JPS5845704B2 - セイデンインサツヨウマスタ− - Google Patents

セイデンインサツヨウマスタ−

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JPS5845704B2
JPS5845704B2 JP49086384A JP8638474A JPS5845704B2 JP S5845704 B2 JPS5845704 B2 JP S5845704B2 JP 49086384 A JP49086384 A JP 49086384A JP 8638474 A JP8638474 A JP 8638474A JP S5845704 B2 JPS5845704 B2 JP S5845704B2
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electrostatic
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一郎 遠藤
紀久雄 金城
肇 小林
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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は静電印刷用マスターに関する。
従来から印刷方法としては、非常に多くの方法が利用さ
れている。
その中で静電印刷は特異な印刷分野を或している。
通常の印刷技術は、印刷マスター表面に形成されている
凹凸面、或いは、溶剤親和性の差に従って、インキを印
刷マスター面に選択的に耐着させて、これに紙を圧着さ
せることに基いている。
これに対し、静電印刷では、機械的(または物理的)に
インキを印刷マスターに耐着させるのとは異り、静電的
にインキ(トナー)を耐着させて、これを紙に転用する
ことに基いている。
また印刷特性については、通常の印刷方法ではインキが
印刷マスターに比較的安定した状態で耐着しているため
に、高速度、多数枚印刷が可能であるが、他方において
、インキによる必要部位以外への汚染が指摘される。
これに対して、静電印刷では、トナーの静電的耐着とい
うことから、トナーの耐着状態の安定性が十分でなく、
酷な印刷条件が必要とされる高速度印刷には十分な性能
を備えていないが、所謂、インキを使用しないことから
汚染の問題は殆んど生じない。
このように、従来技術から来た静電印刷は、クリーン印
刷としてその利用が期待されている。
にもかかわらず、今日までその利用が十分図られていな
い。
その理由は、鮮明な印刷物を提供することについて、あ
るいは、多数枚の印刷物を提供することについて通常の
印刷方法に及ばないためであると云える。
例えば、従来の静電印刷マスターの主なものは、導電性
支持体上に、絶縁性画像を形成した構成、または、絶縁
性支持体上に導電性画像を形成した構成にあり、これの
画像は絶縁性又は導電性ラッカを画像状に支持体上耐着
させるか、あるいは、感光性ラッカーを支持体上に塗布
し、次いでこれに画像露光した後、未露光部または露光
部を選択的にエツチング除去すること等によって形成さ
れる。
このような構成にある静電印刷マスターは、最も普通の
静電印刷プロセス(例えば、画像部が絶縁性であるマス
ターでは、画像部に選択的に電荷を保持させて静電像を
形成するための帯電処理、帯電荷と反対極性に帯電され
たトナーによる現像処理及びトナー画像を転写紙に転写
するための転写処理の各処理のリサイクルプロセス)に
おいて、印刷の鮮明度及び静電印刷マスターの耐久性に
ついて多くの改善される点が指摘される。
例えば、従来の静電印刷マスターは上述したように、凹
凸によって画像が形成されており、印刷プロセスにおけ
る機械的摩擦によってこの凹凸像が損傷を受けて、帯電
むらを生ずることから、マスターの耐久性に乏しいこと
である。
また、このような凹凸によって、高解像性を期すること
は非常に困難であり、ために十分な解像性のある印刷も
また技術的に難しいものである。
さらに、凹凸による画像では、中間調あるいは階調性の
ある画像とすることは困難であり、従ってこのような画
像の印刷は非常に難しいと云える。
而して、本発明は上記したような従来の静電印刷マスタ
ーの欠点を解決する、新規な構成の静電印刷マスターを
提供することを主たる目的とする。
また本発明は、他の目的として、特に高感度で全色性で
ある静電印刷マスターを提供するものである。
本発明は静電荷を保持するに十分な電気抵抗を有する絶
縁性媒体および該媒体中に担持された銀像を主体として
成る層を有することを特徴とした静電印刷マスターであ
る。
本発明による静電印刷マスター・の所期の特性は、画像
を形成する銀像が絶縁性媒体中に担持されていることお
よび銀像自体の高解像性、連続階調性等に基いている。
即ち、本発明においては、銀像は絶縁性媒体中に担持さ
れていることから、最も通常の構成において、マスター
の画像は凹凸性によって構成されているものではなく、
従って、機械的摩擦によって画像が損傷を受けることが
殆んどなく、耐久性に優れたマスターを提供することが
できる。
また、銀像は微細金属銀結晶粒子の集合によって形成さ
れており、その解像力は微細粒子レベルに設定されるこ
とから、解像性は非常に優れている。
さらに、銀像では金属銀の微細粒子の濃度によって、そ
の濃度を任意の連続階調に従って変えることができ、連
続階調性画像を容易に再現できる。
このような優れた特長は、静電印刷プロセスにおいて銀
像の光学的な高解像性および連続階調性がそのまま高解
像性且つ連続階調性静電像の形成に寄与し、全ゆる点で
、普通の銀塩写真に近い画質を備えた印刷を与えること
によって確認される。
銀像が静電印刷マスターとしての性能を備えていること
並びに、その高解像性および優れた連続階調再現性が殆
んど損われることなく静電印刷に寄与することにおいて
、本発明の顕著な特長が存するが、そのための十分に客
観的な説明は与えられない。
また、本発明による静電印刷マスターは一般には銀塩感
光体を用いて写真露光によって形成されることから、感
度の高さにおいて、また、金色性について、従来の静電
印刷マスターに較べ印刷される可き原画像の記録の忠実
性及び即時性は比類なく優れている。
次に、本発明の構成について更に詳細に説明する。
本発明による静電印刷マスターは、通常、銀塩感光体か
ら製造される。
第1図はその銀塩感光体の際の代表的な構成を示すもの
であり、銀塩感光体1は銀塩感光層3と導電性支持体2
から構成される。
銀塩感光層は、従来より普通に用いられている銀塩化合
物及び絶縁性媒体を主体に構成されている。
それらの具体的構成の代表的ないくつかの構成を挙げる
と、撮影用ハロゲン化銀乳剤・高解像性用リップマン乳
剤・高解像力乾板用乳剤・製版用銀塩乳剤(例えばダイ
レクトポジ乳剤)等の乳剤層である。
これ等の乳剤層は、従来より周知の感光材料であり、露
光後湿式現像処理によって銀像を形成する。
また、銀像を乾式処理で形成するために、他の感光材料
を用いることもその簡易性から特に有効である。
このような例として、光安定性銀塩、還元剤及び光安定
性銀塩に対して少量の感光性ハロゲン化剤を絶縁媒体中
に含む感光材料が採用される。
このような感光材料では、画像露光を加熱現像によって
銀像を形成することができることから、原画から静電印
刷マスターの形成及び静電印刷プロセスまで連続的に即
時性をもって実施することができ、特に本発明において
推奨される。
この乾式現像型感光材料は、前記した湿式現像型感光材
料はど汎用されていないので、その代表的な材料及び処
理方法を挙げると、光安定性銀塩として、ベヘン酸銀、
アラキッド酸銀。
ステアリン酸銀、パルミチン酸銀、ミリスチリン酸銀、
ラウリル酸銀、カプリル酸銀、銀ウラレート、銀ヒドロ
キシステアレート、酢酸銀等を例とするまでの有機酸銀
塩、銀ベンゾエート、銀フタラジノン、銀ベンゾトリア
ゾール、銀サッカリン。
銀4− n−オクタデシルオキシジフェニル−4カルボ
ン酸、銀−〇−アミノベンゾエート、銀アセトアミドベ
ンゾエート、銀フロエート、銀カンフオレート、銀−P
−フェニルベンゾエート。
銀フェニルアセテート、銀サリチレート、銀ブチジー
ト・領テレフタレート、銀フタレート、銀酸フタレート
等を例とする有機銀化合物等が挙げられる。
前記、有機銀塩に感光性を付与するには、下記に例示の
ハロゲン化剤を適用せしめて、ハロゲン化銀を生成せし
める。
各種無機ハロゲン化物(X=C1,Br、I)、NH4
X、CrX2.■rX4.■nX4.CoX2.CdX
2゜KX+HX、 5nX2 t 5nX4 、 S
rX2 t SO2X2 tT iXs −T IX4
− CuX2− NaX、P bx2.N t X2
P dX2 + MgX2 t A12 X3 p Z
nX21 MnX2.33 aX21KAuX4 、
HAuCl41BiX3+CsX、FeX3など。
また、必要に応じて所望の増感色素・調色剤・安定剤等
各種添加剤が加えられる。
これを可視化するための現像処理としては、置換フェノ
ール・置換ナフトール等に代表される還元剤を予め含有
させておくか、或いは、感光層表面に塗布しておき、こ
れを熱現像する方法による。
還元剤としては、ハイドロキノン・メチルハイドロキノ
ン、クロロハイドロキノン、ブロモハイドロキノンtカ
テコールpピロガロール、メチルヒドロキシナフタレン
、アミノフェール、2.2’メチレンビス、(6−t−
ブチル−4−メチルフェノール)、4.4’−ブチリデ
ンビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、4
.4’−ビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール
)、4.4’チオビス(6−t−2−メチルフェノール
)。
2.6−ジーt−ブチル−P−クレゾール、2.2’メ
チレンビス(4−エチル−6−1−ブチルフェノール)
、フェニドン、メトール、2.2’−ジヒドロキン−1
・1′−ビナフチル、6.6’−ジブロモ2.2′−ジ
ヒドロキシ−1,1′−ビナフチル、6.6’ジニトロ
−2,2′−ジヒドロキシ−1,1′−ビナフチル・ビ
ス−(2−ヒドロキシ−1−ナフチル)メタン・及びこ
れらの混合物等が挙げられる。
尚、感光層に現像剤(還元剤)を含有させることなく、
外式にて湿式現像処理することもできる。
例えば、低pHに調整した緩衝液に上述の如き還元剤を
溶解した現像液を適用する。
定着は通常のチオ硫酸ソーダ溶液で行なわれる。
また、有機銀塩を絶縁性媒体に分散させるための溶剤と
しては、塩化メチレン、クロロホルム、二塩化エタン・
1、1.2三塩化エタン、三塩化エチレン、四塩化エタ
ン、四塩化炭素、1.2塩化プロパン、1.1.1三塩
化エタン、四塩化エチレン、酢酸エチル、酢酸ブチルナ
酢酸イソアミル、セロソルブアセテート。
トルエン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、
ジオキサン、テトラヒドロフラン・ジメチルアミド、N
−メチルピロリドン、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、イソプロピルアルコールおよびブチルアルコール
などのアルコール類、水など、 絶縁体媒体としては、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、フェノール樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、
ポリビニルアセテ−ト樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹
脂、アルキッド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメチ
ルメタクリレート樹脂。
ポリビニルブチタール樹脂、ゼラチン樹脂、ポリエステ
ルタポリウレタン9合成ゴム、ポリブテン。
ポリ酢酸ビニル等各種樹脂が適宜用いられる。
また、必要に応じて、可塑剤が添加される。
可塑剤としては、例えば、ジオクチルフタレー・ト。
トリクリシルフォスフェート・塩化ジフェニール。
メチルナフタリン、P−ターフェニル、ジフェニール、
などが挙げられる。
静電印刷マスターを作るための感光材料としては、従来
から知られるさらに各種のものが任意に採用される。
これらの他の感光材料のいくつかを次(こ挙げる。
拡散転写による銀像形成として知られている感光材料を
用いて、ハロゲン銀を含むゼラチン層を有するネガ材に
露光した後、これをハロゲン銀を溶解する溶剤中(こ浸
漬させ、この溶剤中でコロイド銀を含むゼラチン層を有
するポジ材と密着させる。
これによって、ネガ材の未露光部に相当するハロゲン銀
は溶剤中に溶解し、さらにポジ材のゼラチン層に拡散し
て、ポジ材のコロイド銀を現像核として拡散したハロゲ
ン銀が還元されて銀が析出し、ポジ銀像が形成される。
また他の場合として、オートポジとして知られている方
法を用い、ハロゲン化銀を含むゼラチン層を有する感材
に全面露光を施し、さらにその後画像露光を施す。
その結果、バーシェル効果によって画像露光を受けた部
分が、後の現像処理において、銀の還元析出性を失い、
その部分以外の部分において、銀が析出されて銀像/′
JS形成される。
また、他の感光材料として、蒸着されたハロゲン化銀層
を用い、このハロゲン化銀層に常法の処理(露光−現像
一定着)を施すことによって銀像が形成される。
また、さらに他の感光材料として、フォトソルビリーゼ
ーションとして知られるものが採用される。
すなわち、ハロゲン化銀を含むゼラチン層をメルカプト
類又はチオ尿素類などを用いて定着し、次いで露光・現
像・水洗いを行うことによって銀像が形成される。
感光材料を感光層として感光体を作る場合には、一般的
に支持体に塗膜形成することによって行われ得るが、塗
膜方法は合成樹脂から薄膜を作成する公知の技術を用い
ることができる。
例えば、エマルジョン溶液から回転塗布法・ワイヤーバ
ー塗布法・流しぬり塗布法・エアーナイフ塗布法により
、被膜の厚さを目的に応じて、数μ〜数10μに調節す
ることができる。
また、支持体はアルミ・銅・亜鉛・銀などの金属板ある
いは金属ラミネート紙・溶剤が内部に浸入しないように
処理した紙・さらに導電状ポリマーを処理した紙・界面
活性剤を混入した合成樹脂フィルム・蒸着法により表面
に金属または金属耐化物または金属ハロゲン化物を密着
させたガラス。
紙2合成樹脂、フィルム等を用いることができる。
一般には表面固有抵抗値が感光層より小さいもの、すな
わと10109Q以下好ましくは1059cm以下のも
のであればなんでもよい。
特に適当な柔軟性のある金属シート・紙あるいは他の導
電性の材料でドラムにまきつけられるように工夫したも
のが良い。
このように各種の銀像形成タイプの感光材料による感光
体は、静電印刷マスターを作るために画像露光され第2
図に示されるように露光部において潜像4が形成される
次いで、現像処理を施して第3図に示されるように、絶
縁媒体中に担持された銀像5が形成される。
非画像部6は銀像は形成されていない。
銀像部分の電気抵抗は、通常数QcrrL〜1010(
jcIrLの間に設定するようにすることが良好である
また、非画像部は1011〜10”、2cIrLの間に
設定することが好ましい。
銀像を担持する層の厚さは、主として用途及び耐久性の
点から任意に設定されるが、最も普通には2〜30μに
設定されることを好適とする。
静電印刷の最も基本的なプロセスは第4図〜第7図に示
される。
第4図に示されるように銀像を担持したマスターを、例
えば、負のコロナ電極7下を通過せしめると、マスター
上の銀像のない表面領域に負電荷9を生せしめることが
できる。
この場合、負のコロナ電極に代えて、正のコロナ電極あ
るいは交流コロナ電極も用いてもよい。
この結果、マスター銀像のない領域に選択的に静電荷に
よる潜像が形成される。
この静電荷の像は第5図に示されるようにカスケード現
像・磁気ブラシ現像・液体現像・マグネドライ現像・水
現像などの通常用いられている方法によってトナー処理
がなされる。
もしトナー粒子が電気的に導体であるときに粒子が特別
に電荷を与えられていない場合、または静電荷の像の電
荷と逆の電荷をもっている場合には、その粒子は電荷を
付与された部分10に付着する。
他方(こ於て、もしその粒子が像と同一の電荷を電気的
に附与せられているならば、その粒子は非電荷の部分1
1に付着する。
次に第6図に示されるように、転写部材12をトナー画
像表面に接触させて、例えば、転写部材の背面からトナ
ーと反対極性のコロナ電極13を用いてトナー画像を転
写部材に転写させることができる。
転写されたトナー画像は従来公知の技術によって定着す
ることができる。
通常加熱定着、溶剤定着などが用いられ、液体現像法で
は乾燥するだけでよい。
また、圧力定着方法が採用されてもよい。次に残存トナ
ー画像を除去するためにブラシナファーブラシ、布、ブ
レードなどクリーニング手段を用いてマスター表面を第
7図に示すようにきれいにする。
静電印刷プロセスは、上記の帯電−現像−転写クリーニ
ングのプロセス又は静電潜像の持続性を利用して、現体
−転写−クリーニングのプロセスのリサイクルによって
なされる。
なお、クリーニング処理は必要に応じて省かれてもよい
また、特別な場合として、初めのステップでマスター上
に十分な量のトナーを有する画像を形成し、このトナー
画像を数回若しくはそれ以上にわたって、異なる転写部
材に転写することもできる。
電子写真画像を得る操作は、従来技術が適用される。
例えば、静電荷を与える手段として、−1−6Kvにし
たコロナ放電装置下を数回通過させることにより、正電
荷を与えることができ、その電位は、0〜1,500V
に達する。
コロナ放電の極性は、正あるいは負の直流コロナまたは
交流コロナを用いる、あるいは電極を感光体に直接接触
させることによっても静電荷を与えることもできる。
静電荷による電位は、マスターの絶縁破壊あるいはスパ
ークを生じない程度以下に設定される。
本発明による静電印刷マスターの代表的な構成は、第3
図に示されるものであるが、支持体は必要に応じて省略
されてもよい。
この場合には、静電印刷プロセスに適用するに際し、マ
スターを導電性載置板上にセットするか、帯電方法につ
いて、両面同時帯電(例えば、マスターの両面(こ相互
に逆極性のコロナ放電を適用する)を採用してもよい。
本発明による静電印刷マスターの主な機能及びその構成
は以上説明した通りであるが、さらにいくつかの点につ
いて他の優れた特長が指摘される。
例えば、銀像によって形成されていることから、化学的
にも、物理的にも極めて安定であり、マスターの長期保
存は格段に良好である。
さらに耐光性、耐熱性、耐湿性等に対しても非常に優れ
ている。
また、マスターは所謂ゆる通常の銀塩写真画像そのもの
であることから、マスターから印刷すべき情報の確認を
することが容易であり、また、マスター自体を記録性報
として活用することもできる。
このように、多目的用途を有することも本発明の静電印
刷マスターの特長をなしている。
次に、実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 1 ベヘン酸銀20g・メチルエチル’7−)ン150g・
トルエン150g、をボールミルにより72時間混合粉
砕し、均一なスラリーを作った。
次いでポリビニルブチラール樹脂(種水化学社製・商品
名工スレツクBM−1)のエチルアルコール20%溶液
100gを加え穏やかに約3時間混合した。
次に酢酸水銀0.12g・臭化カルシウム0.2g・お
よびフタラジノン5.Ogを順次加えて調整した。
これを100μ厚のアルミプレート上にコーチインブロ
ンドで均一に塗布し、80℃で3分間乾燥した。
更に、2,2′−メチレン′ビ゛スー6−1−ブチルP
−クレゾール1.5g フタラジノン 0.3g酢酸セル
ロース(商品名ダイセルL−30)アセトン10φ溶液
10gアセトン
15g増感色素 の混合溶液を前記ベヘン酸銀層上に塗布した。
以上の操作はすべて暗所中で行った。
前記感光材プレートに陽画を介して、タングステン光源
(60ルツクス)を用いて、2秒の露光を行なった後、
ローラ式加熱装置を用い130℃2秒間の加熱による現
像によって陰画のプリント可視画像を得た。
次いで、−7に■のコロナ放電を前記プレートに均一に
与えた後、正に帯電したトナーを含む液体現像剤に沈漬
した後、陽画のトナー画像が得られた。
このトナー画像上に転写紙をかさねで、転写紙側から前
記のコロナ放電を与えると鮮明な転写可視画像が得られ
た。
この帯電と現像転写を繰り返して、転写回数が1000
回以上でも感光プレート表面にはなんら劣化が認められ
ず、転写画像の画質が悪くなることは認められなかった
この結果、繰り返し印刷用のマスターとして優れている
ことが認められた。
また、銀画像は調厚に対して忠実な再現性を示すので、
それに応じた静電荷像が形成され、トナー画像もそれに
応じて忠実な写真画像になっていることが認められた。
実施例 2 支持体をアルミプレートの代りに、70μ厚ポリエスタ
−フィルム(マイラー)にアルミを蒸着した支持体以外
は実施例1と同じである。
このアルミ蒸着支持体の場合は、ドラム状にまきつける
に十分な屈曲性をもつ多数の複写を得るために、マスタ
ーを回転ドラムに巻きつけ、回転ドラム上で帯電、トナ
ー現像(カスケード現像)、転写及びクリーニングのリ
サイクルプロセスを行うことによって1分間に1000
枚の複写を簡単に得ることができた。
読み易い全く鮮明な複写が得られた。
また、この場合でもマスターの劣化は見られなかった。
実施例 3 実施例2の転写紙を、透明なポリエステルフィルムに代
えた以外は同じで、得られた像は両側から観ることが出
来、撮影によっても観ることができ、マイクロフィルム
の複製ができた。
実施例 4 ベヘン酸銀−ベヘン酸当モル混合物 41トルエン
150gアセトン
150gをボールミルにより72時間混合粉
砕し均一なスラリーを作った。
これにポリビニルブチラール樹脂エチルアルコール10
饅液200gを加えて穏やかに約3時間混合した。
次に酢酸水銀0.06g臭化カルシウム0.2gおよび
フタラジノン5.0gを順次加えて調整した。
これを導電処理を施こした紙に均一に塗工して乾燥した
次いで、2.6−ジーt−ブチル−P−クレゾール2.
0g フタラジノン 0.3g酢酸セル
ロース(商品名:ダイセルL−30)アセトン10多溶
液 10gアセトン
15g(増感色素)ビクトリアブルー 0.
0029の混合溶液を前記ベヘン銀酸層上に塗布した。
この感光体を用いて、陽画から陰画にして陰画マスター
上に正のコロナ電荷を均一に与えると、正の表面電荷か
らなる静電潜像が得られた。
これに、マグネットブラシ現像方法によって、負のトナ
ーを与えて、転写紙側からコロナ帯電を与えながら転写
すると、鮮明なカブリのない可視画像が得られ、100
℃の加熱ヒーターを用いて、転写像を定着した。
繰返し1000回の複写を行っても、転写画像の性能は
低下しなかった。
実施例 5 実施例4のベヘン酸銀・ベヘン酸当モル混合物の代りに
ベンゾトリアゾール銀を用いること以外は同様にしてベ
ンゾトリアゾール銀シートを形成した。
次に、2.2′−メチルビス・6−1−ブチル−P−ク
レゾール 1.5gフタルイ
ミド 0.5g酢酸セルロース(
商品名:タイセルL−30)アセトン10饅液
10gアセトン
15gシリカ粉(商品名:サイロイド#244)0.3
g の混合液を前記ベンゾトリアゾール銀層上に塗布した。
前記感光シートに、常法により陰画の銀画像を形成させ
た後、負のコロナ放電によって静電潜像を形成した後、
マラカイトグリーン0.1%水溶液を現像剤として、温
調現像を行った後、転写紙へ色素画像を転写して鮮明な
可視画像が得られた。
50℃に保たれたA液に、B液を加えて50℃で20分
間反応させて、C液を加えて、さらに50℃で60分熟
成反応させ冷却して、クロロブロマイド乳剤を調整した
次に、この乳剤を水洗せずに40℃に加温した後、完全
に脱脂処理をした砂目室てをしたklプレートに塗布し
て乾燥を施こした後、感光体を得た。
次に常法に従って、ポジ原画を介して露光した後、MQ
現像剤 上記現像剤を用いて現像し、ハイポで定着後、水洗して
乾燥後、ネガの可視画像が得られた。
次(こ、上記のようにして作成したマスターを、さらに
100℃で10分間乾燥して、ゼラチン中に含まれてい
る水分を除去して、非画像部の電気的な抵抗を高める処
理を与えた。
その後、マスター表面に負のコロナ放電を均一に与えて
静電荷潜像を形成させた。
微粒子からなる正の液体現像剤を用いて現像した後、転
写紙に転写した。
得られたトナー画像はコントラストはあまり高くないが
、鮮明なポジの可視画像が得られた。
実施例 7 完全に脱脂処理を施こしたAlプレートに、常法によっ
て調整したコロイド銀を含むゼラチン乳剤を塗布乾燥し
て、ポジ受像層を作成した。
4次に、市販の拡散転写材のネガ層に、ポジ原画を
介して露光後、上記ポジ層と接触させて、市販の現像液
を介在させながら現像して、ポジ層にポジの可視画像を
得た。
さらに、このポジ層のマスターを100℃で15分間乾
燥した。
次に魚、のコロナ放電を与えた後、負の液体現像剤で現
像して転写紙にトナー画像を転写してポジの可視画像が
得られた。
実施例 8 各実施例について、解像力と調子再現性を調べてみたと
ころ、次のような結果か得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の静電印刷マスターを形成するための感
光体の一態様を示す。 第2図は潜像が形成された感光体を示す。 第3図は本発明の静電印刷マスターの一態様を示す。 第4図〜第7図は静電印刷プロセスの一態様を示し、第
4は帯電ステップ、第5図は現像ステップ、第6図は転
写ステップ及び第7図はクリーニングステップを示す。 図面において、1は感光体、2は支持体、3は感光層、
4は潜像、5は銀像及び6は非画像部を各々示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 有機銀塩および該有機銀塩に対して少量のハロゲン
    化物を含有し、静電荷を保持するに充分な電気抵抗を持
    つ絶縁性媒体層を有し、該媒体層はその中に前記有機銀
    塩から遊離された銀を主体とする集合体から成る銀像が
    形成され、該銀像に基いて静電潜像が形成され得、その
    印刷表面が平滑なことを特徴とする静電印刷用マスター
JP49086384A 1974-07-27 1974-07-27 セイデンインサツヨウマスタ− Expired JPS5845704B2 (ja)

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GB54153/77A GB1522642A (en) 1974-07-27 1975-07-25 Master and photosensitive member for use in electrostatic printing
GB31313/75A GB1522641A (en) 1974-07-27 1975-07-25 Process for electrostatic printing
US05/599,061 US4069759A (en) 1974-07-27 1975-07-25 Light and heat formation of conductive image printing plate
DE2560674A DE2560674C2 (ja) 1974-07-27 1975-07-28
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JPS493706A (ja) * 1972-05-02 1974-01-14

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