JPS5846943Y2 - ハンドリフトトラツク - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、手動により、走行、荷物のすくいあげ２作業
台への積みおろし等を行なう所謂・・ンドリフトトラッ
クの改良に関するものであり、フォークのリフトが従来
のもの以上に高く、シかも比較的簡単な構造たらしめう
るノ・ンドリフトトラックを提供することを目的として
いる。

従来の所謂バンドリフトトラックは、第３図に示される
如き構造であり、操向車輪１を備えた基台２にジヤツキ
３たる油圧シリンダと、その操作・・ンドル４が付設さ
れ、操作バンドル４を矢印イ方向に反復操作することに
よりジヤツキ３の扛上杆５が扛上され、ペタル６を路下
することにより扛上杆５が降下されるように構成され、
このジヤツキ３０扛上杆５にフォークたるフレーム７の
後端８が結合され、該後端８が扛上杆５と共に扛上され
るように構成されている。

然して、フレーム７に枢着されたベルクランク９の一端
１０が基台２に枢着され、ベルクランク９の他端１１は
、リンク１２を介し、フレーム７の前端下面に配置され
たフォークホイール１３を有する第１の揺動アーム１４
の１端に枢着されており、フレーム７が矢印口方向に扛
上されるに従ってベルクランク９が矢印へ方向に回動し
、リンク１２が矢印二方向に押動され、との押動によっ
て第１の揺動アーム１４が矢印ホ方向に回動されること
により、フォークホイール１３がフレーム７の下面にむ
いて、第１の揺動アーム１４の回動弁だけ起立するごと
く廻り込み、フレーム７の前端を扛上させるように構成
されている。

上述の従来のバンドリフトトラックでは、フレム７のリ
フトが、第１の揺動アーム１４の腕長によって制約され
るため、そのリフトは２００ミリメートル程度が最高限
度とされており、高さ５００ミリメートルの作業台上に
荷物を載せるためには、更にホイストクレーン等を必要
とし、準備作業時間が著しく長くなる欠点を有している
。

本考案は、上述のバンドリフトトラックを改造し、実用
新案登録請求の範囲に記載する構成とすることにより簡
単な改造でそのリフトを倍以上に高からしめたものであ
る。

以下、図示例についてその構成を説明する。

第１図、第２図に釦いて、第３図に示されるものと同様
に操向車輪１５を備えた基台１６に、ジヤツキ１７たる
油圧シリンダとその操作バンドル１８が付設され、ジヤ
ツキ１７０扛上杆１９に、フレーム２０の後端２１が結
合されている。

フレーム２０に軸２２で枢着されたベルクランク２３の
一端２４は基台１６に枢着され、他端２５は、リンク２
６を介して、フレーム２０の前端下面に配置されたフォ
ークホイール２７を有する第１の揺動アーム２８の一端
に枢着されている。

″！タフレーム２０上には、フォークガイド２９が立設
、固定され、その前面には縦方向の案内溝３０が形成さ
れている。

フレーム２０の上面には、重なり合う位置にフォーク３
１が配置され、その後端３２が、前記案内溝３０に摺動
自在に係合されている。

前述のフレーム２０の後端寄り位置には第２の揺動アー
ム３３が枢着されており、小リンク３４を介してリンク
２６に枢着されている。

上述の第１．第２の揺動アーム２８．３３は、更に等長
の小リンク３５．３６によりフォーク３１に枢着されて
いる。

図示例では、第１の揺動アーム２８は、軸３７によるフ
レーム２０への枢支点より上方に釦いて軸３７′でリン
ク２６に枢着され、第２の揺動アーム３３は、軸３８に
よるフレーム２０への枢支点より下方において、軸３９
により小リンク３４に枢着され、小リンク３４は、第２
の揺動アーム３３より後方位置でリンク２６に枢支され
ている。

上述の第１．第２の両揺動アーム２８，３３とリンク２
６との結合構造は、後述するように、リンク２６が矢印
へ、ト方向に押動されたとき、両揺動アーム２８，３３
と小リンク３５．３６との枢着軸４０．４１カ〜両者等
高位置を維持しつＸ上下に揺動しうるよう各部寸法が設
計されている。

第１図、第２図においては、リンク２６、揺動アーム２
８．３３、小リンク３４がフレーム２０の外側に配設さ
れているが、これ等をフレーム２０の内側に配設し、該
フレーム２０に穿設した窓孔部から揺動アーム２８．３
３を上方へ突出させてもよい。

本願考案は、上述の構造であるから、第３図に示すもの
と同様に、操作ノ・ンドル１８を矢印チで示す方向に反
復操作することにより扛上杆１９が扛上され、フレーム
２０が第３図に示すものと同様に扛上され、リンク２６
が矢印へ方向に押動される。

この押動により、第１．第２の揺動アーム２８．３３の
上端たる枢着軸４０．４１は矢印り、ヌ方向に回動して
上動し、この上動が小リンク３５．３６を介してフォー
ク３１に伝達され、フォーク３１は、後端３２をフォー
クガイド２９の案内溝３０に導かれて矢印ル方向に持ち
上げられる。

第１図、第２図では図示が省略されているが、第３図に
示すもののベタル６と同様のベタルの路下により、フレ
ーム２０とフォーク３１とは最低位の位置に降下される
。

上述の作動にむいて、フォーク３１のリフト総量は、ジ
ヤツキ１７と第１の揺動アーム２８とフォークホイール
２７との作用によるフレーム２０のリフトと、第１．第
２の揺動アーム２８．３３と小リンク３５．３６の作用
によるフォーク３１のリフトとの和となり、各部寸法の
設計にもよるがフレーム２０のリフトを２００ミリメー
トルとするとフォーク３１のリフト総量は容易に５００
□リメートル程度とすることができる。

従って、本考案によれば、作業台の高さが５００ミリメ
ートルと云うように高い場合でも、従来の如くホイスト
クレーン等を使用することなく、バンドリフトトラック
のみで荷物を作業台上に持ち上げ或は下ろすことができ
る。

本考案は、以上説明した如き構成２作用のものであるか
ら、比較的簡単な機構により、従来のものと同一の操作
で、荷物をより高い位置に持ち上げたり、下ろしたりす
ることができる効果を奏し、作業能率を向上させつるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施の１例の略示斜面図、第２図は第１図に示
されるもののリンク結合機構を示す暗示側面図、第３図
は従来のノ・ンドリフトトラックの斜面図である。 １５・・・操向車輪、１６・・・基台、１７・・・ジヤ
ツキ、２０・・・フレーム、２１・・・フレームの後端
、２７・・・フォークホイール、２８・・・第１の揺動
アーム、２９・・・フォークガイド、３０・・・案内溝
、３１・・・フォーク、３２・・・フォークの後端、３
３・・・第２の揺動アーム、３５．３６・・・小リンク
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 操向車輪を備える基台に、ジヤツキを介してフレーム後
   端が結合され、該フレーム前端にはフォークホイールを
   有する第１の揺動アームが配設されており、かつ前記基
   台とフレームと第１の揺動アームとの間にリンク結合機
   構が構成され、ジヤツキによるフレームの扛上に従い、
   第１の揺動アームが起立してフレーム前端を扛上させる
   バンドリフトトラックにおいて、フレーム上に、縦方向
   の案内溝を有するフォークガイドが立設され、前記フレ
   ームの上面に重なり合う位置に配置されたフォークの後
   端が、前記フォークガイドの案内溝に摺動自在に係合さ
   れていると共に、前記フレームの後端寄り位置にも第２
   の揺動アームが枢着され、第１の揺動アームと共にその
   リンク結合機構に結合されており、該第１．第２０両揺
   動アームの各一端が小リンクを介して前記フォークに枢
   着され、フレームの扛上と共に、フォークが第１゜第２
   ０両揺動アームとリンクとを介してフォークガイドに沿
   って扛上させられることを特徴とするバンドリフトトラ
   ック。