JPS5844673Y2 - 無線装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカーラジオ等の遠隔操作方式に関する。

従来のカーラジオはダツシュボードに取付けられ、一切
の操作は前部座席でのみ行われる構造になっており、煩
雑な操作を運転者のみが行うことは安全の面から極めて
困難であった。

極く一部に、サーチタイプのラジオも実用化されている
ものの、１局毎に機能を停止して、再度操作を開始する
機能故に、極めて操作は煩雑で、多局化している地域に
おいて希望する放送を探すことは大変困難な実情である
。

本考案はこの様な困難さを解消し、運転者に要求される
負担を軽減することを目的とし、以下図面に従って説明
する。

第１図は本考案の一実施例のブロック線図であり、同調
部２、検波・増幅部３、同調電圧切換回路５、同調電圧
掃引回路６、同調電圧記憶回路７から成る受信装置本体
９において同調部２には電圧可変リアクタンス、例えば
バラクタ−ダイオード等が同調素子として使われている
。

又、本体９を遠隔操作するための第１、第２のユニツ）
２１．４１はそれぞれに対応して挿入することで端子が
接続されるソケツｌ−２０，４０を介して本体９とケー
ブルで接続される。

本体９は従来の如くダツシュボードに配置され、第１の
ユニット２１は、ソケット２０を介して運転者席近くに
、第２のユニット４１はソケット４０を介して後部座席
近くに、それぞれ適宜に配置される。

第３図は第１のユニット２１の操作面を示し、第４図は
該ユニット２１のブロック線図を示す。

なお、第２のユニット４１の操作面、ブロック線図は第
１のユニット２１のそれぞれと同一であり、該ユニツ１
−２１．４１は同一の構造を有する。

次に動作について説明すると、第１のユニット２１のつ
まみ３１を操作し、該つまみ３１と連動させであるスイ
ッチ３１−１の端子３６、端子３８を接続させると、電
源８はソケット２０の端子２６、該端子２６′に対応す
る第１のユニット２１の端子２６′端子３６、端子３８
、回路ブロック３０−Ｌ端子２５及び該端子２５に対応
するソケット２０の端子２５′を経て本体９に印加され
る。

選局用のつまみ３０は記憶回路７の記憶容量と同数の切
換回路を持つ回路ブロック３０−１を切換えるためのも
ので、該つまみ３０の操作に対応して回路ブロック３０
−１で発生する信号により、記憶回路７に記憶された電
圧が切換回路５を通じて同調部２に印加され、受信が行
われる。

次に自動同調及び同調電圧の記憶について説明すると、
スイッチ３２を押すことにより回路が閉じられてユニッ
ト２１の端子２２及びソケット２０の端子２２′を経て
、掃引回路６が動作を開始し、シーソースイッチ３３が
押されると一方の回路が閉じられ、ユニット２１の端子
２３及びソケツ） ２０の対応する端子を経て押された
方向に対応して電圧を上側、又は下側に掃引させ、希望
する位置で更にスイッチ３３を押すことにより、掃引回
路は、掃引を停止させられ、その電圧を保持し、この電
圧を切換回路５を通じて同調部２に伝える。

この期間、記憶回路７からの信号は、切換回路５におい
て遮断され、同調部２に伝えられない。

又、掃引回路６に保持された電圧を記憶回路７に記憶さ
せるには、スイッチ３４を押すことで回路が閉じられて
記憶され、この操作により、切換回路５は掃引回路６か
らの信号を遮断させ記憶回路７からの信号のみを同調部
２に伝える。

可変抵抗器３１−２は、つまみ３１と連結されてボノウ
ムコントロールを行う。

なお、頻繁には行わない操作、例えばバランスコントロ
ール、トーンコントロール等の操作は本体９に配置され
たつまみ１５．１６で行われる。

次に第２のユニット４１による操作について説明すると
、第１のユニット２１がソケット２０に挿入されている
状態では、該ユニット２１に設けられた突起２８により
、スイッチ２９は開状態にされるので、第１のユニット
２１のスイッチ３１−１において、端子３６、端子３７
が接続された時に限り、電源８は端子２６′、端子２６
、端子３６、端子３７、端子２７、端子２７′、端子４
６′、端子４６を通じて第２のユニット４１に伝えられ
るので、第１のユニット２１で行った操作と同じ操作が
、第２のユニット４１で可能となる。

ここで、第２のユニット４１．ソケット４０の端子４２
・・・・・・４７及び４２′・・・・・・４６′は、第
１のユニット２１、ソケツ） ２０の端子２２・・・・
・・２７及び２２′・・・・・・２６′にそれぞれ対応
し、端子２６′と端子４６′がスイッチ２９を介して接
続されている以外はソケット２０とソケット４０の間で
ケーブルを介して対応する端子が接続されている。

第２のソケット４０には、第１のソケット２０の端子２
７′、スイッチ２９に対応する端子及びスイッチは配置
されていない。

又、第１のユニット２１が、ソケット２０から離脱され
ている状態では、ソケット２０のスイッチ２９は閉状態
にさせられるので、前述の第２のユニット４１における
操作はもちろん可能である。

以上の様に、本考案を利用すれば、運転者は運転者の近
くに配置されたソケツ） ２０、及び第１のユニット２
１を通じて、操作出来ることはもちろん、必要に応じて
、第１のユニット２１のスイッチ３１−１の端子３６、
端子３７を接続し、後部座席近くに配置されたユニット
４０、第２のユニット４１を通じて、後部座席者に操作
を委ねることも可能であり、運転者は運転動作だけに専
念出来、安全運転に寄与する実用的効果大である。

又、遠隔操作ユニット及びソケットは本体９に比較すれ
ば、十分小さな形状に形成させ得るので、走行中などで
は電波状況が変化し、頻繁に調整を必要とするが、この
ような場合でもアーム等でユニットを所望の位置に保持
することで本体９の位置に関係なく、運転者自身が無理
な姿勢をとることなく、操作出来る位置に配置可能であ
るので、運転者自身が操作するとしても、その負担は著
しく軽減される。

なお、本考案をカートランシーバー等に適用しても同様
な効果を奏することは明らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の１実施例のブロック線図、第２図は本
体９の操作面図、第３図はユニット２１の操作面図、第
４図はユニット２１のブロック線図である。 ２・・・・・・同調部、３・・・・・・検波・増幅部、
５・・・・・・切換回路、６・・・・・・掃引回路、７
・・・・・・記憶回路、２０．４０・・・・・・ソケッ
ト、２１，４１・・・・・・操作ユニット、９・・・・
・・本体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 少くとも選局機能を備えた遠隔操作ユニットを複数個有
   する無線装置において、それ等の操作ユニットを対応す
   るソケットを介して該無線装置に相互に接続させ、各操
   作ユニットを対応するソケットに対して挿入・離脱可能
   と威し、更にそれ等のユニットの１つは該ユニットの対
   応するソケットに取付けられた状態で、他のユニットの
   操作機能を停止させうる機能を有するも、他のユニット
   からは何等の干渉を受けることなく操作可能と威したこ
   とを特徴とする無線装置。