JPS5845753Y2

JPS5845753Y2 - サ−フボ−ド

Info

Publication number: JPS5845753Y2
Application number: JP1980024859U
Authority: JP
Inventors: 満雄和田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1980-02-25
Filing date: 1980-02-25
Publication date: 1983-10-18
Also published as: JPS56125280U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、サーフィン及びウィンドサーフィンに用い
られるサーフボードに関するもので゛ある。

サーフィン又はウィンドサーフィンを行なう場合、海岸
まで嵩の高いサーフボードを運般しなければならない。

通常、サーフボードは、乗用車の屋根にキャリヤバーを
取り付け、この上に固定して運搬されているが、分解し
て手提げケースに収納し電車、バス等で容易に持ち運べ
ることができれば非常に便利である。

また、日本周縁の海岸では、サーフィンに向く良い波が
立つのは場所、時期等で限られており、折角ボードを運
搬して行っても、日によって良い波が立たず、この場合
、ウィンドサーフィンに簡単に替えることができるサー
フボードが要望されていた。

この考案は、前述のような要望に応えるために提案され
たものであって、分解して容易に持ち運ぶことができる
と共に、特定の板体を着脱して、サーフィン用又はウィ
ンドサーフィン用に簡単に組み替えることができるサー
フボードを提供するものである。

以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。

この考案のサーフボードは、強化プラスチック等から形
成され、第１図に示すように、４個の板体を分解可能に
固定して成るサーフィン用ボードＡに、着脱可能な２個
の特定板体を嵌め込んで、第５図に示すようなウィンド
サーフィン用ボードＢに組み替えることができるもので
ある。

前記サーフィン用ボードＡは、第１図乃至第３図に示す
ように、船形ボードのノーズ１からテール２までが、は
ぼ同じ長さの４個の板体、即ちノーズ部３、中間部４，
５、テール部６に分割されており、これらの板体と中継
ぎ片７及びフィン８をそれぞれ長手方向中心部を貫通す
る連結棒９によって固定されている。

前記ノーズ部３には、内部のほは゛中央部に、前記連結
棒９の先端フック１０を掛合する止め棒１１と、中間部
４に嵌まり合う端縁１２が設けられている。

前記中間部４には、一端にノーズ部３の嵌め合い端縁１
２に嵌まり込む溝１３を有する補強板１４と、他端に前
記中継ぎ片７に嵌まり合う端縁１５が設けられている。

同様に中間部５にも、一端にテール部６に嵌まり込む溝
１６を有する補強板１７と、他端に中継ぎ片７に嵌まり
合う端縁１５′が設けられている。

前記中継き片７には、中間部４，５の嵌め合い端縁１５
．１５’に嵌まり込む溝１８．１８’と、中央部に補強
板１９が設けられている。

前記中間部４，５及び中継ぎ片７の補強板１４゜１７．
１９には、中央部に前記連結棒９を貫通させる貫孔２０
，２１．２２がそれぞれ設けられている。

前記テール部６には、テール２の切り込み２３の中央部
に連結棒９を貫通させる貫孔２４、中間部５に嵌まり合
う端縁２５、下面中央部の中間部５との接合側にフィン
６用の蟻溝２６が設けられている。

この蟻溝２６に、Ｔ形のフィン６の水平板２７を嵌め込
み、ノーズ部３、中間部４、中継ぎ片７、中間部５、テ
ール部６を、各保合する端縁に溝を嵌め込みながら順次
連結し、テール部６の貫孔２４から突出した連結棒９の
ねじ末端にナツト２８を取り付け、これを締め付けるこ
とによって各部片が固定し所定のサーフィン用ボードＡ
が形成される。

また、前記連結棒９には、第４図に示すように、複数に
分離なねじ継手２９が設けられている。

次に、第５図に示すように、ウィンドサーフィン用ボー
ドＢは、上述のサーフィン用ボードＡの中央部に、平面
方形状で所定の大きさの特定板体３０．３１が着脱可能
に嵌め込まれ、所定の長さのボードに固定されたもので
、連結棒９も同時に特定連結棒片（図示せず）が途中に
ねじ込まれ所定の長さに延長される。

この特定板体３０．３１は、一端に中間部４又５に嵌ま
り込む溝を有する補強板（図示せず）と、他端に前記中
継ぎ片７に嵌まり合う端縁３２、３３がそれぞれ設け
られている。

なお、前記サーフィン用ボードＡ、連結棒９及び特定板
体３０．３１は、持ち運び等を考慮して適宜に分解個数
を選択すればよい。

上述のように、このサーフボードは、強化プラスチック
等から形成され、分割された各板体が、係合する端縁、
と溝をそれぞれ嵌め込み、連結棒等の連結具によって所
定のボードに固定されて成るもので、波の強い衝撃に耐
える十分な強度と弾性をもつ。

また、従来のサーフボードと同様に、長さと厚さ、ノー
ズからテールにかけてのカーブ、ノーズとテール及びレ
ールの形状等いろいろなデザインのものを製作すること
ができる。

更に、サーフィン用ボードＡに、特定板体を嵌め込んで
固定すれば、ウィンドサーフィン用ボードＢに簡単に組
み替えることができると共に、連結棒の締め付はナツト
２８を外せば、各板体に、連結棒９も継手から各棒片に
、それぞれ分解されて嵩が低くなり、手提げケース等に
収納することができるようになる。

この考案に係るサーフボードは、以上のような構成であ
り、ボードを複数に分割し、これを連結具によって分解
可能に固定して成るもので、特定板体を着脱すれば、サ
ーフィン用又はウィンドサーフィン用に簡単に組み替え
ることができ、連結具を外せば分解でき手提げケース等
に収納することができる。

このようになっているため、海岸へは、乗用車のトラン
ク又は座席に乗せられ、また、手に提げて電車、バスで
容易に持ち運ぶことができ、車内が混雑しておれば、こ
の上に座ることができる等便利である。

更に、海岸で良い波が立たない場合は、ウィンドサーフ
ィン用にし、良い波が立つようになれば、特定板体を外
してサーフィン用にする等、海面の状況によって簡単に
組み替えることができる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案に係るサーフボード（サーフィン用
）の平面図、第２図は同上の縦断側面図、第３図は同上
の縦断正面図、第４図は連結棒のねし継手部側面図、第
５図はウィンドサーフィン用に組み替えたサーフボード
の平面図である。Ａ・・・・・・サーフィン用ボード、Ｂ・・・・・・ウ
ィンドサーフィン用ボード、１・・・・・・ノーズ、２
・・・・・・テール、３・・・・・・ノーズ部、４，５
・・・・・・中間部、６・・・・・・テール部、８・・
・・・・フィン、９・・・・・・連結棒、１２，１５．
１５’、２５，３２゜３３・・・・・・嵌め合い端縁、
１３，１６，１８．１８′・・・・・・溝、２８・・・
・・・ナツト、３０，３１・・・・・・特定板体。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

ボードのノーズからテールまでをノーズ部、複数の中間
部及びテール部の板体に分割し、フィンを着脱可能に設
け、各板体及びフィンの接合部には、嵌まり合う突起と
溝を設け、これらの各板体及びフィンを軸心に貫通した
連結棒とナツトによって分解可能に固定し、更に、特定
の板体を着脱自在に形成しサーフィン用又はウィンドサ
ーフィン用に組替可能としたことを特徴とするサーフボ
ード。