JPS584597Y2 - 噴霧器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は比較的果樹園あるいは野菜畠などの樹木の高所
あるいは手許より遠方にある野菜等に薬液を噴霧して消
毒を行なったり給水するのに便ならしめた噴霧器に関す
る。

従来の手動式噴霧器、肩掛式噴霧器にありでは、ポンプ
に接続された一本の竿の先端にノズルな取り付け、この
竿の根元の把持部を持って薬液を噴霧していた。

これらの携帯式噴霧器では竿の長さをあ１り長くすると
格納、携帯あるいは作業に邪魔となり不便でありた。

従って短かい竿を持ってノズルより薬液撒布を行う結果
、樹木の高所を消毒するためノズルより薬液を撒布する
と作業者の身体に薬液が振りかかる危険がありまた撒布
半径が小さいため、作業能率が著しく悪い欠点があった
。

本考案の目的は、モーターまたはエンジンにて歯車ポン
プを駆動して噴霧作業を開始すると送液。

パイプ３より送られる流体の量は、ノズル１２よす噴射
される薬液の量より犬であるためノズル接続竿、接手竿
およびノズル竿内に液体の圧力が加わり、接手竿はノズ
ル接続竿より押し出されて伸長し、ノズル竿は接手竿よ
り押し出されて伸長してそれらの伸長状態を保持しなが
らノズルより噴霧な継続することができる。

従って従来の竿の長さの数倍の竿を得ることができて高
所の噴霧消毒ができて作業者の身体に薬液が振りかかる
のを防止し安全作業を行うことができる。

そして不使用時または格納に際しては、竿の長さをつめ
ることができるから邪魔とならず格納に便利であり薬液
が竿より漏出しない。

また構造が簡単で堅牢であるから耐久力に富み価格も低
床である。

次に本考案の実施例を説明する。

１は加圧送液ポンプで電動機軸（またはエンジン軸）に
設けた歯車ポンプにより薬液タンクＴより吸引パイプＰ
にて薬液を吸引する。

加圧送液ポンプ１の吐出口２には送液パイプ３の一端を
接続し、この送液パイプ３の他端を中空状のノズル接続
竿４に接続する。

このノズル接続竿４の基部には握り部４ａを設けるとと
もに先端部にはカップリング５をねじ付ける。

８は中空状の接手竿であって、その下端にＯリング？ｊ
７を取り付け、かつカップリング５の内周狭口部に係合
する係止部６を設け、カツプリング５を接手竿８の上端
より挿入し、係止部６をノズル接続竿４の上端より挿入
しＯリングＬ７をノズル接続竿の内周面に緊密にはめ込
む。

そしてカップリング５をノズル接続竿４の上端部にねじ
つげて接手竿８がノズル接続竿４内を上昇しても段部６
がカップリング５の内周狭口部に係止してそれ以上接手
竿８が上昇してノズル接続竿４より外れないように構成
される。

ノズル接続竿４と接手竿８の組立構造と同様の組立構造
が接手竿８とノズル竿１３との間に構成される。

すなわち、接手竿８の上端部にノズル竿１３の係止部１
０を係合する内周狭口部をもつカップリング９をねじつ
げ、係止部１０にはＯリング１１．１１を取り付はカッ
プリング９をノズル竿１３の上端部より挿入し、係止部
１０を接手竿８の上端より挿入しＯリング１１．１１を
接手竿８の内周面に緊密にはめ込む。

そしてカップリング９を接手竿８にね、じつげてノズル
竿１３が上昇しても接手竿８より外れないように構成さ
れる。

１２はノズル竿１３の上端部にねじ付けた噴霧ノズルで
あって、この噴霧ノズル内には流体に旋回運動を与える
旋回子が内蔵されておりその外周を覆って噴霧用細孔を
あけたキャップ１２ａが噴霧ノズルにねじ付けられてい
る。

Ｍは加圧送液ポンプ１に設げた圧力計を示す。

本考案を使用する場合、加圧送液ポンプ１の電動機の電
源を閉じて薬液タンクＴの吸引パイプＰより薬液を吸引
し、送液パイプ３よりノズル接続竿４に薬液を圧送する
。

ノズル接続竿４と接手竿８との内部はＯＩＪング７，７
にて外部より密閉されており、また接手竿８とノズル竿
１３との内部はＯＩ）ング１１．１１にて外部より密閉
されておるために、薬液は外部に漏れることなく噴霧ノ
ズル１２より噴出する。

しかし噴霧ノズルのキャップ１２ａにあげられた細孔よ
り吐出される薬液は極く僅かであるからノズル接続竿４
、接手竿８およびノズル竿１３申の圧力は高筐り膨張す
るため、接手竿８はノズル接続竿４より上刃に移動して
係止部６がカップリング５の西周狭口部に係止する。

またノズル竿１３は接手竿８より上方に移動して係止部
１０がカップリング９の内周狭口部に係止してその筐１
噴霧作業を継続することができる。

以上の説明ではノズル接続竿４と接手竿８とノズル竿１
３の３本の竿を用いてノズルの高さを伸長しているが、
使用する場所、器械の容量等に応じてこれを２本以上複
数本接続して使用することができる。

本考案を使用しないとき筐たは格納するときは前記電動
機の電源を切り接手竿８をノズル接続竿４の内方に押し
込んで収容し、ノズル竿１３を接手竿８の内方に押し込
んで収容し竿の長さを縮小して置く。

本考案は前記したごとく、小型の電動機、エンジン等に
て送液ポンプを駆動してタンクに収容した水、消毒薬液
等の流体を吸い上げて加圧し送液パイプに送入するもの
であるから、従来の手持ち、肩掛は等の噴霧器に比して
肉体的疲労を大いに軽減するとともに、加圧した流体に
より２段以上互いにはめ込んだ伸縮竿を自動的に伸長し
て、ノズルより流体を噴霧し、立木の高所を地面にいた
筐１濯水あるいは消毒することができるとともに一箇所
に止１つて広い面積の畠の作物等に能率よく潅水するこ
とができて消毒薬を使用する場合、消毒薬が作業者の身
体に振りかかることを防止できる。

また携帯、格納、運送等を、接続した竿を縮小して行う
ことができるから極めて便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案全体の正面図、第２図は噴霧ノズル部を
分解し一部を切欠した拡大正面図である。 １・・・・・・加圧送液ポンプ、２・・・・・・吐出口
、３・・・・・・送液パイプ、４・・・・・ノズル接続
竿、５・・・・・・カップリング、６・・・・・・係止
部、７・・・・・・Ｏリング、８・・・・・・接手竿、
９・・・・・・カップリング、１０・・・・・・係止部
、１１・・・・・・０ ’Ｊタンク１２・・・・・・噴
霧ノズル、１３・・・・・・ノズル竿。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 加圧送液ポンプ１と、この加圧送液ポンプ１１の吐出口
   ２に一端を接続した送液パイプ３と、こめ送液パイプ３
   の他端に接続したノズル接続竿４ど、下端部にノズル接
   続竿４の先端部に取り付けたカップリング５に係合する
   係止部６を設けるとともに外周にＯリング７をはめた接
   手竿８と、下端部に接手竿８の先端部に取り付げたカッ
   プリング９に係合する係止部１０を設けるとともに外周
   にＯリング１１をはめ先端に噴霧ノズル１２を取り付け
   たノズル１３とよめなり、ノズル接続杆４、接手竿８お
   よびノズル竿１３内に圧入された加圧送液ポンプ１の加
   圧液体により接手竿８およびノズル竿１３をそれぞれノ
   ズル接続竿４および接手竿８より押し出し伸長させ噴霧
   ノズル１２より液体を噴射させるようにしたことを特徴
   とする噴霧器。