の表面処理方法 Expired JPS5848030B2 (ja)

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JP2464176A JPS5848030B2 (ja) 1976-03-09 1976-03-09 Fe−Cr−Al系発熱体の表面処理方法

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JPS52108346A JPS52108346A (en) 1977-09-10
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JPS52108346A (en) 1977-09-10

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