JPS5845691Y2 - 車椅子フツトレストの固定位置調節機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車椅子フットレストの固定位置調節機構に関す
るものである。

以下本考案を実施例に基づいて詳細に説明すると次の通
りである。

符号１は車椅子２の前方に突設したフットレスト支持パ
イプであり、該フットレスト支持パイプ１にストッパー
支持枠３を設ける。

該ストッパー支持枠３に、ストッパーピン４をその先端
部５が、ばね６によって弾発的に前記支持パイプ１内に
突出自在に支持すると共に、該ストッパーピン４を前記
ばね６の弾発に抗して移動させる操作レバー７を設ける
。

尚、符号８は製作時にストッパーピン４を前記ストッパ
ー支持枠３に挿入するために設けた挿入孔であるが、か
かる挿入孔８は製作の方法によっては必ずしも必要とし
ないものである。

符号９はフットレス１〜１０を装置したフットレスト取
付パイプであり、該取付パイプ９は前記支持パイプ１内
に嵌挿自在とすると共に、前記ストッパーピン４の先端
部５を嵌合する複数個の嵌合孔１１．１１．・・・・・
・を形成する。

かかる構成に於いて、操作レバー７を操作してストッパ
ーピン４をばね６の弾発に抗して移動させ、その先端部
５を嵌合孔］１から外すことにより取付パイプ９を移動
自在とすることができる。

しかしてかかる状態に於いて該取付パイプ９を支持パイ
プ１に対して伸長あるいは短縮させてフットレスト１０
が適当な位置に至ったら操作レバー７から手を離し、更
に取付パイプ９を若干伸長あるいは短縮方向に移動させ
る。

すると、ががる移動により近接の嵌合孔１１がストッパ
ーピン４の位置に至るので、該ストッパーピン４はばね
６の弾発により移動してその先端部５が嵌合孔１１に嵌
合し、フットレスト１０を固定することか′で゛きる。

かかる際、該先端部５はテーパ一部に構成することによ
り取付パイプ９を支持パイプ１に緩みなく固定すること
ができ、フットレスト１０のガタを防ぐことができる。

本考案は以上の通り操作レバーの操作だけでフットレス
トの固定位置の調節を行なうことができるので、ボルト
締めによって取り付ける従来の機構の様にスパナ等の工
具を全く必要としないのでいつでも、どこででも使用者
の好みに応じた調節を行なうことができるときに工具の
保管に神経を使う必要もなく、シかも本考案はばねの弾
発によつてストッパーピンを突出させて固定するので゛
、ボルト締め等のように締め付は力の個人差により固定
が不完全となるようなこともなく、誰が操作しても常時
確実な固定を行なうことができ、フットレストの抜は落
ちを完全に防止し得るという特徴がある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すもので、第１図は全体の外
観説明的斜視図、第２図は要部拡大斜視図、第３図ａ、
ｂはストッパーの動作を示す要部説明的縦断面図である
。 符号 １・・・・・・フットレスト支持パイプ、２・・
・・・・車椅子、３・・・・・・ストッパー支持枠、４
・・・・・・ストッパーピン、５・・・・・・先端部、
６・・・・・・ばね、７・・・・・・操作レバー、８・
・・・・・挿入孔、９・・・・・・フット取付パイプ、
１０・・・・・・フットレスト、１１．１１ 、・・・
・・・嵌合孔、１２・・・・・・駆動ピン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車椅子の前方に突設したフットレスト支持パイプにスト
   ッパー支持枠を設けると共に該ストッパー支持枠にスト
   ッパーピンをその先端部がばねによって弾発的に前記支
   持パイプ内に突出自在に支持すると共に、該ストッパー
   ピンを前記ばねの弾発に抗して移動させる操作レバーを
   設け、フットレストを装置したフットレスト取付パイプ
   を前記フットレスト支持パイプ内に嵌挿自在とすると共
   に、該フットレスト取付パイプには前記ストッパーピン
   の先端部を嵌合する複数個の嵌合孔を形成したことを特
   徴とする車椅子フットレストの固定位置調節機構。