JPS5845514Y2 - 往復駆動装置 - Google Patents

往復駆動装置

Info

Publication number
JPS5845514Y2
JPS5845514Y2 JP1977130502U JP13050277U JPS5845514Y2 JP S5845514 Y2 JPS5845514 Y2 JP S5845514Y2 JP 1977130502 U JP1977130502 U JP 1977130502U JP 13050277 U JP13050277 U JP 13050277U JP S5845514 Y2 JPS5845514 Y2 JP S5845514Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic pole
yoke
movable element
mover
axial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1977130502U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5457317U (ja
Inventor
規雄 松本
Original Assignee
日立金属株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立金属株式会社 filed Critical 日立金属株式会社
Priority to JP1977130502U priority Critical patent/JPS5845514Y2/ja
Publication of JPS5457317U publication Critical patent/JPS5457317U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5845514Y2 publication Critical patent/JPS5845514Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はポンフミ振動機器等に用いられる電気エネルギ
ーを電磁作用により往復運動エネルギーに変換させる往
復駆動装置に係るものである。
従来、この種の装置としては第1図に示す如く電磁コイ
ル2内の可動鉄心9が電磁コイル20通電時にヨーク8
内に吸引される吸引作用と、電流遮断時のスプリング1
0による反発力による反発作用とを組合せた装置がある
昔た第2図に示す如く、ヨーク8内に設置された2つの
電磁コイル2.2aに隣合う部分に同方向の磁束が発生
するように通電し、かつ通電方向の切換えにより一端に
軸7を有する永久磁石3を往復動作させる装置がある。
更には第3図に示す如く、ポールピース13、永久磁石
3を含−む磁気回路の空隙内に装着された可動片12に
取付けた可動コイル11に通電し、かつ通電方向の切換
えにより軸7を有する可動片12を往復動作させる装置
が使用されていた。
しかしながら、上述の第1図に示す装置に訃いては、電
磁作用による吸引力をスプリング10の反発力に抗して
作用させるので、人力電気エネルギーとスプリング10
0反発力の差のみが運動エネルギーに変換されるにすぎ
ず効率が悪い。
また作動初期に釦いては吸引力が弱く、一方作動終期に
かいては吸引力が最大になるという動作特性の非線形性
がある。
更に吸引の際のコーク8と可動鉄心9との接触による騒
音があり、豊た電源としては直流電源と切換スイッチの
組合せ使用あるいは交流電源と半波整流装置との組合せ
使用となり、50Hz昔たは60Hzの商用電源をその
it使用できない等の欠点がある。
次に第2図に示す装置においては、直流電源と切換スイ
ッチの組合せによる電源しか使用できず、商用電源が使
用できない不便がある。
また動作終端にむけるコーク8と可動永久磁石3との接
触時に動作力が最大となり、動作初期及び中期には軌乍
カフ5′v」・さいという、可動永久磁石3の位置によ
る動作力のバラツキ、つ1り動作特性の非線形性、およ
びヨーク8と可動永久磁石3の接触による騒音発生等の
欠点がある。
更にまた第3図に示す装置においては、磁気回路の空隙
長を大きくとれないので、可動コイル11の容量が制約
され、電気エネルギ→O付加容量に制約を受ける。
またコイル自体が動くため耐久力に難点があること、更
にはコイルへの給電構造が複雑になること等の欠点があ
る。
本考案は上述した欠点を解消した往復駆動装置を提供す
るものである。
以下本考案の実施例を示す第4図について説明する。
同図にあ・いて1は縦断面端面形状をE形部状に形成し
たヨークであり、2,2aは各々円筒形に巻線した電磁
コイルである。
而して電磁コイル2,2aはヨーク1内の溝に装着して
相隣る部分に同方向の磁束が発生するよう(若しくは同
極が発生するよう)直列若しくは並列に結線して、交流
電源若しくは極性切換スイッチを付設した直流電源(倒
れも図示せず)と電気的に接続する。
第4図に示すヨーク1の内部に発生する極性をN、Sで
示す。
通電方向が逆になれば極性も0内に示す如く反転する。
次にヨーク1内中央部には可動子2aを軸方向摺動自在
に介装する。
可動子20は軸方向に着磁した永久磁石3の両端に磁極
片4,4aを固着して形成し、更に両端に軸7゜7aを
固着する。
一方ヨーク1の両端には軸受6.6aを有する非磁性材
料からなる端板5゜5aを装着し、前記可動子20を支
持する。
次に上記構成によるイ乍動を説明する。
第4図において電磁コイル2,2aに通電していない状
態にあっては、可動子20は第4図に示すように磁気的
吸引力の中性点、つ1すE形ヨーク1の中心位置にある
次に電磁コイル2,2aへの通電電流がプラスであり、
E形ヨーク1の磁極部に第4図に示す如<N、S磁極極
性が現われた場合には、可動子20は第4図に示す実線
矢印の方向に動作し、磁極片4aが非磁性材料端板5a
に接触する位置1で移動する。
通電電流がマイナスの場合には上記と逆にヨーク1の磁
極部の極性はN、Sとなるため可動子20は、画線矢印
の方向に移動し、これを繰返す。
本考案装置は、通常ある一定周波数をもつ電源により1
駆動されるものであり、従って装置構成部材が同一であ
り、また周波数一定であれば、可動子20のストローク
は入力する電気エネルギー容量によっである一定値に決
定される。
本考案装置においては、前記端板5,5aは非磁性材料
であるため、磁極片4,4aが端板5,5aに近接して
も相互間に磁気的吸引力は作用しない。
従って端板5,5aを可動子200ストロークにおいて
接触しない適当な位置に設置すれば、可動子20は端板
5,5aに無接触ぞ往復動作することができる。
この点前述の第1図および第2図に示す装置の場合は可
動部端面とヨークとの磁気的吸引力であるため、本考案
における如き無接触の往復動作は不可能である。
また第4図において永久磁石3より発生する磁束は、動
作の略全ストロークにおいて縦断面端面形状がE形のヨ
ーク1と磁気的に均等に結合するため、動作の線形性は
良好である。
更に上述した無接触の往復動作が可能であること及び動
作力の線形性が良好であることから、本考案装置におい
ては従来の第1図及び第2図に示す装置では不可能であ
った5 0 Hzまたは60Hzの商用周波数による往
復動作が可能である。
第5図a、b、cは各々ヨーク1の形状を示す他の実施
例を示す断面図であり、ヨーク1内面に形成される磁極
部の例示である。
すなわち、中央磁極部1と端部磁極部1b、1b’の形
状は、ヨーク1内に装着される前述の電磁コイル2 +
2 a若しくは可動子20の形状その他に対応して種
々勘案されるべきであり、本考案が図示の実施例によっ
て限定されないことは勿論である。
次に第6図a、bは第4図に示すヨーク1の磁極部1a
、tlbtlb’と可動子20を構成する永久磁石むよ
び磁極片4,4aとの間の寸法関係を示す拡大説明図で
ある。
ここで電磁コイル2,2aにプラスの電流を通電すると
ヨーク1の磁極部分1 b + 1 a t 1 b’
にはそれぞれN、S 、Hの磁極が現出して、図示の如
く着磁された可動子20は図示実線矢印の方向に移動し
、一方電磁コイル2,2aにマイナスの電流を通電する
とヨーク1の磁極部分1 b 、ia。
1 b’にはそれぞれS、N、Sの磁極が現出して、可
動子20は図示破線矢印の方向に移動するものとする。
図に示す如くAは端部磁極部1b、1b’間の軸方向距
離であり、中央磁極部1aの軸方向長さをC1中央磁極
部1aと両端部磁極部ib、ib’との間隙を各々B、
B’とすると、A =B +B’+ Cである。
而して可動子20の外周における端部磁極片間軸方向距
離(第6図では永久磁石3の軸方向長さに相当する)お
よび可動子20の軸方向長さを各々D、Eとすると、前
記端部磁極間距離Aおよび中央磁極部の軸方向長さCと
の間の寸法関係をE≧A≧D≧Cとすると一般の商用周
波数における可動子20の駆動が良好であることが実験
の結果解明された。
すなわち第6図aに釦いて電磁コイル2,2aにプラス
の電流を通電すると可動子20は図示実線矢印の方向に
移動するが、本考案装置では永久磁石3より生じた磁束
とヨークとの磁気的結合により推力が生ずるため第6図
すに示すように磁極片4の右端28が磁極部分i b’
w端24の延長線lと一致した時に推力のピーク値が発
生する。
同様にして磁極片4aの右端26が磁極部分1aの左端
22と一致した時に推力のピーク値が発生する。
従って実線矢印方向への移動に際して上述した2個所の
推力ピーク値を得るわけである。
方、第6図すとは逆方向に移動させる場合、即ち第6図
aにむ、いて電磁コイル2,2aにマイナスの電流を通
電−ヨーク1の磁極部分1b、Ia。
1 b’にそれぞれS、N、Sの磁極を現出させた場合
には、同様に磁極片4aの左端25が磁極部分1bの右
端21と一致した時むよび磁極片4の左端27が磁極部
分1aの右端23と一致した時に推力のピーク値が発生
する。
例えば第6図a K >いて、E、A、Dj)−よびC
をそれぞれ3 s rrvn 、30 mm、 22m
m おヨヒ10rnm に設定すると、第9図に示す
ような推力分布が得られる。
第9図において、実線および破線はそれぞれ第6図aに
むける推力の方向を示す実線矢印および破線矢印に対応
しており、第6図aに示す如く可動子20の中央線eが
磁極部分1aの中央線1’oと一致した時をストローク
0とし、中央線Iが中央線/?oより右方および左方へ
移動した距離をそれぞれプラスおよびマイナスのストロ
ークとして表わした。
第9図に示されるように、推力のピーク値は4ケ所有り
、これらのビク値が発生する位置XI、X2.X3およ
びX4はそれぞれ23と27.24と28.21と25
釦よび22と26が同下線上に重る時に発生している。
したがって上記の如くの寸法関係に設定した往復駆動装
置を、例えばストローク12rMLのダイヤフラムポン
プのような中心位置から5mmの位置で最大の仕事をす
る装置に適用すると、ピーク推力を最大に利用できるた
め、極めて効率の高い装置が得られる。
このように本考案の装置によれば、E≧A≧D≧Cなる
寸法関係の範囲で各部の寸法を適宜設定することにより
、各種のストロークを有する装置に対応することができ
る。
なお、第6図では可動子外周における端部磁極片間軸方
向距離りは、前記ヨーク1の磁極部間距離B 、 B’
および中央磁極部長さCとの関係はD〉B、B’、Cで
あるが、必ずしもD>B、B’とする必要はなく場合に
よってはD≦B、B’としてもよい。
とのD≦B、B’なる寸法関係の時は、可動子20のス
トロークが短い場合に高推力を得ることができる。
要するに本考案では、可動子20の良好な駆動のために
D≧Cなる寸法関係は好ましいが、DとB、B’との寸
法関係はストロークや推力などを考慮して定めればよい
筐た可動子の形状は種々の変形が可能であり、第7図a
、bに示すような形状とすることができる。
両図において41.42は何れも磁極片であり、その外
周部における形状を異にしている。
このような場合には、前記り寸法は、両図に示すように
可動子外周部において測定した値とする。
第8図は更に他の変形であり、永久磁石3として例えば
希土類コバルト系磁石のような高性能磁石を使用へ磁極
片43を比較的太に形成したものである。
この場合においても前記り寸法は図示の如く、可動子の
外周部において測定した値とする。
なか、本実施例において可動子は横断面一様形状のもの
を示したが、その横断面は円、正方形等の一般的なもの
は勿論、ヨークと同様、他の幾何学的形状とすることも
できる。
またヨークとの関係において軸方向の摺動が可能である
限り、必らずしも横断面形状が一様なものに限定される
ことはない。
更に端板の構成材料として非磁性材料の例を示したが、
可動子を構成する永久磁石による磁力の端板に及ぼす吸
着力の影響がない限り(例えば端板と可動子との間隔を
比較的太とすることにより、鉄鋼材料等の強磁性材料で
あっても作用は同一である。
本考案の往復駆動装置は以上記述の如き横取および作用
であるから、下記の効果を奏し得る。
(υ 商用交流電源から簡単に永久磁石式の往復駆動装
置の動力源を得られる。
(づ 動作特性上線形性が極めて良好であり、無通電時
においては可動子が往復動作ストロークの中心位置にあ
る。
(3)電磁コイルはヨーク内に固定しであるため容量上
の制約は一切無く、かつ耐久性に富む。
(4)可動子が無接触で動作するため、騒音の発生が無
い。
(5)構造簡琴、であり小型から犬型捷で製作可能であ
り、効率が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は夫々従来の装置を示す縦断面図、第4
図は本考案の実施例を示す縦断面図、第5図a−cは夫
々ヨークの他の実施例を示す縦断面図、第6図a、bは
ヨークと可動子と寸法関係を示す拡大説明図、第7図a
+ bおよび第8図は夫々可動子の変形例を示す一部
断面正面図、第9図は本考案の装置にむける推力分布の
→11を示す図である。 1:ヨーク、1a:中央磁極部、1b、1b’:端部磁
極部、2.2a:電磁コイル、3:永久磁石、4.4a
、41.42.43 :磁極片1,5゜5a:端板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸を含む平面にむける縦断面端面を略E形に形成した強
    磁性材料からなるヨーク内に2個の筒状電磁コイルを相
    隣る部分に同極が発生するように配設し、ヨーク中央部
    には両端部に磁極片を有しかつ軸方向に着磁した永久磁
    石を構成要素とする可動子を軸方向摺動自在に設け、前
    記ヨーク両端には端板を設けると共に、前記可動子の少
    なくとも一端に設けた軸をヨーク端板を貫通させ、前記
    ヨークを横取する磁極部と前記可動子との寸法関係を下
    記の如く定めたことを特徴とする往復駆動装置。 E≧A≧D≧C 但し、A:端部磁極部間軸方向距離 C:中中央極極部軸方向長 D:可動子外周にむける端部磁極片間軸 方向距離 E:可動子軸方向長さ
JP1977130502U 1977-09-30 1977-09-30 往復駆動装置 Expired JPS5845514Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977130502U JPS5845514Y2 (ja) 1977-09-30 1977-09-30 往復駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977130502U JPS5845514Y2 (ja) 1977-09-30 1977-09-30 往復駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5457317U JPS5457317U (ja) 1979-04-20
JPS5845514Y2 true JPS5845514Y2 (ja) 1983-10-15

Family

ID=29096179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977130502U Expired JPS5845514Y2 (ja) 1977-09-30 1977-09-30 往復駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5845514Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5841078U (ja) * 1981-09-12 1983-03-18 日立金属株式会社 往復駆動装置
JPS5841077U (ja) * 1981-09-12 1983-03-18 日立金属株式会社 往復駆動装置
JP2002064967A (ja) * 2000-08-17 2002-02-28 Mikuni Adec Corp 電磁リニアアクチュエータ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3149255A (en) * 1962-03-23 1964-09-15 H & T Electrical Products Electrical reciprocating motor

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3149255A (en) * 1962-03-23 1964-09-15 H & T Electrical Products Electrical reciprocating motor

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5457317U (ja) 1979-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3800094B2 (ja) 電動歯ブラシ
US10511214B2 (en) Oscillating motor and electric clippers
JPH01164256A (ja) リニア発電機
US4228373A (en) Electromagnetic motor
JPS62502442A (ja) 電気機械的変換器及び交流起電力を誘導する方法
US20180338598A1 (en) Electric grinder
CN110233560B (zh) 振动马达
JPS604663B2 (ja) 密実な非磁性電機子を有する永久磁石電動機
JPH0638486A (ja) 可動磁石式アクチュエータ
JPS5845514Y2 (ja) 往復駆動装置
JPH079081U (ja) 可動磁石式アクチュエータ
KR100733043B1 (ko) 리니어 모터 및 리니어 모터를 구비한 컴프레서
JPS582149Y2 (ja) 往復駆動装置
JPS5828466Y2 (ja) 往復駆動装置
JPS5838791Y2 (ja) 往復駆動装置
CN212969399U (zh) 一种结构改进型声波马达
JP2002168174A (ja) リニアモータ圧縮機
US4179631A (en) Electromagnetic motor
JPS6233513Y2 (ja)
JPS5814699Y2 (ja) 往復駆動装置
CN110957886A (zh) 一种按钮式磁生电装置
JPS6227025Y2 (ja)
JPS5810946B2 (ja) デンジクドウソウチ
JPH0644385U (ja) 可動磁石式アクチュエータ
CN114675739B (zh) 一种触觉反馈组件及游戏机